平成、令和の「その日のできごと」を元年から順に記しています。

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1989 平成元年2月25日(土)

平成49日目

【米・ブッシュ大統領】北京入り

日本での大喪の礼参列を終えたアメリカのブッシュ大統領は25日午後4時半、大統領専用機で北京空港に到着し、呉学謙副首相、朱啓禎外務次官ら中国側の出迎えを受けた。

この後ブッシュ大統領は同夜7時すぎから市内の人民大会堂で楊尚昆国家主席と会見。続いてバーバラ夫人とともに歓迎晩さん会に出席して今回の訪中について演説し、中国の改革を「勇気ある変化」と称賛、また中ソ和解についても「カンボジアと朝鮮半島の平和と安定に貢献する」と指摘した。《読売新聞》

【竹下登首相】弔問外交ヤマ越す

大喪の礼が2月24日に滞りなく終えたのを受けて、東京を舞台にした弔問外交は25日、竹下首相とミッテラン・フランス大統領、コシガ・イタリア大統領らとの会談が相次ぐなど、首相は予定していた会談の大半を済ませ、弔問外交が大きなヤマを越えた。《共同通信》

1990 平成2年2月25日(日)

平成414日目

【ソ連】全国で100万人規模の民主化デモ

人民戦線や「地域代議員グループ(MRG)」などソ連の民主団体が合同で25日、全国一斉に開催した「新二月革命」と銘打った民主化要求デモ、集会は全国60以上の諸都市でそれぞれ数万人から数千人規模の参加者を集め、モスクワを含めた全国で百万人を超えた。

首都モスクワの外務省プレスセンター近くの環状道路上で同日午後1時すぎから開かれた中央集会は、主催者発表で50万人以上(警察発表で約30万人)と、4日の15万人集会をはるかに上回る革命直後以来最大規模の大集会に膨れ上がった。

人民戦線によると、ソ連第二の都市レニングラードでは、デモが禁止され、レーニンスポーツ・コンプレックスでの集会だけが認められたため、参加者は2万人と意外に少なかった。しかも前日の地元テレビで人民戦線指導者の一人が「人民戦線は不参加を決めた」と発表、戦線が分裂したことも響いた。《共同通信》

1991 平成3年2月25日(月)

平成779日目

【大相撲・曙関】小結昇進

日本相撲協会は25日朝、大相撲春場所(3月10日初日・大阪府立体育会館)の新番付を発表した。先場所、序ノ口からの連続勝ち越し記録を17場所に伸ばしたハワイ出身の曙が東小結に昇進。外国人力士として師匠の東関親方(元関脇高見山)、大関小錦に次いで3人目の役力士になったのが注目される。

曙は初土俵から19場所目の三役入りで、これは年6場所制(昭和33年以降)では小錦(15場所目)旭富士(18場所目)に次ぐスピード出世。序ノ口から負け越し知らずの三役昇進も、昭和以降では羽黒山、千代の山(ともに、のちの横綱)に次いで3人目の快挙である。《共同通信》

【湾岸戦争】多国籍軍、クウェート奪回が加速

クウェート奪回を目的とする多国籍軍の地上侵攻作戦2日目の25日、シュワルツコフ米中東司令官は地上戦が計画を上回る速度で進んでいるとして、作戦をさらに加速し、短期決戦に持ち込む構えを強めた。米軍筋の話では、イラク兵の捕虜は地上戦開始以来2万人に達した。

多国籍軍のうち米海兵隊第一、第二師団が南部正面からクウェート市に進攻する態勢を見せ、西部国境から前進しているフランス軽機甲師団、英第一機甲師団、米軍第八二空てい部隊がイラク軍の地上部隊を次々撃破。クウェート市制圧が焦点となってきた。《共同通信》

【海部俊樹首相】湾岸戦争「地上戦開始を支持」

国会は25日午後の衆院本会議で、多国籍軍への追加支援を目的とする平成2年度2時補正予算案などに関する橋本蔵相の財政演説と、これをめぐって各党が代表質問を行った。

海部首相は、多国籍軍による地上戦開始について「米大統領をはじめ国際社会の大義と理念を守らなければならないとのぎりぎりの立場に立って厳しい選択をした。政治家としてその決断に連帯と支持を表明しなければならない」と述べ、全面的に支援していく姿勢を示した。《共同通信》

1992 平成4年2月25日(火)

平成1144日目

【衆院予算委】鈴木善幸元首相を参考人聴取

衆院予算委員会は25日、共和汚職をめぐって塩崎潤元総務庁長官の証人喚問と鈴木善幸元首相の参考人招致を行った。鈴木氏は起訴された阿部文男元北海道、沖縄開発庁長官から入閣謝礼として「1000万円を預かった」事実を明らかにしたが、共和からの資金提供については「一切受けていない」と全面的に否定した。《共同通信》

