平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。

引用記事は名前、住所など一部修正、抜粋しています。

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正していますがあらかじめご了承ください。

このサイトについて

1989 平成元年2月23日(木)

平成47日目

【リクルート事件】NTT前会長を事情聴取

リクルート事件・NTTルートを捜査中の東京地検特捜部は23日、NTTの真藤恒前会長(78)を参考人として事情聴取した。

リクルート社前会長、江副浩正(52)(逮捕)から昭和61年9月、真藤氏の元秘書、村田幸蔵氏名義でリクルートコスモス株1万株が譲渡されたが、特捜部ではこの取引について、実質的に真藤氏本人への譲渡との見方を強めた。真藤氏には株譲渡の見返りに、リ社の情報通信事業に便宜を図った疑惑が浮かんでいる。《読売新聞》

【竹下登首相】米比首脳と会談

大喪の礼に参列のため来日した各国首脳との弔問外交を積極的に展開している竹下首相は23日午後、ブッシュ米大統領との間で日米首脳会談を行ったほか、アキノ・フィリピン大統領、ブッド・パキスタン首相とも会談。

一方、同日午後、相次いで到着したミッテラン・フランス大統領とブッシュ大統領も直ちに昼食をともにしながら会談し、一連の弔問外交はピークを迎えた。《共同通信》

1990 平成2年2月23日(金)

平成412日目

【東京株式市場】3万5000円割れ

動揺が続く東京株式市場は23日、円相場の下落、金利の先高感などを嫌気して幅広い売り注文が出て終値の平均株価(225種)は前日比935円87銭安の3万4890円97銭と急落、昨年10月中旬以来、約4ヶ月ぶりに3万5000円を割り込んだ。《共同通信》

【自民党・小沢一郎幹事長】海部政権「国会誤れば進退問題」

自民党の小沢幹事長、西岡総務会長、加藤政調会長の新三役は23日、報道各社のインタビューに応じ、国会運営などについて見解を明らかにした。

小沢氏は続投することになった海部政権の行方について「内閣の進退は、選挙と政策、政局の2つによる。総選挙で勝ったのだから、任期いっぱいやればいい。しかし国会や国際関係などで内閣の対応が問われることになれば(進退問題に発展するのは)当然のことだ」と述べた。

これに関連し党内の一部で出ている年内の再総選挙説についても「国会が動かなければそれもあり得る。参院は解散がないのだから、国民の意見を聴く意味での選挙はあるかもしれない」とし、国会の展開次第では再選挙、政権交代の可能性も残っているとの認識を示した。《共同通信》

1991 平成3年2月23日(土)

平成777日目

【立太子の礼】

皇太子さまが皇太子の地位に就いたことを、天皇陛下が改めて内外に明らかにする「立太子の礼」が23日、皇居・宮殿で国の儀式(天皇の国事行為)として行われた。立太子の礼は象徴天皇制を定めた新憲法下では、昭和27年11月の天皇陛下の時以来38年ぶり。

午前11時から宮殿・松の間で行われた「立太子宣明の儀」では、陛下の宣誓に続き、皇太子さまが「力を尽くして務めを果たす」と決意を述べ、名実ともに皇位継承者としての新たな一歩を踏み出された。午後は同じ松の間で「朝見の儀」があり、皇太子さまが両陛下に感謝の言葉を述べられた。《共同通信》

【湾岸戦争】イラク、撤退の姿勢示さず

湾岸戦争は、ブッシュ米大統領が22日イラクに最後通告したクウェートからの撤退開始最終期限である米東部標準時23日正午を迎えるが、イラクは撤退の姿勢を示しておらず、米軍を中心とする多国籍軍がクウェートの実力奪回を目標に、大規模な地上戦に乗り出すのは必至の情勢となった。

外交解決を目指すソ連は懸命の調停工作を続けてきたが、イグナチェンコ・ソ連大統領報道官はモスクワ時間の23日夕、和平の機会はほとんど失われたとの悲観的見通しを表明。ソ連は多国籍軍参加国の指導者に、地上戦回避のための最後の努力を要請した。《共同通信》

1992 平成4年2月23日(日)

