平成4141日目

2000/05/10

【森喜朗首相】党首討論

森喜朗首相は10日午後、就任後2回目の党首討論で、財政再建に関連し「景気が自力回復して、間違いなく公需が民需へと切り替わっていくことを確かめるまでは今の方向を支えていくのが大事だ」と述べ、引き続き景気回復優先の経済運営を行う考えを強調した。

民主党の鳩山由紀夫代表は前回衆院選以降、国と地方の債務残高、失業率などの悪化を指摘、「構造改革を遅らせてきた結果だ。失政と言わずして何と言うのか」と批判した。首相はバブル崩壊や金融機関の破たんが起きたため「やむを得ない」とした上で、「何とか自力で回復できる傾向のところまで努力してきた。少しずつ改革していくのも手法として大事だ」と反論した。

未成年者による凶悪犯罪の増加を踏まえ、首相は「人間の基本である全人教育にウエートを置く教育の仕組みを考えてほしいとお願いしている」としつけや道徳などに配慮した教育の見直しが必要との考えを示した。

土井たか子社民党党首は主要国首脳会議(沖縄サミット)の際、沖縄県民とクリントン米大統領との直接対話の実現を求めたのに対し、首相は「(外遊で各国首脳に)お願いしてきた」との強調。土井氏が朝鮮半島の緊張緩和が進んでいるとして沖縄の米軍基地縮小への考えを正したが、首相は「日米安全保障条約は朝鮮半島だけを考えているのではない」と述べ、慎重な姿勢を示した。

共産党の不破哲三委員長は昭和55年以降、日本の社会保障政策は後退していると批判した。

自由党の小沢一郎党首は前回、民主党の質問時間4分を融通してもらったため、今回、その分を返し、質問に立たなかった。《共同通信》




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【シドニー五輪】聖火採火式

20世紀最後の五輪となるシドニー五輪の聖火が10日、オリンピア(ギリシャ)のオリビア遺跡で採火された。

古代五輪発祥の地、オリンピア。正午(日本時間同日午後6時)からの式典に先立ち、シドニー五輪組織委員会のナイト会長ら関係者が近代五輪の創設者、クーベルマン男爵の碑にまず献花。みこにふした女優のサレイア・プロコビウさんがヘラ神殿跡で凹面反射鏡を使って、太陽光線から「五輪の火」を採ろうとしたが、薄曇りの空で直接火が付かなかった。やむなく、9日のリハーサルで採ってランタンに保管していた火をトーチに付けた。

炉に移された聖火は古代競技場跡に運ばれ、第一走者のギリシャ陸上男子走り高跳びチャンピオン、ラブロス・パパコスタス選手が持つブーメラン(オーストラリア先住民アボリジニの狩猟用道具)などをかたどったトーチに点火。同選手はシドニーまでの長い道のりの第一歩をしるした。

聖火は6月8日にオーストラリア全土を巡る国内リレーを開始し、9月15日の開会式で五輪スタジアムの聖火台に点火される。《共同通信》

【大相撲夏場所】4日目

大相撲夏場所4日目(10日・両国国技館)今場所初めて横綱、大関陣がそろって安泰。横綱は貴乃花が浜ノ島を小手投げで下して全勝を守り、曙は栃乃洋を寄り切った。大関陣はかど番の貴ノ浪が大善を下し4連勝。千代大海は小結土佐ノ海をはたき込んで3勝目を挙げ、出島は朝乃若を寄り切って星を五分に戻した。大関とりの懸かる関脇雅山は、小結魁皇に押し出されて初黒星を喫した。魁皇は4連勝。関脇栃東は和歌乃山を下し3勝目。《共同通信》

【サッカー日本代表】トルシエ体制当面維持

日本サッカー協会の2002年強化推進本部(本部長=釜本邦茂・日本協会副会長)会議は10日、東京・渋谷の協会事務局で開かれ、日本代表のフィリップ・トルシエ監督(45)に対する評価を協議したが、意見を一本化できず、本契約の切れる6月以降も当面監督ポストにとどまる情勢になった。

強化推進本部の幹部の間では6月以降の契約を延長しない方向で固まっており、このため、監督交代が決定的とみられていたが、問題は先送りされると同時に、情勢も変化した。日本協会の会長、副会長、専務理事による三役会、25日に予定される理事会で「続投」を含めた今後の体制が協議される見通しだ。

強化推進本部のリポートは10日に岡野俊一郎会長に提出され、引き続いて三役会が開かれる。

トルシエ監督の契約ではシドニー五倫、アジアカップの各予選を勝ち抜いた場合、アジアカップの終わる10月まで監督を務めるオプションがついている。

強化推進本部会議後、記者会見に臨んだ釜本本部長は「各委員から聞いた話をまとめるが(強化推進本部として)意見の統一はい。(トルシエの評価について) イエス、ノーは書かない。(次期監督問題には)触れていない」と語り、リポートには監督去就について書き込まないことを明らかにした。《共同通信》