1993 平成5年2月25日(木)

平成1510日目

【ノルディックスキー・世界選手権】

ノルディックスキーの世界選手権は25日、スウェーデンのファルンで複合団体の後半リレーを行い、昨年のアルベールビル五輪で金メダルを獲得した日本が河野孝典(野沢温泉ク)阿部雅司(東京美装)荻原健司(北野建設)のメンバーで優勝した。

前回の世界選手権銅メダルで、前半のジャンプで圧倒的な優位に立っていた日本は、2位以下に6分以上の大差をつけてスタート、ノルウェーの追い上げをかわして逃げ切った。《共同通信》

【金泳三氏】第14代韓国大統領に就任

韓国の金泳三大統領の就任式が25日午前10時からソウルの国会議事堂前の広場で行われ、32年ぶりに本格的な文民政権が正式スタートした。

金大統領は宣誓後の「皆とともに新韓国へ」と題する就任演説で、経済再生など3つの課題を訴える一方、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の金日成主席に対し「南北同胞の真の和解と統一を望むなら、これを論議するため、いつ、どこででも会うことができる」と南北首脳会談を呼び掛けるとともに、今世紀中に南北統一が実現するだろうとの見通しを明らかにした。

韓国大統領の就任演説で、これほど明確な南北首脳会談提案は異例。《共同通信》

【宮澤喜一首相】政治改革法案成立に決意

自民党政治改革推進本部は25日午前、党本部で選挙制度調査会との合同総会を開いた。冒頭宮澤首相は「予算審議が衆院で最終段階に入っているが、その後直ちに政治改革を取り上げなければならない」と述べ、政治改革関連法案の成立を最優先に全力を挙げて取り組む決意を強調した。《共同通信》

1994 平成6年2月25日(金)

平成1875日目

【リレハンメル五輪】第14日

第17回冬季オリンピック・リレハンメル大会第14日の25日、スピードスケート女子5000メートルで日本の山本宏美選手(新王子製紙)は7分19秒68の日本新をマークして3位に入賞、見事銅メダルを獲得した。《共同通信》

【伊藤茂運輸相】地方にミニ新幹線

伊藤運輸相は25日の閣議後の記者会見で、地方の幹線鉄道を高速化するためにミニ新幹線計画を検討していくことを明らかにした。同相は「新幹線以外のローカル幹線鉄道の高速化、近代化も大事な課題だ」とした上で「ミニ新幹線に(各地から)熱いまなざしが注がれている。採算性などを含め検討していきたい」と述べ、政策課題として本格的に取り組んでいく姿勢を示した。

ミニ新幹線は、在来線の線路幅を広げることで時速約130キロの走行ができ、既存の新幹線との直通運転が可能になる。現在、運輸省は21世紀初頭を目指し、在来線の平均速度を現行の100キロから130キロ台にアップする技術開発を検討している。《共同通信》

【細川護熙首相】改造時期「考えていない」

細川首相は25日午前、首相官邸で記者団の質問に答え、内閣改造問題で今後、連立与党各党の党首の意見を聴く考えを重ねて示した上で、時期に関しては「まだ、何も考えていない。早過ぎる」と述べた。

24日の首相に早期の改造に反対の意見を伝えた社会党の村山委員長、民社党の大内委員長、民主改革連合の中村鋭一代表との会談についても「あちらが勝手に来られたわけだから」と述べ、改めて場を設けることを明らかにした。《共同通信》

1995 平成7年2月25日(土)

平成2240日目

【大相撲・貴乃花関】婚約発表

大相撲の人気横綱貴乃花光司関(22)とタレントの河野景子さん(30)が25日、東京都千代田区のホテルニューオータニで記者会見し、婚約を正式に発表した。会見に先立って両家で結納も交わされた。挙式は5月29日に同ホテルで行われる。《共同通信》

1996 平成8年2月25日(日)

平成2605日目

【第33回ラグビー日本選手権】サントリーが初優勝

大雪のため一週間延期されたラグビーの第33回日本選手権は25日、東京・国立競技場で行われ、全国社会人大会優勝のサントリーが全国大学選手権覇者の明大に49−24で快勝し、初出場優勝を果たした。《共同通信》

【京都市長選挙】「相乗り」桝本頼兼氏が当選

前市長辞任に伴う京都市長選挙は25日投票、即日開票の結果、自民、新進、社民、さきがけ、公明推薦で前市教育長の桝本頼兼氏(55)=無新=が共産推薦で京都住民運動交流センター代表の井上吉郎氏(50)=無新=らを約4000票の小差で破り、初当選した。