平成1142日目

【アルベールビル五輪】閉幕

第16回冬季オリンピック大会は23日午後7時から五輪式典スタジアムで閉会式を行い閉幕、16日間にわたってフランス・アルプス各地で燃え続けた聖火は静かに消えた。

冷戦終結後初の五輪となった今大会には冬季五輪史上最多の64の国、地域が参加。旧ソ連の独立国家共同体(CIS)がロシア、ウクライナなど5カ国の合同チームで出場したほか、旧ソ連から独立したバルト3国、ユーゴスラビアから独立したスロベニア、クロアチアも顔をそろえ熱戦を展開した。 《共同通信》

【宮澤喜一首相】万難排し政治改革

宮澤首相は23日午後、首相公邸に、選挙制度審議会委員を務めた内田健三東海大教授、自治相の吉田選挙部長と警察庁の國末刑事局長をそれぞれ招き、政治改革の実現に向け意見を聞いた。

内田氏との会談で首相は「万難を排して」政治改革に取り組む決意を改めて表明した。これにより、首相が21日から公邸にこもって始めた「政治改革集中勉強会」を終えた。《共同通信》

1993 平成5年2月23日(火)

平成1508日目

【日産自動車】決算見通しは290億円の「赤字」

国内の自動車販売不振から業績が悪化している日産自動車は23日、今年3月期決算の経常赤字幅が昨年11月時点の予想よりほぼ2倍に拡大し290億円になる見通しだと発表した。営業赤字も390億円に増える見通し。

同時に経営合理化策を発表し、採算の悪化している座間工場(神奈川県座間市)での乗用車生産を1995年春までに打ち切るほか、92年度末で約5万3000人いる従業員を新規採用の大幅圧縮などで96年3月までに4万8000人へと5000人削減する。設備投資も93年度は約1700億円へ圧縮する。《共同通信》

【宮澤喜一首相】予算成立後に景気策

宮澤首相は23日午後、首相官邸で自民党の三塚政調会長と約45分にわたって会談、深刻化する景気の回復策を講じるため、93年度予算成立直後に追加的な総合景気策を打ち出す必要がある、との認識で一致した。

また具体的な対策の中身として三塚氏は住宅減税を中心とした政策減税を柱に対策を打ち出す考えを表明した。野党からの減税共同提案の中心となっている所得税減税について首相は、明確な態度を示さなかった。

首相は三塚政調会長との会談後、武藤自民党税制調査会長とも会い、党税調としての基本的な考えを聴いた。《共同通信》

1994 平成6年2月23日(水)

平成1873日目

【細川護熙首相】内閣改造へ調整

細川護熙は23日、第3次補正予算成立を受け、内閣改造断行に向けて連立与党内の調整に本格的に着手した。焦点の武村官房長官(新党さきがけ)の処遇について首相は閣内横滑りによる軟着陸を依然目指し同日昼、武村氏と会談したほか、一両日中にも社会党の村山委員長と会い、本人の入閣要請を含め正式に協力を求める見通しだ。

首相は政治改革法修正協議の行方を見極めて改造に踏み切る意向だ。同修正法が来月3日ごろ成立することが確実になれば、成立を待って断行する可能性が高い。《共同通信》

1995 平成7年2月23日(木)

平成2238日目

【大相撲・貴乃花関】河野景子さんとの結婚が正式に決定

大相撲の横綱貴乃花光司関(22)=二子山部屋、東京都出身=がフジテレビの元アナウンサーでタレントとして活躍中の河野景子さん(20)と結婚することが23日、決まった。

貴乃花関の父で師匠の二子山親方(元大関貴ノ花)と、貴乃花後援会の藤森真副会長ら有力後援者数人が同日夜、東京都内のホテルで会談した結果、2人の結婚を認めることになった。

会談後に会見した藤森副会長は「ゴールに向かってステップを踏み出すことになった」と語った。挙式の日程など詳細は25日に発表されるが、「許す範囲の早い時期」(同副会長)ということから、夏場所後の6月始めが有力視される。《共同通信》

【阪神大震災】避難所住民20万人割る

阪神大震災で家屋倒壊などで避難所生活をしている被災者がピーク時から約10万人減り、20万人を割ったことが23日、兵庫県と大阪府の調査で分かった。

両府県によると、ピーク時の1月24日には両府県で30万人を超える避難所暮らしの被災者がいたが、その後、交通手段やガス、水道などの復旧で自宅に戻る人が増えた上、仮設住宅などへの入居も始まり徐々に減少。

