カテゴリー: 平成5(1993)年

  • 1993 平成5年11月11日(木) サッカー日本代表・オフト監督が退任

    平成1769日目

    1993/11/11

    この日のできごと(何の日)

    【サッカー・日本代表】ハンス・オフト監督が退任

    日本サッカー協会は11日、東京都内で理事会を開き、日本代表初の外国人プロ監督としてワールドカップ(W杯)アジア最終予選突破を目指したが、あと一歩及ばなかったオランダ人のハンス・オフト氏(46)との契約を延長せず、新監督の人選に入る方針を決定。オフト氏もこれに同意し、来年5月までの契約満了を待たず、11日付で退任した。

    理事会終了後、都内のホテルで日本協会の川渕三郎強化委員長、オフト氏らが出席して記者会見し、明らかにした。川渕委員長は、来年3月までに外国人プロ指導者に絞って新監督の人選を進め、来秋の広島アジア大会から4年後のW杯予選に向けた新体制をつくる方針を表明した。

    川渕委員長は「オフト氏がいいチームを作ったことに異論はない。しかし、4年後のW杯を考えれば、監督としてだれが最も適切か、ワールドクラスの指導者を招いて一年ごとに評価し、ベストの監督を決めたい。最終的には、W杯予選前の2年ほど任せたいと考えている」と話した。

    オフト氏は「W杯出場という結果は出なかったが、非常に満足できるチームになったと自己評価している。予選が終わり、目標がなくなったため監督を辞めることが最善の道と考えた。今後はJリーグのチームで、毎日選手を指導できる仕事を見つけられれば、日本にとどまる」と語った。川渕委員長も、Jリーグのチームレベルでの指導を要請したことを明らかにした。《共同通信》


    【細川護熙首相】自民・河野総裁とのトップ会談を呼びかけ

    連立与党と自民党は12日午後、政治改革法案の修正問題で代表者が大詰めの折衝をする。これに先立ち細川首相は11日夜、首相官邸に与党側の交渉責任者である公明党の市川書記長らを呼び、折衝方針を協議した。

    その結果、12日の折衝では小選挙区比例代表制の定数配分など法案の骨格部分の大幅修正に応ずる考えを伝え、14日までに首相と河野自民党総裁とのトップ会談を開き、決着をつけるよう呼びかけることを決めた。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○…自民党の石原慎太郎元運輸相は11日、代表を務める「大都市議員フォーラム」がまとめた提言発表のため党本部で記者会見。提言は政治改革への慎重な対応が主テーマだが、コメの部分自由化も、盛り込んでおり、「コメ関係議員からあまり言わないでくれと言われ、これまで黙ってきた。しかし、自民党から共産党まで一致している大政翼賛的体質は変わっていない」と強調。さらに「この次は、景気対策で提言する。今回よりもセンセーショナルだ」と予告。政治改革を阻止しようと手を替え品を替えて攻撃?

    ○…社会党の野坂国対委員長は新生党の小沢代表幹事らの証人喚問問題を取り上げようと乗り込んだこの日の連立与党政務幹事会の冒頭、新生党の渡部代表幹事代行から「野坂さんの人相が悪くなったなあ」と、先制パンチ。野坂氏は「苦しみ悩み抜いていますから。政治改革は容易じゃないですなあ」とため息混じりにとぼけたが、民社党の神田院内総務から「与党になったんだから、頭を切り替えなくちゃ」と追い打ちをかけられ、「わしの言ったことは一度も通らん」とこぼすことしきり。結局この日は喚問問題を提案することもできず、野坂氏の予言通りの結果に。《共同通信》

    【大相撲九州場所】5日目

    大相撲九州場所5日目(11日・福岡国際センター)不振の大関貴ノ花が3敗目を喫して場所後の横綱昇進の望みが消え、大関若ノ花にも初めて土がつく波乱があった。貴ノ花は久島海の寄りに腰から崩れ落ちた。若ノ花はうるさい旭道山に右腕を手繰られ、送り出された。横綱曙は大翔鳳を寄り切り、5戦全勝で単独トップに立った。かど番大関の小錦は3連敗を免れ、3勝2敗とした。十両は全勝の朝乃若が敗れ、6人が1敗で並んだ。《共同通信》

    【小野田セメント、秩父セメント】合併へ

    売上高でセメント業界最大手の小野田セメント(本社山口県小野田市、資本金290億6100万円、今村一輔社長)と同6位の秩父セメント(東京都千代田区、同56億4500万円、栗原隆社長)は11日午後、平成6年10月1日付で合併する、と発表した。

    合併比率は秩父の株式1に対し小野田の同2.11。小野田を存続会社とする。新会社名は「秩父小野田」だが、将来変更する方針。合併により新会社の販売シェア(占有率)は24%強に達し、他社に比べ圧倒的な企業規模となる。

