平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。

引用記事は名前、住所など一部修正、抜粋しています。

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正していますがあらかじめご了承ください。

このサイトについて

1989 平成元年2月20日(月)

平成44日目

【政府】中曽根前首相のリクルート事件関与を否定

衆院予算委員会は20日、リクルート事件に関する集中審議を行い、NTTによる米国製スーパーコンピューター調達をめぐる中曽根前首相の関与問題、青木元首相秘書ら竹下首相周辺によるリクルートコスモス株売買の疑惑などが取り上げられた。

中曽根前首相の調達関与について片岡郵政相、宇野外相ともそうした事実はないと否定。参考人として出席したNTTの山口開生社長も、60年1月の日米首脳会談後早い段階から中曽根氏、真藤NTT前会長らの強いイニシアチブのもとにコンピューターの調達とリクルート社への転売計画が進められたのではないか、との疑惑を否定した。《共同通信》

1990 平成2年2月20日(火)

平成409日目

【東京】震度4

20日午後3時53分ごろ、東京で震度4の中震を記録するなど関東を中心に東北から近畿にかけての広い範囲で強い地震があった。気象庁の観測によると震源地は伊豆大島近海で、震源の深さは約20キロ、マグニチュード(M)は6.6と推定される。《共同通信》

【海部俊樹首相】自民党役員人事を調整

第2次海部内閣発足に向け海部首相は20日、自民党役員・閣僚人事について、再任が決まっている小沢幹事長(竹下派)をはじめ各派実力者の意向を打診しながら調整した結果、新三役を竹下、安倍、宮沢の3派で構成、旧中曽根派に対しては衆院議長に桜内義雄元外相を充てることを内定した。《共同通信》

1991 平成3年2月20日(水)

平成774日目

【湾岸戦争】多国籍軍、空爆を強化

湾岸戦争の最終段階である地上戦に向けた緊張が高まる中、米軍を主力とする多国籍軍は20日、クウェート国内のイラク軍地上部隊への空爆をさらに強化するとともに米軍当局が「攻撃的偵察」と呼ぶ越境偵察作戦を開始した。

作戦目的はイラク軍部隊の配置確認と破壊であり、多国籍軍は制空権確保の優位を利用して偵察ヘリコプターと攻撃ヘリを投入し、地上戦を開始した場合の突入地点となるイラク軍防衛陣地の手薄な部分の偵察を続けている。《共同通信》

1992 平成4年2月20日(木)

平成1139日目

【自民党・小沢調査会】「自衛隊の国連軍参加は現憲法で可能」

自民党の「国際社会における日本の役割に関する特別委員会」(会長・小沢一郎元幹事長)は20日、総会を開き、安全保障問題に関する答申案を基本的に了承した。

答申案は「国際的安全保障」の概念に基づき、現行憲法を改正することなく憲法解釈の変更によって自衛隊の国連軍参加が可能との判断を提起。湾岸戦争の際に組織されたような国連決議に基づく多国籍軍への参加も実力行使を伴わない分野は可能との考えを打ち出した。

自衛隊の海外派兵はできないとする従来の政府見解から大きく踏み出すもので、野党を刺激するのは必至。現在国会で継続審議となっている国連平和維持活動(PKO)協力法案の審議とも絡んで論議を呼びそうだ。《共同通信》

1993 平成5年2月20日(土)

平成1505日目

【韓国・金泳三次期大統領】「慰安婦究明を」

韓国の金泳三次期大統領(与党民自党総裁)は20日、ソウル市内の自宅で、共同通信社の林雄一郎編集主幹と単独会見し①従軍慰安婦問題で日本が真実を明らかにするという条件付きで、天皇訪韓が任期(5年)の前半に実現可能②日本の国連安保理常任理事国入り問題は、加盟国間で十分な協議を経ねばならず、時間をかけて検討されよう、と表明した。次期大統領は日本の安保理常任理事国入りに言及したのは初めてで、天皇訪韓を含め、韓国の国民感情を考慮して慎重な姿勢を示した。《共同通信》