23日の集計では兵庫県内930カ所に19万7726人、大坂府内53カ所に982人で計19万8708人となった。《共同通信》

1996 平成8年2月23日(金)

平成2603日目

【衆院予算委員会】住専処理案への批判相次ぐ

衆院予算委員会は23日、住宅金融専門会社(住専)処理問題を中心とした1996年度予算案についての公聴会を終えた。

公聴会では2日間で学識経験者ら12人が意見陳述したが、野党推薦の公述人からは「将来展望抜きの公的資金導入は無駄金」などと政府案への厳しい批判が相次いだ。与党推薦者からも情報開示、責任明確化の必要性が強調された。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】米・クリントン大統領と会談

橋本龍太郎首相とクリントン米大統領は23日夜、サンタモニカのホテルで約1時間にわたり初の首脳会談を行い、日米関係とその根幹である安保条約の重要性を再認識するとともに、関係を一層強化することで一致した。

首相は沖縄米軍基地の整理・統合・縮小問題で「できる限り」の協力を要請。大統領は「沖縄の人々の気持ちを考慮しながら最善を尽くしたい。柔軟性をもって考えたい」と前向きに取り組む考えを表明した。《共同通信》

1997 平成9年2月23日(日)

平成2969日目

【沖縄米軍用地問題】米が円満解決を要請

米国のオルブライト国務長官が23日来日、池田行彦外相、佐藤信二通産相、久間章生防衛庁長官とそれぞれ会談した。日米外相会談で国務長官は、今年5月に期限が切れる沖縄米軍施設用地の強制使用問題について「日本政府が成功裏に取り扱うことを期待する」と円満な解決を要求。

外相は「日米安保条約の義務履行に支障が出ないよう最大限努力したい」と、米軍用地特別措置法改正も念頭に、米軍の基地使用に影響が生じないよう対応する考えを表明した。《共同通信》

1998 平成10年2月23日(月)

平成3334日目

【ダイエー】初の赤字決算

ダイエーは23日、1998年2月期決算の業績予想を下方修正し、経常損益が250億円の大幅な赤字に転落すると発表した。経常段階で赤字になるのは57年に会社を設立して以来初めて。

昨年4月の消費税率引き上げで個人消費が冷え込んだのと、店舗改装の遅れで売り上げが予想より700億円少ない2兆4800億円になる。1株あたりの年間配当金を3円25銭減配して13円25銭とする。減配は初めて。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】長野五輪メダリストに銀杯

橋本龍太郎首相は23日夜、モーグルの里谷多英選手やジャンプの原田雅彦選手ら長野冬季五輪のメダリストや入賞者ら45人を首相官邸に招き、銀杯の伝達式と記念品贈呈式を行った。

首相はあいさつで「みなさんのひたむきな姿と活躍は、多くの国民に感動をもたらし、次代を担う青少年に大きな夢と希望を与えてくれた」と功績をたたえた。《共同通信》

1999 平成11年2月23日(火)

平成3699日目

【民主党】鳩山邦夫氏の離党を承認

民主党は23日の持ち回り常任幹事会で、東京都知事選に出馬する鳩山邦夫副代表が提出していた離党届を承認した。また鳩山氏が議員辞職した後に実施される衆院東京2区補選で都議の中山義活氏の公認を決めた。《共同通信》

【ゴラン高原第6次輸送隊】小渕首相に帰国報告

23日、昨年8月から国連兵力引き離し監視隊(UNDOF)に派遣されていた第6次ゴラン高原派遣輸送隊が帰国し、官邸で保坂隊長より帰国報告が行われた。首相はねぎらいの言葉とともに、「わが国の中東和平のための努力への人的貢献として、極めて重要な意味を持ったと考えています」と述べた。《首相官邸》

2000 平成12年2月23日(水)

平成4064日目

【党首討論】

国家基本政策委員会の衆参両院の合同審査会が23日午後開かれ、小渕恵三首相と野党党首による初の正式な党首討論(クエスチョンタイム)が行われた。首相は「財政改革を行って財政健全化することと、現下の経済再生の二兎を追うことは極めて困難。一方に専念することで最終的に国民に責任を負える」と述べ、現段階では景気回復を優先するべきだとの考えを重ねて強調した。《共同通信》

