2019 平成31年2月20日(水)のできごと

平成11001日目

平成31年2月20日(水)

2019/02/20

【東京地裁】「患者にわいせつ」医師無罪

東京都足立区の病院で手術直後の女性患者にわいせつな行為をしたとして、準強制わいせつ罪に問われた被告の男性医師(43)に対し、東京地裁は20日、無罪(求刑・懲役3年)の判決を言い渡した。大川隆男裁判長は「女性が麻酔の影響で、わいせつ行為を受ける幻覚を体験した可能性がある」と述べた。

被告は乳腺外科医で、2016年5月10日、女性の右乳房の腫瘍を摘出する手術をした直後、病室で女性の胸をなめるなどしたとして逮捕・起訴された。

被告は公判で一貫して無罪を主張。弁護側は、女性が麻酔から覚める際、意識障害が生じる「術後せん妄」に陥っていたとし、女性の胸から検出された微物と被告のDNA型が一致したとする警察の鑑定結果も「手術前の診察で被告の唾液などが付着した」として、わいせつ行為を否定していた。

判決は、専門医の証言を基に「女性は術後せん妄に陥りやすい状態にあった」と認定した。

検察側が「被告が女性をなめた際の唾液によって付着した」とした微物についても、判決は「診察の際に被告の唾液が飛んだり、触診で汗などの体液が付いたりした可能性もある」と判断。また、DNAの鑑定担当者が試料を廃棄していた点などを問題視し、「鑑定を行う者としての誠実さに疑念がある」と批判した。

判決後に記者会見した被告は「納得できる判決だった」と安堵(あんど)の表情を浮かべた。被告を支援してきた東京保険医協会の幹部らも会見で「術後せん妄について医療界でガイドラインを作るなど対応すべきだ」と述べた。一方、女性も記者会見し、「DNA型が検出されても無罪となるなら、どう立証すればいいのか」と涙を流しながら訴えた。《読売新聞》




【待遇格差訴訟】非正規駅売店員にも退職金認める

東京メトロの子会社「メトロコマース」の契約社員として、駅の売店で販売員をしていた女性4人が、正社員との間に不合理な待遇格差があるとして損害賠償を求めた訴訟の控訴審判決で、東京高裁は20日、「長期間勤務した契約社員に退職金の支給を全く認めないのは不合理」として、請求の大半を棄却した一審東京地裁判決を変更、4人のうち2人に45万~49万円の退職金を支払うよう命じた。

非正規社員には退職金が支給されないケースが多い。原告側弁護団によると、支払いを認めた判決は初めて。

メトロコマースは「判決文が届いておらず詳細が分からないのでコメントは差し控えたい」としている。《共同通信》

【埼玉少女監禁事件】二審は懲役12年

埼玉県で14年に当時中学1年の少女(18)が誘拐され、2年間にわたって監禁された事件で未成年者誘拐や監禁致傷などの罪に問われたT被告(26)の控訴審で、東京高裁は20日、懲役9年とした一審さいたま地裁判決を破棄し、懲役12年の判決を言い渡した。

判決理由で高裁の若園敦雄裁判長は、完全責任能力を認定し「(誘拐した際に)事前に確認した名前で呼び掛けるなど、被害者の心理につけ込んだ極めて巧妙な犯行だ」と指摘。一審判決が、監禁後に一時脱出するなど被害者の物理的拘束は緩やかだったとした点については「心理的拘束だけで監禁を継続できると判断したためだ」とした。《共同通信》

【航空自衛隊・F2戦闘機】訓練中初の墜落…乗員2人救助

20日午前9時20分頃、航空自衛隊築城(ついき)基地(福岡県)所属のF2戦闘機1機が、同基地北東約130キロの山口県沖の日本海上で消息を絶った。自衛隊が捜索し、洋上で乗員2人を発見、救助した。2人とも意識はあるという。空自は、飛行中に海上に墜落したと断定し、原因の調査を始めた。

空自によると、F2は午前8時50分頃、3機編隊で同基地を離陸し、訓練飛行中だった。管制レーダーから機影が消えたため、空自の救難機などが捜索を開始。同日午前10時10分頃、洋上で緊急脱出用のゴムボートに乗っている2人を発見した。

