平成1918日目

平成6年4月9日(土)

1994/04/09

【ボーイング社】次期ジェット機「777」初公開

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米航空機製造会社のボーイング社が次期大型ジェット旅客機として製造を進めているボーイング777の1号機が9日午前、米国ワシントン州ボーイング社エバレット工場で初公開された。

ボーイング777は双発ジェット旅客機としては世界最大で、全長63.7メートル、翼長60.9メートル。ジャンボ機(ボーイング747)より一回り小さい。座席数は305席から440席まで自由に変更できる。航続距離は7340キロ。《共同通信》



【社会党・村山富市委員長】連立の枠組み維持

退陣を表明した細川首相の後継者選びをめぐる調整が9日、本格化した。連立与党は午後2時からの代表者会議再開に先立ち、小沢新生党代表幹事と松岡日本新党代表幹事が会談、新党さきがけが武村代表(官房長官)を交え議員総会を開くなどそれぞれ対応を協議。土井衆院議長は河野自民党総裁を呼び、早期の国会正常化を促した。

これまでの与党内調整では、政策の一致を重視する新生、公明両党に対し、社会、新党さきがけなどが反発、二極化の様相を見せ難航必至の情勢だ。後継選考は今のところ羽田副総理兼外相(新生党党首)が軸になるとみられる。だが二極状態でそれぞれが自民党の一部と連携して、連立組み替えを模索する動きも出始めた。

日本新党がさきがけとの国会内統一会派を解消し、新会派「改革」を結成したが、9日午後の代表者会議で各党に参加を呼び掛ける。新生、公明両党は週明けにもこれに合流する見通しとなり、与党大会派から新・新党を視野にいれた政界再編の動きが急ピッチとなってきた。

社会党の村山委員長は9日午前、記者団に「連立の枠組みを維持し、自民党の復権は許すべきでない」と述べ、現在の8党会派による連立政権の維持を目指すべきだとの考えを強調した。同委員長は8日夜、小沢新生党代表幹事と極秘に会談、こうした考えを伝えている。

村山委員長、武村新党さきがけ代表、大内民社党委員長(厚相)は8日夜の会談で、新生、公明両党主導の新政権づくりには協力しないことを申し合わせており、3党は「改革」には不参加の方向だ。

新生党の渡部代表幹事代行は9日午前、記者団に「政策(すり合わせ)と人事を並行して話し合うべきだ。与党だけ何となくまとまってもだめだ」と述べ、基本政策の一致が重要との考えを表明。自民党の渡辺美智雄元外相はこれに呼応するように、政策一致を前提とした新生党との連携に意欲を示した。

これに対抗する形で、社会党やさきがけも独自に自民党との接触を進めており、情勢は複雑な展開となっている。《共同通信》

【細川護熙首相】心境「何もない」

細川首相の辞意表明に続いて後継首相をめぐる動きが始まった9日朝の東京・永田町。突然の「政変」に週末が重なったためか、ほとんどの国会議員は地元に飛んで帰り、国会周辺に人影は少なかった。

「別にないなあ、何もないなあ」。辞意表明から一夜明けた細川首相は、心境を聞かれて、こう答えた。午前9時50分、首相公邸の玄関から姿を見せた首相は紺色のスーツ姿。やや白っぽい顔色だったが、前日より落ち着いた表情。「よく眠れたか」と聞かれると「はい」とひと言だけ答え、黒塗りの専用車にゆっくりと乗り込み、日米欧委員会総会でのあいさつのために、首相官邸に近いホテルへ向かった。

次の首相候補として名前が挙がっている羽田外相。午前中は東京都千代田区富士見町の議員宿舎で「休んでいます」。午前8時すぎに訪れた長男の雄一郎さん(26)は「一緒にサーカスを見に行く予定だったが、こういう状態なので自分たちだけで行きます」。午後0時20分すぎ、ようやく出て来た羽田氏は30人近い報道陣に「や、何だ、もう」と驚き、顔をしかめた。後継候補について「調整しているんだから。具体的な名前は出ていない」と慎重な口ぶりだった。

午前9時50分ごろ同じ宿舎から姿を見せた新生党の渡部恒三氏。「話しているうちに自然に決まっていく。落ち着くところに落ち着くのでは」とにやり。「後継首相は羽田氏で決まり」と言いたげな表情だった。続いて社会党の村山委員長。報道陣に囲まれ「羽田さんの名前が出ていますが」との問いに「話し合いをしちょるから、今の段階で特定の人を想定していいとか悪いとかは言えん」と言い残した。

細川首相は午前10時前、日米欧委員会総会が開かれた東京都港区のホテルオークラに到着。出席者と笑みを浮かべながら握手した後、あいさつに立ち「昨日から大変お騒がせしておりますが、日程表には辞任するというのは入っておりませんでした」と苦笑交じりに切り出した。

午前10時15分すぎ公邸へ。総辞職の時期についての3回の質問に「分からない」と3回同じ答えを繰り返した。《共同通信》

【羽田孜外相】自民含めた組み換えも

次期首相の有力候補でもある羽田外相は9日午後、都内2カ所で講演し、細川後継政権について「自民党の中にも(政権に)参加してもいいという人がいる。政党の名前にこだわらず乗り越えることができれば、そんな長い時間をかけずに解決できる」と指摘、自民党も巻き込んだ連立の組み換えに含みをもたせた。

羽田氏は首相の退陣で「二段目の政界再編は一週間の間で起こるだろう」との見方を示すとともに「理想は2つの勢力が議論、切磋琢磨して政治のダイナミズムを生み出すことだ」と述べた。《共同通信》

【細川護熙首相】新会派拡大を指示

細川首相は退陣表明から一夜開けた9日午前、都内のホテルでの日米欧委員会東京総会出席の公務を予定通りこなす一方、首相官邸で日本新党議員に新会派「改革」の勢力拡大について指示するなど、早くも退陣後の政治活動への布石に着手した。

首相は同総会のあいさつで「この(総会の)話を伺ったときにはまだ首相を辞任するという予定は入っていませんでした」と切り出し「政治改革に一つのめどがついた現在、残された課題は経済改革の実行であり、新しい内閣が粛々と進めていくと確信している」と「道半ば」での退陣への悔しさもにじませた。

ホテルから公邸に戻った首相は、内閣総辞職時期や後継首相など肝心な問題についての記者団の質問に「分からない」を連発し、退陣表明前のかたくなさに逆戻りした。この後、日本新党の鮫島副代表幹事ら3衆院議員が公邸を訪れた。《共同通信》

【プロ野球】開幕

プロ野球は9日、公式戦が開幕、セ、パ両リーグの6試合を行い、三番で先発出場した巨人の松井がいきなり2本塁打、四番の落合もアーチをかけ、西武の伊東は満塁逆転サヨナラ本塁打を放つなど、人気沸騰のJリーグに負けない派手な話題にファンは熱狂した。

松井は第1打席で広島・北別府の4球目をジャストミートして右中間スタンドへ2ラン、第3打席ではうまく流し打って左翼スタンドに第2号2ランを運んだ。さらにタイムリー打も放ち、4打数3安打5打点の大活躍で、巨人の勝利に大きく貢献した。

西武は八回まで近鉄の先発の野茂にノーヒットに抑えられていたが、九回裏に清原の二塁打などで一死満塁とし、伊東が二番手赤堀に本塁打を溶びせた。満塁逆転サヨナラ本塁打は21本目で開幕戦では史上初めてである。《共同通信》



4月9日のできごと