2001 平成13年2月23日(金)

平成4430日目

【京福電鉄・永平寺線】運転再開

昨年12月の京福電車正面衝突事故以来不通となっていた京福永平寺線が23日、68日ぶりに運転を再開。沿線住民や観光客らの貴重な交通機関として信頼を取り戻そうと新たなスタートを切った。《福井新聞》

【自民党・青木幹雄参院幹事長】予算関連法案は森内閣で審議

自民党の青木幹雄参院幹事長は23日午後の記者会見で、参院での予算審議を森内閣で行うことについて「当然だ」と強調。その上で「予算を使うには(予算)関連法案が通らないと正常な形で予算執行ができない。衆参両院で予算関連法案が通って予算成立だと思っている」と述べ、関連法案が成立するまでは森内閣で審議を行うべきだとの考えをにじませた。

党の地方組織からも森首相への退陣要求が出ている中で、3月13日に党大会を開くことについては「厳しくない党大会だとは思っていないが、参院としてはそれまでに(参院選)候補をそろえて戦える態勢を整えるのが今一番大きな課題だと思っている」と強調した。《共同通信》

2002 平成14年2月23日(土)

平成4795日目

【サッカー・ゼロックス杯】清水エスパルスが2連覇

サッカーの国内シーズンの幕開けを告げるゼロックス・スーパーカップは23日、東京・国立競技場で昨季のJリーグ年間王者の鹿島と天皇杯全日本選手権で優勝した清水の顔合わせで行われ、清水が2−1からのPK戦を5−4で制し、大会2連覇を果たした。《共同通信》

2003 平成15年2月23日(日)

平成5160日目

【将棋・羽生善治棋王】通算800勝

将棋の羽生善治棋王(四冠)は23日、東京都内で行われた「第36回早指し選手権戦」決勝で藤井猛九段に勝ち、最年少(32歳4ヵ月)で史上11人目となるプロ入り通算800勝を達成した。

800勝に要した17年2ヵ月はこれまでの最短記録だった谷川浩司現王位の20年2ヵ月を大幅に更新した。800勝達成時の勝率(7割3分9厘)、対局数(1084)もトップとなった。《共同通信》

【自民党・亀井静香前政調会長】「ポスト小泉」に手応え

自民党の亀井静香前政調会長は23日午後、都内の書店で行われたサイン会に出席した。亀井氏はこのほど経済政策を中心に今後のビジョンを示した本を共著で出版。小泉純一郎首相の路線とは一線を画する内容で、サイン会には約250人が訪れた。

亀井氏は「大勢の方から激励を受け、やるそという気概がわいてきた」と記者団に語り、「ポスト小泉」に手応えを感じた様子。《共同通信》

2004 平成16年2月23日(月)

平成5525日目

【薬害エイズ事件】帝京大元副学長の公判停止

薬害エイズ事件で業務上過失致死罪に問われ、一審・東京地裁で無罪判決を受けた帝京大元副学長・安部英(たけし)被告(87)について、東京高裁(河辺義正裁判長)は23日、元副学長が心神喪失状態にあるとして刑事訴訟法に基づき公判を停止する決定をした。97年3月の初公判以来、7年近くにわたる公判は事実上、元副学長の最終的な刑事責任が確定しないまま終結する見通しとなった。《朝日新聞》

【小泉純一郎首相】国連・アナン事務総長と会談

小泉純一郎首相は23日夜、来日中の国連のアナン事務総長と首相官邸で会談し、イラク復興問題を中心に意見交換した。首相とアナン氏は、イラク人による政権樹立に向け、国連がより積極的に役割を果たすことが重要との認識で一致。

アナン氏は6月末の主権移譲前の直接選挙実施は不可能との考えをあらためて示す一方で「今年の終わりか来年早々に行う必要がある」と表明した。《共同通信》

2005 平成17年2月23日(水)