【アストロD】打ち上げ

宇宙進化のなぞ解明を目指す文部省宇宙科学研究所のエックス線天文衛星「アストロD」が20日午前11時、鹿児島県内之浦町の鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げられた。

衛星は打ち上げ約9分後にM3S2型ロケットの第3段から切り離され、高度550キロから650キロの円形に近い地球周回軌道に乗った。同研究所は衛星の機能が正常に働いているのを確認し「あすか(飛鳥)」と命名した。《共同通信》

1994 平成6年2月20日(日)

平成1870日目

【細川護熙首相】内閣改造で調整

細川首相は20日、首相公邸で武村官房長官と意見交換するなど内閣改造問題について連立与党内の調整を進め、第3次補正予算成立後の今月末にも改造に踏み切る意向を固めた。

改造の焦点となっている武村氏が会談で早期改造に反対する姿勢を堅持しながらも官房長官職には固執せず、最終的には首相の判断を容認する考えを伝えたことに加え、武村氏と歩調を合わせていた社会党も柔軟姿勢に転じたからだ。

首相としては23日の補正予算成立後に具体的な改造作業に着手し、28日ごろに組閣を終える方向とみられる。《共同通信》

1995 平成7年2月20日(月)

平成2235日目

【阪神大震災】神戸ー大阪間の鉄道移動が可能に

阪神大震災(兵庫県南部地震)で不通となっていたJR東海道線神戸ー灘間4.9キロと阪神本線三宮ー岩屋間2.4キロが20日始発から運行を再開した。

新たな開通区間と既に運転している阪急神戸線王子公園ー御影間やJR東海道線住吉ー大阪間、阪神本線御影ー梅田間を乗り継げば、代行バスを使わない阪神間の移動が震災後35日目で初めて可能になった。《共同通信》

1996 平成8年2月20日(火)

平成2600日目

【橋本龍太郎首相】「増殖炉は重要」

高速増殖炉原型炉もんじゅのナトリウム漏れ事故を議題にした衆院本会議が20日開かれ、橋本龍太郎首相は福井県選出の笹木竜三氏(新進党)らの質問に「原子力を長期的に安定して使おうとすると、高速増殖炉の研究開発の意義は重要だ」と述べ、今回の事故にかかわらず高速増殖炉計画を見直す考えのないことをあらためて強調した。

しかし2030年目標の実用炉計画について塚原俊平通産相は「安全性の確保、エネルギー情勢、技術進展などを総合的に評価して進められる」として柔軟な対応を示唆した。「もんじゅ」をテーマに本会議を開いたのは極めて異例で今回の事故の持つ重みがあらためて示された。《福井新聞》

1997 平成9年2月20日(木)

平成2966日目

【在ペルー日本大使公邸占拠事件】4回目の予備対話

ペルーの日本大使公邸人質事件で、ペルー政府とトゥパク・アマル革命運動(MRTA)武装グループとの4回目の予備対話が20日午後開かれ、保証人らが作成した議題を最終確認した上で初めて具体的項目について協議、実質交渉がスタートした。

対話にはMRTA指導者のセルパ容疑者が初めて出席、前面に立ち政府側との交渉に取り組む構えを見せた。《共同通信》

1998 平成10年2月20日(金)

平成3331日目

【坂出送電塔倒壊事件】

2月20日のできごと(何の日)

20日午後1時20分ごろ、香川県坂出市坂出町、通称・聖通寺山の山頂付近にある四国電力坂出火力線第14番鉄塔(高さ73メートル、30トン)が、根元から倒れて横倒しになり、さらに約180メートル離れた第15番鉄塔(同77メートル)の先端部17メートルが折れて落下した。このため18本(18万ボルトと6万ボルト)の高圧電線が東側に約400メートル離れた瀬戸中央自動車道に垂れ下がり、うち15本が切れた。

四国電力によると、14番鉄塔のコンクリート基盤からのパイプ(直径約60センチ)と4本の金属製支柱(同)をつなぐ直径2.2センチのボルト計56本がほとんど取れており、この鉄塔が倒れた反動で高圧線に引っ張られた15番鉄塔の上部が破損したらしい。《読売新聞》

