平成2055日目

平成6年8月24日(水)

1994/08/24

【FIFA】マラドーナ選手に出場停止15ヶ月

国際サッカー連盟(FIFA)は24日、ワールドカップ(W杯)米国大会で禁止薬物使用による出場停止処分を受けたマラドーナ(33)=アルゼンチン=に対して、15ヶ月の出場停止と罰金2万スイスフラン(約150万円)の正式処分を決めた。《共同通信》



【村山富市首相】フィリピンで「反省とおわび」

フィリピンを訪れている村山首相は24日午前10時(日本時間午前11時)すぎから、マニラ市内のマラカニアン宮殿で、ラモス大統領と約2時間にわたり初めての首脳会談を行った。

首相は会談の冒頭で「元従軍慰安婦など戦争にかかわる問題は胸の痛む問題であり、反省とおわびの気持ちを持っている」と謝罪の意を表明。その上で「その気持ちをどう表すかをできるだけ早く検討したい」と述べ、元従軍慰安婦問題など残された戦後処理に積極的に取り組む意向を伝えた。

これに対し大統領は、「過去の問題は両国間に位置する、小さな黒い雲だが、いつまでもこだわらず未来へ進みたい」との見解を示し「悔恨の念を表明されたことを多とする」と歓迎した。

首相は、外交政策の継続を強調。「特に日米関係がうまくいくことが重要」と指摘し「日米安保条約を堅持する」と述べた。首相は「来年の戦後50年に向け近隣諸国との過去の歴史を直視し、平和憲法の下、過去の過ちを繰り返さず軍事大国にならないとの固い決意でアジア外交を進める」と強調。

「未来のために二つのことを考えている」として①正しい歴史観を伝えるための歴史研究事業の支援②青少年交流事業を中心に友好関係を拡大―について具体化を急ぐ考えを示した。

またフィリピンなどに女性の職業訓練センターを建設するよう協力する意向を明確にし、日比混血児や日本で働くフィリピン人労働者の人権尊重の対策を講じる方針を伝えた。

大統領は「貧困を撲滅し人権や社会正義のためにも日本の支援を受けたい」と述べ、日本企業の投資拡大を要請した。これに対し首相は①ハイテク産業の育成やエネルギー事情改善の自助努力への重点支援②10月に東南アジア諸国連合(ASEAN)諸国へ民間企業が「輸入促進代表団」を派遣する支援ーなどを挙げ協力を約束した。《共同通信》

【政界談話室】

○…国会内で24日午後開かれた共産党を除く野党の首脳会議に、羽田新生党党首は今やおなじみの、濃いブルーの省エネルックで現れた。中野民社党書紀長の「本会議はそれで出ていいの」という質問に羽田氏は「そりゃ、いいんだよ、実は愛知の野党候補者に着せようという人も、いっばいいるんだ」と待ってましたとばかりに話題を参院愛知再選挙に。「全員で推薦しているという証書を作った」と、野党党首の名前がずらりと並んだ野党候補の統一推薦証書を披露。「やっぱり推薦者の名前がいっぱい入ってる方がいいね」と、与党との一騎打ちの選挙戦をしゃかりきに盛り上げていた。

○…村山首相は東南アジア歴訪、園田官房副長官はその同行、石原官房副長官は夏休み、とこの日から首相官邸は五十嵐官房長官が一人で切り盛り。「一人ですね」という記者団の問い掛けに「そうなんだよ。官邸で電気がついているのは僕の部屋だけなんだ。寂しいよな」。もっとも、午前の記者会見では「総理は元気で精力的に仕事をしている」、午後の会見でも「予定通り精力的に日程をこなしています」と、しきりに首相の元気ぶりを強調。寂しがってばかりもいられない。《共同通信》



8月24日のできごと