    新会社の社長には今村一輔小野田社長が、会長には諸井虔秩父会長が就任し、栗原隆秩父社長は新会社の副社長になる予定。本社は、東京に移す。セメント業界では2年前、三菱マテリアルが東北開発を吸収合併したが、今回のような大型合併は戦後初。《共同通信》

    【米バージニア州】“性器切断”夫の勝利

    米バージニア州で今年6月23日、寝ている夫の局部を妻がナイフで切り落とした事件で、「事件は、度重なる夫の性的暴行の結果」という妻の訴えで起訴されていた夫の元海兵隊員、ジョン・ウェイン・ビット被告(26)に対し、同州プリンス・ウィリアムズ郡裁判所の陪審は11日、無罪の評決を下した。妻に対する傷害罪の公判は29日から始まる。

    妻のロリーナ被告(24)は「酒を飲んで帰った夫にレイプされた。その後、台所で水を飲もうとしたら調理用ナイフが目に付いたので、ペニスを切った」と言い、自身の犯行については心神喪失状態だったと主張している。妻は、切り取ったものを持ったまま車を運転したが、途中、窓から道端に捨てたため、警察が捜索して発見。夫は縫合手術を受け、今は回復しているという。

    妻は「事件は、数年間に及ぶ家庭内暴力の結果」と主張し、女性団体や家庭内暴力に反対する団体は、妻を「むしろ被害者」と擁護。逆に男性の権利団体は「殺人未遂だ」と妻を糾弾するなど、事件は全米の社会的関心を呼んでいる。《共同通信》

  • 1993 平成5年11月10日(水) 社会党・村山富市委員長、細川首相に注文

    平成1768日目

    1993/11/10

    この日のできごと(何の日)

    【社会党・村山富市委員長】細川首相に注文

    細川首相は10日午後、国会内で社会党の村山委員長と会談し、政治改革法案の年内成立のため社会党が法案の骨格修正を含めて柔軟に対応するよう要請した。村山氏は「社会党はもともと並立制に反対していた。新党さきがけと日本新党が小選挙区と比例の250・250を呼び掛け、連立政権が成立した。そこを勘違いしてもらっては困る」と述べ、定数配分など骨格修正に難色を示した。

    また村山氏は、ゼネコン汚職など政治腐敗に対する国民の高い関心を指摘した上で、「法案の提出側が身をきれいにしないでほおかぶりする感じはよくない。首相もそれを踏まえてきちんと対応してほしい」と述べ、小沢新生党代表幹事の証人喚問を含めて政府、連立与党側が積極的な疑惑解明に取り組むよう注文をつけた。首相は「身を正すのはその通りで、できるだけ努力させてもらう」と述べた。

    首相は、政治改革法案の対自民折衝の最終局面で自民党の河野総裁とのトップ会談で決着させることに意欲を示したが、村山氏は「どうしても合意できないものについては民主的ルールに従って採決する以外にない」と硬い姿勢を崩さなかった。これに対し首相は「それはそうだが、事態の推移によってはまた相談したい」として、与野党折衝の動向や14日の社会党地方代表者会議の結果などを踏まえた再会談の意向を示した。《共同通信》


    【Mr.Children】シングル「CROSS ROAD」発売

    【藤井フミヤさん】シングル「TRUE LOVE」発売

    【大相撲九州場所】4日目

    大相撲九州場所4日目(10日・福岡国際センター)大関貴ノ花は関脇琴錦の寄りに屈し早くも2敗目。今場所後の横綱昇進が絶望的になった。

    横綱曙は隆三杉を簡単に押し出して4戦全勝。大関若ノ花も栃乃和歌を送り出して土つかず。しかしかど番大関小錦は関脇武蔵丸に寄り切られて2勝2敗になった。平幕で勝ちっぱなしだった春日富士と大善がともに敗れたため、幕内の全勝は曙と若ノ花の2人になった。《共同通信》

    【Jリーグ第2ステージ】第11節

    サッカーのJリーグ第2ステージ第11節は10日、東京・国立競技場など5会場で5試合を行い、ヴェルディ川崎が横浜マリノスに延長の末1−0で勝って横浜M戦は6年8カ月ぶりの白星を挙げ、前節まで9連勝でトップの清水エスパルスがPK戦の末にジェフ市原に敗れたため、9勝2敗で並び、得失点差で川崎が首位に立った。川崎は0−0から延長前半1分、武田がサヨナラゴールを決めて勝ち、横浜Mには日本リーグ時代の昭和62年3月以来、20試合ぶりの勝利を収め、連敗を15(4分けを挟む)でストップした。

