平成7063日目

2008/05/10

【中国・胡錦濤国家主席】奈良訪問

来日中の中国の胡錦濤国家主席は10日、奈良県を訪れた。中国とゆかりが深い唐招提寺や、世界最古の木造建築の法隆寺などを視察。日中の歴史的なつながりの深さを再確認することで、未来志向の友好を演出した形だ。県警は訪問先の寺の一般拝観を一時制限するなど、警官3千人で厳戒態勢を敷いた。

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同県斑鳩町の法隆寺では、大野玄妙管長や荒井正吾知事が出迎え、金堂や五重塔などについて説明。唐招提寺では、苦難の末に日本に渡って同寺を開き、戒律を伝えた鑑真の座像に拝礼した。胡主席は友好のしるしとして同寺に唐時代の船の模型を贈った。

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長野市で4月下旬にあった北京五輪聖火リレーの混乱後、両寺には、チベット問題を指摘して主席訪問を断るよう求める電話やファクスなどが相次いだ。来県の同時刻ごろ、地元僧侶の有志は奈良市内の寺でチベット犠牲者の追悼法要を営んだ。《朝日新聞》

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中国の胡錦濤国家主席は10日、5日間の訪日を終え、大阪空港から専用機で帰国した。9日に関西入りした後も対日歴史批判を一貫して避け、環境や経済分野での協力要請に軸足を置くソフト姿勢を演出。日本の反発を招く歴史問題を封印し「実利」を優先した新たな対日戦略を浮き彫りにした。《共同通信》



5月10日 その日のできごと(何の日)