平成3395日目

1998/04/25

この日のできごと(何の日)

【中国・胡錦濤国家副主席】京の休日

来日中の中国の胡錦濤副主席が25日午前、京都市内を見学。嵐山にある亀山公園で、故周恩来元首相の記念詩碑前に献花したり、同市上京区の裏千家今日庵でお茶を楽しんだりした。

同碑の詩は、当時21歳だった元首相が京都での2年間の留学を終えて帰国する直前の1919年4月、嵐山を訪れて作った「雨中嵐山」。

胡副主席は、約10年前に記念碑を建てた地元の人々に「日中友好に尽力されていることに敬意を表します」などとあいさつ。両国の関係者らと何枚も記念撮影していた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【仏・シラク大統領】来日

フランスのシラク大統領は25日夕、羽田空港着の特別機で来日した。大統領は27日に橋本龍太郎首相と会談し、東アジアの経済危機克服への対応や国際情勢などについて意見交換。竹下登、中曽根康弘元首相や経済界要人とも懇談する。

28日には東京・臨海副都心で行われる「日本におけるフランス年」の開会に当たって「自由の女神像」の除幕式に臨み、29日に離日する。《共同通信》

【プロ野球・中日】サムソン・リー投手と契約

中日は25日、名古屋市内の球団事務所で、韓国プロ野球のLGで活躍した李尚勲投手(27)と正式契約を結んだ。2年契約で移籍金2億円、契約金5000万円、年俸8000万円で背番号は「17」。登録名はサムソン・リーで、韓国での愛称サムソンが用いられた。《共同通信》

【リーグ第1ステージ】第8節

Jリーグ第1ステージ第8節(25日・熊本市水前寺競技場ほか=9試合)昨年王者のジュビロ磐田が4連勝で勝ち点18とし、今季初めて首位に立った。得失点差でベルマーレ平塚が2位、ヴェルディ川崎が3位に続く展開。

磐田はリーグ新記録となる中山の3試合連続ハットトリックなどで、アビスパ福岡に7−1で大勝した。福岡は開幕戦から8連敗となった。平塚はコンサドーレ札幌の粘りに苦しみPK戦の末、勝った。前節首位の川崎はサンフレッチェ広島に延長Vゴールを決められ敗れた。セレッソ大阪の森島は無得点に終わり、開幕からの連続試合得点は「7」でストップした。《共同通信》

【社民党・土井たか子党首】腐敗防止法で妥協せず

社民党の土井たか子党首は25日、岡山市内で講演し、国会議員のあっせん利得行為の禁止を柱とする政治腐敗防止法制定問題について「ちょっと歩み寄って真ん中で行こうかという問題ではない」と述べ、自民党案に妥協する考えのないことを強調した。

土井氏は「あっせんをしてお金をもらってはいけないということは、子供でも分かる話だ」とし「(自民党の)金権体質が絶たれていないことがはっきりしてきた」と強い口調で批判した。

また、新たな日米防衛協力のための指針(ガイドライン)の実効性を確保するための周辺事態措置法案などについても「国会承認を得ず、閣議決定だけで基本計画ができる法案は危ない。大急ぎで出そうとしている」と述べ、政府が28日に国会提出を予定していることに反発した。《共同通信》

【高村正彦外務政務次官】イラン・ハタミ大統領と会談

穏健路線のハタミ政権との関係緊密化を目指しイラン訪問中の高村正彦外務政務次官は25日、テヘランでハタミ大統領と会談した。高村次官が米国との関係改善を促したのに対し、大統領は「(米国の)行動によって両国間の不信の壁が崩されることを期待している。このことを米国に伝えてほしい」と述べた。

大統領は「米国民との対話」を呼び掛けており、長年敵対してきた両国間には、雪解けの兆しが出ている。今回、日本に米国への意向伝達を要請したことは、対米関係改善に向けた大統領の積極姿勢の表れと言える。

日本外務省筋によると、次官は「米国とイランの関係改善は地域の平和と安定に役立つ」と対米関係で一層の努力を促した。ハタミ大統領は「米国はイランに多くの敵対行為を行ってきた」と米国を批判する一方、「両国間の不信の壁を崩すことは米国の利益にもなる」と述べた。

高村次官は関係拡大を呼び掛ける橋本龍太郎首相の親書を手渡し「新たな交流と対話のページを開くために来た。イランとハタミ大統領をできる限り支援したい」と表明した。《共同通信》



4月25日 その日のできごと(何の日)