1999 平成11年2月20日(土)

平成3696日目

【インド・バジパイ首相】パキスタンを訪問

インドのバジパイ首相は20日、インド、パキスタン間直行バスの運行開始を機にパキスタンを訪問した。インド首相のパキスタン訪問は1989年のラジブ・ガンジー首相以来10年ぶり。

両国はカシミール地方の帰属など領土問題を抱えて対立し、47年の分離独立以来3次にわたる印パ戦争を展開。昨年5月の核実験をきっかけに緊張が高まったが「バス外交」で決着を図る。《共同通信》

【小渕恵三首相】地域振興券の実情を視察

小渕首相は20日午後、地域振興券の交付対象者が約71万人と、全国で最多の横浜市役所を視察した。高秀秀信市長から、市内の145ヵ所の中学校で3月中旬に地域振興券を交付することや偽造防止策などについての説明を受け、首相は「大変でしょうが、みなさんがんばってください」と、市長や同市職員らを激励した。《首相官邸》

2000 平成12年2月20日(日)

平成4061日目

【新潟少女監禁事件】警察庁、新潟県警を調査

新潟の女性監禁事件で、女性を保護した際の経緯などについて新潟県警が虚偽発表を行った問題で、警察庁は20日、事実関係を確認するため同県警に検証チームを派遣、小林幸二本部長ら県警幹部から事情を聞いた。警察庁が事件の捜査中に捜査対応などについて検証チームを派遣するのは極めて異例。同庁は既に小林本部長ら幹部の責任を問い、処分する方針を固めている。《共同通信》

【小渕恵三首相】解散・総選挙「4月上旬までには決断」

小渕恵三首相は20日、前橋市内で開かれた自民党群馬県連など主催の集会で、衆院の解散・総選挙について「2000年度予算、予算関連法が成立したあかつきには、いかなる時点で首相としての決断をすべきか、十分熟慮して決断したい」と述べた。

主な予算関連法の成立が見込まれる4月上旬までには、7月の主要国首脳会議(沖縄サミット)など政治日程をにらみながら、解散時期を最終判断する意向を示したものだ。《共同通信》

2001 平成13年2月20日(火)

平成4427日目

【長野県・田中康夫知事】脱ダム宣言

県営浅川ダム(長野市)などのダム計画見直しを進めている田中康夫長野県知事は20日、記者会見し「長期的な視点に立てば、数多くの水源を擁する長野県ではできる限り、コンクリートのダムを造るべきではない」などとして、ダムに頼らずに治水や利水を進める「脱ダム」宣言をした。《共同通信》

【森喜朗首相】予算成立へ党に協力を要請

森喜朗首相の退陣論が強まる中、与党は20日、2001年度予算案をめぐる衆院予算委員会の質疑を野党欠席のまま行い、3月初めの衆院通過を目指す方針を鮮明にした。自民党の森、江藤・亀井両派幹部を除く与党幹部には、森首相の自発的な退陣表明に向け、予算案が衆院を通過し、成立にめどがついた段階で「森おろし」を本格化させる狙いがあるためだ。

森首相は20日夜、都内のホテルで古賀誠、野中広務両氏ら自民党新旧三役メンバーと懇談。「襟を正して頑張る。予算案はしっかり通したい」と述べ、来年度予算案の早期成立に協力を要請した。《共同通信》

2002 平成14年2月20日(水)

平成4792日目

【田中眞紀子前外相】更迭劇を批判

衆院予算委員会は20日、アフガニスタン復興支援会議への一部非政府組織(NGO)参加拒否問題などをめぐり集中審議を行った。午前に参考人として出席した田中真紀子前外相は、自身の更迭に関し「大臣と事務次官を相打ちにした判断は間違っている。首相自身が抵抗勢力であることに踏み切った」と小泉純一郎首相を真っ向から非難した。《共同通信》

