令和248日目
2020/01/03
この日のできごと(何の日)
【第96回箱根駅伝】青学大が5度目の総合優勝
第96回東京箱根間往復大学駅伝競走は3日、復路が行われ、往路優勝の青学大が、復路は1度も先頭を譲らない安定した走りを見せ、10時間45分23秒の大会新記録で、2年ぶり5度目の総合優勝を果たした。
前回大会覇者の東海大に3分22秒差をつけて復路をスタートした青学大は6区、7区と徐々に差を縮められたが、8区の岩見秀哉(3年)が踏ん張ると、9区の神林勇太(3年)が区間賞の快走で後続を突き放し、10区の湯原慶吾(2年)も危なげなくトップを守った。
東海大は2位。復路は青学大のタイムを上回ったが、往路の出遅れが響いた。
3位は終盤の4チームによる競り合いを制した国学院大。帝京大が4位で、5位の東京国際大は、4度目の出場で初めてシード権を獲得した。6位以下は明大、早大、駒大、創価大。5強の一角とされた東洋大が10位でシード権を獲得。11位の中央学院大はあと一歩で次回大会の予選会に回ることになった。《読売新聞》
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箱根駅伝の最優秀選手(金栗杯)には、東洋大の相沢晃(4年)が選ばれた。
5強の一角とされていたチームは総合10位に終わったが、相沢自身は各校のエースが競う「花の2区」で区間賞を獲得。2009年にモグス(山梨学院大)が作った区間記録を11年ぶりに更新する快走を見せた。《読売新聞》
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【ライスボウル】富士通が5度目の優勝
アメリカンフットボールの日本選手権、ライスボウルは3日、東京ドームで行われ、社会人代表の富士通が学生代表の関学大に38―14で圧勝し、4年連続5度目の優勝を果たした。社会人と学生の王者が対戦する形式となった1984年以降で4連覇を達成したのは、2011~14年のオービックに次いで史上2チーム目。
社会人代表の勝利は11年連続。最優秀選手賞には3TDパスを決めた富士通のQB高木が選ばれた。関学大は18年ぶり2度目の制覇を逃した。
富士通は序盤から高木のパスがさえ、前半を28―7で折り返した。後半もFGなどで着実に加点した。《共同通信》
【大相撲・朝乃山関】稽古始め
大相撲の新関脇朝乃山が3日、東京都墨田区の高砂部屋で稽古始めを行い、飛躍が期待される一年のスタートを切った。25歳の大器は四股とぶつかり稽古で汗を流し「昨年よりも試練を毎場所経験すると思う。大きな壁に負けないで、しっかり前に進んでいきたい」と新年の抱負を語った。
朝乃山は新小結の先場所で11勝をマーク。初場所(12日初日・両国国技館)では2桁勝利を目標に掲げ、大関昇進の足固めを狙う。
年末年始は故郷の富山県で過ごし、母校の富山商高のOBらから寄贈された化粧まわしの贈呈式に出席。大みそかには同高相撲部時代の恩師、故浦山英樹監督の墓前で成長を誓ったという。《共同通信》
【福島県双葉町】成人式
東京電力福島第1原発事故で全町避難が続く福島県双葉町は3日、役場機能を移している同県いわき市で成人式を開き、新成人が「地域のために貢献していきたい」と抱負を語った。東日本大震災から約9年ぶりの再会を喜び合う姿もあった。
出席したのは震災当時、小学5年だった新成人53人のうち29人。ともに専門学校2年の服部真和さん(20)と渡辺碩さん(20)が「生まれ育った双葉を片時も忘れず歩んできた。町民としての誇りを忘れず、前に進んでいく」と誓いの言葉を述べた。
双葉町では3月4日、JR常磐線双葉駅周辺など、町内一部地域の避難指示が初めて解除される。《共同通信》
【米国】イラン・ソレイマニ司令官を殺害
米国防総省は2日、イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を攻撃し殺害したと発表した。ロイター通信は、イラクのバグダッドの国際空港で現地時間3日未明、同氏らの車列が米軍ヘリに空爆され、イラクの民兵組織幹部らとともに死亡したとしている。
トランプ米大統領は3日、ソレイマニ氏が多くの米国人の殺害に関わり、「さらに多くの殺害を企てていた」とツイッターで非難。国防総省は声明で、攻撃はトランプ氏の命令で「外国の米要員を守るための果断かつ防衛的な措置」として実行されたとした。
これを受け、ポンペオ米国務長官は中国の外交担当トップ、楊潔篪共産党政治局員、英独両国の外相と電話会談し、緊張を高める意図はないと伝えた。一方で国務省はイラク滞在の米国人に退避勧告を出した。
