平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。

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1989 平成元年2月10日(金)

平成34日目

【島田事件】地検が控訴断念

「島田事件」再審で、静岡地裁(尾崎俊信裁判長)が先月31日、赤堀政夫さん(59)に言い渡した無罪判決について、静岡地検(堀部玉夫検事正)は10日、最高検、東京高検と協議の結果、「判決を覆すに足る証拠を見つけ出すのは困難であり、事件発生から長年月を経過している」として、控訴断念を正式に発表した。

これで、釈放されて静岡市内の病院に入院中の赤堀さんは死刑囚の再審で4人目の無罪が確定。昭和29年5月の別件逮捕以来、34年8カ月ぶりに完全に自由の身となる。《共同通信》

【竹下登首相】政治改革「不退転の決意」

竹下首相は10日午後1時すぎから、衆院本会議で施政方針演説を行った。この中でリクルート問題に触れた首相は「国民の間に政治不信が広がっており、議会制民主主義にとって極めて憂慮される事態」との厳しい認識を示した。

その上で首相は「政治改革は最優先の課題」と位置付けながら「自らのすべてをかけてその実現に取りくむ」と不退転の決意を表明した。ただ、具体策では「選挙の在り方」は検討するとしたものの「定数削減」実現への言及は避けている。

消費税については竹下内閣では税率引き上げの提案をしない点を改めて明言した。《共同通信》

1990 平成2年2月10日(土)

平成399日目

【ソ連・ゴルバチョフ書記長】ドイツ統一に合意

ドイツ統一問題協議のため10日、モスクワを緊急訪問した西ドイツのコール首相はゴルバチョフ・ソ連最高会議議長兼書記長との約2時間半にわたる首脳会議を終えた同日夜、ゴルバチョフ議長が東西ドイツの国家的統一に原則的に合意した、と発表した。

コール首相の発言は予定を変更して招集された記者会見の席で行われたもので、ゴルバチョフ書記長は「東西両ドイツのドイツ人が国家的統一の下で暮らすかどうかはドイツ人の自決権の問題であり、ソ連はその決定を尊重する」と述べたという。《共同通信》

1991 平成3年2月10日(日)

平成764日目

【東京国際マラソン】

東京国際マラソンは10日、外国招待17人を含む67選手が参加して東京・国立競技場ー平和島口折り返しの42.195キロのコースで行われ、アベベ・メコネン選手(エチオピア)が2時間10分26秒で3年ぶり2度目の優勝を遂げた。2位に同タイムで小指徹選手(ダイエー)が同タイムで入った。《共同通信》

【湾岸戦争】イラク・フセイン大統領「勝利確実」と演説

フセイン・イラク大統領は10日夜20分にわたってラジオ演説し、「戦争での勝利は確実だ」と徹底抗戦を誓うとともに、国民の団結を呼び掛けた。大統領のラジオ演説は1月20日以来。多国正規軍の圧倒的な空爆を目の当たりにして動揺している国民に対するしめつけと自らの健在誇示を狙ったものとみられる。

国営イラク通信によると、フセイン大統領は「イラク国民は神から与えられた責務を放棄しない。敵の攻撃は四週間目に入っているが、国民は日ごとに団結を強化している」と宣言。「対話を放棄したブッシュ(米大統領)は既に信頼性を失っている」と非難した。《共同通信》

1992 平成4年2月10日(月)

平成1129日目

【消防庁】若貴兄弟に感謝状

人気絶頂の大相撲力士若貴兄弟が消防団活動のPRポスターに協力、10日午前、東京・中野の藤島部屋を訪れた自治省消防庁の松本審議官が2人に、長官感謝状と記念品(床飾り用火消しまとい)を贈った。

ポスターは若花田と貴花田が羽織はかま姿でほほ笑んで立ち、握手している図柄。若者らに消防団への理解と参加を呼び掛ける内容と標語が入っている。昨年末に撮影して26万部作成、1月に全国の消防本部や消防団などに配った。《共同通信》

