平成2247日目

平成7年3月4日(土)

1995/03/04

【河野洋平外相】ロシア・コズイレフ外相と会談

河野外相は4日、ロシアのコズイレフ外相と都内の外務省飯倉公館で昼食をともにしながら約4時間会談、北方領土問題や北方四島周辺海域での安全操業問題など2国間問題を協議した。安全操業問題では、正式交渉を13、14の両日モスクワで行うことで合意した。

北方領土問題についてコズイレフ外相は、領土問題を法と正義に基づき解決するとした「東京宣言」を確認したものの、「世論の十分な理解を得て、急がずに前進したい」と早期打開に否定的な姿勢を示し、具体的な進展はなかった。

領土問題について河野外相は「一昨年のエリツィン大統領訪日以来、実質的な進展がないことに失望を感じている。戦後50年の今年は過去の負の遺産の克服を図る年だ」とロシア側の具体的な対応を要請。解決に向けた環境整備の一環として、北方四島駐留ロシア軍の完全撤退と四島交流事業の拡大を提案した。

コズイレフ外相は交流拡大には同意したが、ロシア軍撤退については「専門家を派遣して、この問題の難しい面を説明させたい」と述べ、早期撤退は困難との考えを示した。

河野外相は安全操業問題に関連して、ロシア国境警備隊が取り締まりを強化する方針を示していることから、日本漁船への銃撃、拿捕事件を繰り返さないよう求めた。しかし、コズイレフ外相は「取り締まりは極東だけでなく、すべての海域で、密輸や違法行為防止のため行うものだ」と述べるにとどまった。

日本からの資金援助で、ウラジオストク近郊に建設を予定している放射性廃棄物の貯蔵処理施設について、河野外相が早急に着工するよう求めたのに対し、コズイレフ外相は「政府内で検討中だ。近いうちに解決される」との見通しを示した。コズイレフ外相は同日タ、羽田空港から特別機で帰国の途に就いた。《共同通信》



【東京都知事選】公明、石原信雄氏擁立へ

東京都知事選の候補者問題で、自民党などが擁立を進めている石原信雄・前内閣官房副長官と公明の藤井富雄代表が4日夕、東京都内のホテルで非公式に約1時間会談した。両者は公明が都知事候補支持の条件にしている、経営が破たんした東京協和、安全両信用組合をめぐる都の300億円融資問題などについて話し合い、合意した。

石原氏支持の意向を固めている公明としては、藤井代表と石原氏の合意を受けて今後、党内議論や手続きを進めた上で擁立を決める方針。公明が、石原氏支持を正式に決めれば、新進党の鳩山邦夫元労相の擁立は困難になり、一本化の動きは加速しそうだ。

関係者によると、石原氏は、2信組救済の300億円の融資を補正予算案から削除する修正案を可決した都議会の選択を評価し、尊重するなどの意向を表明した。《共同通信》

【村山富市首相】為替相場安定「努力したい」

村山富市
https://www.kantei.go.jp/

村山首相は4日午後、円が戦後最高値を更新し続けたことについて「先進7カ国蔵相・中央銀行総裁会議(G7)の枠組みがある訳だから、経済の基盤が守られるように各国が強調して安定させなければならない。努力したい」と述べた。《共同通信》



3月4日のできごと