小泉純一郎首相は20日夜、田中真紀子前外相が参考人質疑で自らの更迭を「間違いだった」と批判したことについて「田中さんの判断だから。私は正しいと思っている。後になれば分かる」と反論した。《共同通信》

2003 平成15年2月20日(木)

平成5157日目

【大島理森農相】元秘書が600万円を流用

大島理森農相(衆院青森3区)は20日、衆院予算委員会で行われた「政治とカネ」をテーマにした集中審議で、元公設秘書が2006年の衆院選の際、青森県八戸市内のビルオーナーから受け取った現金600万円を流用していた事実を明らかにした。野党は農相の辞任を要求したが、農相は拒否した。

小泉純一郎首相は20日午後の衆院予算委員会で、大島理森農相の元秘書の600万円流用疑惑について「大臣がしっかり調査して説明すべきだ」と述べた。福田康夫官房長官も同日夕の記者会見で「事実関係はよく分からない。疑惑なら大臣が十分説明すべき事柄だ」と述べ、農相自身が事実関係を明確にすべきだとの考えを示した。《共同通信》

2004 平成16年2月20日(金)

平成5522日目

【スノーボード・竹内智香選手】W杯で3位

スノーボードのワールドカップ(W杯)札幌真駒内大会第1日は20日、男女のパラレル大回転が行われ、女子で竹内智香(小島アカデミー)が3位に入った。

竹内は決勝トーナメントの準々決勝で、ソルトレークシティー冬季五輪金メダリストのイザベル・ブラン(フランス)を倒して4強入り。準決勝では敗れたが、3位決定戦に勝って表彰台に立った。ダニエラ・ムリ(スイス)が優勝し、今季6勝目を挙げた。《共同通信》

【川口順子外相】あらゆる機会に拉致解決を要求

川口順子外相は20日午前の衆院予算委員会で、25日からの北朝鮮の核開発をめぐる六カ国協議に関連し「日本としては拉致問題の解決の必要性を指摘していくことは変わらない。ありとあらゆる機会をとらえてやっていく」と六カ国協議の期間を通じ北朝鮮側に拉致問題での協議を求める考えを強調した。民主党の海江田万里氏への答弁。《共同通信》

2005 平成17年2月20日(日)

平成5888日目

【中山成彬文科相】総合学習は必要

中山成彬文部科学相は20日午前のNHK番組で、学習指導要綱の見直しに関連し、ゆとり教育の目玉である「総合的学習の時間」の扱いについて「教科をまたがって(学習を)したり、子どもに自ら考え、生きる力を身に付けさせるには知恵や議論も必要。その意味で総合学習は必要」と述べ、廃止はしないとの考えを示した。《共同通信》

【民主党・岡田克也代表】宮城県・浅野史郎知事と対談

民主党の岡田克也代表は20日、仙台市内のホテルで、 党主催の「地方分権フォーラム」に出席し、 地方分権をテーマに宮城県の浅野史郎知事と対談した。岡田氏は、小泉純一郎首相が進める国・地方財政の三位一体改革について「首相は閣僚間の調整すら放棄した。将来展望のない改革だ」と厳しく批判した。 《共同通信》

2006 平成18年2月20日(月)

平成6253日目

【オウム・松本智津夫被告】医師「精神障害の水準にはない」

地下鉄サリン事件など13事件で殺人罪などに問われたオウム真理教松本智津夫被告(50)=一審死刑、教祖名麻原彰晃=の精神鑑定をしていた西山詮医師は20日「被告は拘禁反応状態にあるが、精神障害の水準にはない。訴訟を続ける能力は失っていない」との鑑定書をまとめ、東京高裁(須田賢裁判長)に提出した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】米国産牛肉輸入早期再開「難しい」

小泉純一郎首相は20日、中川昭一農相を首相官邸に呼び、米国産牛肉に牛海綿状脳症(BSE)病原体がたまりやすい脊柱が混入した問題について協議、米農務省の報告内容が不十分で早期輸入再開は「難しい」との認識で一致した。《共同通信》