【宮澤喜一首相】「宮城は立派な人で安心」

宮澤首相は10日夕、首相官邸で来月8日投票の参院宮城選挙区補選に立候補する小野寺信雄・前宮城県議会議長に公認証を渡した。長谷川峻同党宮城県連会長らが同席する中で首相は「今度は立派な人が出てくれるので心強いなあ」と小野寺氏を激励。

さらに歓談でも「今度はいいですなあ。昨日の今日だから余計にそう(思う)」と繰り返し、9日の参院奈良選挙区補選での大敗は候補者が悪かったと言わんばかりの様子だった。《共同通信》

1993 平成5年2月10日(水)

平成1495日目

【WBAストロー級タイトル戦】大橋秀行選手、初防衛に失敗

世界ボクシング協会(WBA)ストロー級タイトルマッチ、チャンピオン大橋秀行(ヨネクラ)ー挑戦者同級1位チャナ・ポーパオイン(タイ)12回戦は10日、東京体育館で行われ、大橋が0-2の判定で敗れ、昨年10月に奪取した王座の初防衛に失敗した。《共同通信》

【宮澤喜一首相】渡辺外相と会談

宮澤首相は10日昼、官邸で渡辺外相と食事をとりながら約1時間会談した。

会談では11日からの外相訪米を控えてクリントン新政権との関係が主議題となり、(1)日米安保条約を軸とした同盟関係を再確認する(2)世界経済繁栄のため政策調整を促進する(3)宮澤首相の訪米は国会の審議状況を勘案し、なるべく早い時期に実現するよう努力する−との日本側の方針を確認した。《共同通信》

1994 平成6年2月10日(木)

平成1860日目

【悪魔ちゃん命名騒動】東京都昭島市が即時抗告

「悪魔ちゃん」命名問題で、東京家裁八王子支部から悪魔の名を戸籍に記載するよう命じられた東京都昭島市は10日、この決定を不服として東京高裁に即時抗告した。市の抗告により、命名論争の決着は先送りとなり、子供は「名前未定」の状態がさらに続くことになった。《共同通信》

【細川護熙首相】訪米

細川首相は10日夜、羽田発の政府専用機で米国へ向かった。ワシントンで11日、クリントン米大統領と3回目の首脳会談を行う。《共同通信》

1995 平成7年2月10日(金)

平成2225日目

【西尾市いじめ自殺事件】恐喝容疑で生徒4人を書類送検

愛知県西尾市の東部中2年A君=当時(13)=が昨年11月、いじめを苦に自殺した事件で、同県警少年課と西尾署は10日、恐喝の疑いで、A君がいじめを受けたと名指しした同校の2年生の男子生徒4人=いずれも(14)=を書類送検、ほかにいじめに加わっていた7人を補導した。《共同通信》

【神戸市・笹山幸俊市長】「神戸空港を促進」

阪神大震災で壊滅的被害を受けた神戸市の笹山幸俊市長は10日、共同通信社のインタビューに応じ、神戸市沖の人工島に計画中の神戸空港について「近畿圏の他の空港が被災した場合代替空港として活用できる」と防災面でのメリットを強調、計画通りに建設を進める考えを明らかにした。《共同通信》

1996 平成8年2月10日(土)

平成2590日目

【北海道・豊浜トンネル崩落事故】

10日午前8時10分ごろ、北海道余市町豊浜町と古平町の境の国道229号豊浜トンネル(全長1086メートル)に、真上の山の巨大な岩石が落ち、重みでトンネルの天井面が約40メートルにわたって崩落、通行中の北海道中央バス(本社小樽市)の路線バスが土砂に埋まった。

余市署によると、ほかに乗用車1台が埋まっている可能性があるという。救出作業は徹夜態勢で続けられたが、現場は二次災害の恐れがあり難航した。《共同通信》

1997 平成9年2月10日(月)

