平成7428日目
2009/05/10
【民主党・鳩山由紀夫幹事長】党首討論「小沢代表を出すのは忍びない」
民主党の鳩山由紀夫幹事長は10日午後、青森県黒石市で記者会見し、13日に予定されている小沢一郎代表と麻生太郎首相の党首討論について「与党が強行採決をちらつかせる中で小沢代表を出すのは幹事長として忍びない」と述べ、与党が13日に2009年度補正予算案の衆院通過を強行採決する場合、討論を拒否する可能性を示唆した。《共同通信》
鳩山由紀夫幹事長は10日夕、青森県黒石市内で会見し、同県下の4つの衆院選挙区情勢に関する印象や、09年度補正予算をめぐる政府・与党の強行採決への動き、13日の開催を民主党が提示している党首討論等について見解を語った。
選挙区情勢に関しては青森県第1区の横山北斗、同第3区のたなぶまさよ両衆議院議員については、「現職のおふたりは、当然現職であるので次は小選挙区での勝利を確実にする戦いにしなければならない。その方向でそれぞれ頑張っていると思うが、なお一層がんばっていただきたい」と述べ、まずは1区と3区において、絶対に小選挙区で勝利するという体制を作り上げていかなければならないとの認識を示した。
また、同県第2区の中野渡のりこ総支部長については、「明るい性格で有権者の皆さんに心に染み入るような話ができるようになった。ムードが良くなってきているという実感もある」としたうえで、まだきびしさはあるなか、それを乗り越えていなくてはならないと指摘した。
さらに同県第4区については、「国民新党さんから民主党に移っていただいて、津島恭一さんに統一させていただくことができたことは何よりである」と述べ、同時に、国民新党と民主党が手を握って一本化を果たした選挙区で勝つということについて「全国の選挙区のなかでも政権交代というものを担う、大変大きな意味のある選挙区だ」とした。「ある意味で国民新党と民主党が協力すれば、相手が強くても充分勝ちうると思っているので、その象徴的な選挙区として勝利をつかませていただきたいと思っている」と述べた。
また、13日の開催を民主党が提示している党首討論に関しては西松問題を語るうえでも「活用できると思う」との見方を示すとともに、麻生首相との器の違いがわかりやすいのが党首討論だと思っているとも分析。「話下手だというような思いを(小沢代表は)ご自分でもっているが、決して話下手でも何でもない。むしろ、そのとつとつとしたなかで大きな器であることが証明されていくのが党首討論だと思っていて、今までの党首討論はすべて、代表の優勢勝ちだと感じている」と述べ、「できるだけ早く実現していきたい」との意欲を見せた。
一方で、13日に補正予算の強行採決を行おうとの政府・与党の動きについては、「予算の採決などは待ってもいいわけで強行採決をほのめかしておきながら党首討論はないだろうという思いを禁じえない」と表明。
この強行採決をちらつかせて、13日は必ず強行採決するとも動きが政府・与党側にあるなかで党首を出すというのは「幹事長としては忍びない話」だと述べ、小沢代表の
意思として、「よしやろう」「それでも結構だ」となるかもしれないが、幹事長や国会対策委員長としては、強行採決を一方でちらつかされながら、平然と党首討論を行うというものになりうるのかどうかという点は懸念するところだとした。「せっかく党首討論の実現をはかろうとしているときであるので、(補正予算の採決が)なぜ13日なのだ。14日以降でもいいのではないか。しかも、補正予算が国民のみなさんに決して納得いただけるような補正予算ではまるでない。あまりにも無茶苦茶な官僚の皆さんの寄木細工であり族議員の寄木細工である」とも批判。「こんな代物を簡単に通しては、国民にとって、決して望ましい話ではない。その挙句は大量の国債の発行であり、さらには挙句の果てに消費税の増税につながるわけですからもっともっと徹底的な審議を求めていく必要があるのではないか」とも考えを示し、15兆円に近い予算を組むという話であるからには、ある意味で本予算に匹敵するような(審議)時間を求めても本来は不思議ではないとした。《民主党ニュース》
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【埼玉県警】警官を「ひき逃げ」26歳巡査長逮捕
速度違反取締り中の警察官にバイクで接触し、けがを負わせたとして、埼玉県警久喜署は10日、自動車運転過失傷害容疑などの現行犯で、県警川越署巡査長A容疑者(26)を逮捕した。県警によると、「上司などから叱責されるだろうと思って逃げた。大変申し訳ないことをした」と容疑を認めているという。《時事通信》
