平成1713日目

平成5年9月16日(木)

1993/09/16

【広島・山本浩二監督】辞意

広島の山本浩二監督(46)は16日、不振の責任を取って辞意を表明した。辞意は固く今季限りの退団は決定的。後任監督には三村敏之二軍監督の昇格が確実で、球団は同日、就任を要請した。

山本監督は球団の留任要請を一度は承諾していた。しかしチームはここにきて25年ぶりの12連敗を喫するなど、下位に低迷。こうした不振に同監督は9月初旬に既に球団に辞意を伝えるとともに、16日の試合前、ナインにも辞意を表明した。

現役時代は“ミスター赤ヘル”と呼ばれ、勝負強い打撃で5度のリーグ優勝に貢献。86年に現役を引退し、評論家生活の後、89年から指揮を執り、3年目の91年にはリーグ優勝を果たした。しかし昨年は4位に終わり、今年は開幕から6連勝したものの、その後は投打がかみ合わず苦しい戦いを強いられていた。《共同通信》



【逸見政孝さん】がん細胞摘出手術に成功

自らのがんを発表したタレントの逸見政孝さん(48)が16日、東京都内の病院でがんの切除手術を受け成功したと、所属事務所の三木プロダクションが同日夜、発表した。同事務所によると、切除手術は午前11時に始まり、午後4時に終了。担当医は「うまくいった。がん細胞は全部とった」と話していたという。《共同通信》

【大相撲秋場所】5日目

大相撲秋場所5日目(16日・両国国技館)新大関若ノ花が初黒星を喫し、全勝は横綱曙と関脇貴ノ浪の2人になった。若ノ花は引いたのが悪く、平幕琴別府に押し出された。曙は剣晃を危なげなく押し出し、貴ノ浪は時津洋を肩透かしで下した。大関貴ノ花は大善を落ち着いてさばき4勝1敗。関脇武蔵丸も小結貴闘力を圧倒して4勝目を挙げた。この日の結果、幕内は全勝の曙、貴ノ浪を貴ノ花ら6人が1敗で追う展開。新入幕の武双山は3勝2敗。十両は浜ノ島と琴ケ梅が勝ちっ放し。《共同通信》

【米・モンデール駐日大使】外務省・斎藤事務次官と会談

米国のモンデール駐日大使は16日、着任あいさつのため外務省に斉藤事務次官を訪ね会談した。この中で「アジア太平洋地域への米国の関与は実態を伴う必要がある。その認識は米政府で一致している」と述べ、この地域での米国の軍事的プレゼンス(存在)堅持の方針を表明した。

また「日米間で地域問題についても今後、緊密に協議したい」として、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)や中国、ロシア問題を具体的に指摘。特に北朝鮮が開発した中距離ミサイル「労働1号」への対応策として、米国が進めている戦域ミサイル防衛構想(TMD)を挙げ「日米協力の検討課題のひとつ」と述べた。《共同通信》

【政界談話室】

○…細川首相は16日午前、首相官邸で開かれた経済改革研究会(平岩外四会長)の初会合に出席し、「21世紀に向けた経済社会の意識改革を進めるべきだ」と自ら熱弁を振るった。会合終了後に感想を聞かれると、自分で発案した研究会だけに「いい意見がたくさん出た。これからもできるだけ出たい」と意欲満々。予定の2時間を約10分間オーバー、次の日程に食明い込んで首相側近らはやきもき。首相の熱意が続く限り、このやきもきも当分続く?

○…新生党の小沢一郎代表幹事はこの日午後の記者会見で「小沢さんは悪く思われたり、裏があると思われるところがあるが」との質問が飛ぶと「気にはしないが、マスコミの言う通りにしていては国がつぶれるからやらなければ、という気持ちだ」と記者をジロリ。「何でそんなことを言われなくてはならないのか、アホらしい。(信念を主順張するのを)やめたいと思う。気持ちも半分あります」と剛腕らしからぬ発言も。自著の「日本改造計画」に話題が及ぶど、「国民の政治に対する何とはなしの願いがあるのでは」と国民に理解されていると言わんばかり。《共同通信》