    清水は前半、長谷川のシュートで先手を取ったが、後半市原に追い付かれ、PK戦の末3−4で屈した。

    このほか横浜フリューゲルスが名古屋グランパスに1−0で競り勝ち4連勝。第1ステージの覇者、鹿島アントラーズはガンバ大阪に延長の末3−4で敗れ5勝6敗となった。サンフレッチェ広島は2−1で浦和レッズを下した。《共同通信》

    【NHK朝の連続テレビ小説】次期ヒロインに純名里沙さん

    現在放送中の「かりん」に続く、来年4月からのNHK朝の連続テレビ小説は、冨川元文さんのオリジナル脚本による「ぴあの」、ヒロインは宝塚歌劇団のホープ、純名里沙さん(22)にそれぞれ決まり、NHK大阪放送局から10日、発表された。

    現代の大阪・天満を舞台に、四人姉妹の末娘・ぴあのを中心に家族のきずなを描くドラマ。冨川さんは、連続テレビ小説は、「心はいつもラムネ色」(昭和59年)に続いて二作目

    純名さんは、大阪府出身。平成2年の「ベルサイユのばら」が初舞台。現在雪組の娘役。800人を超える応募者の中から選ばれ、宝塚をしばらく休演してテレビに専念する。《共同通信》

    【明石海峡大橋】パイロットロープ架設

    世界最大のつり橋として、平成10年の完成を目指し建設が進む明石海峡大橋で、神戸市と淡路島を結ぶ最初のロープとなる「パイロットロープ」(誘導ロープ)の架設作業が、世界で初めてヘリコプターを使って10日午前、行われた。

    このロープを基に「キャットウォーク」(空中作業足場)を組み立て、橋げたをつるすケーブルの設置に取り掛かることになる。

    パイロットロープは軽くて強度のある化学繊維製で、直径はわずか1センチ。瀬戸大橋の建設では大型のクレーン船を使ったが、多数の船舶が行き交う過密な海峡にロープを渡す作業となるため、今回はヘリコプターを使用した空からの作業になった。《共同通信》

    【政治改革法案】細川首相、年内成立へ折衝を急ぐよう指示

    細川首相は10日午前、首相官邸で公明党の市川書記長、民社党の米沢書記長、さきがけ日本新党の園田代表幹事と会談し、対自民折衝の経過報告を受けた。

    首相は法案の年内成立のため折衝を急ぐよう指示し、最終場面では河野自民党総裁とのトップ会談で決着させたいとの決意を伝えた。これを受け、遅くとも15日までにはトップ会談を実現する方向で対自民戦勝を進めることで一致した。

    法案の修正については市川氏が小選挙区比例代表制の定数配分や比例の選出範囲など骨格部分に踏み込む必要があるとの認識を示し、首相もこの考えを了承した。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○…細川首相は10日、記者団から「政治改革法案成立のカギは自民党と社会党が握っていると思うが、どちらが手ごわいか」と聞かれると「自民、社会両党に限らず各党ともご事情があるでしょうから」と控えめな答え。重ねて記者団が「両党を比べると」と尋ねると一呼吸置いて「そりゃ難しい問題だ」と苦笑いでかわした。社会党の独自路線で何かと足並みの乱れがちな連立政権。この日午後の村山社会党委員長との会談では連立制の難しさから説かれただけに、今さらながらに連立の難しさをかみしめた?

    ○…民社党の米沢書記長はこの日の中央執行委員会後の記者会見で、近く開く党の政策研修会について「政界再編に向けての大事な基本政策で『わが党はこう考える』というものにしたい」と説明。さらに「与党になってからの政策は難しい。与党内で政策についての他流試合が行われれば本当の連立としてはいいのかな」と基本政策で議論を戦わす必要性を強調した上で、「これしか駄目と決められる人は幸せと思う」と、連立政権内で何かと“孤高”を保ちがちな社会党をチクリと皮肉仰るのも忘れなかった。《共同通信》

    【UNTAC 明石康・元代表】「日本に世界が期待」

    国連カンボジア暫定統治機構(UNTAC)の明石康・元代表(62)が10日、立命館大(京都市北区)で「国連の時代における日本」をテーマに特別講義し、日本が世界から大きな期待を寄せられていることを強調した。

    明石氏は昨年4月に立命館大客員教授に就任。大学院・国際関係研究科で国際協力論を担当しており、7学部の学生、大学院生ら約500人が聴講した。

    明石氏は「冷戦が終わり、米国を含む大国は内向きになっている。この中で国連予算分担金拠出2位の日本への期待には熱いものがあるが、日本人は十分に意識していない」と国連と日本を取り巻く現状を説明した。《共同通信》