平成5891日目

【ニッポン放送】フジテレビに新株予約権

ライブドアとフジテレビが株式の争奪戦を繰り広げているニッポン放送は23日、フジテレビに対し、新しく発行する4720万株を取得する権利(新株予約権)を与えることを決めた。同社の発行済み株式の1.43倍に当たり、実現すればニッポン放送は確実にフジテレビの子会社になる。株式を取得する場合フジテレビが支払う総額は2967億円。ライブドアの傘下に入ればフジサンケイグループからの離脱を余儀なくされ、企業価値に大きな悪影響がでるため、と説明している《朝日新聞》

【党首討論】

小泉純一郎首相と岡田克也民主党代表による今国会初の党首討論が23日午後、開かれた。首相は国民年金を含む公的年金制度の一元化について「できれば年金一元化が望ましい」と表明、その前提として自営業者の所得把握、納税者番号制度導入などの課題の解決を挙げた。

その一方で、首相は岡田氏が求めた年金抜本改革の協議先行に難色を示し、昨年成立させた年金制度改革法も「画期的」と評価した。《共同通信》

2006 平成18年2月23日(木)

平成6256日目

【トリノ五輪・女子フィギュア】荒川静香選手、金メダル獲得

荒川静香(24=プリンスホテル)が逆転で悲願の金メダルを獲得した。日本女子フィギュアでは初めてで、今大会の日本選手団メダル第1号となった。ショートプログラム(SP)3位の荒川は21番目に登場。完ぺきな演技を披露し、フリー125.32点、通算191.34の高得点をマークした。冬季五輪で日本が獲得した金メダルは9個目で、女子選手としては98年長野大会フリースタイルスキー・モーグルの里谷多英以来2人目の金メダリストになった。《日刊スポーツ》

【民主党・永田寿康衆院議員】辞意表明

民主党の永田寿康衆院議員(36)は23日、ライブドア前社長の堀江貴文容疑者が武部勤幹事長の二男に送金を指示したとして提示した電子メールの信ぴょう性を立証できなかったことの責任を取り、議員辞職する意向を党側に伝えた。

民主党は鳩山由紀夫幹事長に対応を一任した上で同日夜、党本部で役員懇談会を開いて協議、「永田氏は精神状態が不安定で進退を冷静に判断できない」として当分の間、結論を先送りすることを決めた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】永田議員を批判

小泉純一郎首相は23日夕、ライブドアの送金指示メール問題に絡み、民主党の永田寿康衆院議員が議員辞職の意向を党幹部に伝えたことに関して「あれだけ個人名をあげて非難するのだから、根拠ある資料を基にして話さないと(いけなかった)と述べ、永田氏の対応に問題があったとの認識を重ねて示した。《共同通信》

2007 平成19年2月23日(金)

平成6621日目

【志布志事件】被告12人全員に無罪判決

03年4月の鹿児島県議選をめぐる選挙違反事件の判決が23日、鹿児島地裁であり、谷敏行裁判長は公職選挙法違反(買収・被買収)の罪に問われた鹿児島県志布志市の元県議・A被告(61)ら12人の被告全員に対し、「いずれも犯罪の証明がない」などとして無罪(求刑懲役1年10カ月~6カ月、10被告に追徴金26万~6万円)を言い渡した。

谷裁判長は、2回の買収会合に出席していないとするA被告のアリバイを認定し、「買収会合の事実は存在しなかった」と判断。6人(起訴後死亡した1人は公訴棄却)の自白調書は「脅迫的な取り調べがあったことをうかがわせ、信用できない」などとして、検察側の主張をことごとく退けた。《朝日新聞》

【安倍晋三首相】赤ちゃんポスト「反対」

安倍晋三首相は23日、熊本市の慈恵病院が設置を進めている、親が育てられない新生児を預かる「赤ちゃんポスト」について「ポストという名前に大変抵抗を感じている。匿名で子どもを置いていけるものをつくるのがいいのか。大変抵抗を感じる」と強い反対姿勢を示した。《共同通信》

2008 平成20年2月23日(土)

平成6986日目

【新名神】亀山JCT〜草津田上IC供用開始

中部と近畿を結ぶ新しい大動脈として期待されている新名神高速道路の草津田上(大津市)-亀山(三重県亀山市)間49・7キロの開通式が23日午前、滋賀県甲賀市の甲賀土山インターチェンジで行われ、関係者ら1550人が通り初めのパレードなどで開通を祝った。一般利用は同日午後3時から。