【河野洋平外相】中国・唐家璇外相と会談

河野洋平外相は10日夕、外務省飯倉公館で、同日来日した中国の唐家璇外相と3時間近く会談、10月中旬に朱鎔基首相の日本訪問を実現することで合意した。

河野外相は「中国経済の高い経済成長、軍事費の伸びをみて、日本の中国に対する政府開発援助(ODA)供与を見直すべきだとの意見が国内で強まっている」と指摘。本年度で第四次円借款の期限が終了するのを機に「今後の在り方を議論していきたい」と、対中ODA政策を見直す方針を表明するとともに、中国の軍事力の透明性を高めるよう求めた。

唐外相は日本の経済協力に関し、ODAを公共投資や中西部の開発の優先的に振り向けていると強調、今後の協力に期待感を示し、中国国民にも日本の協力を知らせることを約束した。

台湾問題をめぐっては、唐外相は陳水扁次期総統が「一つの中国」を認めるよう強く要求、「平和統一が中国の望みである」としながらも「台湾の新指導者が独立の動きをすれば、断固たる措置を取らざる得ない」と、陳氏への警告を表明した。

河野外相は「台湾は中国の一部」とした上で、「是非平和的な解決に努力してほしい」と、対話の早期再開と慎重な対応を要請した。

【この日の民主党】

[第6回党首討論]「GDPも財政も失業者も3年半で悪化」

6回目の党首討論(国家基本政策委員会合同審査会)が10日、参院の第1委員会室で開かれた。

民主党の鳩山由紀夫代表は、自民党中心の政権が3年半続くことによって、日本の経済・社会がどうなったのかを数字を挙げて評価。「すべてのデータがきわめて悪化している。これを失政と言わずして何と言うのか」と断じた。また、教育論が得意といわれる森首相に、教育観などをただした。

「選挙も間近、国民は自民党中心政権の業績に関心を寄せている。数字を挙げて自民党政権の業績を評価したい」――鳩山代表はこう切り出し、国内総生産(GDP)9兆2000億円縮小、国と地方の借金(長期債務)196兆円増大、失業者123万人増加など、96年秋と現在を比較したデータを挙げ、「失政以外の何ものでもない」と詰め寄った。これに対し森首相は、「こうした数字が出てきたことはやむを得ない」と他人事のような答弁。

鳩山代表はさらに「この間に増えた196兆円の借金はどこへ行ったのか?」と迫ったが、首相は「デフレスパイラルの危険性から脱却するため、あらゆる手段を投入した。財政出動は適切だった」などと正当化に汲々とする答えを繰り返した。

鳩山代表はさらに、「財政構造改革を怠って、弱い経済をつくってしまった。銀行やゼネコンなどの古い経済から、情報通信や介護分野などの新しい、強い経済へ数年前に舵を切るべきだった」と迫った。しかし首相は正面から答えず、鳩山代表は「弱い経済をいくら刺激しても自律的な回復はせず、財政出動をいつまでも続けなければならない」と指摘し、強い経済を育てていく必要性を訴えた。 ◆教育改革語る資格はない

鳩山代表はまた、森首相が自著で『入社試験で白紙の答案を出し、まるで恫喝のようにして就職した』などと書いていることを取り上げ、「わざわざそういうことを書く感性が信じられない。決して子どもにいい影響を与えない。そんな人に教育改革を語る資格はない」と指摘した。

公明党の政権参加の法的判断求める=小川敏夫参院議員が質問主意書提出

民主党の小川敏夫参院議員は10日、公明党の政権参加について法的判断を求める「憲法第20条第1項における『政治上の権利』に関する質問主意書」を参院に提出した。

主意書の内容は、「特定の宗教団体の主導により設立された政党に所属する者が内閣の構成員になっている」ことが、「宗教団体の政治権力の行使に当たると思われる」として違憲の疑いを指摘。

そのうえで、(1)憲法20条第1項の「政治上の権力」とは何か(2)同65条にいう「行政権」はこの「政治上の権力」に当たるか–の2点について回答を求めている。

給食のパンに市販より高い残留殺虫剤=佐藤NC大臣が問題指摘

ネクストキャビネット(NC)の佐藤謙一郎環境・農水大臣は10日の衆院農水委員会で、学校給食で市販のパンよりも高い数値の残留殺虫剤が検出されている問題をとりあげ、農水省の姿勢をただした。

佐藤大臣は「民間団体の今年の調査では、12の胚芽・全粒パンから有機リン系殺虫剤のクロロフィルコスメチルが5・1ppb(※)、マラチオンが3・1ppb検出されている」と指摘。小麦を輸入する食糧庁を監督する農水省の責任を追及した。だが玉沢農相は、具体的な農薬の名を挙げずに「厚生省の基準値では、1回に40kgのパンを1日3回、一生食べ続けなければ影響が出ない」などと答弁。

さらに佐藤大臣は、別の民間団体の93年と95年の調査で、190の学校給食用パンからマラチオンが7・1ppb検出された例を挙げ、「厚生省の基準値は成人男性を対象にしている。しかも化学物質過敏症は基準値よりも低い数値で影響が出る。児童が小さい体で汚染された学校給食を食べ続ている現状に、農水省はどう対応するのか」と迫った。
※ppb=微量単位。10億分の1《民主党ニュース》



5月10日 その日のできごと(何の日)