平成7443日目

2009/05/25

【この日の麻生総理】

千鳥ヶ淵戦没者墓苑拝礼式

平成21年5月25日、三笠宮同妃両殿下の御臨席を仰ぎ、麻生総理は東京都千代田区の千鳥ヶ淵戦没者墓苑で行われた拝礼式に出席しました。

今回の式典においては、政府が派遣した戦没者遺骨収集団等により、フィリピン、ソロモン諸島等において収集した戦没者の遺骨のうち、遺族に引き渡すことができない1,406柱が同墓苑に納骨されました。

式典では、麻生総理をはじめ、関係閣僚、関係国駐日大使、関係団体の代表、遺族の方々等が参列し、戦没者に対して哀悼の誠を捧げました。《首相官邸》




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【北朝鮮】2度目の核実験

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北朝鮮は25日午前、国営朝鮮中央通信を通じ「地下核実験を成功裏に行った」と発表した。2006年10月9日に続く2回目の核実験。包括的核実験禁止条約(CTBT)準備委員会は監視観測所のデータ解析の結果、北東部の咸鏡北道吉州郡豊渓里付近にある前回実験場から数キロ離れた地点で実施されたとしている。《共同通信》

麻生太郎首相は25日、北朝鮮が核実験の実施を発表したことについて「北朝鮮による核実験は、北朝鮮が大量破壊兵器の運搬手段となり得る弾道ミサイル能力の増強をしていることと併せ考えれば、わが国の安全に対する重大な脅威であり、北東アジア及び国際社会の平和と安全を著しく害するものとして断じて容認できない。北朝鮮に対し厳重に抗議し、断固として非難する」とした声明を発表した。《ロイター》

【幸福実現党】結成

宗教法人「幸福の科学」(大川隆法総裁)は25日、東京都内で記者会見し、政治団体「幸福実現党」を結成したと発表した。次期衆院選で300小選挙区と比例代表11ブロックのすべてに候補者を擁立するとしている。

饗庭直道党首(42)は会見で、麻生太郎首相の退陣を求めるとともに、自身をバラク・オバマ米大統領になぞらえ、日本のバラク・オバマとして次期首相になり、日本のかじ取りをしたいと抱負を語った。《AFP》

【この日の民主党】

鳩山代表、被団協など3団体と懇談

鳩山由紀夫代表は25日午後、日本原水爆被害者団体協議会(被団協)、原爆症認定集団訴訟全国原告団、原爆症認定集団訴訟全国弁護団連絡会の皆さんを党本部に迎え、同3団体からの「原爆症認定集団訴訟の全面解決のための要請書」を受け取り、懇談した。

党被爆者問題議員懇談会事務局長の松本大輔衆議院議員の司会進行のもと、被団協の田中事務局長が鳩山代表に要請書を手渡した。田中事務局長は6年前に原爆症認定却下処分の取り消しを国に求めて306人で集団訴訟を行い、17連勝中であることを明らかにするとともに、昨年4月から始まった「新しい審査の方針」に基づく原爆症認定審査によって170人の原告は認定されたが、136人は依然として認定されずに残っているとした。

田中事務局長はまた、認定はされていないが裁判を通じて勝訴した原告が76人であるとしたうえで、「私どもは高齢化している原告であるので、とにかく早い、全面的に一括で裁判を終わらせる解決をしていきたい」との意向を示した。同時に河村官房長官もかねてから「東京高裁判決が一括解決のタイムリミット」と述べていることを明かし、28日の東京訴訟・東京高裁判決がひとつの山場となるとの認識を語り、民主党の日ごろの支援に謝意を示すとともに28日の一括解決に向けた一層の支援を求めた。

鳩山代表は3団体の皆さんに対し、「政治が充分に機能していないことにお詫び申し上げながら、今日まで頑張ってこられたことに敬意を表したい」とまず表明。政治家として充分な活動ができていないと反省する点がいくつかあり、特に戦争によって国民の皆さんが被った困難に対し、「完全な解決がまだ政府によって行われていない問題がたくさんあると思われてならない」と語った。

そのうえで鳩山代表は、原爆症認定は早急に取り組むべき課題との認識を示すとともに、政府の動きについて「何でもっと急いでできないのかと、政府の重い腰が上がらない現実のなかで歯がゆい思いをしている」とも語り、「5月28日にすべての問題が大転回してくれればいいと感じている。そのように転回していくためにも民主党が政権を担うべき政党の姿として、積極的に後押しして、決着を早めにできるように努力していきたい。政府の背中をしっかりと押して、皆様方の側に立って解決を急ぐように努力することを約束したい」と語った。

また、「核がなくなる日を一日でも早く実現させたいと思っておられる皆様方のお気持ちを逆なでするように本日北朝鮮が核実験を行ったとする報道を聞いた」とも語り、民主党としてもこの問題をきびしく対峙していく考えを表明した。

懇談のなかではまた、党被爆者問題議員懇談会々長の高木義明衆議院議員が、「国会の傍ら、皆様方と連携をとりながら法案の策定につとめてきた」として、これまでの党の取り組みを紹介するとともに、「いまだ皆様方にとって、私どもにとって満足できる回答を出していない」と表明。新代表との面談をひとつの契機に、党が一丸となって「皆様の要望に沿う形で」の解決に向け力をつくしていくと語った。

懇談には平野博文総務委員長代理(役員室担当)、藤村修『次の内閣』ネクスト厚生労働大臣、近藤昭一、平岡秀夫、金田誠一、園田康博各衆議院議員、谷博之、柳田稔、大久保潔重、大島九州男各参議院議員が出席した。《民主党ニュース》



5月25日 その日のできごと(何の日)