平成1873日目
1994/02/23
この日のできごと(何の日)
【皇太子殿下】34歳に
皇太子さまは23日、34歳の誕生日を迎えられた。雅子さまと結婚後初めての誕生日。これに先立って東京・元赤坂の東宮仮御所で記者会見した皇太子さまは「二人そろって充実した年にしていきたい」と抱負を述べられた。
皇太子まは「ご懐妊」を否定した2月9日の会見以降も一部で同様の憶測が流れていることについて「全く真実でないことが一人歩きしてしまうのはいかがなものかと思います」と困惑した表情。「皇族であっても個人としてのプライバシーは尊重されるべきでは」と報道の在り方への考えも示された。
「プロポーズの言葉『全力でお守りします』をどのように実行していますか」との質問には「本人(雅子さま)が今何を感じているか、疲れていないかなど毎日様子を見て、少しでも気分を和らげてあげることができたらと思いながら過ごしています」と日ごろの気遣いを明かされた。
また妹の紀宮さまの結婚問題には「本人が納得して、幸せになれる結婚をしてほしい」とだけ触れられた。23日は皇族方や宮内庁職員の祝賀を受けるとともに、皇居で天皇、皇后両陛下や皇太后さまにあいさつされる。《共同通信》
昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。
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【細川護熙首相】内閣改造へ調整
細川護熙首相は23日、第3次補正予算成立を受け、内閣改造断行に向けて連立与党内の調整に本格的に着手した。焦点の武村官房長官(新党さきがけ)の処遇について首相は閣内横滑りによる軟着陸を依然目指し同日昼、武村氏と会談したほか、一両日中にも社会党の村山委員長と会い、本人の入閣要請を含め正式に協力を求める見通しだ。
首相は政治改革法修正協議の行方を見極めて改造に踏み切る意向だ。同修正法が来月3日ごろ成立することが確実になれば、成立を待って断行する可能性が高い。《共同通信》
【新党さきがけ】武村氏に決断一任
新党さきがけは23日午前の議員総会で、焦点の内閣改造に対応するため、一致結束して対応していく方針を改めて確認した。
冒頭、武村氏が22日、細川首相が示した連立与党5回派による統一会派構想を「帝国主義」などと厳しく批判したことについて真意を説明するとともに、出席議員の意見を求めた。
これに対し、議員側からは「官房長官は“忍”の姿勢で対応してほしい」などとして、他の閣僚への横滑りであっても、あくまで閣内にとどまり、連立政権内で発言権を確保していくべきだとの意見も出され、最終的な決断は武村氏に一任することを確認した。《共同通信》
【北海道・横路孝弘知事】リベラル新党結成を表明
横路孝弘北海道知事は23日夜、都内のホテルで江田科技庁長官と会談し、社会党を軸として、リベラル勢力の結集を目指す新党結成を準備する考えを表明した。これに対し、江田氏は基本的な方向としては賛意を示した。
関係者によると、横路氏は既に社会党の村山委員長、久保書記長らに新党結成を目指したい考えを伝え、前向きの感触を得たという。また横路氏は、江田氏との会談で新党結成の前提として、自らが次期総選挙に出馬する意欲を示したときれる。《共同通信》
【政界談話室】
○…23日開かれた連立与党の「税制改革協議会」初会合の冒頭、社会党の野坂国対委員長は「国民福祉税が白紙に戻り、皆さんの双肩に重い荷物を負わせることになった」と重々しく型通りのあいさつ。続いて、同じ社会党の鈴木参院国対委員長が詰め掛けた報道陣のカメラを前に「自民党税調には(かつて)こうしてカメラが集まったが、今はほとんど来ないそうだ。与党に対して国民の期待が強いことを示している」と爆笑を誘ったが、和気あいあいの雰囲気もいまのうちだけ。
○…この日、自民党の橋本政調会長は党本部で婦人党員を前に講演。先の日米首脳会談決裂に触れて「米国は細川さんが好きだから、悪いのは官僚だと言っている。巻き添えを食った官僚がかわいそうだ」と、つい最近まで長期自民党政権を支えてきた官僚を擁護。返す刀で平成6年度予算案について「ある意味では良くできている。それは官僚の論理からみれば良くできているということだ。(最善の予算編成にならないのは)政治家が(官僚に)手を貸さなかったからだ」。とにかく、お粗末なのはすべて細川政権と言いたい様子がありあり。《共同通信》