2007 平成19年2月20日(火)

平成6618日目

【宇都宮宝石店放火殺人事件】被告の死刑確定

2000年6月、宇都宮市の宝石店「ジュエリーツツミ宇都宮店」が放火され、店長と従業員の女性計6人が焼死した事件で、強盗殺人と現住建造物等放火の罪に問われ、1、2審で死刑判決を受けた栃木県小山市、無職S被告(55)の上告審判決が20日、最高裁第3小法廷であった。

那須弘平裁判長は「利欲目的の自己中心的な犯行で、ガソリンによる放火という手段を選択した殺害の態様は、冷酷かつ残虐極まりない」と述べ、S被告の上告を棄却した。S被告の死刑が確定する。《読売新聞》

【安倍晋三首相】拉致被害者家族と面会

安倍晋三首相は20日午後、北朝鮮による拉致被害者家族会の横田滋代表らと首相官邸で会い、先の北朝鮮核問題をめぐる6カ国協議で設置が決まった日朝作業部会に向けた政府の対応方針などについて説明した。

首相は「6カ国協議の枠組みの中で、日朝国交正常化のための作業を非核化と同時並行的に前進させりことが確認され、意義深い。拉致問題を解決する上でも重要な一歩だ」と成果を強調。「日朝交渉が(他の交渉に)置いていかれることはない」と強調した。《共同通信》

2008 平成20年2月20日(水)

平成6983日目

【イージス艦衝突事故】野党、石破防衛相の辞任を要求

野党各党で20日、イージス艦衝突事故とその後の対応をめぐり、石破茂防衛相の引責辞任を求める声が強まった。

民主党の鳩山由紀夫幹事長は静岡市での記者会見で「イージス艦に大きなミスがあった」と指摘。その上で石破氏について「責任の大きさを考えれば職にとどまるのは難しいのではないか。党としての意思ではないが、閣僚を辞めるべきだ」と明言した。

社民党の福島瑞穂党首も記者会見で「最新鋭の艦船が漁船と衝突するという重大事故を起こした。石破氏の結果責任を追及し、辞任、罷免を求める」と強調。福田康夫首相や防衛相への報告が遅れたことに関しては「江戸時代の飛脚ではない。ものすごくたるんでいる」と、防衛省の対応を強く批判した。《共同通信》

2009 平成21年2月20日(金)

平成7349日目

【FSスキーW杯モーグル第8戦】上村愛子選手が今季2勝目

フリースタイルスキーのワールドカップ(W杯)モーグル第8戦は20日、ノルウェーのボスで行われ、女子は上村愛子選手(北野建設)が27・12点で優勝した。第2戦以来約1カ月ぶりの今季2勝目、通算9勝目。上村選手はタイムで満点の7・5点を出したほか、ターン、エアもトップで2位のニコラ・スドバ(チェコ)に1・75点差をつける圧勝だった。伊藤みき選手(中京大)が24・78点で自己初の表彰台となる3位に入った。《共同通信》

【麻生太郎首相】総合科学技術会議を開催

20日、麻生首相は官邸で、第79回総合科学技術会議を開催した。今回は、高齢者・障害者の自立支援に役立つロボット技術開発・実用化に取り組んでいる筑波大学大学院の山海嘉之教授を招き、研究内容や今後の課題について説明を受け、今後の政策立案に役立つよう意見交換を行った。

麻生首相は、意見交換後「身体障害を持った人が自らの意思で身体が動かせるようになる、夢の技術です。これを実用化して、夢の技術として将来日本が世界のいろんな人達に福音を与えることになるかもしれない」と述べた。《首相官邸》

2010 平成22年2月20日(土)

平成7714日目

【ベルリン国際映画祭】寺島しのぶさん、最優秀女優賞受賞

第60回ベルリン国際映画祭の授賞式が20日夜、当地で行われ、若松孝二監督の「キャタピラー」に主演した寺島しのぶさんが最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した。また、最優秀監督賞にはロマン・ポランスキー監督(「ザ・ゴースト・ライター」)が選ばれた。《時事通信》