    【米・クリントン大統領】NAFTA批准を訴え

    クリントン米大統領は10日、ホワイトハウスで記者会見し、北米自由貿易協定(NAFTA)について、新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)妥結への「第一歩」であると強調、米議会にNAFTA批准法案を可決するよう強く訴えた。

    大統領は、17日の下院での法案採決の見通しについて「可決されると信じている」と強気の姿勢を示す方、否決された場合には下旬にシアトルで開かれるアジア太平洋経済協力閣僚会議(APEC)非公式首脳会議での米国の発言力が低下し、新ラウンドにも悪影響を及ぼすと警告した。

    クリントン政権は下院採決に向け、必死のNAFTA推進キャンペーンを展開しており、9日にはゴア副大統領が反対派の急せんぽうであるテキサスの富豪ロス・ペロー氏とテレビ討論。討論直後の世論調査で「ゴア副大統領の勝ち」との評価が大勢を占めたことに気を良くした大統領が、さらに弾みをつける狙いで、記者会見した。

    一方、下院の反対勢力のリーダーである民主党のボニアー副院内総務も10日記者会見し「否決に必要な票を確保した」と“勝利宣言”した。約30人の態度未定議員をめぐって賛成、反対両派は激烈な争奪戦を演じており、採決結果は依然予断を許さない情勢だ。《共同通信》

  • 1993 平成5年11月9日(火) 巨人・槙原寛己投手、FA宣言を表明

    平成1767日目

    1993/11/09

    この日のできごと(何の日)

    【巨人・槙原寛己投手】FA宣言を表明

    巨人の槙原寛己投手(30)が9日、フリーエージェント(FA)宣言することを明らかにした。10日にもFA宣言の手続きをする。FA宣言は松永(阪神)、駒田(巨人)、石嶺(オリックス)、落合(中日)に続き5人目。

    この日槙原は都内のホテルで、保科球団代表、関本球団代表補佐と来季の契約について約1時間の話し合いを持った。席上、球団側は年俸1億円を提示したが、今季チーム最多の13勝をマークし、現状の1.5倍の1億2000万円を目標とする同投手との合意に達しなかった。

    会談が決裂し、FA宣言することを決断した槙原は同日、東京・世田谷の自宅前で「球団の提示額には納得できない。FAに対する球団の対応の遅さにがっかりした」と語り、「宣言後にもちろん巨人と歩み寄ることはできる」と付け加えた。(金額は推定)《共同通信》


    【大相撲九州場所】3日目

    大相撲九州場所3日目(9日・福岡国際センター)横綱曙は頭を付ける万全の相撲で小結琴の若を寄り切り、大関若ノ花は久島海の出足を立ち合いの変化でかわして押し出し、ともに3連勝。かど番大関小錦は苦手の小結安芸ノ島の首投げに屈して初黒星を喫した。大関貴ノ花は剣晃にもろ差しを許したが、右上手投げで退け2勝1敗。人気者の智ノ花は関脇武蔵丸を押し出し初日を出した。平幕の勝ちっ放しは春日富士、大善の2人になった。《共同通信》

    【政治改革法案】連立側が定数で譲歩

    連立与党と自民党は9日夕、国会内で市川公明党書記長と森自民党幹事長を代表とする協議で、政治改革法案の修正問題について実質折衝に入った。小選挙区比例代表並立制の定数配分など7項目をめぐり協議、10日午後再協議し問題点を詰めることを確認した。

    連立側は11日に細川首相と河野自民党総裁のトップ会談を提案したが、自民党は「時期尚早だ」として拒否した。

    一方、これまでの折衝で小選挙区の定数配分について、連立側が自民党に譲歩、選挙区画策定機関の設置に関しても歩み寄り、衆院内に設置する方向が出てきた。自民党内には比例の選挙単位をブロック別にする妥協案が強まり、修正折衝はヤマ場を迎えた。《共同通信》

    【細川護熙首相】政治改革「修正しても成立」

    細川首相は9日午後、首相官邸で内閣記者会代表のインタビューに応じ、政治改革法案と新多角的貿易交渉(ウルグアイ・ラウンド)でのコメ問題について見解を明らかにした。

    同法案をめぐる与野党修正協議について、首相は「骨格部分でも互いに譲るべきは譲って成立を図ることが大事だ」と述べ、衆院小選挙区比例代表並立制の定数配分など法案の骨格部分についても譲歩して成立させたいとの決意を表明した。

    首相は河野自民党総裁とのトップ会談について、何回か開くこともあり得るとの見方を示し、与野党協議の進展を図るため自ら乗り出すことに意欲を示した。年内成立に政治責任をかける決意について、首相は「変わっていない」と述べたが、内閣総辞職か衆院解散かについては「そんなことは全然考えていない」と言及を避けた。《共同通信》

