平成1870日目

平成6年2月20日(日)

1994/02/20

【細川護熙首相】内閣改造で調整


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細川首相は20日、首相公邸で武村官房長官と意見交換するなど内閣改造問題について連立与党内の調整を進め、第3次補正予算成立後の今月末にも改造に踏み切る意向を固めた。

改造の焦点となっている武村氏が会談で早期改造に反対する姿勢を堅持しながらも官房長官職には固執せず、最終的には首相の判断を容認する考えを伝えたことに加え、武村氏と歩調を合わせていた社会党も柔軟姿勢に転じたからだ。

首相としては23日の補正予算成立後に具体的な改造作業に着手し、28日ごろに組閣を終える方向とみられる。《共同通信》



 

【公明党・市川書記長】武村官房長官を批判

公明党の市川書記長は20日午前、フジテレビ、NHK、テレビ朝日の番組に相次いで出演し、内閣改造について「武村さん個人がつくった問題だ。首相はかばう意味で(複数の閣僚を代える)改造ということを言っているのではないか」と武村官房長官の言動が原因との考えを強調し、激しい“武村批判”を展開した。

市川氏は、武村氏について「重大局面で首相の方針と違うことを先にしゃべる」と減税・財源問題などでの発言に疑問を呈し、「補佐がトップと違うことを言って、与党内にトラブルやきしみを起こすのはトップとしても。困るのではないか」と述べた。さらに今回の改造問題でも「潔く身を引いて、あるいは他の閣僚をやって内閣を支えるということで話がつけば、こんな大騒ぎにはならなかった」と強調した。《共同通信》

【社会党・村山富市委員長】「首相の専権」尊重

社会党の村山委員長は20日午後、青森県三沢市で記者会見し、あくまでも現時点での内閣改造に反対だ、との考えを改めて表明しながらも「首相の専権事項なので、やるというならば、それなりに尊重する。客観的になるほどというものがあった方がいい」と述べ、首相が改造実施を決断した場合は従わざるを得ないとの考えを示した。

村山氏はこの後の講演で、客観的条件について①国民の納得が得られる理由付け②連立各党の合意―を挙げた。さらに「首相から、それなりの相談は必ずあるだろう」と述べ、首相が会談を呼び掛けてくるとの見通しを示した。

首相が改造に踏み切った場合の社会党の政権離脱の可能性についても会見で「そうならないような話し合いはできる」と否定した。村山氏自身の入閣については「今のところ全然考えていない」と述べた。

村山氏は内閣改造について「本格的な予算審議が始まる前であり、今は時期ではない。また、特定の人を対象にするのは改造とは言えない」と強調。政治改革法の修正が終わった段階の改造についても「全体をながめた場合に自然の流れの中での一つのけじめにはならない」と強調した。

連立与党内から武村官房長官批判が出ていることに対し「官房長官が首相と同じことを言っていても、首相、連立政権のためにはならない。それなりに配慮もし、気を使ってやっている」と擁護した。《共同通信》



2月20日のできごと