令和246日目

2020/01/01

この日のできごと(何の日)

【香港】元日デモに100万人

香港中心部で1日、民主派団体「民間人権陣線(民陣)」が普通選挙導入など「五大要求」を掲げ、政府への抗議デモを実施した。民陣によると、参加者は100万人以上(警察発表は約6万人)。数千人規模だった近年の元日デモ参加者数を大幅に上回り、政府への不満の根強さを示した。

警官隊は一部のデモ隊と衝突し、催涙弾を放った。デモ隊は火炎瓶などを投げつけた。沿道の銀行などへの破壊行為も見られた。

民陣は警察の求めに応じ、デモを途中で中止したが、その後も黒服姿の若者らが路上で物を燃やすなど混乱が続いた。《共同通信》

香港で1日に行われた大規模デモは、主催者の民主派団体「民間人権陣線(民陣)」によると、100万人以上が参加した。デモでは若者らと警官隊が各地で衝突し、香港紙によると、約100人が警察の調査を受けた。香港島の繁華街、銅鑼湾などで数十人以上が拘束されたもようだ。

デモ隊の一部は親中国系とみられる商店のほか、抗議活動の支援団体の口座を閉鎖した英銀大手、HSBCの施設などを破壊。警察当局はデモ行進が始まって約3時間後に突然、デモの継続を認めないと主催者に通告し、デモは強制的に中止された。

香港島の繁華街、銅鑼湾や湾仔、ビジネス街の中環などで警官隊とデモ隊の一部が衝突、警察はデモ隊に放水したほか、催涙弾を撃つなどした。デモ隊はレンガや火炎瓶を投げて対抗、多数の拘束者が出た。

民陣は「今回はデモを途中で中止させられたが、昨年6月9日に行われたデモに参加した103万人は超えていた」と発表した。《産経新聞》

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【台湾・蔡英文総統】「一国二制度」断固拒否

台湾の蔡英文総統は1日午前、台北の総統府で新年の談話を発表し、「(台湾の)主権を守り民主主義と自由を守ることが総統として堅持すべき立場だ」と述べ、中国の圧力に屈しない姿勢を改めて強調した。

蔡氏は昨年の香港情勢の悪化を受け、中国の習近平国家主席が台湾統一の方式として掲げる「一国二制度」の「信用はすでに破産している」と指摘。「民主主義と専制は同時に同じ国家に存在できない」と述べ、一国二制度による統一を拒否する方針を確認した。

その上で、中台関係について、(1)台湾海峡の現状を破壊しているのは中国であり台湾ではない(2)中国は(「一つの中国原則」に基づく)「1992年合意」を利用し「中華民国」の空洞化を図っている(3)主権は短期的な経済的利益と引き換えにできない(4)中国は全面的な浸透で台湾社会を分断している-とする「4つの共通認識」を挙げ、台湾の市民に「一致団結して外部の脅威に立ち向かう」よう訴えた。《産経新聞》

【カルロス・ゴーン被告】楽器内に隠れて機内へ?

レバノンに逃亡した日産自動車前会長カルロス・ゴーン被告について、長年の友人イマド・アジャミ氏は1日、共同通信の電話取材に対し、楽器箱の中に隠れてジェット機に持ち込んでもらい、日本を離れたとの見方を示した。逃亡後、ゴーン被告に「ごく近い関係者」とやりとりしたという。信ぴょう性は不明。

アジャミ氏によると、保釈中のゴーン被告は音楽隊を呼んでクリスマスのホームパーティーを開催。自ら音楽隊の楽器箱に入ってカメラの監視をかいくぐり、協力者に住宅から運び出してもらい、待機していたトラックで移動したという。《共同通信》

【サッカー・天皇杯】神戸が初優勝

サッカー日本一を決める第99回天皇杯全日本選手権(日本サッカー協会、Jリーグ主催、共同通信社、NHK共催)最終日は1日、11月末に完成した東京・国立競技場で最初のスポーツ公式戦として決勝が行われ、神戸が2―0で鹿島を破って初優勝を遂げ、クラブ初のタイトルを獲得した。

神戸は前半、オウンゴールと藤本の得点でリード。後半は押し込まれる時間もあったが耐え、逃げ切った。賞金は1億5千万円で、アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)の出場権も初めて手にした。天皇杯の決勝が国立競技場で開催されるのは6大会ぶりだった。《共同通信》

【全日本実業団対抗駅伝】旭化成が4連覇

全日本実業団対抗駅伝は1日、前橋市の群馬県庁前を発着点とする7区間、100キロに37チームが参加して行われ、旭化成が4時間46分7秒の大会新記録で快勝して連覇を4に伸ばした。歴代最多の優勝回数は25度となった。2分29秒差の2位にトヨタ自動車が続き、3位にホンダが入った。