今回開通した草津田上-亀山間は、名古屋-神戸を結ぶ全長174キロの新名神高速道路の一部で、初の開通区間。開通により東京-大阪間は約34キロ、所要時間で約20分短縮される。名神高速道路や国道1号の渋滞を緩和し、災害や天候不良時の代替ルートになると期待されている。《産経新聞》

【自民党・中川秀直元幹事長】暫定税率「民主は対案を」

自民党の中川秀直元幹事長は23日、道路特定財源の暫定税率の扱いについて「福田首相は一般財源化も考えられると口にしている。民主党に対案を出してもらい、修正協議に応じたいと思っているはず」と話し、予算関連法案をめぐる混乱の収拾に向け、民主党に早期の対案提出を求めた。《共同通信》

2009 平成21年2月23日(月)

平成7352日目

【 SFCG】民事再生法適用申請

東証1部上場の商工ローン大手、SFCG(旧商工ファンド)は23日、東京地裁に民事再生法の適用を申請した。負債総額は約3000億円とみられる。1978年に創業し中小企業向け融資を手掛けたが、強引な債権回収方法が社会問題となり信用力が低下。融資先企業の経営悪化や金融危機の影響による資金調達難で経営が行き詰まった。

同社は1978年に創業。中小企業向けの小口融資で業績を伸ばしたが、債務者への強引な取り立てに批判が集まり、大島健伸社長(当時)が国会から参考人招致されるなど社会問題化した。《日経新聞》

【麻生太郎首相】米国へ出発

麻生太郎首相は23日夜、オバマ米大統領との初の首脳会談のため羽田発の政府専用機でワシントンへ出発した。24日午前にホワイトハウスで行われる会談では、より強固な日米同盟の必要性を確認するとともに、世界的な経済危機への対応や北朝鮮問題などの懸案をめぐり協議する。《共同通信》

2010 平成22年2月23日(火)

平成7717日目

【前原誠司国交相】小沢氏進退「参院選へ総合判断を」

長崎県知事選で与党推薦候補の大敗を受け、鳩山内閣の閣僚から23日、小沢一郎民主党幹事長の政治資金問題が一因とみて、小沢氏の自発的な進退判断に期待を示す発言が出始めた。

前原誠司国土交通相は記者会見で「幹事長の仕事は選挙が最も大事だ。どうすれば参院選に勝てるが(本人が)総合的に判断すると思う」と述べた。枝野幸男行政刷新担当相も「力のある政治家なら」と小沢氏を念頭においていることを示唆しながら「国民の信頼と期待を取り戻すには何が必要か、十分認識していると思う」と指摘した。《共同通信》

【鳩山由紀夫首相】月例経済報告等に関する関係閣僚会議に出席

2月23日、鳩山首相は官邸で月例経済報告等に関する関係閣僚会議に出席した。2月の月例経済報告では、我が国経済の基調判断として「景気は、持ち直してきているが、自律性に乏しく、失業率が高水準にあるなど依然として厳しい状況にある」としている。《首相官邸》

2011 平成23年2月23日(水)

平成8082日目

【菅直人首相】野党に責任転嫁

2011年度予算関連法案の成立は全くめどが立たず、崖っぷちに追い込まれた菅直人首相。23日の党首討論では、年度内成立に協力しない野党側の「無責任」を際立たせる作戦に出た。世論の風当たりが野党に向かうことを期待するが、自民党の谷垣禎一総裁らは態度を硬化。首相の世論頼みが奏功する補償はなく、手詰まり感の裏返しと言えそうだ。

「16人の造反に示されたように、民主党内すら掌握できなくなっている。菅さんのガバナリビティー、リーダーシップにペケがついている」谷垣氏は、民主党の小沢一郎元代表に近い衆院議員16人が会派離脱届を出し提出したことを持ち出し、政権の内紛を攻撃。民主党マニフェストの見直し問題と併せ「もう一回、国民の声を聴くしかない」と衆院解散を迫った。《共同通信》

2012 平成24年2月23日(木)

平成8447日目

【民主党・前原誠司政調会長】産経新聞記者の会見出席を拒否

民主党の前原誠司政調会長は23日、国会内で開いた定例記者会見で産経新聞記者の出席を拒否した。前原氏は同日午前、産経新聞が前原氏を「言うだけ番長」と記載したことなどに抗議。文書での回答を求めた上で、会見拒否を伝えていた。

