令和1030日目

2022/02/23

この日のできごと(何の日)

【岸田文雄首相】対ロシア制裁を発表

岸田文雄首相は23日、ロシアによるウクライナ東部の親ロ派支配2地域の独立承認を受けた制裁措置を発表した。2地域の関係者を対象とした査証(ビザ)発給停止と資産凍結、2地域との輸出入禁止、ロシアによる新たなソブリン債(政府や政府機関が発行する債券)の日本での発行・流通禁止の3項目。事態が悪化した場合は先進7カ国(G7)と連携してさらなる対応を取る方針も示した。公邸前で記者団に語った。

首相は詳細を詰めた上で速やかに手続きを進めるよう政府内に指示した。

首相はロシアを強く非難し、「外交プロセスによる事態の打開に向けた努力に立ち戻るよう強く求める」と表明した。《共同通信》



【天皇陛下】62歳の誕生日

天皇陛下は23日、62歳の誕生日を迎えられ、秋篠宮ご夫妻や三権の長らからお祝いのあいさつを受ける行事が皇居・宮殿で催された。新型コロナウイルス禍を考慮し、昨年に続いて規模を縮小し、皇居・一般参賀は3年連続で中止となった。

「祝賀の儀」では、皇族を代表して、秋篠宮ご夫妻が宮殿「松の間」で陛下にあいさつ。その後、皇后さまも同席し、岸田文雄首相ら三権の長や外交団長などが祝意を伝えた。岸田首相から祝意の言葉を受けた陛下は、感謝を示した上で「国民の幸せと国の発展を願うとともに、友好各国の元首のご健勝と国民の幸せを願います」と述べた。《共同通信》

【JR北海道】暴風雪で860本運休

発達した低気圧による暴風雪の影響で、23日も北海道では交通機関に大きな混乱が続いた。JR北海道では札幌と新千歳空港を結ぶ快速エアポートを含め860本が運休となり、約10万人に影響が出た。また新千歳空港発着の73便が欠航した。

JR北海道は21日に暴風雪により札幌駅発着の全列車を終日運休。同社は快速エアポートの早期復旧を目指し集中的に除雪したが、22日は終日運休となり、23日夜になっても除雪作業が間に合っていないという。

新千歳空港では22日に開港以来初めて全便が欠航となり、23日朝にかけて650人が空港内に足止めされた。《共同通信》

【J1】

明治安田J1第9節第1日(23日・日産スタジアムほか=2試合)アジア・チャンピオンズリーグ(ACL)に参戦する4チームの変則日程で、J1で3連覇を狙う川崎は横浜Mに2−4で敗れ、今季初黒星を喫した。浦和は2−2で神戸と引き分けた。

川崎は前半に家長が先制点を奪ったが、後半にエウベルと仲川に2ゴールずつを決められた。神戸は1−2の終盤、昨季まで浦和に所属した槙野が同点ゴールを挙げた。《共同通信》

【トヨタ自動車】満額回答方針

トヨタ自動車は23日、2022年春闘の第1回労使協議会を愛知県豊田市の本社で開いた。労組側によると、豊田章男社長は「賃金、賞与について会社と組合の間に認識の相違がない」と語り、事実上、賃上げや年間一時金(ボーナス)の要求に満額回答する方針を表明した。初回で賃金交渉を実質的に決着させる社長発言は異例となる。

全トヨタ労働組合連合会によると、豊田社長は労使について「年間を通じて経営課題や職場課題の理解を深める関係に変わってきた」と指摘。従業員が新型コロナウイルス禍や半導体不足への対応に奔走したとし「1年間の頑張りにしっかり報いたい」と述べた。《共同通信》

【COVID-19】

国内新規感染8万364人

国内で23日、8万364人の新型コロナウイルス感染者が新たに報告された。都道府県別では東京1万4567人、大阪1万1472人、愛知6042人など。死者は大阪49人、愛知30人、千葉25人、東京24人など計246人だった。

厚生労働省によると、全国の重症者は1489人で前日より15人減少した。

過去の感染者について、群馬や千葉などで取り下げがあった。《共同通信》

【共産党】国民民主との共闘困難

共産党の小池晃書記局長は23日、大分市で講演し、夏の参院選を巡り、衆院で2022年度予算案に賛成した国民民主党との野党共闘構築は困難となったとの認識を示した。「国民民主党とは共闘の条件が失われた」と述べた。立憲民主党の泉健太代表は神戸市で記者会見し、予算案に賛成した真意を国民民主側から確認した上で参院選連携の在り方を判断する考えを示した。

小池氏は講演で、政府の当初予算案は政権全体の姿を示すものだと指摘。その上で予算案への賛成は「政府の活動全体を信任し、政府を支える意思表示に他ならない。与党になりますという宣言を国民民主党はしたことになる」と語った。《共同通信》

【中国】「鎖の母」人身売買と断定

中国江蘇省政府は23日、同省徐州市豊県で首を鎖でつながれた女性が見つかった事件の調査結果を公表し、人身売買や虐待があったと断定した。事件を防げなかったとして県トップら17人に免職などの処分を下した。当局の対応に国民が不信感を強めているため、早期の沈静化を図った。

事件は1月、短文投稿サイトに投稿された動画がきっかけで「鎖の母」として注目された。当局は当初、人身売買を否定していたが批判が高まり、同省政府が今月17日に調査班を設置した。

DNA鑑定の結果、女性の身元を雲南省の農村出身の44歳と特定したと説明している。《共同通信》

2月23日 その日のできごと(何の日)