    【政界談話室】

    ○…細川首相は9日、首相官邸でのインタビューで、政治改革法案不成立の場合の責任を追及され、「最善を尽くすだけ」などとかわしながら「歯切れが悪くて済みません」と照れ笑い。執務室に戻る中、「政治改革とウルグアイ・ラウンドの話ばかりになっちゃってどちらも交渉やってる最中だから答えにくいよねえ」と記者団に、ぶつぶつ。「では、もっと長い会見をやるか」と聞かれると、「短い方がいいよ、そりゃあ」。もっと肩の凝らないことを聞いてくれと言いたげだった。

    ○…自民党の田中真紀子衆院議員がこの日、厚生委員会で当選後初の質問に立ち「父は中国残留孤児の話題がテレビに出ると、かじりついて見る」と、田中角栄元首相を引合いに出し、社会的弱者への取り組みを追及した。「首相が一泊二日の韓国訪問に4000万円を使ったそうだが、そんな費用をかけるなら弱者ののために使ってはどうか。連立政権は大蔵省だけが力を持っている。厚生省が強くなって弱者を守れ」と大迫力。大内厚相は「連立政権になってからでなく、大蔵省はいつも強い」と答えるのがやっと。《共同通信》

    【中越首脳会談】

    ベトナムのレ・ドク・アイン大統領(国家主席)は9日、一過間の中国公式訪問のため北京に到着、江沢民国家主席(党総書記)と会談し、江主席のベトナム訪問を招請、主席は快諾した。

    ベトナム首脳の公式訪中は、1991年11月に訪中して両国関係の完全正常化を果たしたド・ムオイ党書記長、ボー・バン・キエト首相以来。アイン大統領訪中は昨年11月の李鵬首相のベトナム訪問に続き、両国首脳の相互往来を恒例化させて相互信頼の醸成を図るのが目的。

    中国外務省スポークスマンなどによると、会談では国境や領土、領海問題について、先月ハノイで両国外務次官が調印した話し合いによる平和的解決を目指す協定を双方が高く評価、今後も両当局者による協議を継続するとの基本方針を確認した。

    江主席は経済・貿易関係の拡大のため中小企業が中心だったこれまでの貿易関係を大企業にも拡大、密輸の摘発を進めるための国境管理の強化、国境貿易のために開かれている交易ポストの増加など五項目を提案した。これに対してアイン大統領も、関係発展は両国だけでなく地域の平和と発展に有だとして、双方の関係拡大に同意した。

    アイン大統領は10日には喬石全人代常務委委員長、李鵬首相とも会談する。上海、杭州など訪れて、15日に帰国の途に就く。《共同通信》

  • 1993 平成5年11月8日(月) 中日・落合博満内野手、自らFAを申請

    平成1766日目

    1993/11/08

    この日のできごと(何の日)

    【中日・落合博満内野手】自らFAを申請

    フリーエージェント(FA)宣言した中日の落合博満内野手(39)は8日、東京都内のコミッショナー事務局を訪れ、FAの申請書を提出しFA宣言選手として公示された。

    同選手はこの日朝、ラジオ出演した後、「FA宣言通知書」に記入、車ですぐの同事務局に赴き金井事務局長に手渡した。

    前夜とは違って晴れ晴れとした表情の落合は「きのうは本当に緊張していた。これで一段落?そうだな」と話した。中日との交渉期限は27日までで、28日から他球団との交渉に入るが、巨人が獲得に熱心で、落合も巨人入りに前向きとみられ、早ければ今月末にも巨人入りが決まるもよう。

    既にFA宣言している松永(阪神)、駒田(巨人)、石嶺(オリックス)の各選手は郵送で申請したが、落合博はこの日午後、中日の秋季キャンプ地の沖縄入り、10日には日韓野球で渡韓する日程のため、自ら手続きをしたものとみられる。《共同通信》


    【プロ野球・横浜】高木豊内野手ら6選手に戦力外通告

    横浜は8日、横浜市内のホテルで高木豊内野手(35)、屋鋪要外野手(34)、市川和正捕手(34)、山崎賢一外野手(31)、松本豊投手(30)、大門和彦投手(28)の6選手に対し、来季の戦力構想外であることを通告した。

    1日には鴻野外野手ら5選手に解雇通告しており、この日と合わせ11人の大量解雇となった。

    高木、屋敷両選手はフリーエージェント(FA)資格を保持しているが行使するかどうかは不明。山崎を除く5人は、来季もプレーを続ける強い希望を持っている。高木は13年間、屋敷は16年間在籍し、中心選手として活躍してきたが、チームの若返り策のため来季の戦力構想外になった。

