平成3696日目
1999/02/20
この日のできごと(何の日)
【小渕恵三首相】横浜市役所を訪問
小渕恵三首相は20日午後、横浜市中区の横浜市役所を訪れ、地域振興券の準備作業について高秀秀信市長から実情を聞いた。
首相は「横浜市が一番交付対象者が多く、全国で唯一の振興券の条例を作ったので来た」と述べ、3月13日からの交付開始に向けて準備作業を進めている市幹部らを激励した。
高秀市長が、銀行への換金手数料や人材派遣会社に支払う人件費など、地域振興券の事務経費が約14億円に上ると説明すると、首相は「大変でしょうが、頑張ってください」と応じた。
同市長は、振興券を使える商店などの「特定事業者」が今月18日の登録受け付けから2日間で、既に4万件を超えたことを紹介。「地域振興券をコピーすると『COPY』の黒い文字が浮き出るようになっている」などと偽造対策に万全を期した点を強調した。《共同通信》
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【神奈川・江の島沖】密航船に中国人53人
20日午前7時ごろ、神奈川県藤沢署から横浜海上保安部に「海上に韓国漁船とみられる船がいる」と連絡があった。同保安部が巡視艇計3隻を出動させ、同県藤沢市の江の島沖約1キロに停泊していた漁船を立ち入り検査したところ、船内に韓国人船員3人のほか中国人とみられる男女計53人が乗っているのが見つかった。
第三管区海上保安本部(横浜)は集団密航船とみて同日午後、船員と53人全員を巡視艇5隻に乗せ、停船中の巡視船「やじま」に収容。旅券を持っていないことなどを確認し入管難民法違反の現行犯で順次、逮捕した。調べに対し、中国福建省出身などと供述しているという。《共同通信》
【インド・バジパイ首相】パキスタンを訪問
インドのバジパイ首相は20日、インド、パキスタン間直行バスの運行開始を機にパキスタンを訪問した。インド首相のパキスタン訪問は1989年のラジブ・ガンジー首相以来10年ぶり。
両国はカシミール地方の帰属など領土問題を抱えて対立し、47年の分離独立以来3次にわたる印パ戦争を展開。昨年5月の核実験をきっかけに緊張が高まったが「バス外交」で決着を図る。
バジパイ首相は20日午後、インド北西部の主要都市アムリツァルからバスに乗車。約40キロ先のパキスタン側のワガーでシャリフ首相らの出迎えを受け、歓迎式典が開かれた。両首相はこの後、ヘリコプターでラホールに移動、21日にラホールの知事公邸で公式な首脳会談を開く。
バジパイ首相はパキスタンに到着後「シャリフ首相と中身のある協議を期待している。難局を克服したい」と述べ、会談に意欲を示した。《共同通信》