【栃木県警】盗撮目的で女性トイレに侵入、28歳巡査長逮捕
携帯電話のカメラを使い駅の女性用トイレで盗撮したとして、栃木県警宇都宮東署は10日、建造物侵入容疑で、宇都宮市五代、県警宇都宮南署警務課の巡査長B容疑者(28)を逮捕した。県警によると、「大変申し訳ないことをした」と容疑を認めている。《時事通信》
【大相撲夏場所初日】両横綱は白星スタート
大相撲夏場所初日(10日・両国国技館)両横綱は、そろって新小結を退けて白星スタートを切った。2場所連続11度目の優勝を狙う白鵬は栃煌山を寄り切り、2場所ぶりの賜杯奪還を目指す朝青龍は鶴竜を小手投げで下した。
史上ワーストの13度目のかど番となった大関千代大海は旭天鵬を押し出しで好発進。大関琴欧洲は新関脇の豪栄道に引き落としで敗れた。
ほかの大関陣はいずれも白星。日馬富士は豊真将を押し出し、魁皇は安美錦をはたき込み、琴光喜は豪風を上手投げで退けた。関脇把瑠都は玉乃島に寄り切られて黒星スタートとなった。《スポニチ》
【この日の民主党】
税金の使い方を変えることは党の大きな役割 前原副代表
前原誠司副代表は10日午後、京都府舞鶴市で開催された、京都府第5区・おはら舞総支部長主催の「民主党 舞フォーラム」で300名近い支援者を前に、民主党による政権交代の必要性とその意義について、福山哲郎参議院議員とともに講演した。
前原副代表は自民党政権について言及し、「経営感覚がなく莫大な借金を抱え、都市と地方の格差が広がり、食料やエネルギーの自給率が下がってきた」と厳しく指摘。
その上で民主党が政権を取る意義について、社会保障のあり方などを例に挙げて、「この国は税金の使い方が間違っている。医療、介護、年金にお金がかかるのは当然である。なぜなら少子高齢化社会が進むのは当然だからである」と話し、民主党が政権を取れば、このような分野に光を当てた政策を実施していくと表明し、税金の使い方を変えることは民主党の大きな役割であるとした。
さらに、前原副代表は天下りの現状を、「4600もの公益法人に使われる税金が毎年12兆6000億円。すべてをなくす訳ではないが、少なく見積もっても2割は削減することができる」と報告。民主党は官のムダ遣いにしっかりとメスを入れ、本当に必要なところにお金を使っていくと話した。
前原副代表は、「戸別所得補償をし、農業、漁業などの第一次産業が日本の基幹産業としてもう一度定着するように、民主党は努力していく」と話すとともに「天下りをなくせない、医療介護をないがしろにし、食料、エネルギー自給率を低下させた自民党政治を変えることが重要だ」とも述べ、日本に真の民主主義を定着させ、この閉塞感を解消するためにも是非、民主党へ支援を頂きたいと、聞き入る聴衆に向け力強く訴えた。
続いて福山哲郎参議院議員が挨拶に立ち、衆参でねじれ国会だと言われたが、悪いことばかりではないとした上で、「災害時の被災者支援法は成立した。B、C型肝炎についても、30年間無視してきた厚生労働省も動いた。公務員改革もまとまった。前に進んでいることはたくさんある。消えた年金、消された年金、道路のムダ遣い。政治は少しづつだが前に進んでいる」と一昨年の参議院選挙の結果、野党が過半数を取ったあとの成果に言及。
そして福山参議院議員は、「政権の中で仕事をしたい。今の日本を何とかしたい。1年半前の参議院選で仮免をもらった」とも話し、民主党が政権を担うことができれば、さらに大きな改革をすることができるとして、是非更なる支援支持を寄せてほしいと述べた。
おはら舞総支部長は、事務所のスタッフの青年が、怪我をした一人暮らしのお年寄りを助けたエピソードを紹介した上で、「一人では生きていけないから、みんなで支えあって生きていく。だから(今の人にやさしくない)政治を変えたい」と政治に取り組む自らの姿勢を述べた。
そしておはら総支部長は、「故郷のために役に立つ人材になりたい。この思いを持ち続けていきたい」と話し、故郷で、仕事をして生活すというる普通の生活ができない現状で、痛み、苦しんでいる方の声を代弁したい。普通のことがかなわないそんな社会を変えるため民主党への支持を求めた。
講演の後には、会場との質疑が行われ、戸別所得補償や減反など民主党の農業政策や、子育て支援の政策、また道州制についてなど幅広い質問が会場から寄せられ、それぞれに対し、前原副代表や福山参院議員、おはら総支部長は丁寧に回答した。《民主党ニュース》