【細川護熙首相】消費税率引き上げは税調待ち

細川首相は16日夕の緊急経済対策決定後、首相官邸で記者会見し、所得税減税を実施する場合の財源の一つとして取りざたされる消費税率引き上げについて「今のところ政府としては「何も決めていない」としながらも、「今後の経済情勢や社会、経済の将来像を踏まえ、税制調査会で論議していただいている。今、予断をもって申し上げるのは差し控える」と述べ、政府税調の結論を待って最終判断する考えを表明した。

また所得税減税については「財政状況は厳しく、それだけ切り離してやることは容易でないと再三申し上げてきた。その点については今も変わっていない」と、税制全体の見直しの中での課題だとの考えを示した。

首相は同対策の総額6兆円余りの規模について「相当思い切ったものだ。それなりの効果を発揮するものと思っている」と自信を示した。規制緩和や円高差益還元などを柱とする対策取りまとめについて、首相は、「各閣僚も陣頭指揮に立ってくれた。これだけの期間にこれだけのものが出てきたのは相当のことだ。私もかなり督励した」と、トップダウン方式だったことを明らかにした。《共同通信》

【自民党】6議員が派閥離脱

自民党の若手議員グループ「新生自民党をつくる会」代表世話人の太田誠一(宮沢派)、新井将敬(渡辺派)両衆院議員ら国会議員が16日午後、党本部で記者会見し、党改革を進めるため、それぞれの所属派閥を離脱すると発表した。6人の内訳は渡辺派3人、三塚派2人、宮沢派2人。ほとんどの議員が派閥領袖や幹部に離脱の意向を既に伝えた。

党執行部は「衆院に小選挙区比例代表並立制が導入されれば、派閥は自然に解消していく」(森幹事長)」として、上からの派閥解消は打ち出さない構えだが、太田氏らは「第二陣、第三陣の離脱者が必ず出てくる」と強調しており、派閥の形骸化は今後一層進みそうだ。

6人はこの日公表した趣旨書で①派閥はイメージ的に自民党の悪い体質の象徴的存在②派閥は中選挙区制と表裏一体であり、小選挙区比例代表並立制を党議決定した時点で、自ら派閥解消を宣言したのと同じーなどと指摘。派閥の即刻解散を求めるとともに、6人が「党再生のため身を投げ打って努力する」としている。

派閥解消後の政策決定の在り方については「総裁のリーダーシップを強めればいい」(太田氏)としており、6人は17日にも河野総裁と会って、この趣旨を申し入れる方針だ。《共同通信》

【天皇、皇后両陛下】ワイマールを訪問

ドイツ訪問中の天皇、皇后両陛下は16日、旧東ドイツ内の古都ワイマールを訪問、文豪ゲーテやシラーのかつての住居などを見学された。

16日午前(日本時間同日夕)、両陛下はベルリンからドイツ政府の特別機でワイマール・エアフルト空港に到着。18世紀後半に建てられたワイマール国立劇場前の広場で、この劇場を舞台に活躍したゲーテ、シラーの像をご覧になった。

歓迎の横断幕が張られたシラー通りの並木道では、市民と握手しながら散策。シラーの旧居の窓から手を振って歓迎にこたえられた。

同日夕(現地時間)、ベルリンに引き返し、ベルリン市長夫妻主催の晩さん会に出席。17日、ドイツ最後の訪問地ミュンヘンに入られる。《共同通信》

ドイツ訪問中の天皇、皇后両陛下は16日夜(日本時間17日未明)、ベルリン市内のシャルロッテンブルク宮殿で開かれたディープゲン・ベルリン市長夫妻主催の晩さん会に出席された。食事の後、市長は日本語で「両陛下の健康と日独の友好に乾杯」とあいさつ、全員で杯を上げた。

これに先立ちベルリン南西の古都ワイマール市を訪れた両陛下は文豪ゲーテの旧居に立ち寄り、ゲーテが、「ファウスト」を著した書斎や6000冊に及ぶ蔵書を見学。

青年時代ゲーテの愛読者だった天皇陛下は案内のカウフマン・ワイマール古典財団会長に熱心に質問をされていた。

17日はドイツ最後の訪問地ミュンヘンに向かわれる。《共同通信》



9月16日のできごと