平成4427日目

2001/02/20

【長野県・田中康夫知事】脱ダム宣言

長野県の田中康夫知事は20日、本体着工前の七つの県営ダム計画を原則として中止すると発表した。田中知事は会見で「今後はできるだけダムに頼らず、河川改修などの治水対策を優先させる」と述べた。知事が「脱ダム」を前面に打ち出すのは全国で初めて。しかし、ダムの必要性は地域によって異なるため、計画中止には反発も予想され、国の河川行政にも影響を与えそうだ。

同県内には現在、11のダム計画があるが、今回中止するのは浅川(長野市)など本体着工済みの四つを除く、下諏訪(下諏訪町)、蓼科(茅野市)、清川(飯山市)など7ダム。下諏訪ダムについては、堤防のかさ上げなどの治水対策を検討し、計画を中止した。

田中知事は「ダムは地球環境に影響を与える。建設してもいずれ造り替えなければならず、その間に堆砂(たいしゃ)を取り除くため数十億円の費用がかかる。できる限りコンクリートのダムは造るべきではない。田中県政の基本理念。長野モデルとして全国に発信したい」と述べた。

一方、県土木部の光家康夫部長は同日朝「(発表は)知事からまったく聞いていない」と話し、ダム計画の中止について、知事と担当部局が協議していないことを明らかにした。《毎日新聞》

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【政界談話室】

○…民主党の菅直人幹事長は20日の代議士会で、与党内で退陣論が強まっている森喜朗首相について「死に体ではなく、死体である。これ以上弾を撃ち込んでも死体は死体である」と、既に退陣は歴史的事実とでも言わんばかり。さらに内閣不信任決議案提出問題についても「自公保(政権)は(森首相退陣の仕掛けに)悪用しかねない。森政権を倒せば済むわけではなく、自公保政権を倒す観点から見定めたい」と強調、7月の衆参同日選挙の可能性にも言及し、ボルテージは上がる一方。《共同通信》

【野党】予算案審議を拒否

森喜朗首相の退陣に向けた流れが与党内で強まる中、野党4党は野呂田芳成衆院予算委員長の委員会運営を不満として20日の同予算委審議を拒否、首相の退陣表明時期とも絡む2001年度予算案の衆院通過をめぐる与野党攻防が白熱化した。野党は野呂田委員長の解任決議案を提出する方針でその時期をめぐる駆け引きも激化、予算委の正常化は同決議案採決後の22日以降となる公算が大きい。

20日朝の予算委理事会で野党側は、27、28両日の公聴会を設定した野呂田委員長に抗議して途中退席。20日午前の予算委員会は、野党抜きで質疑という今国会では初めての不正常な形となった。

野党4党は、野呂田委員長の解任決議案が衆院本会議で採決されるまでは、予算委の欠席を続けることで既に合意している。2001年度予算案の組み替え動議も、予算委正常化後に4党で共同提出する方針だ。《共同通信》

【森喜朗首相】予算成立へ党に協力を要請

森喜朗首相の退陣論が強まる中、与党は20日、2001年度予算案をめぐる衆院予算委員会の質疑を野党欠席のまま行い、3月初めの衆院通過を目指す方針を鮮明にした。自民党の森、江藤・亀井両派幹部を除く与党幹部には、森首相の自発的な退陣表明に向け、予算案が衆院を通過し、成立にめどがついた段階で「森おろし」を本格化させる狙いがあるためだ。

森首相は20日夜、都内のホテルで古賀誠、野中広務両氏ら自民党新旧三役メンバーと懇談。「襟を正して頑張る。予算案はしっかり通したい」と述べ、来年度予算案の早期成立に協力を要請した。《共同通信》

【第10次ゴラン高原派遣輸送隊】森首相に帰国報告

 2月20日のできごと(何の日)【第10次ゴラン高原派遣輸送隊】森首相に帰国報告
https://www.kantei.go.jp/

20日、森首相は第10次ゴラン高原派遣輸送隊等の官邸あいさつ(帰国報告)を受けた。首相は、あいさつで「厳しい勤務環境の下で、ゴラン高原におけるPKO活動の一翼を担ってこられました。まずもって心からねぎらいの言葉を申し上げたいと思います」「諸君の日々の活動は、内外から高く評価されたと聞いております」と述べ、隊員の労苦をねぎらうとともにその活動を称えた。《首相官邸》

【この日の民主党】

クラブで若者520人と民主党議員が交流会

「いっしょに踊って、政治のこと・若者のことを議員と話そう」と、民主党を応援する学生団体「Young Democrats」(ヤング・デモクラッツ)が呼びかけて、国会議員と学生の交流会「2020」が20日夜、東京・渋谷のクラブ「WOMB」で開催された。