【鳩山由紀夫首相】普天間移設「ベスト探す」

平野博文官房長官は20日、沖縄県の仲井真弘多知事と那覇市の県庁で会見した。仲井真氏が米軍普天間飛行場(宜野湾市)の県外移設を強く求めたのに対し、平野氏は「常にベストを求めていくが、ベターになるかもしれない。それが政治だとご理解いただいた上で判断してもらわないといけない」と述べ、県内受け入れを求める場合もあるとの考えを示唆した。

これに関し、鳩山由紀夫首相は同日午後、都内で記者団に「沖縄や米国に分かってもらえる案を政府、与党で協力してつくることがベストだ。ベターではなく、ベストを探す」と強調した。《共同通信》

2011 平成23年2月20日(日)

平成8079日目

【民主党・岡田克也幹事長】高速無料化「断念」を表明

民主党の岡田克也幹事長は20日、三重県伊勢市で講演し、8月の党マニフェスト(政権公約)見直しで、高速道路の原則無料化や子ども手当の満額支給の断念を打ち出す方向で調整する意向を表明した。小沢一郎元代表に近い議員らが執行部の公約見直しを批判しており、政権党の混乱が拡大するのは必至だ。

岡田氏は講演で「(政権交代から)1年半がたち、いまだに実現できないこともある。4年間でできることとできないことをはっきり説明することが必要だ」と強調。その上で、高速道路の原則無料化について「実験をして分かったことは、あちこちで渋滞が発生したこと。渋滞してまで料金を下げる必要はない」との見解を示した。

子ども手当の月額1人当たり2万6千円の満額支給に関しても「子ども手当は必要と考えているが、全額と言われると、もう少し保育所をつくったり、学童保育の現物支給を厚めにすべきだ」と述べた。《共同通信》

2012 平成24年2月20日(月)

平成8444日目

【光市母子殺害事件】最高裁、被告の上告を棄却

山口県光市の母子殺害事件で殺人や強姦致死などの罪に問われ、差し戻し控訴審で死刑判決を受けた犯行時18歳の元少年(30)の上告審判決で、最高裁第1小法廷(金築誠志裁判長)は20日、「刑事責任はあまりに重大で、死刑を是認せざるを得ない」として被告側上告を棄却した。事件から約13年を経て、差し戻し審を含め5回目となる判決で死刑が確定する。《日経新聞》

【野田佳彦首相】リトアニア首相と会談

野田佳彦首相は20日、首相官邸でリトアニアのクビリウス首相と会談した。クビリウス首相は同国が新設するビサギナス原子力発電所への日本の技術協力を求めた。野田首相は「東京電力福島第1原発事故の経験と教訓を共有し、原子力安全の向上に協力する」と応じた。両首脳は日・欧州連合(EU)の経済連携協定(EPA)交渉や欧州の債務問題についても意見交換した。《日経新聞》

2013 平成25年2月20日(水)

平成8810日目

【WBC日本代表】28選手発表

野球の国・地域別対抗戦、第3回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)日本代表は20日、3連覇を狙う「侍ジャパン」の28選手に主将の阿部(巨人)や田中(楽天)前田健(広島)坂本(巨人)らを発表した。

米大リーガー不在で国内組の選手だけで15日から合宿を行い、20日の紅白戦後に投手13人、捕手3人、内野手7人、外野手5人を選出した。代表候補33選手から外れたのは中日の浅尾、山井、大島、巨人の村田、楽天の聖沢の5選手。

日本が戦う1次ラウンドA組は3月2日からヤフオクドームで行われ、2次ラウンドは8日から東京ドームで開催される。《共同通信》

【安倍晋三首相】TPP結論「参院選前」

安倍晋三首相は20日の参院予算委員会で、環太平洋パートナーシップ協定(TPP)交渉参加について「7月の参院選前に結論が出せると思う」と述べた。首相は21日から訪米するが、22日のオバマ大統領との日米首脳会談では交渉参加表明に踏み込まない方針で、具体的な判断時期に言及したのは初めて。《毎日新聞》