    会見した岡崎球団社長は「若返りに主眼を置いた解雇通告です。監督、フロントとじっくり時間をかけて検討した」と話した。大量解雇で余剰の出た資金でFA宣言している駒田(巨人)を獲得するための布陣では、という問いには「先のことは分からない」と言葉を濁した。《共同通信》

    【大相撲九州場所】2日目

    大相撲九州場所2日目(8日・福岡国際センター)横編昇進の懸かる大関貴ノ花はぎこちない動きで、小結琴の若の左上手投げに初黒星を喫した。他の横綱、大関は白星を重ねた。横綱曙は霧島を落ち着いて寄り切った。大関若ノ花はくせ者の智ノ花を寄りで退け、かど番大関の小錦も貴闘力を押し出した。関脇貴ノ浪は2連勝。琴錦と武蔵丸の両関脇は初白星を挙げた。《共同通信》

    【東京六大学野球】早大、31度目V

    東京六大学野球リーグ最終日は8日、神宮球場で慶大―早大3回戦を行い、早大が4―3で逆転勝ちし、7季ぶり31度目の優勝を決めた。早大は1−3で迎えた八回、仁志、浪岡のタイムリーなど、4安打で3点を奪って逆転した。早大は2勝1分けで勝ち点を4とし、通算8勝3敗2分けで、春秋連覇を狙った明大(8勝4敗1分け)を勝率で上回った。慶大は4位となった。首位打者は3割6分2厘で山下圭(慶大)と野村克則(明大)がともに初めて獲得した。《共同通信》

    【新生党・小沢代表幹事】鹿島の献金は適法処理

    新生党の小沢代表幹事は8日記者会見し、大手ゼネコン「鹿島」副社長のA容疑者から500万円の献金を受けていた問題について「領収書も発行され、使途も明らかとの報告を受けており、適法に処理されている」と述べ、政治資金規正法上問題のない政治献金であったとの見解を示した。

    同時に「(金銭の)授受は直接私の手でやっていない」として、政治団体を通した献金であったことを強調した。しかし、献金を受けた政治団体名や数については「法的には中身まで要請されていない」と、現行の資金法では一団体につき100万円以下の献金は公開しなくてもいいことを理由に公表を拒否、不透明さが残った。

    数年前から盆暮れに献金を受けていたとされることについては「定期的、恒常的な資金提供はない」と否定「私が資金提供を受けたのは鹿島からでA氏個人から受けたわけではない」と述べた。献金の趣旨について小沢氏は「職責に関して見返りが欲しい、との資金提供なら受けない」と政治活動資金ったことを強調、返還の意思のないことを明らかにした。

    一方、総選挙で新生党候補者に公認料以外の資金提供があったと一部で報道されたことについては「(候補者に)確認したら、党から交付されたのは500万円の公認料のみだ」として、それ以外の提供を全面的に否定した。《共同通信》

    【細川護熙首相】自民党・河野総裁にトップ会談を呼びかけ

    政治改革推進協議会(民間政治臨調)主催の「政治改革の実現を求める緊急国民集会」が8日夜、都内のホテルで開かれ、細川首相と河野自民党総裁ら政府・連立与党と自民党のトップがそろい踏みした。

    細川首相はあいさつの中で「いつまでも理念、哲学に固執するのではなく、譲るところは大胆に譲って現実的決断をすることが政治家に求められている時だ」と法案修正に柔軟な姿勢で臨む考えを強調。さらに河野氏に対し「遅くとも今週末までには和やかな白刃を交える真剣さの話し合いの場をつくってほしい」とトップ会談を12日にも実現するよう求めた。

    これに対し河野氏は連立与党と自民党の修正折衝が9日から実質的な話し合いに入ることに触れ「この話し合いを見ながら、機が熟し条件が整えば喜んで首相にお目にかかる」と述べ、トップ会談にはなお時間が必要との認識を強調した。また、法案の修正についても河野氏は「十二分に話し合い、結論を導き出したい」と慎重な構えを崩さなかった。

    集会には、羽田外相、武村官房長官、山花政治改革担当相、佐藤自治相ら閣僚のほか、共産党を除く超党派の衆参両院の国会議員約150人が出席。最後に今国会での法案成立のため、①与野党の改革派議員が党派を超えて団結する②細川首相と河野総裁のトップ会談を早急に実現し決着をつけるべきだなーどとする緊急アピールを採択して閉会した。《共同通信》

    【自民党・河野洋平総裁】与野党折衝に期待

    自民党の河野総裁は8日午後、静岡市で記者会見し、政治改革法案の修正問題をめぐる細川首相とのトップ会談の見通しについて「(市川公明党書記長と森自民党幹事長らを窓口とする)6人の会談が実質的に始まる前にトップ会談で決着をつけるなら、6人の会談はどんな意味を持つのか。私はここで結論が出ることを期待している」と述べ、当面は六者による折衝を見守る姿勢を強調し、トップ会談は時期尚早との考えを示唆した。

