平成2969日目

平成9年2月23日(日)

1997/02/23

【沖縄米軍用地問題】米が円満解決を要請

米国のオルブライト国務長官が23日来日、池田行彦外相、佐藤信二通産相、久間章生防衛庁長官とそれぞれ会談した。日米外相会談で国務長官は、今年5月に期限が切れる沖縄米軍施設用地の強制使用問題について「日本政府が成功裏に取り扱うことを期待する」と円満な解決を要求。

外相は「日米安保条約の義務履行に支障が出ないよう最大限努力したい」と、米軍用地特別措置法改正も念頭に、米軍の基地使用に影響が生じないよう対応する考えを表明した。

国務長官は久間防衛庁長官との会談でアジア太平洋地域での10万人の米兵力維持を明言、沖縄駐留米海兵隊など在日米軍の削減は考えていないことを表明した。

外相会談で国務長官は劣化ウラン弾誤射問題についてあらためて遺憾の意を表し、沖縄米軍基地使用の使用条件に関する「5.15メモ」の公表のため最大限の調整をしていることを明らかにした。《共同通信》



【インド・オリッサ州】火災で200人死亡

インドPTI通信は23日夜、インド東部オリッサ州のバリパダで同日催されていたヒンズー教団体の集会で仮設小屋が燃え、小屋で休息中の参加者約200人が死亡、約500人がやけどを負った、と報じた。

地元警察当局者は、既に100人の遺体を収容したが、焼け跡からさらに多数の遺体が収容されているため、最終的に200人に達する可能性が強い、としている。

PTI電が目撃者の話として報じたところによると、最初に火の手が上がったのは男性信者用に用意された小屋の一つ。火は竹とわらでできた他の小屋に次々と燃え移り、信者らはパニック状態で逃げまどった。別に建てられた女性信者の小屋に被害はなかったもよう。

集会にはヒンズー教の特定のグル(教祖)を信奉する新興宗教団体の約5000人が集まっていた。PTIによると、会場には地元の消防車2台が待機していたが、火災発生時にはだれもおらず、消火できなかった。《共同通信》

【米・ニューヨーク】摩天楼で銃乱射

米ニューヨーク・マンハッタンの摩天楼、エンパイア・ステート・ビルの展望台で23日午後5時15分(日本時間24日午前7時15分)ごろ、男が観光客らに向けて短銃を乱射し、少なくとも1人が死亡、6人が重軽傷を負った。

ニューヨーク市警広報官によると、容疑者はパレスチナ人で、乱射後に自分の頭を撃って自殺を図り、その場で取り押さえられたが重体。事件の背景、容疑者や被害者の氏名は明らかにされていない。負傷者らが運び込まれた病院の関係者は「けが人にアジア系はいない」と述べており、被害者に日本人は含まれていないもよう。

負傷者のうち1人は幼児で、病院関係者が地元テレビに語ったところによると、パニック状態になった群衆に踏まれたようだという。

現場は、五番街と34丁目の角にある同ビル86階の展望台。この日は、好天の日曜日の午後とあって国内や国外からの観光客が多数おり、われ先に展望台からエレベーターホールに殺到し、一時パニック状態になった。

エンパイア・ステート・ビルは1931年に完成し、タワー部分を含めて102階あり、72年にニューヨークの世界貿易センタービルができるまで世界で最も高い建物だった。「キングコング」など戦前から映画の舞台にもなったニューヨーク観光の目玉のひとつ。《共同通信》

【皇太子殿下】37歳に

皇太子さまは23日、37歳の誕生日を迎えられた。これに先立ち東京・元赤坂の東宮御所で記者会見し、後継者について「重要性や国民の皆さんの関心のほどはよく認識しています。それ以上は差し控えさせていただきたい」と話した。

雅子さまをめぐる一部の記事には「型にはまったイメージで見られがちで、ある特定の部分が強調されるきらいがあることは、かねがね気に掛かっている」と批判。その上で「(元外交官という)キャリアということで、皇室に入ってどうのこうのと議論もあるように聞いていますが、私から見ている限り、今までの経験は皇室に入ってからも非常に役立っている」と心遣いを見せた。

グレーのスーツ姿の皇太子さまは、終始落ち着いた様子で、時折笑顔も。

「現在の日本をどう見ていますか」との問いに「均一化を重要視するあまり、個を尊重する気持ちが失われがちではないか」と指摘。「そういう意味で次の世代を担っていく子供たちの教育が非常に大切なのでは」と答えた。

これからの一年は「一つ一つ(の仕事)に真剣に、着実に取り組んでいきたい。国民や社会にとって大切と思われる事柄にも関心を寄せ携わりたい」と抱負を述べられた。《共同通信》



2月23日のできごと