平成5160日目
2003/02/23
この日のできごと(何の日)
【将棋・羽生善治棋王】通算800勝
将棋の羽生善治棋王(四冠)は23日、東京都内で行われた「第36回早指し選手権戦」決勝で藤井猛九段に勝ち、最年少(32歳4ヵ月)で史上11人目となるプロ入り通算800勝を達成した。
800勝に要した17年2カ月はこれまでの最短記録だった谷川浩司現王位の20年2カ月を大幅に更新した。800勝達成時の勝率(7割3分9厘)、対局数(1084)もトップとなった。
羽生棋王(四冠)
あと10勝くらいのところで気付いて目標にしてきました。次の具体的な目標は1000勝ですが、30代のできるだけ早い時期に達成できればと思っています。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
情報量が少ない日は随時加筆中です。
引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。
外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)
古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。
【皇太子殿下】43歳に
皇太子さまは23日、43歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち東京・元赤坂の東宮御所で記者会見。「子育てを通じ、子供との一体感を強く感じます」と、長女愛子さま(1つ)の育児で感じた手ごたえを明かした。
その上で、父親の育児参加への取り組みを「母親の負担を軽くすることのみならず、子供との触れ合いを深める上でも、とてもよいことだと思います」と評価した。
愛子さまと同世代の子供たちとの交流が難しい状況には「率直に言って、外とのかかわりが持ちにくい環境にあって、この問題をどうしていくかは大きな課題と思います」と案じ、「折に触れて(交流の機会を)設けていきたい」との考えを示した。
「二人目のお子さまは」との問いには「幼少時にしっかりとした愛情を注ぐことはとても大切。しばらくはその点を大切にして(愛子さまの)きょうだいについては今後考えていくことになるかと思います」と話した。
前立腺がん治療で、病状を詳細に公表した天皇陛下には「本当に勇気のいることだったのではないかと、心から敬意を表します」と述べた。
6月には結婚10周年。「助けてもらい、力になってくれていることに感謝します」と雅子さまをたたえ、「最近では3人での生活を通して、いろいろな楽しみや喜びのあった月日だったと思います」と振り返った。《共同通信》
【ラグビー】
ラグビーの日本選手権は23日、東京・国立競技場で決勝を行い、初めて決勝に進出したNECが、3連覇を目指したサントリーを36−26で破って初優勝した。NECは創部18年目で初の日本一に輝き、今回で幕を閉じる日本選手権の最後の王者となった。サントリーが、国内のチーム相手に続けていた連勝は1引き分けを挟んで「30」で止まった。
試合は前半から互いに譲らず、12−12の同点で折り返した。後半20分以降、サントリーが密集で優位に立ち、一時は9点差をつけた。しかし、NECは最後まで防御が崩れず、終了間際にトライを重ね、逆転で勝利を手にした。《共同通信》
【柔道】
柔道のドイツ国際最終日は23日、同国のハンブルクで行われ、男子100キロ級はシドニー五輪金メダリストの井上康生(綜合警備保障)が優勝した。昨年11月に受けた右足首手術からの復帰戦となった井上は、初戦の2回戦で同五輪銅メダルのユーリー・ステプキン(ロシア)に優勢勝ち。4回戦、準決勝を一本勝ちすると、決勝ではアリエル・ゼエビ(イスラエル)を優勢で退けた。
女子では、78キロ超級の塚田真希(東海大)が優勝し、78キロ級の松崎みずほ(コマツ)が2位。70キロ級世界チャンピオンの上野雅恵(三井住友海上)は3回戦で敗れ。敗者復活戦も勝ち上がれなかった。男子90キロ級では新鋭の泉浩(明大)が2位に入った。《時事通信》《共同通信》
【米・パウエル国務長官】イラク「劇的譲歩なければ攻撃」
来日中のパウエル米国務長官は23日、都内の米大使館で記者会見し、3月7日にイラク査察団の国連安全保障理事会への報告が予定されていることを確認し、同報告後速やかに安保理が対イラク武力行使容認の決議案を採択するよう要求する方針を表明した。
長官の発言は米国が3月中旬までに新決議を決着させイラク攻撃に踏み切るスケジュールを示したもので、残る3週間でフセイン・イラク大統領が大量破壊兵器の廃棄などで劇的な譲歩を見せない限り、イラク攻撃の公算は一段と強まった。
長官は会見で、米国が早ければ今月24日に提案する武力行使容認決議案について、日本政府が「安保理各国と接触し、働き掛けることになるだろう」と述べ、日本が決議採択に向けて各国への説得外交を展開するよう期待感を表明した。《共同通信》
【自民党・亀井静香前政調会長】「ポスト小泉」に手応え
自民党の亀井静香前政調会長は23日午後、都内の書店で行われたサイン会に出席した。亀井氏はこのほど経済政策を中心に今後のビジョンを示した本を共著で出版。小泉純一郎首相の路線とは一線を画する内容で、サイン会には約250人が訪れた。
亀井氏は「大勢の方から激励を受け、やるそという気概がわいてきた」と記者団に語り、「ポスト小泉」に手応えを感じた様子。《共同通信》