橋本政権誕生後、初の大型地方選挙として注目され、井上氏は住宅金融専門会社(住専)処理問題で厳しく切り込み大接戦となったが、「共産党市長防止」で結束を図った桝本頼氏が基礎票を掘り起こし辛うじて逃げ切った。しかし有権者の住専、相乗り批判が噴き出した格好で今後の政局にも影響を与えそうだ。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】米国から帰国

橋本龍太郎首相は帰国直後の25日夕、今回の初外遊について「(クリントン大統領とは)外務省流に言えば『ビルーリュウ』の間柄になった。互いに本気で話し合った。実質的には30分間の会談だったが基本方針は確認した」と記者団に成果を強調した。《共同通信》

1997 平成9年2月25日(火)

平成2971日目

【WBAフライ級タイトル戦】井岡弘樹選手、3階級制覇ならず

世界ボクシング協会(WBA)フライ級タイトルマッチ12回戦は25日、大阪市中央体育館で行われ、ストロー、ジュニアフライ級に続く日本人初の世界3階級制覇を目指した井岡弘樹(グリーンツダ)は、チャンピオン、ホセ・ボニージャ(ベネズエラ)に7回2分49秒、TKO負けした。《共同通信》

【ナホトカ号重油流出事故】船首からの重油抜き取り作業終了

ロシアタンカー「ナホトカ」の重油汚染事故で、福井県三国町安島に座礁した船首部からの重油抜き取り作業は25日完了した。1月7日の座礁から49日ぶり。同月16日の作業開始から41日間かかった。

今後は日ロ両国による事故原因の究明が進められ、天候の安定を待って船首部の撤去が行われる。《福井新聞》

1998 平成10年2月25日(水)

平成3336日目

【金大中氏】第15代韓国大統領就任

韓国の金大中大統領の就任式が25日、ソウル市の国会前広場で開かれ、初の与野党政権交代による金大中政権が発足した。しかし金鍾泌・自民連名誉総裁の首相任命同意案をめぐり同日午後に招集された国会本会議は、任命に反発する第一党のハンナラ党が登院を拒否、定足数に満たず開会できなかった。

本会議は26日に再び招集されるが開会できるかどうかは微妙で、同日予定された組閣も延期された。金大統領率いる新政治国民会議と自民連による韓国史上初の連立政権は、前途多難な船出となった。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】金大統領就任「心からお祝い」

橋本龍太郎首相は25日、韓国の金大中大統領の就任に関し「心からお祝いすると同時に、非常に大変な時期に最高の責任を負われることに対して、日本もできる限りの協力を惜しまない」と述べた。

また就任式に招かれた中曽根康弘元首相に託した親書には「お祝いと日韓関係をより深いものにしていきたい、という思いを書いた」ことを明らかにした。首相官邸などで記者団の質問に答えた。《共同通信》

1999 平成11年2月25日(木)

平成3701日目

【高知赤十字病院】臓器提供へ初の脳死判定

高知赤十字病院は25日、くも膜下出血のため入院中の高知県の女性(44)に対し、臓器移植法に基づいて、臓器提供を前提とした脳死判定を行うことを決めた。同病院は同日夜、1回目の脳死判定作業を開始した。

女性は脳死判定に従い、脳死段階で臓器提供する意思を表示したカードを持っており、家族も同日夕、脳死判定と臓器提供を承諾した。脳死と判定されれば、臓器が摘出され、移植される。

1997年10月施行の臓器移植法は、臓器提供の場合のみ脳死を人の死と定めており、この女性が脳死と判定されると、法適用後1年4ヵ月で同法が適用される初のケースとなる。《共同通信》

高知赤十字病院は25日午後8時13分から、臓器移植法に基づいて、臓器提供を前提とした1回目の脳死判定を行ったが、2人の判定医は「脳死とは言えない」と判定した。脳死の条件の一つの「平たん脳波」を満たさなかった。《共同通信》

【小渕恵三首相】有事法制「早期立法化は念頭になし」

小渕恵三首相は25日午前の参院予算委員会で、日本の有事法制整備に前向きな姿勢を示した24日の同委での答弁について「直ちに立法化するということを言ったのではない」と述べ、早期の法整備を念頭に置いた発言ではないことを強調した。

ただ首相は有事法制論議について「国会審議などを踏まえた形でどう考えるかについて、今日の状況は時代の変化や国民の意識の変化があるということを言った」と論議を取り巻く時代環境が変化しているとの認識を示した。

