令和296日目

2020/02/20

この日のできごと(何の日)

【COVID-19】

中国本土の死者2118人に

中国政府の国家衛生健康委員会は新型コロナウイルスによる肺炎について、20日午前0時(日本時間午前1時)時点の中国本土の感染者が前日より394人増え、7万4576人になったと発表した。死者は2118人。

韓国では20日、初めての死者が出た。南東部・大邱市の教会で集団感染も明らかになった。国営イラン通信などによると、19日に2人の感染が初めて確認されたイランでは20日、新たに3人の感染が判明。計5人の感染者のうち2人が死亡した。

中国本土の感染者数は、湖北省が感染の判定基準を変更したことで、24時間の増加数が大幅に減り、統計に混乱が生じた。湖北省では13日の発表分から、医師の臨床診断で感染と判断したケースも感染者数に含めていたが、国家衛生健康委員会はウイルスの検査能力が向上したため、取りやめたとしている。この結果、黄岡市などで新規感染者は計上されなかった。

湖北省政府は20日、この日までとしていた企業の休業期間を3月10日まで延長すると発表した。《読売新聞》

6道県で新たに8人の感染確認

国内では20日、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」で船内作業にあたっていた2人のほか、北海道、千葉、神奈川、愛知、福岡、沖縄の6道県で8人の計10人の新型コロナウイルスの感染が判明した。

北海道では、札幌市に住む40歳代の会社員男性の感染が判明した。市によると、男性は市内で開かれた「さっぽろ雪まつり」会場でスタッフの管理をしていた。また、北海道の鈴木直道知事は同日、19日に感染を公表した道南地方の60歳代男性の職業について七飯町議と発表した。町長ら濃厚接触者の健康観察をしている。

神奈川県では、相模原市の相模原中央病院に入院中の80歳代の男性患者の感染が判明した。同病院は、新型コロナウイルスに感染して死亡した80歳代の女性が一時入院していた。また、横浜市は、市民1人の感染を明らかにした。これまでに発表された感染者の濃厚接触者だという。

福岡県では、福岡市の60歳代無職男性と、60歳代の妻の感染が判明した。同県での感染確認は初めて。市によると、2人とも最近の海外渡航歴はないという。 沖縄県では、豊見城市在住の80歳代の農業男性の感染が確認された。すでに感染が判明しているタクシー運転手2人との接触の有無は不明という。

千葉県では、70歳代女性の感染が判明した。女性は観光バスで県外のツアーに参加していた。 愛知県では、名古屋市の80歳代男性の感染が判明。ハワイ帰りの女性(すでに感染が判明)と接触した可能性があり、健康観察の対象となっていた。《読売新聞》

クルーズ船の報告動画削除

新型コロナウイルスの集団感染が起きているクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に一時乗船し、船内の状況を動画投稿サイト「ユーチューブ」でリポートした岩田健太郎・神戸大教授は20日朝、この動画を削除した。

自身のツイッターで「ご迷惑をおかけした方には心よりお詫(わ)び申し上げます」「これ以上この議論を続ける理由はなくなった」とした。

岩田教授は動画で船内の感染防止策に懸念を示していたが、同日、インターネットを通じた記者会見で、「船内の環境が著しく改善したという情報を得たため」と説明。「誰かを非難するつもりはなかったが、誤解を与える結果となった」と話した。《読売新聞》

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【東京株式市場】

20日の東京株式市場は、円安ドル高の進行を好感して、日経平均株価(225種)は続伸した。終値は前日比78円45銭高の2万3479円15銭。朝方は大幅高となったが、新型コロナウイルスによる肺炎拡大への警戒感が広がり、急速に上げ幅を縮小した。値動きの荒い相場展開となった。

東証株価指数(TOPIX)は2.62ポイント高の1674.48。出来高は約11億7400万株。

米株高を背景にドルを買って円を売る動きが加速し、外国為替市場で円相場が一時、1ドル=111円台半ばまで急落した。

株式市場では、輸出企業の採算改善期待から上げ幅が400円を超える場面もあった。《共同通信》

【日本プロレス殿堂会】発足

人気プロレスラーだった天龍源一郎を中心に、長州力や藤波辰爾、アントニオ猪木らの賛同を得た日本プロレス殿堂会が、20日に発足した。設立の主な目的はプロレスラーの現役引退後の支援で、故障したレスラーや家族の生活を保障する体制づくりも目指す。

天龍の長女、嶋田紋奈さんが代表を務めるマネジメント会社が東京都内で記者会見を開いて発表した。選手の功績を後世までたたえる殿堂としての機能も備えるという。

天龍は「この会ができることは後輩たちの励みになる」と意義を語り、長州は「プロレスは一歩間違えたら事故になる。選手の役に立つ殿堂会をつくり上げていきたい」と述べた。《共同通信》

【小泉進次郎環境相】「反省」20回

小泉環境相は20日の衆院予算委員会で、政府の新型コロナウイルス感染症対策本部を欠席して地元の新年会に出席したことについて、「反省が伝わらない自分に反省したい」と改めて陳謝した。小泉氏は「気持ちが伝わるように真摯に職責を果たしたい」と語り、「反省」の言葉を20回も繰り返した。

公明党の北側一雄副代表は20日の記者会見で、「地元の会合に出ていたのは理解できない」と苦言を呈した。《読売新聞》

【共産党・志位和夫委員長】「野党連合政権へ大きな一歩」

共産党の志位和夫委員長は20日の記者会見で、立憲民主党の枝野幸男代表と19日に都内のホテルで会談し、共産党が綱領に掲げる日米安全保障条約の廃棄や自衛隊の解消、皇室制度への考え方、社会主義・共産主義に対する現在の考え方について説明したことを明らかにした。

共産党は立民や国民民主党など国会内外で連携する野党に連合政権の実現を呼びかけているが、日米安保条約廃棄などの不一致点がある。志位氏は会談で、不一致点について野党共闘に持ち込まない意向を伝えたという。志位氏は会談について「野党連合政権を作っていく上で大きな一歩だ」と評価した。今後、国民民主などにも説明していく方針だ。

会談は、志位氏が「野党連合政権への一歩を進める上での不一致点の問題をまず説明したい」と呼びかけ、枝野氏が「ぜひ、お聞きしたい」と応じ、実現した。立民の福山哲郎幹事長、共産の小池晃書記局長も同席した。《共同通信》



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