2014 平成26年2月20日(木)

平成9175日目

【ソチ五輪】第14日

ソチ冬季五輪第14日の20日、新種目のフリースタイルスキー女子ハーフパイプ(HP)で小野塚彩那が銅メダルを獲得した。日本のメダルは8個目で、海外開催の冬季五輪で最多だった1992年アルベールビル五輪の7個を上回った。

ソチ五輪は20日、フィギュアスケート女子のフリーを行い、ショートプログラム(SP)16位と大きく出遅れた前回銀メダルの浅田真央(中京大)は、トリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を決めるなど、フリー3位となる自己最高の142.71点をマークし、合計198.22点の6位まで順位を上げた。

SP2位のアデリナ・ソトニコワがフリー1位の149.95点の合計224.59点を出し、逆転でこの種目ロシア勢初の金メダルを手にした。SP首位の金妍児(韓国)はフリー2位で、合計219.11点の2位となり、2連覇を逃した。3位はカロリナ・コストナー(イタリア)で、15歳のユリア・リプニツカヤ(ロシア)は5位。《共同通信》

2015 平成27年2月20日(金)

平成9540日目

【川崎市中1男子生徒殺害事件】

20日朝、神奈川県川崎市の河川敷で10代~20代くらいの男性が全裸の状態で死亡しているのが見つかり、警察は事件に巻き込まれた可能性が高いとみて調 べている。警察によると、20日午前6時過ぎ、川崎市川崎区の多摩川河川敷で、通行人の男性から「人が倒れている」と110番通報があった。

警察官が駆けつけたところ、河川敷の土手で10代から20代くらいの男性が全裸の状態で倒れていて、その場で死亡が確認された。男性は首などに複数の外傷があったということで、警察は事件に巻き込まれた可能性が高いとみて調べている。《日テレNEWS》

2016 平成28年2月20日(土)

平成9905日目

【社民党】党大会に野党5党の幹部集結

社民党は20日、東京都内で党大会を開いた。夏の参院選をにらみ、初出席となる共産を含む野党4党の党首や幹事長が来賓として参加。5党幹部は壇上で手をつなぎ、連携を訴えた。

社民の吉田忠智党首は「野党5党で共同で戦争法、安全保障関連法の廃止法案を国会に提出した。大きな一歩だ」とあいさつ。19日に共同提出した廃止法案を旗印とし、参院選に臨む考えを示した。

党大会には、民主党の枝野幸男幹事長、共産党の志位和夫委員長、維新の党の今井雅人幹事長、生活の党と山本太郎となかまたちの小沢一郎代表が参加。共産幹部の招待は異例で、志位氏は「党大会に招待頂くのは、社会党時代含めて今日が歴史上初めて。親しくお付き合いをさせて頂きたい」とあいさつした。

ただ、5党連携は緒に就いたばかり。小沢氏は「口先だけではなくて互いに信じ合い、協力して安倍政権を打倒するのが我々の使命だ」と述べた。《朝日新聞》

2017 平成29年2月20日(月)

平成10271日目

【米国】各地で反トランプデモ

米国で歴代大統領の功績をたたえる祝日「プレジデンツデー」の20日、ニューヨークやロサンゼルスなど全米各都市でトランプ大統領に対する抗議デモがあり、参加者は「私の大統領ではない」と書かれたプラカードを持って行進した。米メディアによると、計1万人以上が参加した。

ニューヨークのセントラルパーク近くでは数百人が集結。アンディー・フリアーズさん(47)は地元メディアに「私たちがいかに不満を感じているかを示すために来た」と語った。同デーは元々、初代大統領ジョージ・ワシントンの誕生日を祝う日だったが、その後、全大統領の功績をたたえる日となった。《共同通信》

2018 平成30年2月20日(火)

平成10636日目

【野球・日本代表】新たに22選手を選出

野球日本代表の稲葉篤紀監督は20日、オーストラリア代表と行う3月の強化試合のメンバーを発表し、1月に先行発表していた筒香(DeNA)ら6選手に加え、新たに則本(楽天)や秋山(西武)ら22選手を選出した。