野呂田芳成防衛庁長官は、日本有事での米軍支援に関する法整備について「研究に着手するのは将来の課題と認識している」と述べ、早期に検討を開始すべきとした24日の同委での答弁を修正した。《共同通信》

2000 平成12年2月25日(金)

平成4066日目

【ボクシング・川端賢樹選手】WBC王座獲得ならず

世界ボクシング評議会(WBC)フライ級タイトルマッチ12回戦は25日、バンコク近郊のマハチャイビラで行われ、同級14位で世界初挑戦の川端賢樹(姫路木下)は王者メッドグン・トヨタタイランド(タイ)に0-3の判定で敗れ、王座奪取に失敗した。《共同通信》

【越智通雄金融担当相】「手心発言」で辞任

越智通雄金融再生委員長(金融担当相)は25日夕、首相官邸で青木幹雄官房長官と会い、銀行幹部らに金融監督庁や日銀の捜査・考査に手心を加えるような発言をした問題で、「国会審議を混乱させた」として小渕恵三首相への辞表を提出、辞任した。小渕首相はこれを受理し、後任に谷垣禎一元科学技術庁長官(自民党加藤派)を充てた、同日夜、認証式を行った。《共同通信》

2001 平成13年2月25日(日)

平成4432日目

【横田滋さん、早紀江さん夫妻】渡米

北朝鮮による日本人拉致疑惑問題で、1977年に新潟市内で行方不明になった横田めぐみさん=当時(13)=の両親や支援者計十一人が25日、米国政府に問題の早期解決への協力を訴えるため、米国に出発した。

出発前、成田空港で行われた結団式で、父親の滋さん(68)は「政権が交代したばかりの米国で、できるだけ多くの人と会い、協力を働き掛けていきたい」と話した。

一行は、3月3日まで主にワシントンに滞在。ブッシュ大統領に協力を求める平山征夫新潟県知事らの書簡を政府関係者に託すほか、同国の下院議員や国連、人権団体関係者らと会い、協力を訴えることにしている。《産経新聞》

【森喜朗首相】自民党内の若手からも退陣要求

森喜朗首相の退陣要求が一段と拡大している中、与党内では25日、2001年度予算案の衆院通過から3月13日の自民党大会までに辞意表明などの形で進退表明の決着を図るべきだとの声が強まった。

自民党堀内派の丹羽雄哉事務総長が、テレビ朝日の番組で参院選前に首相が退陣するとの見通しを示した上で、党大会までに首相が辞意表明するのが望ましいとの考えを示唆した。自民党若手議員有志の「日本の明日を創る会」代表世話人の石原伸晃衆院議員らも同じテレビ番組で、首相の自発的な退陣を要求。党総裁選を前倒しするため党大会で党則改正を目指す考えを示した。《共同通信》

2002 平成14年2月25日(月)

平成4797日目

【与党】鈴木宗男議員の喚問容認へ

北方四島の人道支援事業に関する疑惑などを指摘されている鈴木宗男衆院議員の証人喚問の時期をめぐり、与党内で25日、予算の早期成立を最優先させる立場から、野党側が来月6日の衆院通過を確約することを条件に同5日にも証人喚問を行うことを容認する方向が強まってきた。

野党4党は25日の国対委員長会談で、証人喚問や外務省調査結果に対する集中審議などを行わなければ、2002年度予算案の採決に応じないことで一致。こうした野党側の強い姿勢を考慮した。小泉純一郎首相も年度内の予算成立を「至上命題」と表明した。《共同通信》

2003 平成15年2月25日(火)

平成5162日目

【盧武鉉氏】第16代韓国大統領就任

韓国の盧武鉉大統領(56)の就任式が25日午前、ソウルの国会前広場で行われた。就任宣誓に続き、盧大統領は「平和と繁栄と調和の時代へ」と題した就任演説で、包容(太陽)政策を継承発展させ北朝鮮に対する「平和繁栄政策」を進める考えを示し、北朝鮮核問題の「対話を通じた平和的解決」を強調する一方、北朝鮮に核開発計画の放棄を要求した。

日本の植民地支配からの解放後に生まれた初の大統領で「国民参加の政府」を宣言。市民参加と政治改革、地域感情の克服による真の国民統合を実現し21世紀の新しい韓国創造を訴えた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】韓国・盧武鉉新大統領と会談

小泉純一郎首相は25日午後、ソウル市内の青瓦台(大統領官邸)で就任式を終えたばかりの韓国の盧武鉉・新大統領と会談し、北朝鮮の核問題が深刻な事態であるとの認識で一致、平和的、外交的解決を目指すため日米韓3カ国が緊密に連携していくことを再確認した。