平成2956日目

【ナホトカ号重油流出事故】船首部の重油抜き取りが完了

ロシア船籍タンカー「ナホトカ」の重油汚染事故で、福井県三国町安島に座礁した船首部からの海上での重油抜き取り作業が10日、完了した。1月7日の座礁から34日ぶり。作業開始から25日ぶり。《共同通信》

【社民党・土井たか子党首】重油汚染現場を視察

社民党の土井たか子党首が10日、三国町安島の現場を訪れた。地元の漁業者や観光業者は座談会での席上、窮状を訴え一日も早い救済を求めた。国会に議席を持つ政党の党首が現場視察したのは初めて。《共同通信》

1998 平成10年2月10日(火)

平成3321日目

【長野五輪】

スピードスケート男子500メートルは10日夕、2回目のレースを行い、清水宏保選手(23)=三協精機=が35秒59の五輪新をマーク、合計タイム1分11秒35で優勝し、日本のスケート競技で初の金メダルを獲得した。今大会の日本選手初のメダルとなった。《信濃毎日新聞》

【オウム・上祐史浩被告】二審も実刑

オウム真理教の熊本県波野村進出に伴う国土利用計画法違反事件をめぐり、偽証と有印私文書偽造などの罪に問われた幹部上祐史浩被告(35)の控訴審判決公判で東京高裁は10日、懲役3年の実刑判決を言い渡した一審判決を支持、同被告の控訴を棄却した。《共同通信》

1999 平成11年2月10日(水)

平成3686日目

【東京都知事選】自民、明石康氏擁立で一本化

自民党は10日午後、東京都知事選に元国連事務次長の明石康・広島平和研究所長(68)を擁立することを決めた。森喜朗幹事長が同日昼、島村宜伸都連会長ら都連幹部と会談して明石氏に絞り込み、同日夕の都連選考委員会で正式に決定した。これにより自民党の柿澤弘治元外相(65)は都知事選への出馬を断念した。《共同通信》

【舛添要一氏】都知事選出馬へ

元東大助教授で国際政治学者の舛添要一氏(50)は10日、福井市内で開かれた日本原子力発電主催の講演会で4月の東京都知事選について「出馬いたします。近日中に会見して(選挙に向けた)組織づくりや政策を発表したい」と述べた。12日午後、東京都内のホテルで記者会見し、正式に表明するという。《共同通信》

2000 平成12年2月10日(木)

平成4051日目

【警察庁】グリコ・森永事件時効を前に「敗北宣言」

グリコ・森永脅迫事件(警察庁指定114号)が13日に最終時効を迎えるのを前に警察庁は10日、記者会見を開き、同庁捜査一課の相浦勇二理事官は「警察庁指定事件では初めての未解決事件であり、刑事警察として敗北を認めざるを得ない」と述べた。《共同通信》

【小渕恵三首相】ドコモ株関与を否定

参院は10日の本会議で事実上の代表質問を行い、小渕恵三首相は政務秘書官のNTTドコモ株取得に関する一部週刊誌報道に関連し「株式取得に私は全く関与していない。あたかも私が関与したように言われるのはまったく遺憾だ」と述べ、自らの関与を否定した。《共同通信》

2001 平成13年2月10日(土)

平成4417日目

【小泉純一郎元厚相】「政府の答弁情けない」

自民党森派会長の小泉純一郎元厚相は10日午前、鹿児島県加世田市で講演し、KSD事件や外務省機密費横領事件に関する国会質疑について「(国民は政府の)答弁を見て情けないと思うだろう。こんな調子で参院選で自民を頼むと言えるのか」と述べ、疑惑解明の観点から政府の対応は不十分だとの認識を表明した。《共同通信》

【福田康夫官房長官】えひめ丸事故「原潜のミスが原因」

福田康夫官房長官は10日午後、ハワイ沖での実習船と米原潜との衝突事故を受け、首相官邸で緊急記者会見し、米原潜側による事故との判断を示し、謝罪の表明があったことを明らかにした。《共同通信》

2002 平成14年2月10日(日)

