平成3686日目

1999/02/10

この日のできごと(何の日)

【舛添要一氏】都知事選出馬へ

元東大助教授で国際政治学者の舛添要一氏(50)は10日、福井市内で開かれた日本原子力発電主催の講演会で4月の東京都知事選について「出馬いたします。近日中に会見して(選挙に向けた)組織づくりや政策を発表したい」と述べた。12日午後、東京都内のホテルで記者会見し、正式に表明するという。

舛添氏は「今の都道府県は国の出先機関にすぎない。地方分権と規制緩和で国のシステムを変えないと、だれが知事になっても限界がある」とした上で「首都東京を変えることが日本を変えることにつながる」と、都知事選出馬の決意を語った。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【政界談話室】

○・・・東京都知事選への出馬を決めた民主党の鳩山邦夫副代表は10日、国会内で同党参院議員を前に「野球から相撲の世界に入るようなもの。悩み抜いたが、思い込んだら引き返せない」と決意を披露。「私は生粋の江戸っ子だが、今の東京は住みにくい」と青島都政をやんわり判し、「兄(由紀夫氏)とは顔もスタイルも違うから誤解されるが、決して悪い人間ではない」とPRした。政策の方も無類のチョウ好きらしく「あらゆる鳥、魚、昆虫との共生」「命の躍動感を覚える夢とロマンの世界」と熱っぽく語ると、会場は拍手喝さい。《共同通信》

【東京都知事選】自民、明石康氏擁立で一本化

自民党は10日午後、東京都知事選に元国連事務次長の明石康・広島平和研究所長(68)を擁立することを決めた。森喜朗幹事長が同日昼、島村宜伸都連会長ら都連幹部と会談して明石氏に絞り込み、同日夕の都連選考委員会で正式に決定した。これにより自民党の柿澤弘治元外相(65)は都知事選への出馬を断念した。

森氏ら党執行部は11日午後、明石氏に正式要請するが、明石氏は10日までの自民党の打診に対して「私で役立つなら考えてみる余地はある」と、前向きに対応する考えを示している。

既に民主党の鳩山邦夫副代表(50)が正式に出馬を表明しており、当初、自民党と民主党の相乗りも検討された都知事選は両党が対決する構図となった。ただ国際政治学者の舛添要一氏(50)も10日、出馬を明言し、無党派層の動向次第では混戦となる可能性が出てきた。《共同通信》

小渕恵三首相は、東京都知事選で自民党の候補者調整が10日、明石康・元国連事務次長に一本化されたことで「分裂選挙という最悪の事態は避けられた」(首相周辺)と安どしている。都知事選の成り行きは政局運営にも影響しかねないとの判断から、今後は「明石氏当選」に全力を挙げる構えだ。《共同通信》

【東京都知事選】民主党・菅直人代表「邦夫さんを全力で応援」

民主党の菅代表は10日、党本部で定例会見を行い、鳩山邦夫副代表の都知事選出馬について「常任幹事会懇談会も(この話を受け)、大変明るいムード。全力で応援したいという気持ちがいっぱいだった」と笑顔。

選挙戦のイメージについても「今後は政党が前面に出るのはあまりよくないのではないか。政党の代理戦争になる。首長選挙はいわば大統領選挙、邦夫さん自身の考え方を広く都民に理解してもらうことが必要だ」と述べたうえで、「邦夫副代表には蝶々の飼育を通じた自然環境への関心、野菜づくりを通じての農薬問題へ関心など、自然環境と調和した生活スタイルといったイメージがある。そのライフスタイルが理解されるような鳩山邦夫版の21世紀東京ビジョンを期待したい」と期待を表明した。《民主党ニュース》

【ヒラリー・クリントン氏】上院選出馬を検討

米CNNテレビは10日、ヒラリー・クリントン米大統領夫人(51)が2000年秋の米上院議員選挙でニューヨーク州から民主党候補として出馬することを真剣に検討していると報じた。コッチ元ニューヨーク市長(民主党)も同日、ヒラリー夫人の出馬と当選を予想した。

ヒラリー夫人は不倫もみ消し疑惑の発覚以来、大統領の弁護に徹していたが、CNNは大統領弾劾裁判の無罪評決で区切りがついた後に、出馬問題で決断する見通しだと伝えた。

夫人は「全米で最も優秀な弁護士100人」に選ばれているほか、クリントン政権の福祉政策の立案で政治家としての才能を発揮しており、2年後の「ファーストレディー退任」後の去就が注目されている。《共同通信》



2月10日 その日のできごと(何の日)