平成3045日目

平成9年5月10日(土)

1997/05/10

【橋本龍太郎首相】ペルー・フジモリ大統領と会談

橋本首相は10日未明(日本時間10日午後)、政府専用機でペルーのリマに到着し、同日午前10時から大統領府でフジモリ大統領と約1時間会談した。

この中で、首相は、日本大使公邸占拠・人質事件解決について、謝意を表明するとともに、今回の事件の処理は「国際的にみても模範的な例」として、テロ対策も論議する6月の米国・デンバー・サミット(先進国首脳会議)の場で紹介する意向を伝えた。

これに対して、大統領は「日ペルー両国は、テロリストの脅迫に対して、毅然として対応した」と強調した。また、両首脳は、二国間関係で経済強力を維持拡大していくことを確認。首相はまた、フジモリ大統領の早期来日を招請した。《読売新聞》



【橋本龍太郎首相】ペルーの日本大使公邸を視察

ペルー訪問中の橋本龍太郎首相は10日、127日におよぶ人質事件の舞台となったリマの日本大使公邸を視察した。公邸は4月22日に国軍特殊部隊が突入して人質を救出した当時のまま。半ば廃墟の状態で残っており、首相は30分間、吹き飛んだ壁や真っ黒に焼け焦げた家具を前に、突入作戦のすさまじさを確認した。

首相は事件の負傷者を見舞った後、サンイシドロ地区にある公邸に直行。正面玄関で田中克之・日本政府現地対策本部本部長らの説明を聞いてから中に入った。

サッカーをしていたトゥパク・アマル革命運動(MRTA)のメンバーが特殊部隊の最初の爆破で吹き飛ばされた一階のホールでは、担当官が両側のドアをゴールに見立てていたことを説明した。

事件発生当当日のパーティー用テントがある中庭で首相は「MRTAはどのように進入したのか」と質問。

MRTAが仕掛けてあった地雷は事件終了後に撤去されており、首相は約30人の随行の先頭に立って庭を歩き、トンネルが掘られたとされる北側の隣家との塀ぎわも視察。二階に上る途中、「セルパ容疑者とみられる人物の死体があった場所です」と説明を受けると、首相は一瞬立ち止まり、硬い表情で足元に目を落とした。

首相は視察の間、ほとんど無言で、険しい表情を崩さなかった。《共同通信》

【Jリーグ第1ステージ】第8節

Jリーグ第1ステージ第8節(10日・カシマスタジアムほか=8試合)前節6位のガンバ大阪は松波が決勝点を挙げ、2−1で鹿島アントラーズに逆転勝ち、勝ち点で並ぶ横浜フリューゲルス、柏レイソル、鹿島の3チームを得失点差で抑えて首位を奪い返した。横浜Fは前節トップの柏を2−0で破って2位に浮上した。名古屋グランパスは3−1で浦和レッズに快勝して今季7試合目で初勝利。清水エスパルスは1−2で横浜マリノスに敗れて連勝は4で止まった。ジュビロ磐田は試合がなかった。《共同通信》

【プロ野球・オリックス】首位浮上

近鉄7−9オリックス◇10日◇神戸

オリックスが5点差を逆転して首位浮上。五回、イチローの1号満塁本塁打で1点差に迫ると、六回には田口の同点適時打など5安打を集めて逆転した。近鉄は安部の3ランなどでリードしたが、守り切れずに6連敗。神戸での連敗も14に伸びた。

オリックス・仰木監督「一方的な展開になってもおかしくなかった。イチローも打ったしお客さんに喜んでいただけたんじゃないかな」

近鉄・佐々木監督「コメントしようがない」《読売新聞》

【イラン】マグニチュード7.1の地震

イラン東部ホラサン州で10日午後0時半ごろ、マグニチュード(M)7.1の強い地震があった。国営イラン通信によると、11日までに死者は約2400人、負傷者は約6000人に達した。

一瞬にして200余りの村が壊滅しており、死傷者数はさらに増える見通し。土砂崩れなどで道路が寸断されたため、救出、救援活動は難航している。医者や輸血用血液なども足りず、イラン内務省は国際的支援を求めている。《共同通信》

【ザイール・モブツ大統領】帰国

ガボンからの報道によると、同国の首都リーブルビルで開かれたフランス語諸国7か国首脳会議に出席後、一部で亡命予定説が流れたザイールのモブツ大統領は10日、大統領専用機で帰国の途につき、首都キンシャサに到着した。

ムベキ副大統領は記者団に対し、14日に予定されているモブツ大統領と反政府勢力、コンゴ・ザイール解放民主勢力連合(ADFL)のカビラ議長の2回目の直接対話の開催に、双方が合意したことを明らかにした。場所は最初の会談同様、船上になるといい、南ア海軍の艦船が再び利用されるとみられる。《読売新聞》

【民主党・菅直人代表】「与党協調」見直しへ

民主党の菅直人代表は自民、社民、さきがけ3党との協調路線を見直し、民主党主導の政権づくりを目指すという基本戦略に軌道修正した。

菅氏は10日、大津市内での講演と記者会見で「3年から5年くらいの展望で、次かその次の衆院選挙までに民主党を中心とした政権をいかにつくり上げるか本格的に議論したい」と述べ、党勢拡大を図りながらリベラル勢力の結集に向けて全力を挙げる考えを表明した。《共同通信》



5月10日のできごと