    河野総裁は「これからの地方公聴会(で出る意見)に謙虚に耳を傾けるべきだ。選ばれる側だけの意見にならずに、選ぶ側の意見も尊重すべきだ」と公聴会重視の姿勢を打ち出した。また連立与党側が早期の衆院通過を主張していることに対し「自民党も意図的に遅らせる気はない。しかし、地方の声を聞いて合意を求める努力をすべきである」と、あくまで慎重に妥協点を探る考えを示した。《共同通信》

  • 1993 平成5年11月7日(日) 競馬・第54回菊花賞

    平成1765日目

    1993/11/07

    この日のできごと(何の日)

    【競馬・第54回菊花賞】

    競馬の第54回菊花賞は7日、京都競馬場3000メートル芝コースに18頭が出走して争われ、一番人気のビワハヤヒデ(岡部幸雄騎乗)が3分4秒7のレコードタイムで優勝、賞金1億1100万円を獲得した。この勝利で関西馬が史上初めて五大クラシックレースを完全制覇した。

    好位にいたビワハヤヒデが4コーナー早めから先頭に立ち、2着のステージチャンプに5馬身差をつけて快勝した。ダービー馬のウイニングチケットは追い上げたが及ばず3着となった。馬番連勝は(7)-(15)で3830円、枠番連勝は(4)-(7)で2020円の配当。浜田光正調教師はこのレース初勝利、岡部騎手は3度目の勝利。《共同通信》


    【中日・落合博満内野手】FA宣言を表明

    中日の落合博満内野手(39)は7日、テレビ朝日の深夜番組に生出演し、フリーエージェント(FA)を宣言することを表明した。8日にもFAの手続きをコミッショナー事務局に行う。FA宣言選手は松永、駒田、石嶺に次いで4人目。

    今オフから導入されたFA制度で、最大の焦点だった球界最高の年俸2億5000万円(推定)の同選手は、これまで権利行使について態度を保留してきた。だが6日のセ・リーグ東西対抗戦で、今季の公式行事を終えたことから、この日の宣言に踏み切った。

    7年在籍した中日との交渉期限は27日までとなっているが、中日が2年連続タイトルなしに終わった落合の慰留に消極的なため、残留の可能性は極めて薄い。《共同通信》

    【全日本大学駅伝】早大、独走で2連破

    第25回全日本大学駅伝対校選手権は7日、名古屋市の熱田神宮から伊勢市の伊勢神宮までの8区間、106.8キロのコースに24チームが参加して行われ、1区で首位に立った早大が全区間を独走して5時間19分21秒の大会新記録で2年連続2度目の優勝を飾った。中大が2位、日大が3位。優勝候補の一角に挙がっていた山梨学院大は、後半遅れて4位に終わった。

    早大は1区で渡辺が1分近いリードを奪って独走態勢を築き、2、4、8区でも区間最高記録をマークする圧倒的な強さで2位に4分8秒の大差をつけて逃げ切った。《共同通信》

    【大相撲九州場所】初日

    大相撲九州場所初日(7日・福岡国際センター)横綱、大関陣が好発進。三連覇を目指す曙は、小結に復帰した安芸ノ島を右から抱えて危なげなく寄り切った。体調不良で調整が遅れた大関貴ノ花は、落ち着いて旭道山を押し出して横瀬昇進に向けて無難なスタート。大関2場所目の若ノ花も肥後ノ海を力強い攻めで寄り切った。7度目のかど番の大関小錦は慎重に霧島を寄り切った。関脇陣は、貴ノ浪が栃乃若を下したが、武蔵丸と琴錦は完敗した。《共同通信》

    【香港】オーバーランした旅客機を爆破

    4日に香港の啓徳国際空港でオーバーラン事故を起こした中華航空の旅客機ボーイング747の尾部の爆破作業が、7日未明から朝にかけて3回にわたって行われた。同機は滑走路先端の浅瀬にあり、他の航空機の離着陸への影響を懸念して、突き出ている尾部をまず爆破、海中に沈めた。今後は他の部分を爆破、撤去する。

    機体がほとんど傷んでいないことから、回収して修理、再使用する案もあったが、浅瀬から回収して修理するには一機の購入価格1億1500万ドル(約124億円)よりも高い1億3000万ドル(約140億円)もかかるため、今年6月から使用されたばかりにもかかわらず廃棄処分と決まった。爆破による廃棄処理は世界でも初めてといわれ、20隻の水上警察船、2隻の消防船などが海上を封鎖、滑走路に10台以上の消防車が待機した。《共同通信》

