平成1720日目・秋分の日

平成5年9月23日(木)

1993/09/23

【豪・シドニー】2000年夏季五輪開催地に決定

国際オリンピック委員会(IOC)は23日、モンテカルロでの第101次総会でIOC委員89人による投票を行い、シドニー(オーストラリア)を今世紀最後の五輪となる2000年夏季大会の開催地に選んだ。投票直前になって最有力とみられた北京(中国)は激戦の末、わずか2票差で敗れた。

南半球での五輪は、やはりオーストラリアで開催された56年メルボルン大会以来2度目。オーストラリアは92年大会にブリスベン、96年大会にメルボルンが立候補して連続落選していたが、44年ぶりの開催権を獲得した。

2000年五輪には、シドニー、北京のほか、マンチェスター(英国)ベルリン(ドイツ)イスタンブール(トルコ)の計5都市が立候補。総会は5都市のプレゼンテーション(招致演説)の後、投票に入った。

投票は過半数(45票)を獲得する都市が出るまで、各回の最下位都市を除いていく方式で行われ、シドニーが最終4回目の北京との決選投票で過半数ちょうどの45票を獲得。開催都市名「シドニー」が、サマランチ会長から発表された。

シドニーは、ブリスベン、メルボルン両都市の失敗の教訓を生かした運動で終始、招致レースをリード。施設配置、環境への配慮も好感を持たれ、IOCの事前調査でも最も高い評価を得ていた。開催計画概要によると、アトランタ五輪後の4年後、大会は2000年9月後半に行われる。

中国での初開催を目指した北京は、国を挙げての強力な招致運動を展開し、3回目の投票まではシドニーを上回りトップに立っていた。しかし、中国の人権政策を批判する米国を中心に、国際的な北京五輪反対運動の圧力が微妙に影響してか、惜敗した。招致失敗の反動が懸念されている。《共同通信》



【ロシア・エリツィン大統領】来年6月に繰り上げ大統領選

エリツィン・ロシア大莢は23日、繰り上げ大統領選挙を来年6月12日に実施するとの大統領令を出し、自ら立候補する意志を表明した。これは、任期を2年残して国民の審判を仰ぐとの譲歩で、現行議会の解散、新議会選挙の12月実施という大統領の強硬策に対する地方などがらの支持を拡大するのが狙い。

これに対し、反大統領派のハズブラートフ最高会議議長らは同日夜、最高議決機関である人民代議員大会の緊急大会を開き、最高会議が既に決定していた大統領解任と、ルツコイ副大統領の「大統領代行」就任を承認、対決姿勢を確認した。しかし、最高会議の有力幹部が議長に反旗を翻して辞任、世論のエリツィン支持も広がるなど、情勢は大統領に有利な展開となってきた。

一方、23日夜、モスクワにある独立国家共同体(CIS)合同軍総司令部が武装グループに攻撃され銃撃戦となる事件が起きた。インタファクス通信によると、警官1人と市民1人の計2人が死亡した。今回の政情不安で、銃撃戦が起き死者を出したのは初めて。

大統領はまた、反大統領派の拠点である最高会議の中にある資金や不動産を接収する大統領令も出し、締めつけを強めた。《共同通信》

【IAEA】核査察要求を再決議

国際原子力機関(IAEA)定例理事会は23日、朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)に核査察受け入れを改めて求め、27日からのIAEA総会でも北朝鮮問題を取り上げるとの決議を賛成多数で採択し、予定を一日繰り上げて21日からの会議を終了した。決議採択後、北朝鮮代表は「事態を悪化させるだけで、断固として拒否する」と演説した。

北朝鮮は22日までにIAEAとの間で、核査察協議を10月上旬にウィーンで開くことでほぼ合意に達一していた。しかし北朝鮮は、23日に理事会が決議採択に動き出したのを受け、決議などの措置をとれば協議の継続も査察の受け入れも拒否すると警告するテレックスをIAEAに送っており、今後、態度を硬化させることも予想される。

決議は、北朝鮮に査察受け入れなどを求めるIAEA理事会と国連安全保障理事会のこれまでの決議が履行されていないとし、IAEA総会で当初議題に入っていなかった北朝鮮問題を取り上げるよう求めた。《共同通信》

【大相撲秋場所】12日目

大相撲秋場所12日目(23日・両国国技館)横綱曙は琴富士を一方的に突き出して依然土つかずで12連勝。大関貴ノ花は寺尾を押し出して2敗を守った。13日目に曙が勝って貴ノ花が敗れると、曙の2場所連続5度目の優勝が決まる。大関若ノ花は関脇琴錦を鮮やかな巻き落としで破って9勝3敗。琴錦は7勝5敗。関脇貴ノ浪は剣晃を下して9勝目を挙げたが、関脇武蔵丸は敗れて5勝7敗となった。十両は浜ノ島と琴椿が9勝3敗で並んだ。《共同通信》



9月23日のできごと