平成1875日目

1994/02/25

この日のできごと(何の日)

【伊藤茂運輸相】地方にミニ新幹線

伊藤運輸相は25日の閣議後の記者会見で、地方の幹線鉄道を高速化するためにミニ新幹線計画を検討していくことを明らかにした。同相は「新幹線以外のローカル幹線鉄道の高速化、近代化も大事な課題だ」とした上で「ミニ新幹線に(各地から)熱いまなざしが注がれている。採算性などを含め検討していきたい」と述べ、政策課題として本格的に取り組んでいく姿勢を示した。

ミニ新幹線は、在来線の線路幅を広げることで時速約130キロの走行ができ、既存の新幹線との直通運転が可能になる。現在、運輸省は21世紀初頭を目指し、在来線の平均速度を現行の100キロから130キロ台にアップする技術開発を検討している。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【細川護熙首相】改造時期「考えていない」

細川首相は25日午前、首相官邸で記者団の質問に答え、内閣改造問題で今後、連立与党各党の党首の意見を聴く考えを重ねて示した上で、時期に関しては「まだ、何も考えていない。早過ぎる」と述べた。

24日の首相に早期の改造に反対の意見を伝えた社会党の村山委員長、民社党の大内委員長、民主改革連合の中村鋭一代表との会談についても「あちらが勝手に来られたわけだから」と述べ、改めて場を設けることを明らかにした。《共同通信》

【細川護熙首相】五輪金トリオとテレビ対談

「全国に感動を呼び起こしていただいて、本当に良かった」ー。細川首相は25日夕、リレハンメル冬季五輪のノルディックスキー複合団体の金メダルトリオとテレビの衛星中継を通じて対談し、ねぎらいの言葉を送った。対談は首相官邸と現地のNHKスタジオを衛星回線で結んで、約6分間、テレビモニターでお互いの顔を見ながら行われた。

アンカーとして金メダルのゴールを切った荻原選手に「日の丸は重くありませんでしたか」と首相が声を掛けると、強心臓男のはずの荻原は緊張気味。「最後の大きな日の丸は予定外。重くて、皆さまの大きな期待と言いますか、腕がちょっと筋肉痛になってます」と照れ笑いを浮かべた。

「三ケ田選手のスキーを借りたんですか」と聞かれた河野選手は「これがチームワーク。頑張ってほしいと気持ち良く貸してくれました」と補欠の同僚をたたえた。唯一の妻帯者の阿部選手には「すぐに電話されたと聞きましたが喜ばれたでしょう」。阿部は「健司(萩原)がゴールして、すぐ嫁さんに電話したんですが、すごく感動して、泣いて、言葉になりませんでした」と披露した。《共同通信》

【政界談話室】

○…土井衆院議長は25日、憲政記念館で行われたアジア太平洋の平和軍縮国内シンポジウムに出席し「日本の政治は大きな変化を遂げた」と、自民党政権の終えんを強調して「だから私が議長になったのだけれど」と続けたものの「私ども(社会党)が、その先頭に立ったという自負心は持てない。寂しい気持ちがする」と、連立与党内の新生・公明両党主導の現状に複雑な心境の一端を吐露。最後は「寂しいだけでは済まない。責任を問われていることを痛感する」と、議長に祭り上げられたままでは終わらない、の心意気。

○…社会党の村山委員長はこの日、内閣改造で揺れる中央政局の合間を縫って里帰り、大分市で自治労県本部臨時大会に出席した。混迷の社会党の進路を「一つは国民の皆さんがどういう判断をするか、二つ目は社会党の統一を保つためにはどうすればいいか、三つ目は連立の中での社会党の役割は何か。三つの物差しで考えている」と現在の胸の内を整理してみせたものの、自らの入閣問題については「今、簡単に去就は決められない」と歯切れも悪かった。物差し通り党の統一を保ち、連立の立場を考え、世論にも耳を澄ますとなると、自らの入閣問題への答えは出ない?《共同通信》

【リレハンメル五輪】第14日

第17回冬季オリンピック・リレハンメル大会第14日の25日、スピードスケート女子5000メートルで日本の山本宏美選手(新王子製紙)は7分19秒68の日本新をマークして3位に入賞、見事銅メダルを獲得した。《共同通信》



2月25日 その日のできごと(何の日)