前原氏は夕方の記者会見開始前に産経新聞記者をみつけ、「会見を始められない」と拒否。会見場所を別に移したうえで民主党政調会の職員が出席者に普段は求めない名刺提出を求めた。産経新聞記者に対しては、「産経新聞はお断りしています」と拒否され、記者が理由を尋ねると、職員は「詳細は承知していない」と返答した。《産経新聞》

【衆院予算委員会】

野田佳彦首相は23日の衆院予算委員会で、政府が閣議決定した税と社会保障の一体改革大綱に「衆院定数80削減」を明記したことについて「立法府のあり方に深く踏み込んだ表現があり、国会の議論にご迷惑をおかけしたことを遺憾に存じ、深くおわび申し上げる。今後の閣議決定では慎重な態度で臨む」と陳謝した。《毎日新聞》

2013 平成25年2月23日(土)

平成8813日目

【サッカー・ゼロックス杯】サンフレッチェ広島が2度目の優勝

Jリーグ開幕を告げる富士ゼロックススーパー杯が23日、東京・国立競技場で行われ、昨季J1王者の広島が天皇杯を制した柏に1―0で勝利。08年以来2度目の同杯制覇を果たし、リーグ連覇へ弾みをつけた。《スポニチ》

2014 平成26年2月23日(日)

平成9178日目

【ソチ五輪】閉幕

第22回冬季五輪ソチ大会は23日夜(日本時間24日未明)、ロシア南部ソチのフィシュト五輪スタジアムで閉会式が行われ、17日間にわたる雪と氷のスポーツの祭典が閉幕した。大会には史上最多の88カ国・地域から約2900選手が参加し、スキー・ジャンプ女子などの新種目を含む7競技、98種目で熱戦を繰り広げた。

日本選手団は1998年長野五輪の10個に次ぐ歴代2位、海外では最多の8個のメダルを獲得した。フィギュアスケート男子の羽生結弦(19)=ANA=が金メダルに輝き、スノーボード男子ハーフパイプ2位の平野歩夢(15)=バートン=とジャンプ男子ラージヒル2位の葛西紀明(41)=土屋ホーム=は、日本の冬季五輪メダリストの最年少、最年長記録を塗り替えた。《日経新聞》

2015 平成27年2月23日(月)

平成9543日目

【大阪地裁】隠れ家バーの「食べログ」削除要求を棄却

「秘密の隠れ家」をコンセプトにしたバーの店舗情報がグルメ情報サイト「食べログ」に掲載され、削除要請にも応じなかったのは不当だとして、バーを経営する大阪市内の会社がサイト運営会社「カカクコム」(東京)に掲載情報の削除と330万円の損害賠償を求めた訴訟の判決が23日、大阪地裁であり、佐藤哲治裁判長は「違法性は認められない」として原告側の請求を棄却した。《産経新聞》

【西川公也農相】辞表提出

西川公也農相(72)=衆院比例北関東=は23日、自身が代表を務める自民党支部の政治資金問題の責任を取り安倍晋三首相に辞表を提出した。首相は了承した。後任に林芳正前農相を充てる。第2次安倍内閣以降では昨年10月に小渕優子前経済産業相、松島みどり前法相が交代したのに続く閣僚辞任。西川氏は重要政策の環太平洋連携協定(TPP)や農協改革を担当しており、政権にとって打撃だ。《共同通信》

2016 平成28年2月23日(火)

平成9908日目

【ボクシング・亀田兄弟】JBCに対し損害賠償請求

ボクシング元世界3階級王者の亀田興毅氏(29)らの代理人を務める北村晴男弁護士(59)が23日、東京・霞ヶ関の司法記者クラブで会見。1月14日に興毅氏ら3兄弟と亀田プロモーションが原告となり、日本ボクシングコミッション(JBC)とJBC理事10人らを相手に約6億6000万円の損害賠償請求訴訟を起こしたことを明かした。2013年12月に次男・大毅氏のIBF世界戦で「負けても防衛」騒動が発生。JBCの処分で亀田家は国内で活動停止に追い込まれた。興毅氏らはジム移籍の道も模索したが、JBCに却下された。 《東京スポーツ》

2017 平成29年2月23日(木)

