平成8079日目

2011/02/20

この日のできごと(何の日)

【民主党・岡田克也幹事長】高速無料化「断念」を表明

民主党の岡田克也幹事長は20日、三重県伊勢市で講演し、8月の党マニフェスト(政権公約)見直しで、高速道路の原則無料化や子ども手当の満額支給の断念を打ち出す方向で調整する意向を表明した。小沢一郎元代表に近い議員らが執行部の公約見直しを批判しており、政権党の混乱が拡大するのは必至だ。


https://www.dpfp.or.jp/

岡田氏は講演で「(政権交代から)1年半がたち、いまだに実現できないこともある。4年間でできることとできないことをはっきり説明することが必要だ」と強調。その上で、高速道路の原則無料化について「実験をして分かったことは、あちこちで渋滞が発生したこと。渋滞してまで料金を下げる必要はない」との見解を示した。

子ども手当の月額1人当たり2万6千円の満額支給に関しても「子ども手当は必要と考えているが、全額と言われると、もう少し保育所をつくったり、学童保育の現物支給を厚めにすべきだ」と述べた。《共同通信》

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【フィギュア・四大陸選手権】最終日

フィギュアスケートの四大陸選手権最終日は20日、台北で行われ、女子は全日本選手権を制した安藤美姫(トヨタ自動車)がショートプログラム(SP)に続きフリーも1位となり、合計201・34点の自己ベストで初優勝した。女子の200点突破はキム・ヨナ(韓国)浅田真央(中京大)らに続いて史上4人目。安藤は2回転半―3回転の連続ジャンプを決めるなどほぼ完璧な演技だった。

3月の世界選手権で2連覇を狙う浅田はトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)を成功させたが、196・30点で2位にとどまった。長洲未来(米国)が189・46点で3位に入り、鈴木明子(邦和スポーツランド)は162・59点で7位だった。《共同通信》

【プロ野球】オープン戦

球団初の沖縄キャンプを行うプロ野球巨人が20日、那覇市の沖縄セルラースタジアム那覇で星野仙一新監督を迎えた楽天とのオープン戦を行った。キャンプ初日の注目カードに、1万6567人の観衆が集まった。

巨人は坂本勇人内野手、阿部慎之助捕手の主力選手が先発メンバーに名を連ね、楽天も米大リーグから今季、日本球界に戻った松井稼頭央、岩村明憲両内野手が出場。始球式は翁長雄志那覇市長が務めた。断続的に雨が降る悪天候だったが、詰め掛けたファンは一投一打に大きな拍手や歓声を送った。《共同通信》

【横浜国際女子マラソン】

横浜国際女子マラソンは20日、横浜市の山下公園発着で行われ、2009年世界選手権銀メダルの尾崎好美(第一生命)が優勝し、今夏の世界選手権(大邱=韓国)代表に決まった。2位には22歳の中里麗美(ダイハツ)が入り、マリサ・バロス(ポルトガル)が3位に続いた。

29歳の尾崎は39キロすぎにスパートして中里、バロスを振り切り、女子マラソンの世界選手権代表第1号となった。(スタート時曇り、気温8.0度、湿度52%、北の風0.1メートル)《共同通信》

【競馬・第28回フェブラリーステークス】

第28回フェブラリーステークス(20日・東京11R1600メートルダート16頭、G1)1番人気のトランセンド(藤田伸二騎乗)が1分36秒4で勝ち、昨年のジャパンカップダート(JCD)に続くG1連覇を遂げるとともに、1着賞金9400万円を獲得した。藤田騎手、安田隆行調教師はともにこのレース初勝利。

好スタートから逃げたトランセンドは、最後の直線に入っても粘り強く伸び、後方から追い込んだ地方・船橋競馬所属で3番人気のフリオーソに1馬身半差をつけた。さらに首差の3着には4番人気のバーディバーディが入った。《共同通信》

【サッカー】

サッカーのオランダ1部リーグで18歳のFW宮市亮が所属するフェイエノールトは20日、敵地でデンハーグと対戦し、宮市は3トップの左でデビューから3試合連続フル出場を果たした。試合は2−2で引き分けた。

宮市は得意のドリブルなどで積極的なプレーを披露。前半38分には宮市の左CKを起点にチームの2点目が生まれた。《共同通信》

【鳩山由紀夫前首相】方便発言は「真理に導く手段の意」

鳩山由紀夫前首相は20日、米軍普天間基地(沖縄県宜野湾市)の県外移設断念の理由に米海兵隊の抑止力を挙げたのは「方便だった」と発言したことについて「方便とは真理に導くための手段のことだ。真理とは、すなわち(名護市)辺野古への移設で、そこに導くための手段として『抑止力』と言った」と釈明した。北海道伊達市内での後援会会合で語った。

