平成1913日目

1994/04/04

この日のできごと(何の日)

【第66回選抜高校野球大会】智弁和歌山(和歌山)初優勝

第66回選抜高校野球大会最終日は4日、3万4000人の観衆を集めた甲子園球場でともに初優勝を懸けた智弁和歌山高(和歌山)ー常総学院高(茨城)の決勝を行い、智弁和歌山高が7−5で勝ち、春夏を通じて初優勝をした。和歌山勢の優勝は51回大会の箕島以来15年ぶり5度目。常総学院は茨城勢初の選抜初優勝は達成できなかった。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【東京HIV訴訟】患者らが医師を刑事告発

輸入血液製剤の投与でエイズウイルス(HIV)に感染したとして国や製薬会社に賠償を求めている「東京HIV訴訟」の原告の血友病患者と家族ら計217人は4日、HIVの混入した非加熱濃縮血液製剤を帝京大学医学部付属病院(東京都板橋区)で血友病患者2人に投与させて感染させたとして、殺人未遂の罪で同大学の安部英副学長(77)に対する告発状を東京地検に提出した。HIV訴訟原告側弁護団によると、HIV感染をめぐる医師の刑事告発は初めて。《共同通信》

【衆院予算委員会】

国会は4日も、細川首相の1億円借金問題をめぐる与野党の対立が続き、衆院予算委員会が終日空転した。連立与党は予算委理事会の開会を呼び掛けたが、自民党は「疑惑解明に向けた努力がない」と拒否。理事会を開くに至らず、1994年度予算案の審議入りのめどは依然として立っていない。

連立与党は、細川首相が佐川急便1億円借金疑惑をめぐる証人喚問や新資料の提出を拒否する考えを示したのを受け、当面は与党政務幹事や予算委審理を主体に粘り強く1994年度予算案の審議を自民党に呼び掛けていく方針を確認した。だが事態打開に向け、首相の元秘書の証人喚問や関係者の参考人招致に応じるのか、単独審議で臨むのか予算成立に向けた基本戦略は確定していない。《共同通信》

【北朝鮮】安保理議長声明を非難

平壌放送によると、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)外務省スポークスマンは4日、国連安全保障理事会が先月31日、北朝鮮に国際原子力機関(IAEA)の再査察受け入れを求める議長声明を採択したことについて、これを全面的に非難、拒否する声明を発表した。

声明は「米国は対朝鮮敵視・圧殺政策から、国連安保理という政治的討議の場を必要とし『議長声明』という圧力のてこをつくらなければならなかったのだ」と米国を非難。「安保理はわが方(北朝鮮)に追加査察を要求する前に、大国にへつらって不公正さを拡大している1AEA事務局の不当な行動を正すための措置をまず取るべきだ」と主張した。

さらに「すべての事実は、米国が核問題を解決する意思を少しも持っておらず、ただ朝鮮半島情勢を故意に緊張させ、対朝鮮敵視・圧殺政策を実現することに主な目的があることをほっきりと実証している」と主張している。《共同通信》

【細川護熙首相】韓国・韓昇洲外相と会談

細川首相は4日午前、韓国の韓昇洲外相と首相官邸で約30分間会談し、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発問題について意見交換した。

首相は中国が加わった国連安全保障理事会の議長声明が採択されたことについて「日米韓3国と中国が協力して対話による進展を図るべく北朝鮮に働き掛けていくことが必要だ」と述べ、関係国による外交努力で同問題の解決を目指す考えを重ねて強調した。韓外相は先の訪中を踏まえ「中国は以前より積極的な役割を果たそうとしている」と評価するとともに、ロシアの協力の必要性を指摘した。《共同通信》

【政界談話室】

○…細川首相は4日、自身の佐川借金疑惑で予算委審議入りのめども立たないとあって、「名案がないなあ。花見にも行きたいが、こんな状況ではままならない」と、首相官邸で記者団にぼやくことしきり。首相は「知事時代は植木市に行っては、形のいい桜があると買って庭に植えた」自他ともに認める風流人。問わず語りに「昨日外務省前を通ったら、桜がぱっと咲いていたがなあ」と、専用車の窓越しに垣間見た桜に未練たっぷりの様子。東京の校は今週半ばが満開だが、予算審議の現状を見る限り、葉桜見物で我慢するしかなさそうだ。

○…自民党の小里国対委員長はこの日から、定例の記者会見を立ったまま行うことにした。記者団から、細川首相の向こうを張って?と問われると、「地元から、髪が薄いのがテレビに映る、と言われたので。他意はない」。森幹事長ら他の幹部の会見方法についても「他の人は知りません」と、専ら個人的な試みであることを強調した。最近は首相の佐川借金疑惑でも、野党らしく追及鋭いニュー自民党。意識が変われば形も変わるのか。「ボールペンで(質問する)記者を指すなんてしません」と、細川流パフォーマンスとの違いを力説したが、対抗意識はありあり。《共同通信》



4月4日 その日のできごと(何の日)