平成2605日目

平成8年2月25日(日)

1996/02/25

【京都市長選挙】「相乗り」桝本頼兼氏が当選

前市長辞任に伴う京都市長選挙は25日投票、即日開票の結果、自民、新進、社民、さきがけ、公明推薦で前市教育長の桝本頼兼氏(55)=無新=が共産推薦で京都住民運動交流センター代表の井上吉郎氏(50)=無新=らを約4000票の小差で破り、初当選した。投票率は41.59%でほぼ平成5年の前回(41.55%)並みだった。

橋本政権誕生後、初の大型地方選挙として注目され、井上氏は住宅金融専門会社(住専)処理問題で厳しく切り込み大接戦となったが、「共産党市長防止」で結束を図った桝本頼氏が基礎票を掘り起こし辛うじて逃げ切った。しかし有権者の住専、相乗り批判が噴き出した格好で今後の政局にも影響を与えそうだ。

桝本氏は、相乗りの5党が国政では与野党に分かれ、住専問題をはじめ国会で厳しく対立する矛盾を抱える苦しい戦いだった。しかし「健康都市づくり」や財政再建を掲げて田辺朋之前市長の市政理念の発展を訴え、連合京都や創価学会の協力で支持を広げた。

井上氏は京都で伝統的に強い共産党の支持基盤に加え、住専問題を前面に打ち出した選挙戦で無党派層への食い込みを図ったが、わずかに及ばなかった。

前回と同じ共産対非共産の対決構図となったことや、前市長の突然の辞意表明から選挙まで準備期間が短かったことなどから、選挙戦は盛り上がりに欠けた。《共同通信》



【イスラエル】連続爆破テロ

エルサレム中心部のヤッフォ通りで25日早朝、路線バスが爆破され、イスラエルのシャハル治安相によると、23人が死亡、約50人が負傷した。この直後、パレスチナ自治区ガザに近いイスラエル中部アシュケロン郊外の道路わきでも爆発があり、2人が死亡、イスラエル軍兵士ら約30人が負傷した。

イスラエルで路線バスが爆破されたのは昨年8月以来。イスラム原理主義組織ハマスの武装グループを名乗る男が共同通信など報道機関に電話で犯行声明を伝えた。イスラエル治安筋によると、2つの事件とも、パレスチナ人による自爆テ口と判明した。

イスラエルでは5月下旬に、パレスチナ解放機構(PLO)などとの和平交渉の行方を左右する総選挙が実施される。昨年11月のラビン首相暗殺事件後、守勢に立たされていた右派野党リクードが今回のテロでペレス政権の和平推進路線への批判を勢いづかせるのは確実で、ペレス首相は苦境に立たされた。

ペレス首相はエルサレムの爆発現場を視察した後、記者会見し、和平継続の方針を強調した。しかし首相はヨルダン川西岸とガザ地区を無期限封鎖、パレスチナ人のイスラエル領内立ち入りを禁止したほか、服喪のためパレスチナ自治政府との和平交渉を1週間中断すると発表した。首相はさらに電話でアラファトPLO議長に過激派取り締まり強化を要請した。

犯行声明は、この日が①パレスチナ人29人が殺されたヘブロン乱射事件の2周年②イスラエル国内秘密警察シャバクによるハマス爆弾テロ実行部隊指導者の爆殺後50日目−に当たると指摘、報復の自爆攻撃だとしている。《共同通信》

【橋本龍太郎首相】米国から帰国

橋本龍太郎首相は帰国直後の25日夕、今回の初外遊について「(クリントン大統領とは)外務省流に言えば『ビルーリュウ』の間柄になった。互いに本気で話し合った。実質的には30分間の会談だったが基本方針は確認した」と記者団に成果を強調した。《共同通信》

【社民党・伊藤茂政審会長】財政支出の軽減に努力

社民党の伊藤茂政審会長は25日のテレビ朝日の報道番組で、住専の二次損失処理問題について「母体行のさらなる責任負担、住専と住専役員への損害賠償請求などで、国民の負担を極力減らす」と述べ、財政支出の軽減に努力する意向を表明した。大蔵省などの「責任追及については「(国会に)特別委員会を設置してやっていく。大蔵省改革を徹底する」との考えを示した。

自民党の与謝野馨政調会長代理は、住専以外の金融機関の不良債植処理について「ノンバンクの不良債権には手を出さない」と述べ、財政支出に否定的考えを表明。その上で「預金保険機構の保険料率を上げて、問題処理能力を高める。日銀が力を貸す中で処理する」と述べた。

一方、新党さきがけの武村正義代表は25日、フジテレビの報道番組で、大蔵省改革について「(金融行政と)検査が一体でいいのか。預金保険機構に調査権を持つスタッフを置く方向で提案している」と述べ、金融機関の検査・監督機能大蔵省から独立させる必要性を強調した。

衆院解散・総選挙の時期について武村氏は「秋以降だ」と述べるとともに、「非常な事態の時に、例外的に解散があるというのが憲法の解釈だ」と指摘、任期満了による衆院選もあり得るとの見方を示した。《共同通信》

【第33回ラグビー日本選手権】サントリーが初優勝

大雪のため一週間延期されたラグビーの第33回日本選手権は25日、東京・国立競技場で行われ、全国社会人大会優勝のサントリーが全国大学選手権覇者の明大に49−24で快勝し、初出場優勝を果たした。

神戸製鋼の7連覇を含め社会人が学生を下すのは8年連続で、通算では社会人の25勝8敗となった。

地力に勝るサントリーは開始のキックオフから球をつなぎ、WTB吉野が先制トライ。4分にもトライを加えるなど前半だけで5トライを重ねて34ー7とリードした。後半、明大の反撃を許したものの、2トライなどを追加して振り切った。《共同通信》



2月25日のできごと