平成4782日目

【探検家・関野吉晴さん】「大いなる旅」完結

人類の足跡をたどる旅を8年以上にわたり続けていた探検家で医師の関野吉晴さん(53)が10日、最終目的地のタンザニア・ラエトリに到着した。

人類がさまざまな変化を遂げながら、東アフリカから南米大陸まで到達した「グレートジャーニー」(大いなる道)と呼ばれる道のりを、徒歩や自転車、カヤック、犬ぞりなどで逆からたどった。

ラエトリまでの関野さんの移動距離は約5万キロ。訪れた国は35カ国に達する。《共同通信》

【東京国際マラソン】

今秋の釜山アジア大会の代表選考会を兼ねた東京国際マラソンは10日、東京・国立競技場で行われ、ケニア代表で出場したアトランタ五輪(3位)、シドニー(2位)で連続メダルのエリック・ワイナイナ(コニカ)が2時間8分43秒で7年ぶり2度目の優勝を果たした。

日本選手では2時間14分12秒で5位に入った間野敏男(八番麺屋)が最高。初マラソンで注目された神屋伸行(駒大)は38位に終わった。《共同通信》

2003 平成15年2月10日(月)

平成5147日目

【横綱朝青龍関】モンゴルに凱旋

モンゴル出身初の大相撲の横綱、朝青龍(22)が10日夜、横綱昇進後初めて首都ウランバートルに里帰りした。これまで旭鷲山などが大相撲で活躍しているモンゴルでも横綱の誕生は初めてで、故郷では国民的な英雄。1月末に訪日した両親らとともに到着したウランバートル空港では、待ち構えていた地元報道陣らの歓迎を受けた。

空港でモンゴルの民族衣装姿で会見した朝青龍は「(日本以外では)アジア初の横綱になった。モンゴルの皆さんと喜びを分かち合いたい」などと日本語で語った。《共同通信》

【与野党5首脳】韓国・盧武鉉次期大統領と会談

自民党の山崎拓幹事長ら与党3党の幹事長、民主党の菅直人代表、社民党の土井たか子党首は10日、ソウル市内の外交通商部で韓国の盧武鉉次期大統領と相次いで会談し、北朝鮮の核開発問題は対話による平和的解決を目指すとの方針で一致した。

盧氏は小泉純一郎首相の靖国神社参拝に関し「(日本が)平和を愛する国であることを証明してほしい」と述べ、今後の日本の対応を注視する姿勢を表明。日韓関係については「歴史の問題はあるが、未来を築き上げ、希望を共有することで解決していきたい」と未来指向を強調した。《共同通信》

2004 平成16年2月10日(火)

平成5512日目

【サッカー・イルハン選手】来日会見

2年前のサッカーワールドカップ(W杯)で一躍、日本女性の人気をさらい、Jリーグ1部(J1)ヴィッセル神戸入りに合意したトルコ代表FWイルハン・マンスズ選手(28)が10日来日し、東京都内のホテルで記者会見。会見場には200人以上の報道陣が殺到する狂騒曲が演じられた。

サッカーの質問に混じり、日本食からバッサリ刈り込んだ髪形まで芸能記者から質問を浴びたあたりに「イケメン」フィーバー再燃の予感も。同選手は、ラフな白いスーツ姿について聞かれると、目尻を下げた甘い笑みで「服装で女性の気を引く気はないよ。(イングランド代表の)ベッカムはすてきだから女性ファンが多いけどね」と自ら“ライバル”を引き合いに出した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】靖国参拝を継続

衆院予算委員会は10日、小泉純一郎首相と全閣僚が出席して2004年度予算案の実質審議に入った。政府、与党は3月初旬の衆院通過、同月末までの成立を目指す。

小泉首相は靖国神社参拝に関連し、中国などがA級戦犯合祀を特に問題として批判している点について「(合祀に)抵抗感を覚えていない」と明言。「日本には死者にまでむち打つ感情はない。よその国からああしなさい、こうしなさいと言われ、今までの気持ちを変える意思はまったくない」と、今後も参拝を続ける考えを強調した。《共同通信》