周囲の海面には大量の油膜が浮かんでいるという。空自は、機体の捜索を続けるとともに、2人から当時の状況を聞き取るなどして墜落原因を調べている。F2の訓練中の墜落事故は初めてという。《読売新聞》

【共産党】天皇在位30年式典を欠席

共産党の穀田恵二国対委員長は20日の記者会見で、24日に開く政府主催の天皇陛下在位30年記念式典に党として出席しないことを明らかにした。理由について安倍晋三首相が施政方針演説で明治天皇の短歌を引用したことに触れ「今の政府には、天皇の政治的利用の動きがあると感じざるを得ない」と語った。

穀田氏によると、政府から出席の打診があったが、事前に断ったため招待状は来ていないという。共産党は在位10年、20年式典にも出席していない。《共同通信》

【自民党】竹島巡り非難決議

自民党は20日、外交部会などの合同会議を党本部で開き、韓国の海洋調査船による島根県・竹島周辺の日本領海の航行に抗議する決議をまとめた。「強烈な怒りを持って非難する。韓国はもはや国家としての信用を失っている」と指摘した。決議文を会議に同席した山田賢司外務政務官に提出した。

決議は、韓国国会議長が慰安婦問題で天皇陛下による謝罪を求め続けていることなどにも触れ「あまたの国際約束違反、虚言、非礼を繰り返しており断固抗議する。一刻も早く外交の正常化を果たすことを望む」と訴えた。《共同通信》

【野党】田畑議員の辞職要求

立憲民主、国民民主など野党6党派の国対委員長は20日、国会内で会談し、元交際女性から準強制性交容疑で告訴された自民党の田畑毅衆院議員=比例東海、当選3回=に関し、議員辞職すべきだとの認識で一致した。自民党執行部は、田畑氏が提出した離党届の扱いを21日にも判断する。

会談後、立民の辻元清美国対委員長は自民党の森山裕国対委員長と会い、責任ある対応を求めた。国民の玉木雄一郎代表は記者会見で「事実なら辞職に値する。自民党は離党届を受理せず、除籍を含めた厳しい処分をすべきだ」と述べた。

自民党の山東昭子党紀委員長は「いろいろな角度から情報を把握している」と語った。《共同通信》

【アントニオ猪木参院議員】国民民主党会派入

無所属のアントニオ猪木参院議員(76)=比例=が国民民主党会派に入ることが20日分かった。複数の党関係者が明らかにした。参院で立憲民主党と国民の会派勢力は27議席と同数。国民は同日、藤田幸久参院議員(茨城選挙区)を除籍(除名)処分とする方針を決めたが、正式決定にはさらに時間がかかるため、国民が当面、与党との交渉役である野党第1会派となる見通しだ。

藤田氏の処分は、党倫理委員会での審議を経て正式決定する。国民は正式決定まで会派離脱を認めない方針だ。藤田氏が離脱して立民会派入りすれば、立民が野党第1会派になる。《共同通信》

【菅義偉官房長官】東京新聞記事に違和感

菅義偉官房長官は20日の記者会見で、東京新聞記者の質問を事実誤認とした記者クラブ宛ての要請文に関連する同紙の20日付朝刊の検証記事について「個人的には違和感を覚える」と述べた。「記者会見が国民の知る権利に資するものになるよう、引き続き記者会と協力しながら適切に対応したい」とも語った。

東京新聞は記事で、記者クラブ宛てとは別に2017年9月以降、首相官邸側から9件の申し入れがあったと紹介。申し入れに対する同紙の回答を掲載した。《共同通信》

【安倍晋三首相】米・トランプ大統領と電話会談

安倍晋三首相は20日夜、トランプ米大統領と電話で会談した。27、28両日にベトナムで開かれる非核化交渉を含む米朝首脳再会談に向け、首相は日本人拉致問題の早期解決へ協力を要請。自身の考え方を説明し、金正恩朝鮮労働党委員長に直接伝えるよう求めた。トランプ氏は「自分もよく理解できる。拉致問題を重視する」と伝達を約束した。核・ミサイル問題について緊密に意思疎通を図ると申し合わせた。

日米両首脳は、トランプ氏が5月26日から来日することも確認した。皇太子さまが5月1日に新天皇に即位された後、最初に会見する国賓となる見通し。《共同通信》

2月21日のできごと

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