平成2238日目
1995/02/23
この日のできごと(何の日)
【貴乃花関、河野景子さん】結婚決定
大相撲の横綱貴乃花光司関(22)=二子山部屋、東京都出身=が、フジテレビの元アナウンサーでタレントとして活躍中の河野景子さん(30)と結婚することが23日、決まった。
貴乃花関の父で師匠の二子山親方(元大関貴ノ花)と貴乃花後援会の藤森真副会長ら有力後援者数人が同日夜、東京都内で会談した結果、結婚を認めることになった。会談は、東京都内のホテルで約4時間も続いた。角界の看板というべき横綱、しかも相手の河野さんは8歳年上。いろいろな意見があったのだろう。「親方が本当に詰めたのはきのうじゃないかな」と藤森副会長は推測する。
二子山親方は、大勢の報道陣が待ち受ける部屋に帰ると、ノーコメントで中へ入ったが求めに応じて玄関に再び姿を現し「(事故で亡くなった行司の木村)圭吾のことがありますから(四十九日の)24日が過ぎるまで待ってください。それが過ぎたら、正式に発表します。弟子はみんな家族だと思っていますので」と話した。
二人は約2年前に知り合い交際を続けてきた。挙式の日時など詳細は25日に発表されるが、「許す範囲の早い時期」(同副会長)ということから、夏場所後の6月初めが有力視される。
河野さんは宮崎県出身で上智大卒業後フジテレビのアナウンサーとして人気を集め、昨年からはフリーのタレントとして活動している。貴乃花関は平成4年10月に女優の宮澤りえさんと婚約したが、その後解消した。《共同通信》
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【大相撲・武蔵丸関】帰化申請
大相撲の大関武蔵丸(23)=武蔵川部屋、米国ハワイ州出身=が23日、日本への帰化を申請した。武蔵丸はこの日、武蔵川部屋のマネジャーとともに東京法務局を訪れ、申請書類を提出した。帰化が認められるまでには1年以上かかる見通し。
日本相撲協会は、年寄名跡(親方株)の襲名は日本国籍を有する者に限ると規定しており、武蔵丸の帰化申請も将来親方として相撲界に残るためとみられる。帰化が認められると、ハワイ出身の東関親方(元関脇高見山)、現役の幕内小錦(元大関)に次いで3人目。《共同通信》
【フランス・シェルブール港】核廃棄物が日本へ出港
日本の使用済み核燃料を再処理した後の高レベル放射性廃棄物を積んだ英国燃料会社所属の輸送船パシフィック・ピンテールが23日午前11時半、フランスのシェルブール港を出発、青森県・むつ小川原港に向かった。
極めて放射能の強い高レベル廃棄物の国際輸送は初めて。日本には4月ごろ到着、日本原燃の核燃料サイクル基地の一時貯蔵施設に保管される。しかし数千年以上もの間、社会から隔離するための最終処分地は決まらないまま。さらに英国、フランスとの話し合いで海上輸送ルートが非公開となり、想定通過ルートに沿った国々が抗議したり、領海通過を禁止するなど、2年前のプルトニウム輸送に続く問題の航海となった。《共同通信》
【阪神大震災】避難所住民20万人割る
阪神大震災で家屋倒壊などで避難所生活をしている被災者がピーク時から約10万人減り、20万人を割ったことが23日、兵庫県と大阪府の調査で分かった。
両府県によると、ピーク時の1月24日には両府県で30万人を超える避難所暮らしの被災者がいたが、その後、交通手段やガス、水道などの復旧で自宅に戻る人が増えた上、仮設住宅などへの入居も始まり徐々に減少。
23日の集計では兵庫県内930カ所に19万7726人、大坂府内53カ所に982人で計19万8708人となった。《共同通信》
【出雲市・岩國哲人市長】都知事選出馬を表明
島根県出雲市長を3月2日付で辞任する岩國哲人氏(58)が23日午後、東京都千代田区内の事務所で記者会見し、東京都知事選に無所属で出馬することを正式表明した。
都知事選の候補者擁立では、統一候補を目指し共産党以外の都議会6会派の協議会が、石原信雄内閣官房副長官と鳩山邦夫前労相の2人から絞り切れず、石原氏の擁立を固めた自民党を中心に他党への働き掛けを強めている。
岩國氏は、市民グループなど無党派層を基盤に選挙に臨むことを表明した上で「都政はどの政党とも協力する必要があり、超党派でいきたい」と述べ、政党を含め幅広い支持を求める構えだ。しかし、現時点で支持を打ち出している政党はない。《共同通信》
【村山富市首相】アイルランド大統領と会談
村山首相は23日夜、迎賓館にアイルランドのロビンソン大統領を訪ね会談した。
首相が阪神大震災へのアイルランドからのお見舞いと資金協力に感謝の意を示したのに対し、大統領は「被災者の方々が忍耐強く、また家族が助け合って対応しているのに感銘を受けた」と述べた。
首相は、北アイルランド和平交渉の合意枠組み文書について「アイルランド、英国両政府の努力により発表されたことを歓迎し、敬意を表する」と述べた。《共同通信》
【政界談話室】
○…新進党の江田広報企画委員長は23日の記者会見で、村山内閣の責任追及について「どういう方法でやるかまだ決まっていない」。内閣不信任案提出の可能性を聞かれると「具体的な責任の求め方はなかなか難しい。一番いいのは不信任案を出すことだが、今の国会情勢、力関係では(成立させるのは)難しい」と本音をぽろり。「出さないのか」と問い詰められると、慌てて「出す可能性は否定していない。出す方向への道筋を次第につけている」と釈明したが、決め手を欠く様子がありあり。
○…中曽根元首相はこの日午後、衆院小選挙区の候補者調整問題で訪問した小渕自民党副総裁に「政治家の政治生命に関する問題だ。上から一方的に押し付ける考えには合わせることはできない」と冒頭からきっぱり。小渕氏が「政界の長老、首相経験者には比例に回っていただきたい」とやんわり持ちかけても「比例に回るのは、副総裁、県連会長など率先垂範する人がいい」と逆襲。さらに「軍隊では中隊長が先に突撃する。さもないと兵隊はついていかない。私は一兵卒だ」と、同じ選挙区の小渕氏の決断を求めるなど、口では判定勝ちだった。《共同通信》