平成1505日目

平成5年2月20日(土)

1993/02/20

【韓国・金泳三次期大統領】慰安婦究明を

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韓国の金泳三次期大統領(与党民自党総裁)は20日、ソウル市内の自宅で、共同通信社の林雄一郎編集主幹と単独会見し①従軍慰安婦問題で日本が真実を明らかにするという条件付きで、天皇訪韓が任期(5年)の前半に実現可能②日本の国連安保理常任理事国入り問題は、加盟国間で十分な協議を経ねばならず、時間をかけて検討されよう、と表明した。次期大統領は日本の安保理常任理事国入りに言及したのは初めてで、天皇訪韓を含め、韓国の国民感情を考慮して慎重な姿勢を示した。《共同通信》



 

【マルコムX】スパイク・リー監督作品公開

【X線天文衛星・あすか】打ち上げ

宇宙進化のなぞ解明を目指す文部省宇宙科学研究所のエックス線天文衛星「アストロD」が20日午前11時、鹿児島県・内之浦町の鹿児島宇宙空間観測所から打ち上げられた。

衛星は打ち上げ約9分後にM3S2型ロケットの第三段から切り離され、高度550キロから650キロの円形に近い地球周回軌道に乗った。

同研究所は衛星の機能が正常に働いているのを確認し「あすか(飛鳥)」と命名した。性能検査や試験観測を終えた後、今夏から本格的な観測を始める予定で、大気に吸収されてしまうため、地上では捕らえることができない宇宙からのエックス線を観測する天文台の役割を果たすと期待されている。

衛星は1991年11月に役目を終えた「さんが」の後継機で、日本のエックス線天文衛星としては四番目。衛星本体は直径約1.3メートル、高さ4.7メートルの円筒型だが、ロケットに収める。ため2.8メートルの高さに折り畳まれており、打ち上げ約10日後、元の大きさに戻す。重さは420キロで寿命は5-6年の見込み。世界最高の性能を誇るエックス線望遠鏡4台を搭載し、製作費はロケットを含め約100億円。

これまでのエックス線望遠鏡は2-3キロ電子ボルトの比較的、弱いエネルギーのエックス線観測が中心だった。しかし今回の最新鋭望遠鏡は0.5キロ電子ボルトから10キロ電子ボルトまでの広い領域のエックス線観測が可能。これにより観測距離がぎんがの10倍以上となり、100億光年かなたにある天体を観測できるようになるのをはじめ、エックス線CCDカメラを搭載したことで、よりシャープな像が得られるようになる。衛星の運用やデータの解析には米航空宇宙局(NASA)も協力するほか、日米の研究者から観測テーマを募集、国際的なエックス線天文台として活躍が期待されている。《共同通信》

【自民党・佐藤総務会長】単純小選挙区制に慎重論

自民党の佐藤総務会長は20日、神戸市で開かれた党政経文化パーティーの政治改革懇談会で、党が法案化を急いでいる衆院の単純小選挙区制について「わたしの住んでいる東京・世田谷は(区割りの結果)3つか4つに分かれることになる。これで民意を代表できるかといえば、いささか論議が分かれる。制度改革だけでは根本的改革にならない」と述べ、単純小選挙区制導入に慎重な姿勢を示した。

その上で「拙速は避け将来の批判に堪えられるようにしないといけない」と述べ、選挙制度改革論議には時間をかけていくことが必要との見解を表明した。

佐藤氏が公の席で小選挙区制導入に慎重な姿勢を示したのは初めて。小選挙区制反対論が党内に残る中、党議決定機関である総務会での論議集約の難しさを示したもので、今後の党内論議に影響を与えそうだ。《共同通信》

【比・ケノン道路】90年祝い式典

難工事のため多数の死者を出したことで知られるフィリピン・ルソン島北部ケノン道路の建設工事に日本人移民労働者が参加して以来今年で90年になることを記念し、財団法人「北ルソン比日基金」「(オセオ・浜田会長)主催の記念式典が20日、ベンゲット州バギオ市で開かれた。

式典にはドモガン・バギオ市長、新井駐フィリピン日本大使らをほじめ、日本からの関係者を含む約1000人が出席した。《共同通信》



2月20日のできごと