平成1860日目

平成6年2月10日(木)

1994/02/10

【東京都昭島市】「悪魔ちゃん」問題で即時抗告

「悪魔ちゃん」命名問題で、東京家裁八王子支部から悪魔の名を戸籍に記載するよう命じられた東京都昭島市は10日、この決定を不服として東京高裁に即時抗告した。市の抗告により、命名論争の決着は先送りとなり、子供は「名前未定」の状態がさらに続くことになった。

家裁八王子支部は決定の根拠として「市は出生届を受理した」と認定したが、昭島市と法務省は抗告理由について「法令上、出生届の手続きが完了するまでは戸籍の訂正、削除ができる。今回のケースは出生届に市長印を押していない手続き未完了の段階で『悪魔』名を抹消しており、適正だった」と説明している。《共同通信》



【サッカー日本代表】新監督にファルカン氏

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日本サッカー協会は10日、東京都内で理事会を開き、空席となっていた日本代表の新監督に、元ブラジル代表監督で現役時代も同代表で活躍したパウロ・ロベルト・ファルカン氏(40)が就任することを承認した。

ファルカン氏は1990、91年にブラジル代表監督を務め、南米選手権準優勝の実績を持つ。

契約期間は3月10日からの8ヶ月間。同氏は、現在監督を務めているインテルナシオナル(ブラジル)との契約を打ち切り、3月10日前後に来日。代表メンバーの選抜に入り、5月下旬のキリンカップと10月の広島アジア大会で指揮を執る。その成績と内容によって契約延長もあり得るという。《共同通信》

【細川護熙首相】訪米

細川首相は10日夜、羽田発の政府専用機で米国へ向かった。ワシントンで11日、クリントン米大統領と3回目の首脳会談を行う。《共同通信》

【政界談話室】

○…細川首相は10日、首相官邸で記者団から難航している日米交渉の見通しを聞かれ「うーん」と、うなった後に「首脳会談でどういう話が出るか分かりませんから」と何やら自信なさそうな様子。しかしすぐ元気を取り戻し「毎度のことながらぎりぎり最後まで努力しますよ」と、あっけらかんと笑ってみせた。減税でもコメの部分開放でも、いつも追い詰められてから急転乗り切ったと言いたげだったが、訪米に同行する側近は「今度は相手が外国だからなあ」とつぶやき、細川流“ロスタイムの逆転手法”が通用するのは国内だけでは、と不安げ。

○…この日、首相に対する厳しい発言が相次いだ。自民党の橋本政調会長は「夜中の記者会見がお好きで、テレビを見ていて風邪をひく」と切り出し、予算年内編成を見送ったことに触れ「馬の耳に念仏と言うが、細川さんの耳に予算だ」。渡辺美智雄元外相も「(国民福祉税では)パフォーマンスでクルクルパーと襟巻きを巻いているだけではないと思ったら一日半でポシャり、かわいさ余って憎さ百倍」。新生党の渡部恒三代表幹事代行まで「前の訪米では襟巻きだけの人気。今度は景気対策を持っていける」。風当たりの強さは襟巻きではしのげない?《共同通信》



2月10日のできごと