会場は詰めかけた520人の若者たちで始まる前からたいへんな熱気。まず、若者に人気のDJ宇治田ミノルさんと菅直人幹事長がステージに登り、トークを繰り広げ、菅幹事長の若い頃の体験など披露したり、若者の政治参加を呼びかけた。次に、民主党青年局長の浅尾慶一郎参議院議員が、参加した16人の議員を次々と壇上で紹介。その後、議員たちは若者たちの踊りの輪に加わり、会場のいたるところで議員を囲む輪ができていった。

その後、29歳の細野豪志衆議院議員がステージに登り、宇治田さんとトーク。若くてもお金がなくても議員になる夢を実現できたという自分の体験を話し、若者達を勇気づけた。

このイベントの実行委員長の福地宏之さんが、最後に壇上で「政治家と若者の距離が大きく開いている。政治家は若者の事がわかっていないし、若者は政治家の事が信頼できない。この距離を埋めるために、このイベントを開いた」と語った。

Young Democratsは、今後、首都圏の学生向けの政治スクールや、イベントを開催していく予定。

「えひめ丸」衝突沈没事故・民主党調査団レポート(1)新事実が次々と明らかに

ハワイ沖で起きた宇和島水産高校の実習船「えひめ丸」と米原子力潜水艦「グリーンビル」との衝突、沈没事故の調査のため、16日(現地時間)からハワイを訪れていた民主党調査団(団長=伊藤英成外交安保ネクスト大臣、団員=首藤信彦衆議院議員、浅尾慶一郎参議院議員)の一行は、18日まで会談や調査を行い、19日にワシントンに移動した。 20日、調査団からハワイ滞在中の詳細レポートが届いたので、一部を紹介する。

●緊急浮上訓練ではなく、デモンストレーション

調査団は16日午後、米運輸安全委員会を訪問。ハーマーシュミット委員とシェーファー上級海難事故調査官と面会し、日本国民の公正・透明な調査への強い期待を伝えた後、さまざまな事実について確認を行い、新たな事実を引き出した。

特に、これまで「緊急浮上訓練」とされていたものが「民間人へのデモンストレーション」が目的であった疑いの強いこと、従って緊急浮上というほどの浮上ではない可能性が強いこと、ソナーで探知できなかったことには大きな疑問があり、探知していた可能性があること、記録は残っていないというが、コンピューター上に残っている可能性があることなどが表明された。これらのことは、日本のマスコミでも報道された。

さらに、キャンプスミスでは、トーマス・ケース米太平洋軍司令部副司令官、ケネス・フィッシャー米太平洋艦隊副司令官兼参謀長、ジョセフ・マクレラン米沿岸警備隊司令官と会談。まず、調査団から捜索と原因および責任の究明を強く要請するとともに、今後の米側の対応次第では、最近の沖縄での度重なる不祥事などもあり、日米関係に重大な影響を及ぼしかねないという懸念を厳しく表明した。

また、今後の予定や法的措置、今後の再発防止への考え方などについて意見が交わされ、調査団側からは補償や被害者支援についてしっかりと行うよう申し入れた。

●ご家族・関係者から要望をきく

調査団は17日午前に実習船乗員のご家族・関係者の方々と面会。党としてのお見舞いを申し上げるとともに、これまでの取り組みや米側とのやりとりを説明し、要望などを伺った。16日深夜に深海探査機スコーピオが沈没したえひめ丸の船体を確認したとのニュースが流れたことから、1日も早い引き揚げ、また引き揚げの確約がほしいとの声が相次いだ。

また、日本政府に対しては、けっして米側との交渉で妥協しないこと、米側から早く事実を知らせることなどを、民主党からも強く要請してほしいとの要望を受けた。これに応え、調査団は、「みなさんの気持ちはしっかりと受け止め、これからワシントンで米側責任者と会う際には必ず伝える」と述べた。同日午後には、沿岸警備隊基地で「えひめ丸」の遺留品を確認した。

●地元の支援活動に感謝

調査団一行は16日、「えひめ丸」のご家族・関係者の支援のために募金活動を行っているファースト・ハワイアン・バンクを訪問。ハワード・カー副会長(日米協会会長)と面会し、ハワイ市民の善意に感謝を申し上げるとともに、議員個人として「えひめ丸基金」に寄付を行った。

また17日には、同募金の広報をボランティアで行っている地元KIKUテレビのジョアン・ニノミヤ社長を訪ねた。ニノミヤ社長は、日系三世として、肉親が行方不明になっている事故による精神的な衝撃とともに、日米の文化の違いから来る不安やストレスによるご家族の心の重い負担を心配され、「市民としてできる限り支援したい」と話していた。募金額はすでに3万ドルに達しており、ニノミヤ社長はご家族にお渡ししたいと述べたため、調査団はホノルルの日本総領事に対し、早い時期に実現するよう要請した。

●日本の世論しっかりと伝える

調査団は、ハワイ滞在中に地元マスコミの取材に積極的に応じ、今回の事故に関する日本の世論、民主党の考え方などをアメリカ国民に広く伝えた。取材内容は地元のテレビや、ホノルル・アドバタイザー紙で放映、掲載された。《民主党ニュース》



2月20日 その日のできごと(何の日)