両首脳は日韓関係について、過去に不幸な出来事があったが、正しい歴史認識を踏まえ「未来指向」の友好関係を強化していくことで合意、大統領の早期訪日の実現でも一致した。《共同通信》

2004 平成16年2月25日(水)

平成5527日目

【日朝協議】継続を確認

6カ国協議に参加している日本と北朝鮮両国は25日午後、北京市内の釣魚台迎賓館で、拉致問題をめぐり政府間協議を行った。日本は拉致被害者家族の無条件帰国や、安否不明社の真相究明に向けた合同調査委員会設置を要求したが、北朝鮮は応じず進展はなかった。

ただ、両国は協議の継続を確認、北朝鮮は「核問題の解決や米朝関係の進展とも関係している」と指摘した。拉致と核問題を絡めることで、日本が米国に譲歩を働きかけるよう促したとみられる。《共同通信》

2005 平成17年2月25日(金)

平成5893日目

【小泉純一郎首相】郵政民営化「反対、反対は時代遅れ」

郵政民営化の必要性を訴える政府広報に自民党が反発している問題で、細田博之官房長官は25日の記者会見で「政府広報は一段落し、新たな計画もない」と述べた。細田氏は24日夜の自民党との協議で陳謝し自粛を約束。次第にヤマ場を迎えつつある調整で、党側の反発を少しでも和らげ、軟着陸を目指す狙いがあるようだ。

ただ、小泉純一郎首相は、党側を受け入れたように映るのを嫌ったのか、記者団に「民営化について今後も説明していかなければならない」「反対、反対の議論はもう時代遅れだ」と強調してみせた。《共同通信》

2006 平成18年2月25日(土)

平成6258日目

【サッカー・ゼロックス杯】浦和レッズが初優勝

国内サッカーシーズンの到来を告げるJリーグ開幕1週間前恒例のゼロックス・スーパーカップは25日、東京・国立競技場で行われ、昨季の天皇杯全日本選手権覇者の浦和が3-1でJリーグ1部(J1)王者のG大阪を下し、初優勝した。今季のJ1は両者の顔合わせで3月4日に開幕する。《共同通信》

【民主党・前原誠司代表】メール問題での引責を否定

民主党執行部は25日、ライブドアの送金指示メール問題への対応について、永田寿康衆院議員の辞職は見送り、永田氏が26日からの週内に謝罪会見を開いて説明責任を果たすことで事態の収拾を図る案の検討に入った。

前原誠司代表は25日、静岡市内で講演し「野党第一党として(ライブドア問題を)徹底的に追及し、真相を究明していく責任は果たし続けたい」と述べ、自らの引責の可能性を指摘した。《共同通信》

2007 平成19年2月25日(日)

平成6623日目

【中村紀洋内野手】育成枠で中日に入団

かつて年俸5億円を稼ぎ、通算319本塁打を放っている男が400万円から再出発する。前オリックスの中村紀洋内野手(33)が25日、中日と育成選手契約を結んだ。年俸は昨季2億円の1/50となる400万円で、背番号は「205」。中村紀は「野球小僧として頑張りたい」と決意を語った。《日刊スポーツ》

【安倍晋三首相】拉致被害者5人と面会

2月25日のできごと(何の日)【安倍晋三首相】北朝鮮拉致被害者5人と面会
https://www.kantei.go.jp/

小浜市の地村保志さん、富貴恵さん夫妻ら帰国した北朝鮮拉致被害者5人は25日、安倍晋三首相と新潟市内のホテルで懇談し、曽我ひとみさんの母ミヨシさんら安否不明になっている拉致被害者が1日も早く帰国できるよう要望した。安倍首相が就任後、帰国者5人と合うのは初めて。《福井新聞》

2008 平成20年2月25日(月)

平成6988日目

【李明博氏】第17代韓国大統領に就任

韓国の第17代大統領就任式が25日午前11時(日本時間同)から、ソウル・汝矣島の国会議事堂前広場で開かれ、2007年12月の大統領選で当選した保守系政党ハンナラ党の李明博氏(66)が就任を宣誓した。保守政権誕生は10年ぶり。

李大統領は就任演説で、「北朝鮮が核を放棄すれば、南北関係に新しい地平が開かれる」と述べ、北朝鮮に対する経済支援を核問題の進展を条件に進める方針を示した。《読売新聞》