2005 平成17年2月10日(木)

平成5878日目

【北朝鮮】核の保有を公式に宣言

朝鮮中央通信によると、北朝鮮外務省スポークスマンは10日、第二期ブッシュ米政権の北朝鮮政策に変化がみられないとして、6カ国協議参加を「無期限中断」し、「核兵器庫」を増やすとの声明を発表し「自衛のために核兵器をつくった」と初めて核兵器保有を公式宣言した。

声明は日本も非難。6カ国協議の早期再開は当面困難となり、ライス米国務長官は北朝鮮を批判、議長国中国は苦しい立場に立たされ協議継続への希望を表明した。《共同通信》

【小泉純一郎首相】さっぽろ雪まつり会場を視察

小泉首相は10日夜、札幌市で行われている「さっぽろ雪まつり」を訪れ、歴史的建造物やアニメの人気者を模した巨大な氷雪像などを鑑賞した。

この日の札幌は雪が降り、気温も零下だったが、首相は高橋はるみ北海道知事らの案内で、「愛・地球博」(愛知万博)にちなんで作られた名古屋城の雪像などを見て回り、「大きな像も全部が雪でできてる。たいしたもんだね」と感心していた。《読売新聞》

2006 平成18年2月10日(金)

平成6243日目

【トリノ五輪】開幕

第20回冬季オリンピック・トリノ大会は10日夜(日本時間11日早朝)の開会式で幕を開けた。イタリアでは1956年の第7回コルティナダンペッツォ大会以来、半世紀ぶりの冬季五輪。2002年ソルトレークシティー大会の77を上回る冬季五輪史上最多の80カ国・地域が参加し、26日まで7競技84種目で力と技を競う。《共同通信》

【小泉純一郎首相】皇室典範改正案提出を見送り

小泉純一郎首相は10日、女性、女系天皇を容認する皇室典範改正案の今国会提出を見送ることを決めた。秋篠宮妃紀子さまが懐妊されたことを受け、与党内で改正論議を当面凍結すべきだとの慎重論が急速に広がったため、時期尚早と判断した。

首相は10日夜、記者団に「多くの国民が穏やかに改正が望ましいと思う状況で改正した方がいい。女性、女系(天皇)に理解を得るのには時間がかかる」と述べた。《共同通信》

2007 平成19年2月10日(土)

平成6608日目

【バラク・オバマ氏】米大統領選出馬表明

2008年の次期米大統領選への出馬の意向を明らかにしている民主党のバラク・オバマ上院議員(45)は10日、地元イリノイ州の州都スプリングフィールドで演説し、正式に出馬を表明した。ブッシュ共和党政権を批判しながら「新たなページをめくる時だ」と強調、イラク問題をはじめ米国に漂う閉塞感の打破を強く訴えた。《共同通信》

2008 平成20年2月10日(日)

平成6973日目

【韓国・崇礼門(南大門)放火事件】

ソウル中心部に位置し、韓国の国宝第一号として日本人観光客にもなじみの深い南大門(正式名・崇礼門)の木造の楼閣部分から10日夜、出火した。聯合ニュースによると、出火原因は不明。

韓国メディアによると、けが人などはないもようだが、楼閣部分から白煙が立ち上り、周囲の道路の一部が交通規制された。聯合ニュースによると、出火直前に買い物袋を持った不審な男が周囲で目撃されており、放火の可能性もある。《共同通信》

2009 平成21年2月10日(火)

平成7339日目

【エキスポランド】再建を断念

2007年に20人が死傷するジェットコースター事故が起き、民事再生手続き中の大阪府吹田市の遊園地「エキスポランド」が再建を断念し、閉園することが10日、分かった。支援先の企業が見つからず「事故のイメージを抱えたまま再開しても客足の回復が見込めない」と判断して約37年の歴史に幕をおろした。《共同通信》