那覇市内のホテルで行われた記者会見で、稲葉監督は「現時点でのトップチーム。2020年の東京五輪での金メダル獲得に向けた土台づくり、今後につながるチームづくりをしていきたい」と抱負を語った。19歳の堀(日本ハム)ら若手を多く選出したが、実績のある巨人の菅野や坂本勇らは外れた。「彼らの実力は分かっている。若い選手を少しでも見ていきたい、ということ」と話した。《共同通信》

2019 平成31年2月20日(水)

平成11001日目

【安倍晋三首相】米・トランプ大統領と電話会談

安倍晋三首相は20日夜、トランプ米大統領と電話で会談した。27、28両日にベトナムで開かれる非核化交渉を含む米朝首脳再会談に向け、首相は日本人拉致問題の早期解決へ協力を要請。自身の考え方を説明し、金正恩朝鮮労働党委員長に直接伝えるよう求めた。トランプ氏は「自分もよく理解できる。拉致問題を重視する」と伝達を約束した。核・ミサイル問題について緊密に意思疎通を図ると申し合わせた。

日米両首脳は、トランプ氏が5月26日から来日することも確認した。皇太子さまが5月1日に新天皇に即位された後、最初に会見する国賓となる見通し。《共同通信》

2020 令和2年2月20日(木)

令和296日目

【COVID-19】中国本土の死者2118人に

中国政府の国家衛生健康委員会は新型コロナウイルスによる肺炎について、20日午前0時(日本時間午前1時)時点の中国本土の感染者が前日より394人増え、7万4576人になったと発表した。死者は2118人。

韓国では20日、初めての死者が出た。南東部・大邱市の教会で集団感染も明らかになった。国営イラン通信などによると、19日に2人の感染が初めて確認されたイランでは20日、新たに3人の感染が判明。計5人の感染者のうち2人が死亡した。

中国本土の感染者数は、湖北省が感染の判定基準を変更したことで、24時間の増加数が大幅に減り、統計に混乱が生じた。湖北省では13日の発表分から、医師の臨床診断で感染と判断したケースも感染者数に含めていたが、国家衛生健康委員会はウイルスの検査能力が向上したため、取りやめたとしている。この結果、黄岡市などで新規感染者は計上されなかった。《読売新聞》

2021 令和3年2月20日(土)

令和662日目

【テニス・大坂なおみ選手】全豪2年ぶりV

テニスの四大大会今季初戦、全豪オープン第13日は20日、オーストラリアのメルボルンで女子シングルス決勝が行われ、第3シードの大坂なおみ(23)(日清食品)が第22シードのジェニファー・ブレイディ(25)(米)を6―4、6―3で下し、2年ぶり2度目の優勝を果たした。昨年の全米オープンに続き、出場した四大大会は2大会連続制覇で、通算4度目の優勝。

棄権による不戦敗を除き、昨年8月以降、公式戦21連勝となり、世界ランキングは3位から2位に浮上する。

大会は、新型コロナウイルスの影響で当初の予定から3週間遅れて開催された。《読売新聞》

2022 令和4年2月20日(日)

令和1027日目

【北京五輪】最終日

北京冬季五輪最終日の20日、カーリング女子決勝で日本(ロコ・ソラーレ)は英国に3−10で敗れ、銀メダルだった。初の「金」には届かなかったが、前回平昌五輪の銅メダルを上回り、男女を通じて過去最高成績で終えた。カーリング発祥の英国は平昌大会の3位決定戦で日本に負けた雪辱を果たし、2002年ソルトレークシティー五輪以来20年ぶり2度目の金メダルに輝いた。

日本選手団は総数で史上最多となる18個(金3、銀6、銅9)のメダルを獲得。スケートやスキー、スノーボードなど幅広い競技で表彰台に立った。



→2月21日 その日のできごと(何の日)

平成、令和 2月のできごと

←2月19日 その日のできごと(何の日)