    【細川護熙首相】韓国・金泳三大統領と会見

    細川首相と金泳三韓国大統領は7日朝、慶州市内のホテルで共同記者会見した。首相は冒頭「過去の植民地支配によ」により、耐えがたい苦しみと悲しみを与えた行為に対し、深い反省と心からに陳謝を重ねて表明。「日韓の貴重なパートナーシップを未来に向かって確固たるものにするよう努力を積み重ねていきたい」と述べた。

    大統領は、首相の過去についての発言について「首相の率直な姿勢に感銘を受けた。歴代自民党首相にはできなかったことではないか」と高く評価。日韓両国の新しい関係構築のため、信頼と相互理解を深めていくことを強調した。さらに日本の黒字となっている貿易不均衡問題にも触れ、「互恵的でバランスの取れた関係を構築していかなければならない」と改善を要請した。

    首相は朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の核開発疑惑に関し「できる限り粘り強く働き掛けていくことが重要だ」と指摘、一部で取りざたされている国連での制裁に慎重な姿勢を表明。

    米国が提唱している戦域ミサイル防衛(TMD)構想への対応について「にほんぼ防衛計画に関連があるので、その関連の中で米国の話を聞きながら判断したい」と述べ、12月から始まる日米防衛担当者間の協議を通じ、日本としての対応を検討する考えを示した。

    また、大統領は、アジア太平洋経済協力閣僚会議(APEC)の重要性を強調した上で、「地域主義ではなく、開かれた協力体にならなければならない」との認識を明らかにした。

    大統領は冒頭発言で、「韓日両国が価値観を共有していくことがかつてなく重要だ」と指摘。正しい歴史認識の「定立」を通じ過去の問題を克服していくことで「近くて近い真の隣国関係」となるよう共に努力する必要性を強調した。《共同通信》

    細川首相夫妻と金泳三・韓国大統領夫妻は7日午前、古都慶州の仏国寺をともに訪れ、約30分間散策した。朝から秋雨が降り、多少冷え込んだため、細川首相は緑色のジョギングウエアにグレーのジョギングパンツ、手袋にスニーカーという姿。金大統領は紺色のレーンコートにズボン、編み上げ靴、と二人とも軽装。

    金大統領が「天気が良ければ(山寺の)石窟庵に行けたのだが」と言うと、細川首相は「今度来るのを楽しみにしています」と答えた。本殿入り口で芳名録に金大統領夫妻、細川首相夫妻の順に記帳し、本殿に上がり参拝した。《共同通信》

    【米・クリントン大統領】北朝鮮に警告

    クリントン米大統領は7日、米NBCテレビとのインタビュー番組で、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)が韓国に侵攻した場合、米国への攻撃とみなすと述べ、北朝鮮に警告した。大統領は「韓国には米軍兵士が駐留しており、韓国への攻撃は米国への攻撃でもあること北朝鮮は知っているはずだ」と述べた。

    クリントン大統領はまた「北朝鮮の核開発は許されない」と強調。米国が核開発疑惑のある施設に先制予防攻撃するかどうかについては、明言を避けた。米政府内の一部には、北朝鮮が国内の経済不振の打開を図るためもあり韓国に捨てばちの侵攻を仕掛けるのではないかとの見方が出ていると言われている。《共同通信》

    【米・クリントン大統領】尊厳死遺言書に署名

    クリントン米大統領は7日、NBCテレビとの会見で、本人が生前に末期状態での延命治療を拒否し尊厳死を求めるリビングウィル(生前の意思表示)に自ら署名する意向であると述べ、米国民にも尊厳死問題を考えるよう求めた。

    大統領は、ヒラリー夫人の実父が今年4月他界した一時に尊厳死問題を考えさせられ、夫人と話し合ったことを明らかにしたうえで、いわゆるこの尊厳死遺言書への署名を公開することには消極的姿勢を見せたが、遺言の内容は進んで公にすると表明した。

    米国の医療制度の中で末一期治療は医療費の3分の1を占めているといわれ、大統領は「尊厳死は医療費のうち不必要と思われる医療支出を無くす一つの方法である」と指摘した。しかし「尊厳死は政府が米国民に課すべきものではない」と、あくまでも個人の問題であると強調した。

    また、これによって米国の医療技術の進歩が妨げられることは希望しないし、一命が助かり、普通の生活に戻る望みのある患者の手当てをするなということではないと述べた。

    尊厳死問題は、財政負担をめぐり疑問が出ているクリントン政権の健康保険制度改革案と絡み、関心を呼んでいる。《共同通信》

This website stores cookies on your computer. These cookies are used to provide a more personalized experience and to track your whereabouts around our website in compliance with the European General Data Protection Regulation. If you decide to to opt-out of any future tracking, a cookie will be setup in your browser to remember this choice for one year.

Accept or Deny

PAGE TOP