【福田康夫首相】韓国・李明博新大統領と会談

福田康夫首相は25日午後、就任式を終えたばかりの李明博韓国大統領とソウル市内の青瓦台(大統領官邸)で初会談し、首脳同士が年一回は相互訪問する「シャトル外交」を再開し、首脳間の信頼関係を基盤にした未来志向の「日韓新時代」を切り開くことで一致した。大統領は4月の中下旬に来日、首相は秋にも再訪韓する。《共同通信》

2009 平成21年2月25日(水)

平成7354日目

【大西卓哉さん、油井亀美也さん】宇宙飛行士候補に選出

宇宙航空研究開発機構は25日、国際宇宙ステーション(ISS)に長期滞在する新たな日本人宇宙飛行士候補として、全日本空輸副操縦士大西卓哉さん(33)と、航空自衛隊2等空佐油井亀美也さん(39)の2人を選定したと発表した。2人は6月ごろ渡米し、米航空宇宙局(NASA)の飛行士候補とともに約2年間の訓練を受け、正式な宇宙飛行士の資格を取得。その後、ISS長期滞在要員としての訓練を重ね、早ければ2013年にも宇宙に向かう。《時事通信》

【麻生太郎首相】訪米報告

麻生太郎首相は25日夜、自民党の細田博之幹事長、公明党の太田昭宏代表、北側一雄幹事長と公邸で急きょ会談し、ワシントンでのオバマ大統領との首脳会談について報告した。首相が訪米から帰国直後の夜遅い時間に与党幹部と会談するのは異例。《共同通信》

2010 平成22年2月25日(木)

平成7719日目

【バンクーバー五輪】第14日

バンクーバー冬季五輪は第14日の25日(日本時間26日)、フィギュアスケート女子のフリーが行われ、ショートプログラム(SP)2位の浅田真央(19)=中京大=は131.72点をマークし、合計205.50点の自己最高で銀メダルを獲得した。SP1位の金妍児(キム・ヨナ)(19)が150.06点のフリー世界歴代最高を記録し、合計でも228.56点の世界歴代最高として、この種目で韓国勢初の金メダルを獲得した。《朝日新聞》

【鳩山由紀夫首相】高校無償化は朝鮮学校除外

鳩山由紀夫首相は25日、4月からの実施を予定する高校授業料の実質無償化の対象に朝鮮学校を含めることの是非に関して、日本の高校教育にふさわしい教育課程と確認できなければ除外する方針を示した。実際に対象外になれば北朝鮮の反発も予想される。《共同通信》

2011 平成23年2月25日(金)

平成8084日目

【民主党・前原グループ】衆院選準備を指示

民主党の前原誠司外相を中心とする議員グループ「凌雲会」(約40人)の有力幹部が早期の衆院解散・総選挙に備え、グループ若手議員に準備を詳細に指示していたことが25日、分かった。複数の関係筋が明らかにした。2011年度予算関連法案をめぐる与野党攻防の展開によっては衆院選が近く行われるとの見方が具体化した動きで、民主党内外に波紋が広がりそうだ。

前原グループは枝野幸男官房長官や仙谷由人代表代行らが政府与党の枢要なポストを占め、党内基盤の弱い菅直人首相を支える主流派の役割を担う。一方、参院で与党が過半数割れの「ねじれ国会」で予算関連法案の成立めどが立たず、菅政権の3月以降の行き詰まりは現実味を帯びている。《共同通信》

【ニュージーランド地震対策本部】

25日午前に開かれたニュージーランド地震対策本部で、菅首相は「現地には国際緊急援助隊が出て、昼夜を分かたず救援に当たっていただいております。何としても、救出が一人でも多くできるように、心から祈りたいと思っている」と述べた。また、必要な追加支援にすぐ対応できる態勢をとっていると強調した。

その後の閣議で、政府は、ニュージーランド赤十字社に対して50万ドルの緊急無償資金協力を行うことを決めた。《日テレNEWS》

2012 平成24年2月25日(土)

平成8449日目

【東京都・猪瀬直樹副知事】中部電力に協力要請

東京都の猪瀬副知事は25日、新宿区の都庁舎で使用する電力について、中部電力に供給を要請したことを明らかにした。都は東京電力が企業など大口の電気料金を4月から17%値上げすることに反発しており、猪瀬氏は共同通信の取材に対し「電力供給を受けるのには、いろいろな選択肢があるということを示したい」と述べ、電力調達先の多様化を示唆した。

猪瀬氏は22日に同社の東京支社長に電話で申し入れたが、中部電広報部は詳細について「検討中でお話しできない」としている。新宿庁舎の最大需要電力は約1万1千キロワット。東電の値上げで、約1億円の負担増になると試算。《共同通信》

