平成7446日目

2009/05/28

【この日の麻生総理】

安心社会実現会議

平成21年5月28日、麻生総理は総理大臣官邸で、第4回となる安心社会実現会議を開催しました。

今回の会合では、最終報告のとりまとめにむけて、前回までの会議で提示された意見を踏まえた「意見集約素案」が示され、これを基に議論がなされました。

麻生総理は、冒頭の挨拶で「目指すべき社会の姿というものについて、これまで議論をしていただきましたことを十分に書き込んでいただきたいと思っております。これを実現するまでの行程、道筋も併せて議論しなければならないことだと思っております。さらにこうした安心社会というものを実現していくためには、個人、国民ひとりひとりの責任と役割、また必要な財源につきましてもしっかりと書き込んでいただくことが必要であろうと考えております。政治の責任として厳しい課題を逃げることなくきっちり対応して実現していく、率直なご意見をぜひ拝聴させていただきたく存じます。」と述べました。《首相官邸》

「対北、安保理決議が必要」

麻生太郎首相は28日午前の参院予算委員会で、北朝鮮の核実験への対応について「国連安全保障理事会における決議として極めてきついものが迅速に出されることが一番大きな圧力になり得る」と述べ、追加制裁を含む新たな決議の採択が必要との考えを強調した。民主党の犬塚直史氏への答弁。

首相はまた、敵基地攻撃能力の保有に関し「他に手段がないと認められるとき、敵の誘導弾の基地をたたくのは法理的には自衛の範囲に含まれ可能だ」との見解を重ねて示し、「武力攻撃に着手していない時点での先制攻撃とは違う」と述べた。

米国による北朝鮮のテロ支援国指定解除の見直しを求める声が与野党内で強まっている。これについては「ご期待に沿った線で動いている」と述べ、オバマ米大統領と電話会談した際、再指定を働き掛けたことを示唆した。《時事通信》

麻生太郎首相は28日、検討を指示した厚生労働省の分割を断念した。同日夜、官邸で記者団に「最初から(分割に)こたわっていない」と表明、この後、自民党の細田博之幹事長、保利耕輔政調会長に対し「当初から分割など考えていない。官邸で取り上げると言ったこともない」と述べた。《共同通信》




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【消費者庁法案】参院特別委で可決

消費者行政の一元化で監視強化を目指す消費者庁設置関連法案が、28日午後の参院消費者問題特別委員会で全会一致で可決された。29日午後の参院本会議で可決、成立する運びだ。

麻生太郎首相は質疑で「行政の在り方を生活者重視に大きく転換する突破口になる」と消費者庁設置の意義をあらためて強調。パロマ工業製ガス湯沸かし器事故や「シンドラーエレベータ」が製造したエレベーターの事故に関し「行政の対応には反省すべき点もあり、ご遺族に心からお悔やみ申し上げる」と述べた。《共同通信》

【この日の民主党】

麻生首相に残された選択は解散・総選挙の実施以外ない 菅代行

菅直人代表代行は28日午後、党本部で定例の会見を行い、昨日行われた党首討論の感想や都議選を含めた総選挙に向けた選挙態勢などへの考えを語った。

はじめに菅代行は、昨日行われた鳩山代表と麻生首相との党首討論について、「大変いいスタートが切れ、内容的にも全体の討論の攻守という所を見ても、鳩山代表の方が攻勢であった」と評価。また、「麻生首相は自ら総理大臣であるという立場そのものを忘れたような姿勢であった」と感想を語った。

そして菅代行は、この党首討論を一つの区切りと位置付け、今後は総選挙態勢に党全体が入っていく必要性があるとの認識を示し、衆院総選挙と都議会議員選挙の総合選対の活動を再スタートさせたことを報告。参院議員を中心とした応援体制を組み、「東京から政権交代を」を合言葉に6月から遊説を開始する方針を語った。

続いて09年補正予算審議が大詰めに差し掛かった国会終盤について、菅代行は、「もう麻生首相が(国会で)やるべきことは何一つない。この会期内にも衆院解散で、6月解散7月選挙を実施することが、これからの日本の政治の大きな新しい扉を開くスタートになる」との考えを示し、麻生首相の残されたただ一つの選択であると述べた。

そして菅代行は、「結局補正審議が終われば、麻生首相も解散・総選挙せざるを得なくなるだろう」との見通しを語り、その根拠として、「何のために先延ばしをする必要があるのか。自らの支持率が上がるまで待つというなら100年待っても上がりっこない。となると、永久に解散・総選挙出来ない。結局解散・総選挙をやらざるを得ないことになる」と述べた。

厚生労働省を分割する案が政府・与党で検討されていることについては「選挙の目玉になるものならやろうというそれ以上の深さを感じない」と理念なきパフォーマンスであると切り捨てた。

「何も答えられない政府の姿がさらけ出された」鳩山代表

鳩山由紀夫代表は28日夕、参議院予算委員会で審議されている09年度補正予算案を明日採決すると与野党が合意したことについて、参院側で決めた話であるとしたうえ、中身があまりにもひどいということが、もう国民の皆さんに十分理解されたという認識に基づく判断ではないかという認識を示した。党本部で記者団に語った。

鳩山代表はまた、議論が国民の皆さんに見えてくれば、民主党と与党のどちらが正しいかも分かってくると指摘。民主主義として結論を出すことは当然であるため、明日の採決になったと推察するとした。

さらに鳩山代表は、この時期に採決に応じた場合、残りの通常国会が与党ペースで運営されるという懸念がないかと質問を受け、「与党ペース、野党ペースという話ではない。就任の時にも申し上げたが、十分に審議をすれば、採決は当然ではないか」と主張。

「一番大事なことはその内容だ」として、本日の参院予算委員会の質疑に言及。「何も答えられない政府の姿がさらけ出された。そのことを国民の皆さんがどう判断するか。結局、最終的には選挙で、一票の行使で、どちらの考え方が正しいか、判断されればよい」と述べた。

草なぎ剛氏の活動再開については、失敗は一つの人生の経験で、失敗のもとで経験が生かされると指摘し、「失敗をプラスに転じて再出発してほしい」と期待を寄せた。《民主党ニュース》



5月28日 その日のできごと(何の日)