ソレイマニ氏はイスラム教シーア派武装組織の支援などイランの対外工作を統括。同国の最高指導者ハメネイ師は「抵抗のジハード(聖戦)が2倍の意思で続く」と、報復を示唆。ソレイマニ氏の後任に同部隊のイスマイル・ガアニ副司令官を任命した。
国防総省はソレイマニ氏とコッズ部隊が、昨年12月27日に米民間人1人が死亡したイラク北部の基地への攻撃など同国内の多国籍軍の基地に対する攻撃を首謀したと非難。同省は、今後も「全ての必要な措置を講じていく」と強調した。《産経新聞》
【イラン】司令官殺害を受け追悼式
イラン革命防衛隊の精鋭「コッズ部隊」を率いるソレイマニ司令官殺害を受け、首都テヘランや司令官の故郷などイラン各地で3日、追悼式典が開かれた。参加者らは「米国に死を」とスローガンを唱え、米国への敵意をあおった。国営テレビは画面の左上に黒い帯を表示して弔意を示した。
国営イラン放送は3日早朝から司令官殺害に関連するニュースを流し続けた。号泣する高齢男性や、「ソレイマニ氏はわれわれの心の中で生き続ける。米国に反撃する」と訴える中年女性らのインタビューを伝えた。
国際協調に重きを置くロウハニ大統領も「イランは、必ず復讐を行う」とする声明を出した。《共同通信》
【ヒズボラ・ナスララ師】対米報復を警告
レバノンのイスラム教シーア派民兵組織ヒズボラの指導者ナスララ師は3日、米軍がイラン革命防衛隊「コッズ部隊」のソレイマニ司令官を殺害したことを非難する声明を発表した。「世界で最も邪悪な殺人者への報復は、義務であり責任だ」とし、各地の「イスラム戦士と抵抗戦士」による報復を警告した。
イエメンに拠点を置く親イラン武装組織「フーシ派」も司令官殺害の非難声明を発表し「素早い、直接の反応が解決策だ」と述べ、報復を示唆した。
イランの影響を強く受けるヒズボラは、レバノンに拠点を置き、シリア内戦でアサド政権を軍事支援している。《共同通信》
【カルロス・ゴーン被告】トルコ航空会社「違法に使われた」
プライベートジェット(PJ)を運航するトルコの航空会社「MNG Jet」は3日、日産自動車前会長のカルロス・ゴーン被告の日本からの出国やレバノンへの入国を巡り、「航空機を違法に使われた」として、ゴーン被告を刑事告訴したと発表した。
発表によると、MNG Jetは別々の顧客名で2機のPJの手配を受けた。1機はアラブ首長国連邦(UAE)のドバイから関西空港に到着し、関西空港からトルコのイスタンブールに飛び立つ旅程で、もう1機はイスタンブールからレバノンの首都ベイルートに向かうものだった。
いずれも搭乗者名簿にゴーン被告の名前はなく、同社の従業員の一人がトルコ警察の捜査に対し、記録を改ざんしたことを認めたという。トルコ警察は、この問題に絡みパイロットら7人を拘束し、捜査している。
レバノンの検察当局は3日、読売新聞の取材に対し、ゴーン被告が国際刑事警察機構(ICPO)から国際手配されたことを受け、ゴーン被告を近く召喚し、事情聴取する方針を明らかにした。レバノンのサルハーン法相は、ゴーン被告の日本への身柄引き渡しには消極的な姿勢を見せている。《読売新聞》
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前日産自動車会長カルロス・ゴーン被告がトルコ経由でレバノンに逃亡した事件で、トルコの検察当局は3日、拘束中の容疑者らの手助けで、ゴーン被告が民間機で非合法にトルコに入出国していたことが確認されたと発表した。拘束していた7人のうち5人について裁判所が逮捕を決定し、2人は釈放されたと明らかにした。
逮捕されたのは、ゴーン被告を運んだジェット機2機のパイロット4人とジェット機の運航会社幹部1人。
アナトリア通信によると、運航会社幹部は事情聴取に対して「レバノンの知り合いから頼まれた。『助けなければ家族に被害が及ぶ』と脅された」と説明した。《共同通信》
【フランス】パリ郊外で刃物男が通行人を襲撃
フランスのパリ南郊ビルジュイフで3日、男が通行人らを刃物で襲撃、1人が死亡、複数の負傷者が出た。フランスメディアなどが伝えた。駆け付けた警官が男を射殺した。
英BBC放送は、男が自爆ベストのようなものを身に着けていたとの情報もあるが、真偽は不明だとした。
複数の英メディアは計4人が襲撃されたとみられると伝えている。一部はビルジュイフの公園内で襲撃されたという。
ビルジュイフはパリから南に数キロ。《共同通信》