平成7447日目
2009/05/29
【この日の民主党】
総選挙勝利で国民のための政治をつくる 鳩山代表
鳩山由紀夫代表は国会内で29日夕、平成21年度補正予算案が成立したことへの受け止めなどについて、記者団に語った。
平成21年度補正予算案は同日午後の参院本会議で民主党など野党の反対多数で否決。これを受け開かれた両院協議会では協議が整わず、憲法60条の衆院優越規定により同日夕に成立した。これを受けて鳩山代表は、「私どもの期待に反し、そして国民の期待に反して、でたらめな補正予算が上がってしまったことは残念至極」との所感を述べる一方、議論を通じて官僚の、官僚による、官僚のための補正予算であり、国民の皆さんにはその1割程度しか還元できないものであることが明らかになったのではないかと分析。「この決着は総選挙」だとして、総選挙勝利によって政権交代を実現し、「国民による、国民のための政治を民主党がつくる、そう強く決意した」と話した。
また、国会会期延長を模索する政府・与党の動きに関しては、本来、政府・与党が定めた会期であるにも係らず延長を主張することは、会期内に終了させるべきことができなかったことの証左だと指摘。場当たり的な、その場しのぎにもならない予算をつくり上げ、結果として国民生活の向上に繋がらなかったことが現在の自体を招いたとして、政府・与党の国会運営を批判した。
これに関連して、会期延長によって衆議院の解散引き延ばしを図っているとの指摘があることについては、小泉政権以降、3代にもわたって政権がたらい回しになっていると問題視。民主党はかねてから、国民のために解散・総選挙を行い、国民の信を問うべきだと主張してきたとして、党利党略により会期を引き延ばそうとする政府・与党の動きを「情けないの一言」だと断じた。
厚生労働省の分割・再編をめぐり麻生首相が自ら指示した案を撤回するという一連の経緯については、「ぶれた発言を繰り返すという意味においてぶれていない」と皮肉り、一国のリーダーとしての信念がないと首相の政治姿勢を批判。国民の皆さんも「またか、という思いで、初めから信用していなかったのではないか」と切り捨てた。《民主党ニュース》
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【韓国・盧武鉉前大統領】国民葬
韓国の盧武鉉前大統領の国民葬が29日、ソウルにある朝鮮王朝時代の王宮、景福宮で行われた。盧氏の遺体を載せた霊きゅう車は同日朝、同国南東部の故郷を出発。沿道は最後の別れに訪れた人々で埋め尽くされ、花が投げ込まれた。
韓国警察当局によると、前大統領は23日、自宅近くの山で岩から身を投げて亡くなった。家族あてに遺書が残されていたことも明らかになっている。
高校を卒業後、独学で弁護士になった盧氏は、2008年まで5年間にわたり大統領を務めた。2007年には北朝鮮の金正日総書記と南北首脳会談を実現させた。
盧前大統領の突然の死を悼む声は、同氏の不正資金疑惑を追及した現政権への批判に変わり、李明博大統領への支持率低下にもつながっている。《朝日新聞》
【加古川7人殺害事件】地裁、52歳被告に死刑判決
兵庫県加古川市で2004年、親類ら7人を刺殺したとして、殺人罪などに問われた無職F被告(52)の判決で、神戸地裁(岡田信裁判長)は29日、求刑通り死刑を言い渡した。4年半にわたる公判では、事件当時、被告に責任能力があったかが争点になった。
岡田裁判長は検察側の精神鑑定結果を採用。判決理由で「情緒不安定性の人格障害があったが、完全責任能力はあった」と認めた。弁護側は精神鑑定の結果から「妄想性障害で心神喪失か心神耗弱状態だった」と主張し、死刑回避か無罪判決を求めていた。控訴する方針。《共同通信》
【時津風部屋力士暴行死事件】地裁、元親方に実刑判決
大相撲時津風部屋の序ノ口力士だった斉藤俊さん(当時17)が暴行を受けて死亡した事件の判決公判が29日、名古屋地裁で開かれ、元親方のY被告(59)に懲役6年(求刑懲役7年)の実刑判決が言い渡された。
判決言い渡しに際し、芦沢政治裁判長は、保護者的立場を期待される親方がこのような犯行に及ぶとは言語道断だと指摘した。死亡した俊さんの父正人さんは判決後、「判決には納得しているが、遺族としてはたとえ何十年でも納得できない」と語った。《AFP》
【麻生太郎首相】衆院選、8月上旬を模索
2009年度補正予算が29日、成立した。これを受け、麻生太郎首相は衆院解散・総選挙の時期について検討を本格化させた。首相は7月8日からの主要国首脳会議(サミット、10日まで)前の解散も視野に8月上旬の衆院選を模索する。《共同通信》