2区で首位に浮上した旭化成は4区で2位に後退したが、5区の村山謙太が区間賞を獲得して差を詰め、6区で20歳の小野知大が区間新記録の快走でトップを奪回。7区の鎧坂哲哉も区間1位の走りだった。東京五輪マラソン代表に決まっているトヨタ自動車の服部勇馬は5区で区間3位だった。《共同通信》

【陸上・桐生祥秀選手】結婚発表

陸上男子100メートルで前日本記録保持者の桐生祥秀選手(24)=日本生命=が1月1日未明、「ユーチューブ」で公開した動画で一般女性と結婚したことを発表した。「家族ができるし、結婚してまた頑張らないといけない。子どもは男の子がいい」と笑顔で話した。

桐生選手は2017年に日本人では初の9秒台となる9秒98をマーク。活躍が期待される東京五輪に向け「個人でもリレーでもメダルを狙っていく」と抱負を語った。《共同通信》

【かんぽ生命、日本郵便】新規の保険販売業務を停止

かんぽ生命保険と日本郵便は1日、新規の保険販売業務を停止した。保険の不正販売問題に伴う金融庁と総務省の行政処分に基づき、3月末までの3カ月間停止し、再発防止に専念する。

販売停止はかんぽ生命の保険商品で、かんぽ生命は新規募集と新規契約の締結、日本郵便は新規募集が対象となった。ただし、顧客が希望すれば例外で募集や契約を結ぶことが認められた。

日本郵政の長門正貢社長、日本郵便の横山邦男社長、かんぽ生命の植平光彦社長の3人は5日付で引責辞任する。増田寛也元総務相が6日に郵政社長に就き、失われた信頼の回復に乗り出す。《共同通信》

【日米貿易協定】発効

日米貿易協定が1日、発効した。日本は米国産牛肉などの関税を一気に環太平洋連携協定(TPP)水準に引き下げ、米国産農産物への大規模な市場開放に踏み切った。食品価格の値下がりが期待できるが、安価な米国産品が一層流入することになり、国内の農家は荒波にさらされそうだ。工業分野では日本は自動車や関連部品の関税撤廃を得られなかったが、米国による日本車への追加関税は免れた。

日本は牛肉の関税を発効前の38.5%から将来的に9%に下げるほか、豚肉やチーズ、小麦やワインなど約72億ドル(約7900億円)分の農産物について、関税を撤廃・削減する。《共同通信》

【新年祝賀の儀】

令和初の新年を迎えた1日、天皇、皇后両陛下が皇族や三権の長らから新年のお祝いを受ける「新年祝賀の儀」が皇居・宮殿で開かれた。天皇陛下は「年頭に当たり、国民の幸せと国の発展を祈ります」と祝賀に応じられた。

午前に宮殿「松の間」で秋篠宮ご夫妻と長女眞子さま、次女佳子さまら皇族が両陛下にあいさつした。その後、両陛下は皇族と共に宮殿の各部屋を回り、安倍晋三首相や閣僚、衆参両院議長、最高裁長官らから祝賀を受けた。

午後には120以上の国と機関の駐日大使らも宮殿を訪れ、両陛下にあいさつした。療養中の皇后さまがこの行事に出席したのは2003年以来となった。《共同通信》

【安倍晋三首相】年頭所感を発表

安倍晋三首相は1日付で年頭所感を発表した。昨年の皇位継承で令和がスタートしたことに触れ「国のかたちに関わる大きな改革を進める。その先にあるのが憲法改正だ」と主張した。年頭所感で改憲に直接言及するのは2014年以来。重要課題に掲げる社会保障制度改革に関し「全ての世代が安心できる制度に改革し、少子高齢化に真正面から挑戦する」とした。

働き方改革を進め、性別や年齢、障害の有無にかかわらず活躍できる1億総活躍社会をつくり上げると訴えた。

東京五輪・パラリンピックについては「子どもたちが未来に向かって夢を見ることができる、わくわくするような大会にしたい」とした。《共同通信》

【安倍晋三首相】岸田氏の存在感に期待感

安倍晋三首相は1日放送のテレビ朝日番組で、自身の後を継ぐ「ポスト安倍」に関し、自民党の岸田文雄政調会長の存在感が今後高まると期待感を示した。「岸田氏は次の総裁選に出ると明確に言っている。(次の打順を待って)バットをぶんぶん振っている。もうじきその音が聞こえてくると思う」と述べた。

意中の人物は岸田氏ではないかとの記者の質問には、2016年のオバマ米大統領(当時)の広島訪問に触れ「広島出身の岸田氏が果たした役割は大変大きかったと評価している」と強調。「これからさらに明確な発言をされていくことを期待している」とも述べた。番組は昨年12月26日に収録された。《共同通信》



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