【国民新党・亀井静香代表】「消費増税できない」

国民新党の亀井静香代表は25日、野田佳彦首相が成立を目指す消費税増税関連法案について「成立はできない」と明言した。民主党内で増税に反対する小沢一郎元代表との連携も示唆。国民新党が公然と異議を唱え始めたことで、首相の対応は一層難しくなりそうだ。自民党など野党も与党の足並みの乱れを追及するのは確実だ。

亀井氏は広島県庄原市での講演で、社会保障と税の一体改革に向け国会提出する増税関連法案に関し「小沢氏も、連立を組んでいる国民新党も駄目だと言っている。党内や国民新党との手続きができない」と指摘した。《共同通信》

2013 平成25年2月25日(月)

平成8815日目

【朴槿恵氏】第18代韓国大統領に就任

韓国の朴槿恵新大統領(61)の就任式が25日午前(日本時間同)、ソウルの国会前広場で開かれた。朴氏は就任宣誓後に演説し、父の故朴正熙大統領が成し遂げた高度経済成長に続く「第2の漢江の奇跡を成し遂げる」と表明。北朝鮮が強行した3度目の核実験を非難し、アジアの緊張緩和へ向け日本や米国、中国などと信頼醸成に努める考えを示した。《共同通信》

【故・納谷幸喜さん】国民栄誉賞受賞

大相撲の元横綱大鵬で1月に72歳で亡くなった故納谷幸喜氏の国民栄誉賞授与式が25日、首相官邸で開かれ、安倍晋三首相が「昭和の大横綱として相撲界に輝かしい功績を残されるとともに、多くの国民が憧れ、愛される国民的な英雄として社会に明るい夢と希望と勇気を与えました」と称賛、史上最多32回の優勝などを成し遂げた偉業をたたえて芳子夫人に授与した。《共同通信》

2014 平成26年2月25日(火)

平成9180日目

【マウントゴックス】ビットコインの取引を停止

東京に本拠を置く仮想通貨ビットコイン取引所、Mt.Gox(マウント・ゴックス)は25日、取引を当面、全面停止すると発表した。マウント・ゴックスのウェブサイトはこの日からアクセス不能となっており、マーク・カーペレス最高経営責任者(CEO)は、同社の事業は「現在、転換期に差しかかっている」と表明。規制対象となっていない仮想通貨ビットコインの将来に対する懸念が高まっている。

マウント・ゴックスがウェブサイトに掲載した文書は、「このところの報道、およびマウント・ゴックスの運営に対する潜在的な影響」を理由に挙げ、「ウェブサイトおよび利用者を守るため、当面、取引を全面的に停止することを決定した」としている。《ロイター》

2015 平成27年2月25日(水)

平成9545日目

【TBS・石原俊爾社長】不祥事相次ぎ謝罪

BSの石原俊爾社長は25日の定例会見で、1月に放送したバラエティー番組などで不適切な演出が相次いだことについて、「誤解を与える内容を放送し、視聴者、関係者に改めておわび申し上げたい。現場に厳重注意するとともに、再発防止作を徹底するよう指示した」と述べ、謝罪した。

問題となったのは、いずれも1月28日放送の「水トク!激闘大家族スペシャル」と「水曜日のダウンタウン」の2番組。「大家族-」では、妊娠中の女性が出掛ける場面として放送された映像が、実際には出産後の女性の服の下にタオルを入れて撮影されたものだった。津村昭夫編成局長は「番組は実録バラエティー。視聴者に『再現である』という認識を得られる形で放送すべきだった」と述べ、最低限、テロップを表示すべきだったとの認識を示した。《産経新聞》

2016 平成28年2月25日(木)

平成9910日目

【シャープ】鴻海傘下へ

経営再建中のシャープは25日の臨時取締役会で、台湾・鴻海精密工業による支援を受け入れることを決議した。鴻海が7千億円規模を投じてシャープを買収する内容で、月内の合意を目指して最終調整を進める。官民ファンドの産業革新機構もシャープに3千億円規模を出資する支援案を提示していたが、拠出額の多さなど条件面で鴻海の提案が上回ると判断した。国内大手家電の一角を占めるシャープが外資傘下に入ることになった。《産経新聞》

2017 平成29年2月25日(土)

平成10276日目

【東京都・内田茂都議】引退へ

前自民党東京都連幹事長の内田茂都議(77)=千代田区選出=が25日、7月の都議選に出馬せず、議員を引退する意向を正式に表明した。都内で開かれた党千代田総支部の会合後、取材に応じた。小池百合子知事が「都議会のドン」と指摘し、対立姿勢を示していた都連の実力者で中央政界にも影響力を持っていた。