【麻生太郎首相】郵政選挙「分社化問われなかった」

麻生太郎首相は10日、郵政民営化を争点として自民党が大勝した2005年の郵政選挙(衆院選)に関し、4分社化された経営形態の是非そのものには問われなかったとの認識を示した。4分社化見直しの必要性があると表明した自らの先の発言を正当化する狙いとみられ、与党内の改革推進派や首相発言の「ぶれ」を批判してきた野党が反発を強めそうだ。《共同通信》

2010 平成22年2月10日(水)

平成7704日目

【民主党・枝野幸男元政調会長】行政刷新担当相に就任

鳩山由紀夫首相は10日午前、首相官邸で民主党の枝野幸男元政調会長に行政刷新担当相の辞令を交付した。枝野氏の就任に伴い、仙谷由人国家戦略担当相は行政刷新相の兼務を解かれる。

今年1月の藤井裕久前財務相の辞任に伴って菅副総理が財務相を兼務して以降、仙谷氏が国家戦略相と行政刷新相を兼務しており、同氏の負担軽減が課題になっていた。枝野氏の起用は、昨年末の2010年度予算編成に絡んだ行政刷新会議の「事業仕分け」で統括役を務め「大きな成果をあげた」(平野博文官房長官)ことなどがポイントとなった。《ロイター》

2011 平成23年2月10日(木)

平成8069日目

【菅直人首相】小沢氏に離党要請

菅直人首相(民主党代表)は10日午後、政治資金規正法違反の罪で強制起訴された小沢一郎元代表と官邸で約50分間、2人だけで会談した。首相が自発的な離党を求めたのに対し小沢氏は拒否。国会招致についても否定的な姿勢を変えなかった。会談が物別れに終わったことで党執行部は14日の役員会で小沢氏に対する処分手続きを開始する。政治活動を制限する「党員資格の停止」の方向で進め、3月初旬までの結論を目指す方針だ。

首相は10日夜、処分について「あまり時間をかけずに決着をつけたい」と記者団に強調した。小沢氏は記者会見で処分方針を「健全な政党政治と民主主義の発展の上で妥当でない」と批判。処分された場合も「現状のままで活動するとの結論に達している」と述べるなど、双方の対立は激化の様相を呈している。《共同通信》

2012 平成24年2月10日(金)

平成8434日目

【復興庁】発足

東日本大震災の復興施策の司令塔となる復興庁が10日、発足した。東京の本庁や、盛岡、仙台、福島3市の復興局、津波被害が大きかった沿岸部に置く6支所と2事務所で一斉に業務を開始した。

震災から10年となる2020年度末までの組織。本庁は、前身の復興対策本部が入っていた東京・赤坂の民間ビルのフロアをそのまま使う。この日、初代復興庁担当相の辞令を受けた平野達男氏は、閣議後の記者会見で「復旧復興をとにかく早く進める。その先頭に立つ」と決意を語った。《朝日新聞》

野田佳彦首相は10日の記者会見で、同日発足した復興庁の狙いについて、東日本大震災からの復興に向けた迅速な対応を強調するとともに、自らリーダーシップを発揮して予算配分などで「省庁の縦割りの壁を乗り越える」と述べた。《共同通信》

2013 平成25年2月10日(日)

平成8800日目

【パソコン遠隔操作事件】IT関連会社社員を逮捕

遠隔操作ウイルスに感染したパソコンなどから犯罪予告が送られた事件で、警視庁などの合同捜査本部は10日、東京都江東区、IT関連会社社員、K容疑者(30)を威力業務妨害容疑で逮捕した。

一連の事件では4人が誤認逮捕され、「真犯人」を名乗る人物が犯行声明のメールで、今回の逮捕容疑となった1件を含む計13件の犯罪予告事件への関与を認めていた。合同捜査本部はK容疑者がメールを送りつけた可能性が高いとみて調べる。《毎日新聞》