県外移設断念の経緯を巡っては「普天間の海兵隊ヘリ部隊の役割は決して敵を襲うものでなく、(当初は)それを抑止力と言い切るのは無理があると思った。しかし地上部隊とヘリ部隊は密接で離せないとの米側の理屈、さらに空軍、海軍、海兵隊パッケージ全体が抑止力だとの言われ方をすると、なるほどと(考えた)」とした。《共同通信》

【阿久根市議会】リコール成立

鹿児島県阿久根市議会の解散の賛否を問う住民投票は20日、投開票され、賛成票が有効投票の過半数に達しリコールが成立した。議会は即日解散し、出直し市議選は統一地方選後半の4月17日告示、24日投開票の日程で行われる。失職した前市長と対立してきた市議会に対しても、多くの市民が不信感を抱く実態を示した形で、市政の混乱はさらに続きそうだ。

20日現在の有権者数は1万9631人で投票率は67.72%。リコールへの賛成は7321票、反対は5914票だった。

市では議会を招集せず専決処分を繰り返した竹原信一前市長が昨年12月の住民投票でリコールが成立して失職、1月の出直し市長選でも落選した。西平良将・現市長は専決処分による議員報酬の日当制を月額制の旧制度に戻す条例案を提案、議会は可決したが、批判的にみる市民も多かったとみられる。

【アフガニスタン】民間人64人死亡

ロイター通信によると、アフガニスタン東部コナル州知事は20日、同国治安部隊と北大西洋条約機構(NATO)軍部隊の合同作戦に巻き込まれ、過去4日間に多数の女性と子どもを含む民間人64人が死亡したと述べた。

NATOが主導する国際治安支援部隊(ISAF)の報道官は民間人の死者の報告は承知していないとしている。

知事は「ガジアバード地区で行われた地上攻撃と空爆で犠牲となった」とし、64人のうち、20人が女性で、29人が子どもや10代の少年らだとしている。

ISAFは18日、同地区で武装勢力に対し空爆を行い、30人以上を殺害したと発表。民間人の死傷者の報告はないとしていた。《共同通信》

【リビア】首都で衝突

中東の衛星テレビ局アルジャジーラによると、リビアの首都トリポリで20日夜、数千人が反体制デモを行い、カダフィ大佐の支持者と衝突した。ロイター通信は、トリポリのホテル従業員が「街全体が騒乱状態にある」と話したと報じた。民主化要求の波が41年以上にわたるカダフィ大佐の独裁体制の中枢に近づいた。

20日はトリポリの東約200キロの北部ミスラタでもデモがあった。

デモ隊と治安部隊の衝突が激化している北東部ベンガジの弁護士と病院当局者は20日、ロイターの電話取材に、現地の複数の軍兵士が任務を放棄し「民衆の反乱に合流したとわれわれに話している」と語った。一方、アルジャジーラは、リビアのアラブ連盟担当大使が政府のデモ弾圧に抗議し辞表を提出したと報じた。事実とすれば、軍部隊と政府高官が政権に反旗を翻したことになり、体制にとって大きな打撃。

ベンガジの病院当局者は少なくとも50人が死亡、約200人が負傷したと語った。《共同通信》

リビアの首都トリポリで20日夜、反政府デモは治安当局との衝突に発展。ロイター通信は住民の話として、デモ隊に対し催涙ガス弾が使用され、銃声が街に響いたと伝えた。中東の衛星テレビ、アルジャズィーラは路上で火の手が上がる映像を流しており、これまで平穏とされた首都にも不穏な空気が広がっている。

「街は市民の支配下にある。全てが終わった。われわれはついに自由だ」。同国第2の都市、ベンガジのデモ隊の男性は20日夜、アルジャズィーラに対し誇らしげに”勝利宣言”を行った。治安部隊による今後の反撃も予想されるが、ベンガジでは治安部隊を街から追いやったとの歓喜が広がっている。

ベンガジでは20日、治安機関とデモ隊が激しい攻防を展開。前日のデモで死亡した市民を追悼するために集まったデモ隊に治安部隊は昼ごろから発砲を始め、20日だけで約50人が死亡した。

ロイターなどによると、デモ隊が墓地に向けて行進していたところ、兵士や戦車がいきなり現れ、デモ隊を攻撃した。その後、政府関連施設などから出火、街のあちこちで治安部隊と住民の戦いが一日中断続的に繰り広げられた。



2月20日 その日のできごと(何の日)