内田氏は高齢と健康上の問題を理由に挙げ、「今後4年間、都議として活動をできるか不安に感じていた」と説明。おととしの暮れには決断していたという。千代田区では、5日投開票の区長選で自民推薦の新人候補が小池知事の支援した現職に大敗した。《共同通信》

2018 平成30年2月25日(日)

平成10641日目

【平昌五輪】閉幕

第23回冬季オリンピック平昌大会は25日夜、韓国北東部平昌の五輪スタジアムで閉会式が行われ、17日間の熱戦に幕を下ろした。日本選手団は金4、銀5、銅4と史上最多13個のメダルを獲得。韓国初の冬の祭典が終わり、五輪のバトンは2020年夏季東京大会、22年冬季北京大会に引き継がれる。出場枠のない北朝鮮の参加が認められるなど国際政治が色濃く反映された大会だった。《共同通信》

【社民党】新党首に又市征治氏

社民党は25日、都内で開かれた党大会で、幹事長の又市征治氏(73)を新党首とする人事を承認した。後任の幹事長には吉川元政審会長(51)が就いた。吉川氏は政審会長を兼務する。

又市氏は記者会見で、党内の一部から合流論が出ている立憲民主党について、「互いに近い関係だという認識はあるが、合流ありきではない」と述べた。《読売新聞》

2019 平成31年2月25日(月)

平成11006日目

【天皇陛下】即位30年記念の宮中茶会

天皇陛下の即位30年を記念し、皇居・宮殿で25日、宮中茶会が行われた。

皇太子さまら皇族方や安倍首相ら三権の長、閣僚など計約450人が出席。陛下は「みなさんと共に、国の発展と国民の幸せを願います」とあいさつし、参加者と和やかに懇談された。

茶会は天皇、皇后両陛下の主催で、2日に分けて計3回行われる。26日は各界の代表者も招かれる。《共同通信》

2020 令和2年2月25日(火)

令和301日目

【COVID-19】台湾、感染防止対策で特別法

台湾の蔡英文総統は25日夕、肺炎を引き起こす新型コロナウイルスによる感染防止策を強化する特別法案に署名した。法案は同日午後に立法院(国会に相当)を通過したばかりで、迅速な署名で政権の感染対策への意欲を示す狙いがある。

特別法は、新型肺炎の治療に従事した医療関係者への補償や経済的な影響を受けた企業への補助を定めるほか、隔離によって個人が受けた損害の補償を認める。自宅隔離や外出禁止を守らなかった者に最高100万台湾元(約360万円)以下の罰金を科し、衛生当局に個人情報の公開を認めた。虚偽の感染情報を流布した者も懲役3年以下の刑を科す。

蔡氏は「挑戦は次々とやってくるが、政府と民間が協力すれば台湾は必ず難関を越えられる」と強調した。行政院(内閣)は近く、経済対策など600億台湾元(約2200億円)の関連特別予算を編成する。《産経新聞》

2021 令和3年2月25日(木)

令和667日目

【米国】シリア空爆

米国防総省のカービー報道官は25日、米軍がシリア東部にある親イラン系イスラム教シーア派武装勢力の施設に対して空爆を実施したと発表した。バイデン政権が親イラン系武装勢力に軍事行動をとるのは初めて。米政権はイラン核合意への復帰を目指しつつも、中東地域を不安定化させるイランによる近隣諸国の武装勢力支援を許容しない立場を明確に示した。

報道官によると、今回の作戦はバイデン大統領の指示で実施された。2月中旬以降に相次いだイラクの米軍関連施設に対する攻撃への対抗措置とし、「大統領は米国や有志国連合の人員を守るために行動するという明確なメッセージを(イランに)送るものだ」と強調した。《産経新聞》

2022 令和4年2月25日(金)

令和1032日目

【ウクライナ侵攻】ロシア部隊、キエフ西側を封鎖

ウクライナに侵攻したロシア軍部隊が25日、首都キエフに迫った。ロシア国防省は、キエフ中心部から北西約30キロのホストメリ空港を空挺部隊で制圧、ウクライナ軍の200人以上を殺害し、キエフ西側に部隊を集中して封鎖したと発表した。ウクライナのゼレンスキー大統領は停戦交渉を呼び掛け、ロシア側はウクライナの中立化と非軍事化を条件に応じる考えを示した。NATOに加盟しない確約を求めるとみられる。

人口約300万人の首都が危機にさらされ、情勢は重大局面に。ロシアのペスコフ大統領報道官は、ベラルーシの首都ミンスクに政府代表団を送る用意があるとした。《共同通信》



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