【四大陸フィギュア】浅田真央選手が3年ぶりの優勝

フィギュアスケート・四大陸選手権最終日(10日・大阪市中央体育館)――女子のフリーが行われ、ショートプログラム(SP)1位の浅田真央(22)(中京大)がフリーも1位となり、今季世界最高の合計205・45点で3年ぶり3度目の優勝を飾った。

バンクーバー五輪以来の200点超えを達成した。2位は鈴木明子(27)(邦和スポーツランド)で合計190・08点。3位は村上佳菜子(18)(愛知・中京大中京高)で合計181・03点。日本勢が表彰台を独占したのは、2003年の北京大会以来。《読売新聞》

2014 平成26年2月10日(月)

平成9165日目

【国交省】JR北海道を刑事告発

JR北海道でレール検査データが改ざんされた問題で、国土交通省は10日午後、国に虚偽のデータを提出して監査を妨げたなどとして、鉄道事業法違反(虚偽 報告および検査妨害)の疑いで北海道警に刑事告発したと発表した。告発対象は行為者を特定せずに容疑者不詳とし、法人としての同社も加えた。《日経新聞》

【安倍晋三首相】舛添氏当選「東京五輪へ協力」

安倍晋三首相は10日午前、東京都知事選で自民、公明両党が支援した舛添要一元厚生労働相が当選したことを受け「東京を世界の真ん中で輝く都市にしていただきたい。2人で力を合わせて素晴らしい(2020年東京)オリンピック・パラリンピック大会にしていきたい」と述べ、舛添氏と協力していく姿勢を強調した。《毎日新聞》

2015 平成27年2月10日(火)

平成9530日目

【元朝日新聞記者・植村隆氏】桜井よしこ氏らを提訴

慰安婦報道に関わった元朝日新聞記者で北星学園大(札幌市)の非常勤講師、植村隆氏(56)が10日、ジャーナリストの桜井よしこ氏の記事で「捏造」などと報じられ名誉を傷つけられたとして、掲載した「週刊新潮」の発行元の新潮社など出版3社と桜井氏を相手取り、計1650万円の損害賠償と謝罪広告を求め、札幌地裁に提訴した。

植村氏は1月にも文芸春秋などを相手取り、同様の訴訟を東京地裁に起こしている。《毎日新聞》

【STAP細胞論文不正問題】理研、関係者の処分を発表

STAP細胞の論文不正問題で理化学研究所は10日、元研究員の小保方(おぼかた)晴子氏(31)を「懲戒解雇相当」とするなど関係者の処分を発表した。小保方氏は昨年末に依願退職しており、処分に効力はない。STAP問題の舞台となった発生・再生科学総合研究センター(当時)の元センター長、竹市雅俊氏(71)は譴責(けんせき)処分とした。《産経新聞》

2016 平成28年2月10日(水)

平成9895日目

【スズキ】VWと和解

スズキは10日、資本・業務提携を解消したドイツ自動車大手フォルクスワーゲン(VW)との間で残っていた係争について、和解が成立したと発表した。VWがスズキへの損害賠償請求を取り下げ、スズキが和解金を支払う。これにより、スズキが提携解消を求めて2011年に国際仲裁裁判所へ申し立てた紛争が終結する。《時事通信》

【川崎中1殺害事件】主犯格の少年に懲役9年以上13年以下

川崎市の多摩川河川敷で昨年2月、中学1年、Aさん(当時13歳)を仲間2人と共謀して殺害したとして、殺人罪などに問われたリーダー格の無職少年(19)=事件当時18歳=の裁判員裁判の判決で、横浜地裁(近藤宏子裁判長)は10日、懲役9年以上13年以下(求刑・懲役10年以上15年以下)を言い渡した。《毎日新聞》

2017 平成29年2月10日(金)

