平成3410日目

1998/05/10

【第49回全国植樹祭】

「聞こえますか森の声」をテーマに第49回全国植樹祭が10日、天皇、皇后両陛下を迎えて群馬県沼田市、川場村の県立森林公園「21世紀の森」で、約1万7500人が参加して開かれた。

式典で天皇陛下は「森林の持つ役割について理解を深め、人々が協力してさらに活力ある豊かな森林を守り育てていく契機となることを心から希望します」とあいさつ。

両陛下がスギ、ヒノキなどの苗木を植えられた後、群馬県に留学中の学生らが「植樹祭のメッセージを世界に伝えよう」という願いを込め、群馬県で前回(昭和26年)開かれた植樹祭で昭和天皇が植えられたクロマツから採った種などをまいた。

群馬県が首都圏の水源地となっていることから、今回の植樹祭では森と人間のかかわりをまとめた映像を流したり、県立尾瀬高校・自然環境科の生徒が授業で行っている自然保護の取り組みを紹介するなどして、「豊かな森林を次の世代に引き継ごう」とのメッセージをアピールした。来年の植樹祭は静岡県で開かれる。《共同通信》



【大相撲夏場所】初日

大相撲夏場所初日(10日・両国国技館)場所後の横綱昇進がかかる大関若乃花は平幕の蒼樹山を押し倒し、順調に白星でスタートした。両横綱は明暗を分けた。過去2場所続けて休場の貴乃花は栃乃洋を寄り切ったが、曙は小結安芸乃島の寄りに屈し、早くも土がついた。大関武蔵丸も琴錦の土俵際の突き落としに黒星。大関貴ノ浪は土佐ノ海を引き落としに退けた。3場所ぶり復帰の出島は北勝鬨を押し出した。東京開催場所の初日では昭和45(1970)年秋場所以来、28年ぶりに満員御礼が出なかった。《共同通信》

【社民党・秋葉忠利政審会長】与党離脱は時間の問題

社民党の秋葉忠利政審会長は10日のNHKテレビの討論番組で、同党の与党離脱に関連し「客観的な情勢をみれば、われわれが決めるとか決めないとかの段階はもう過ぎた」と述べ、政治資金規正法で処理された寄付などはあっせん利得の対象に該当しないとの項目を自民党が削除しない限り、離脱は時間の問題との認識を示した。《共同通信》

【梶山静六前官房長官】参院選目標「69議席以上」

自民党の梶山静六前官房長官は10日午前、フジテレビの報道番組で、「政党としては過半数を取って参院の安定化を図るのは当たり前だ」と述べ、参院選では単独過半数回復の69議席以上を目指すべきだとの考えを表明。「今後2ヵ月の政策展開で国民の理解が決まる」と述べた。

梶山氏は橋本政権を支え、自らは首相を目指さない考えを強調。「だれか『後をやります』と手を挙げている人がいるか。難しいことはみんな橋本(龍太郎首相)さんにやらせて、手を挙げる人がいないのはひきょうだ」と反執行部派とは一線を画す姿勢を明確にした。《共同通信》

【北朝鮮・平壌放送】金大中大統領を非難

朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の平壌放送は10日、韓国の金大中大統領を名指しは避けながらも「逆賊」と非難する論評を伝えた。

金大統領が今月6日に国防相、合同参謀本部議長ら韓国軍首脳と会った際、在韓米軍の必要性を強調する発言をしたことを攻撃したもの。

同放送は「民族自主の原則の下に全民族が大団結し、祖国の自主的平和統一をなしとげようと北、南、海外の同胞が立ち上がっているときに、南の現当局者(金大統領を指す)だけが、米軍駐屯を哀願したことは、外部勢力への依存や売国的な反民族的正体をさらけ出している」と指摘。「“自主”“北と南の和解”“協力、団結”などの発言が空言にすぎないことを自ら、暴露した」と決めつけた。



5月10日のできごと