平成10274日目

【宮崎駿監督】事実上の引退撤回

約3年半前に長編アニメーション映画の製作から引退を表明した宮崎駿さん(76)が、新作長編の準備に入ったことを、スタジオジブリの鈴木敏夫プロデューサー(68)が23日(日本時間24日)、米国のイベントで明らかにした。事実上の引退撤回とみられる。長編復帰を願う声は海外でも根強く、国際的にも大きな反響を呼びそうだ。

鈴木プロデューサーは、宮崎監督から昨年7月に新作の企画書を、年末に絵コンテを見せられたことを明らかにした上で、「(宮崎監督は)今も一生懸命、東京で作っています」と話した。《共同通信》

2018 平成30年2月23日(金)

平成10639日目

【平昌五輪】第15日

平昌冬季五輪第15日の23日、フィギュアスケートの女子フリーを実施し、宮原知子(19)が合計222・38点で4位だった。坂本花織(17)は209・71点で6位。

「ロシアからの五輪選手(OAR)」として出場し、ショートプログラム(SP)首位の15歳アリーナ・ザギトワが239・57点で優勝し、今大会OAR初の金メダルを獲得した。世界選手権2連覇中のエフゲニア・メドベージェワが238・26点で銀メダル。《共同通信》

2019 平成31年2月23日(土)

平成11004日目

【北朝鮮・金正恩委員長】ハノイに向け出発

ロシアのタス通信は23日、外交筋の話として、北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委員長が23日午後5時頃、2回目の米朝首脳会談が開かれるベトナムの首都ハノイに向け、特別列車で平壌を出発したと報じた。平壌特派員の取材に基づく情報だとしている。

中朝国境では23日夜、正恩氏が乗ったとみられる列車が鴨緑江にかかる鉄橋「中朝友誼橋」を通過し、中国側に入った。周辺では数時間前から中国の公安当局が厳戒態勢を敷いた。《読売新聞》

2020 令和2年2月23日(日)

令和299日目

【COVID-19】クルーズ船から3人目の死者

厚生労働省は23日、新型コロナウイルスの集団感染が起きたクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」に乗っていた80歳代の日本人男性が同日に肺炎で死亡したと発表した。同船の乗船者の死亡は3人目。

発表によると、男性は、同船の乗客が個室待機となった5日以降に症状が出て、医療機関に搬送された。男性には、基礎疾患があるという。同省は、遺族の同意が得られていないとして、新型コロナウイルスへの感染の有無や、乗客か乗員かを明らかにしていない。《読売新聞》

2021 令和3年2月23日(火)

令和665日目

【愛知県知事リコール不正署名問題】故人署名8000人、受任者も

愛知県の大村秀章知事のリコール(解職請求)運動を巡る不正署名問題で、県内の選挙管理委員会に提出された約43万5000人分の署名のうち、既に亡くなっている人の署名が約8000人分含まれていることが23日、県関係者への取材で分かった。故人が、署名集めを担う「受任者」になっている例もあったという。

リコール運動を巡っては、名古屋市の広告関連会社が運動事務局の指示でアルバイトを集め、用意した名簿を基に、署名簿に他人の住所や氏名を書かせた疑いが浮上している。県選挙管理委員会などは、何らかの古い名簿が利用されたとみている。《共同通信》

2022 令和4年2月23日(水)

令和1030日目

【岸田文雄首相】対ロシア制裁を発表

岸田文雄首相は23日、ロシアによるウクライナ東部の親ロ派支配2地域の独立承認を受けた制裁措置を発表した。2地域の関係者を対象とした査証(ビザ)発給停止と資産凍結、2地域との輸出入禁止、ロシアによる新たなソブリン債(政府や政府機関が発行する債券)の日本での発行・流通禁止の3項目。事態が悪化した場合は先進7カ国(G7)と連携してさらなる対応を取る方針も示した。公邸前で記者団に語った。

首相は詳細を詰めた上で速やかに手続きを進めるよう政府内に指示した。

首相はロシアを強く非難し、「外交プロセスによる事態の打開に向けた努力に立ち戻るよう強く求める」と表明した。《共同通信》



→2月24日 その日のできごと(何の日)

平成、令和 2月のできごと

←2月22日 その日のできごと(何の日)