平成4796日目
2002/02/24
この日のできごと(何の日)
【ソルトレイクシティー五輪】閉幕
国際オリンピック委員会(IOC)は24日、ソルトレークシティー冬季五輪のスキー距離に出場した男子のヨハン・ミューレック(スペイン)ら3選手にドーピング(薬物使用)運反があったとして、尿検査を実施した21日以降の種目でのメダルはく奪と大会からの追放を決めた。いずれも今大会で複数のメダルを獲得した有力選手。冬季五輪で過去例のない重大な薬物違反摘発となった。
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ソルトレイクシティー冬季五輪は24日夜、ライス・エクルズ競技場で閉会式を行い、史上最多の78カ国・地域が参加した21世紀最初の冬季五輪は、17日間にわたった祭典の幕を閉じた。
大会は昨年9月の米中枢同時テロを受け、国際社会の結束を示す一方、採点や判定への不満続出や最終日のドーピング(薬物使用)違反発覚が後味の悪さを残した。
78種目でメダルが決まり、金メダル争いはドイツが12個でトップだった。日本のメダルは銀1、銅1の計2個で4大会ぶりに金なしと、前回長野五輪から激減。4年後のトリノ大会へ向けて出直しとなった。《共同通信》
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【横浜国際女子駅伝】
横浜国際女子駅伝は24日、横浜スタジアム発着の6区間、42.195キロに外国招待6チームなどを含む15チームが参加して行われ、日本が4区間で区間1位を奪い、2時間12分5秒の大会最高記録で3年ぶり8度目の優勝を果たした。第20回記念として、五輪、世界選手権のメダリストで編成したメダリストチームが2位で、昨年優勝のロシアは3位に終わった。
日本は1区で山中美和子(ダイハツ)が残り1キロ付近で独走態勢を築くと、2区の19歳、福士加代子(ワコール)5区の渋井陽子(三井住友海上)の区間最高記録の力走などでメダリストチームに4分32秒差をつけた。《共同通信》
【民主党・菅直人幹事長】「民主、自由で薩長連合を」
民主党の菅直人幹事長は24日、福島県二本松市で記者会見し、22日夜の鳩山由紀夫代表と小沢一郎自由党党首の会談について「薩摩、長州は戦ったこともあるが、民主党と自由党はそういうものを乗り越え、自民党政権を倒すために倒幕の旗を揚げる方向性、機運で会談が生まれた」と述べ、政権の受け皿の核となる共闘関係の構築で一致したことを明らかにした。《共同通信》
【自民党・山崎拓幹事長】鈴木氏喚問判断は外務省の調査後
自民党の山崎拓幹事長は24日のNHK番組で、外務省の北方四島支援事業に絡む疑惑などが指摘されている鈴木宗男前衆院議運委員長の証人喚問問題について「事実関係を踏まえて対処しないと混乱する。外務省の調査報告を待ち、結果次第で国政調査権発動の対応を話し合う」と述べ、外務省報告後に判断する考えを強調した。《共同通信》
【中谷元・防衛庁長官】PKO部隊へ隊旗授与
東ティモールの国連平和維持活動(PKO)に参加する、第一次東ティモール派遣施設群への隊旗授与式が24日、陸上自衛隊東千歳駐屯地(北海道千歳市)であった。
中谷元・防衛庁長官は「新しい国造りを助ける精鋭集団として、任務を完遂することを期待する」と訓示し、小川祥一群長に隊旗を手渡した。
今回のPKO活動には初めて女性自衛官7人が派遣され、派遣規模は過去最大の計680人。来月2日に先発隊25人が航空自衛隊のC130輸送機で千歳基地を出発。主力部隊の第一陣約300人は22日に出発の予定。派遣期間は約6カ月。《共同通信》
【岐阜市長選】細江茂光氏が初当選
前市長辞職に伴う岐阜市長選は24日投票、即日開票の結果、無所属新人で三井物産部長の細江茂光氏(53)=民主推薦=が、無所属新人で元県議の平野恭弘氏(67)=自民推薦、無所属新人で前同市助役の森川幸江氏(55)ら5人を大差で破り、初当選した。
投票率は49.55%で、前回を3.19ポイント上回った。保守王国の岐阜市で民主党推薦候補が勝つ波乱の結果となった。
昨年1月の市長選で、浅野勇前市長を推した市幹部職員らが公選法違反容疑で逮捕されたことを受け浅野氏が引責辞任したことによる出直し選挙。《共同通信》
【イラン、アフガニスタン】首脳会談
アフガニスタン暫定行政機構のカルザイ議長(首相)は24日、昨年12月の就任以来初めて隣国イランを訪問、ハタミ大統領と会談した。首相はアフガン復興へのイランの役割の重要性を指摘、大統領も暫定政権への支持と協力を確認した。
イランがアフガンの不安定化を招いていると米国から非難を受けている中での両者の会談で、カルザイ首相は、暫定政権へのイランの支持をあらためて確認したことになる。
会談後の共同記者会見で、カルザイ首相は「すべての国はその違いをわきに置き、アフガン復興を支援するよう求める」と指摘。ハタミ大統領も「他の国(米国)との関係は、イランとアフガンとの協力関係に影響を及ぼさない」と述べた。
米国から、アフガンの特定勢力を支援し、テロ組織アルカイダの越境を許していると指摘され、ブッシュ米大統領からは「悪の枢軸」と名指しされたイランは、暫定政権との友好関係を強調することにより、米国の非難をかわす狙いとみられる。《共同通信》