平成7278日目

2008/12/11

【この日の麻生総理】

参議院財政金融委員会

平成20年12月11日、麻生総理は、参議院の財政金融委員会に出席し、金融機能強化法案の修正案等について、各委員からの締めくくり質疑に答弁しました。

委員会において、中小企業への資金繰り支援についての質問を受け、麻生総理は「地方公共団体には認定手続きについて、制度の周知や窓口の案内などいろいろな協力をしていただいております。地方経済の実情にあった支援策というものを、地域の中小小規模企業の支援にこたえるようなものにしていかなければいけません。一概には言えないところですが。中小小規模企業に対する資金繰り支援対策として、きめ細かい配慮が必要だと思います。」と述べました。

麻生太郎首相は11日の参院財政金融委員会で、景気の現状認識をめぐり「低迷している」を「ていまいしている」と言い間違い、やじをとばした野党議員とやり合う一幕があった。

首相はすぐに気付き、「ていめい」と言い直したが、野党席からやじと笑い声があがり「ていめいと言ったじゃないか。こういうやじしか出なくなったら悲しい。もうちょっとレベルのたけぇ(高い)やじが聞こえねえかと思わないではない」とべらんめえ調で応戦した。《共同通信》




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【競泳・柴田亜衣選手】引退会見

アテネ五輪の競泳女子800メートル自由形で金メダルを獲得した柴田亜衣選手(26)が11日、東京都内で記者会見し、体力の衰えと腰痛などの故障により「体が悲鳴を上げ、限界になったのかなと思うことがあった。今まで以上の自分にはなれない」と述べ、今季限りの引退を正式に表明した。

鹿屋体大4年だった2004年にアテネ五輪に出場。無名の存在ながら800メートル自由形決勝はラストスパートで逆転優勝し、五輪の日本女子自由形選手として史上初の金メダルに輝いた。《共同通信》

【民主党・石井一副代表】「公明党はカルトの命令下」

民主党の石井一副代表は11日朝、東京・丸の内のパレスホテルで講演し、「公明党なんて政党はない。創価学会です。創価学会が逃げたら誰一人(公明党の立候補者は選挙で)通らない。ぜんぶ後ろのカルト集団の命令下でやっている」と述べ、公明党の支持母体の創価学会をカルト集団と称しながら、公明党批判を展開した。

また、「自民党は公明党を政権に引っ張り込み、公明党の票で生き延びている。創価学会が政権を振り回してきている。これに文句を言うのは当たり前だ」と強調した。

石井氏は10月にもテレビ番組で公明党を「ばい菌みたいなもの」と批判した。《産経新聞》

【この日の民主党】

鳩山幹事長、李韓国・韓日議員連盟会長一行を党本部に迎えて意見交換

鳩山由紀夫幹事長は11日夕、党本部で李明博韓国大統領の実兄の李相得韓国・韓日議員連盟会長一行を党本部に向かえ、意見交換した。

鳩山幹事長は、岩國哲人国際局長の司会のもとで挨拶に立ち、歓迎の意を表したうえで、「民主党として日韓関係を重視している」と表明。前回1月に、李会長が来党されて小沢一郎代表と会談した際は、新大統領への移行期間であったと振り返り、新大統領誕生後、経済的にはきびしい環境下にある韓国における、新大統領の取り組みに敬意を表した。

同時に過日、韓国大統領室から通貨スワップに関する協力を求められたことを明かし、「スワップに関して当然のことながら、民主党としても日本政府としてもご協力を申し上げたいという思いだ」と語った。

そのうえで幹事長は民主党のPRをすると前置きし、「麻生政権が低迷するなか、国民の心がかなり離れている」と指摘。「来年に必ず行われる総選挙において、衆議院で勝利をおさめて政権交代を確実なものにしたいということで力を入れている」と表明した。

「民主党が政権をとった暁には対日関係はなお一層進展するとご理解いただきたい」とも求め、過去の問題に目をそむけることなく未来志向に転じていきたいとの意向を示している政党だと改めて紹介した。

同時に、強制連行などによって日本で亡くなられた韓国人の方々の遺骨の返還の問題などにも取り組んで行くと語り、さまざまな問題が残っているが、できるだけ誠意を込めて過去の問題の清算を行って行きたいと決意を示した。

李会長は1月の際には実弟の李明博次期大統領の特使としての来党だったと振り返り、今回は日本と連携・協力の表明の意味での訪問だと述べた。

そのうえで、韓日の協力関係については鳩山幹事長と認識を一にすると述べ、「過去にこだわって未来の協力関係が妨げられてはいけないという大統領の哲学・方針がある」と語った。また、麻生首相にも表敬訪問したが、日本の政治を率いる民主党幹部と意見交換し、経済協力に高い関心を持ってくれたことに感謝するとの意向が示された。北朝鮮問題にも言及があり、韓国が米国と同様に連携してこの問題が実現されるように努力するとした。

さらに、1月の来党時に小沢代表が在日韓国人の地方参政権について「検討する」「推進する」との回答を示したことについて、「この場を借りて改めて感謝する」との発言があった。

意見交換で「衆議院総選挙で大勝するという報道があるが、選挙について自信を持っているか」との問いに鳩山幹事長は、「自信はありますし、民主党としてはここまで政権に対する不信感が高まっているとき、政権交代は使命だと思っている」と強調し、「韓国からご協力を」と求めた。「政権交代はしなければならないが容易ではない。使命感を持って成し遂げたい」とも重ねて語った。

景気・経済対策5法案を参議院に提出

日本経済の悪化、特に雇用と中小企業が極めて厳しい局面にあることにかんがみ、この事態に迅速に対応することが政治のつとめであるとして、民主党は11日夕、参議院に5法案を提出した。直嶋正行政策調査会長はじめ法案担当の各議員が参院事務総長へ法案を手渡した。

この日提出されたのは、子ども手当法案、道路特定財源の暫定税率廃止・減税法案、中小企業いじめ防止法案(2法案からなる)、金融アセスメント法案の5本。

提出後の記者会見で、直嶋政調会長は「今の経済情勢を見ると、急激に悪化しているという状況だ。とりわけ、雇用、中小企業においては厳しい状況にある」と表明、野党のため予算を提案する権限はないが、この事態に迅速な対応をするため、民主党としての経済対策と緊急的な法案を提出したと報告した。

また「麻生総理も、10月30日の追加対策の発表の席では『スピード感が大事だ』とおっしゃっていた。しかしそれを実行されない。誠に残念であると申し上げざるを得ない。したがって、せっかく延長された国会の場を使って、経済対策について国会としての議論を深めるべきである」と主張。あわせて民主党としての考え方について国民の皆さんの理解を求めるというねらいを示した。

会見には、増子輝彦『次の内閣』ネクスト経済産業大臣、神本美恵子同ネクスト子ども・男女共同参画担当大臣、藤末健三、島田智哉子、大塚耕平、櫻井充、尾立源幸、中谷智司各議員が同席、提出を報告した。法案提出にはこのほか藤本祐司、林久美子両議員が立ち会った。《民主党ニュース》



12月11日 その日のできごと(何の日)