平成10261日目

【安倍晋三首相】米・トランプ大統領と会談

安倍晋三首相は10日午後(日本時間11日未明)、トランプ米大統領とホワイトハウスで初めて会談し、経済関係強化のため、貿易・投資分野などを幅広く協議する麻生太郎副総理とペンス副大統領らによる枠組みの新設で合意した。首相は年内の日本公式訪問を招請し、トランプ氏は応じた。沖縄県・尖閣諸島について、米国の防衛義務を定めた日米安全保障条約第5条の適用対象であると確認。両首脳は同盟強化の決意を盛り込んだ共同声明を発表した。《共同通信》

2018 平成30年2月10日(土)

平成10626日目

【福井県】各地で断続的に渋滞

記録的な豪雪に見舞われた福井県内は10日、気温の上昇や雨で雪が緩み、路面状況がさらに悪化した道路で立ち往生する車などが続発。各地で断続的に渋滞が発生した。

日本道路情報センターによると、国道8号は福井市の新保~福井大橋北、開発~西方交差点をはじめ、坂井市丸岡町区間などで終日渋滞となった。福井市中心部も各地で長い車列ができた。芦原街道やフェニックス通り、西環状線などで目立ったという。《福井新聞》

2018 平成31年2月10日(日)

平成10991日目

【ジャンプ・高梨沙羅選手】今季W杯初勝利

ノルディックスキーのワールドカップ(W杯)ジャンプ女子は10日、スロベニアのリュブノで個人第15戦(ヒルサイズ=HS94メートル)が行われ、高梨沙羅(クラレ)が今季初優勝し、ジャンプの男女を通じて歴代単独最多を更新する通算56勝目を挙げた。

高梨は1回目に89・5メートルの99・0点で首位に立つと、2回目は82・5メートルを飛び、6連勝中のマーレン・ルンビ(ノルウェー)に競り勝った。《共同通信》

2019 令和2年2月10日(月)

令和286日目

【新型肺炎】中国、春節休業明けも経済停滞

新型コロナウイルスの感染者が増え続ける中国は10日、春節(旧正月)休暇から続いた休業期間が明けた。しかし経済活動は停滞し、政府は工場などの生産再開を呼び掛けている。正常化には程遠い状況だ。中国国営中央テレビによると、習近平国家主席は同日、新型肺炎を巡る状況は「依然として非常に厳しい」との認識を示した。《共同通信》

【淡路島5人殺害事件】上告断念

兵庫県洲本市(淡路島)で2015年3月、男女5人をサバイバルナイフで刺殺したとして、殺人と銃刀法違反の罪に問われたA被告(45)に対し、一審裁判員裁判の死刑を破棄して無期懲役とした大阪高裁判決について、大阪高検は10日、上告を断念したと明らかにした。「適法な上告理由を見いだせなかった」としている。

上告期限は10日まで。被告側が上告しなければ無期懲役が確定する。上告した場合でも、刑事訴訟法は高裁判決より重い刑を言い渡すことができないと定めており、死刑判決の可能性はない。《共同通信》

2021 令和3年2月10日(水)

令和652日目

【BPO】フジ産経世論調査不正は重大違反

フジテレビと産経新聞社の合同世論調査データ不正問題で、放送倫理・番組向上機構(BPO)の放送倫理検証委員会は10日、フジテレビが業務を委託先の調査会社に任せ切りにし、架空データが含まれた世論調査結果を1年以上にわたり放送したことは「重大な放送倫理違反があった」とする意見を発表した。

検証委は不正の背景として、フジテレビが委託先の調査実態を把握せず、担当局員を1人しか配置しなかったことなどチェック体制の薄さのほか「“慣れ”の中で業務が続けられていた」と指摘した。《共同通信》

2022 令和4年2月10日(木)

令和1017日目

【北京五輪】第7日

北京冬季五輪第7日の10日、フィギュアスケート男子フリーが行われ、鍵山優真(オリエンタルバイオ・星槎)が201・93点(ショートプログラム=SP=108・12点、合計点310・05点)で銀メダル、宇野昌磨(トヨタ自動車)は187・10点(SP105・90点、合計点293・00点)で銅メダルを獲得した。金メダルはネーサン・チェン(米国)が獲得した。《産経新聞》



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