平成6042日目

2005/07/24

【民主党・岡田克也代表】「政権奪取に全力」

岡田克也代表は24日午前、札幌市内2カ所で、街頭演説を行い、集まった聴衆を前に、内政・外交全般においてわが国が抱える課題と民主党の考えを分かりやすく説くとともに、郵政民営化に血道を上げて、国民生活に直結する重要な課題に取り組もうとしない政府・与党の政治姿勢を厳しく批判。民主党政権の実現に向けて、力強い決意を披露した。

この日の街頭演説には、三井辨雄衆議院議員(副幹事長・中小企業局長)も参加し、「小泉政権4年間で、何か良いことはあったか」などと呼びかけ、社会保障制度の改革が置き去りにされていることを厳しく批判。「政権奪取に全力を挙げる」との決意を示すとともに、農業などと比べてあまりに少ない中小企業関連予算についても、もっと対策が必要だ、などと強調した。

続いて岡田代表もマイクを握り、「次の総選挙で政権交代を実現する」ため、「全党一丸となってがんばっている」とし、「次の世代に対して責任を果たしていく」ためにも、「私たちに任せていただきたい」と、政権交代実現への意欲を力強く訴えかけた。

そして、小泉政権発足4年を振り返り、「何が変わったのか、何が良くなったのか」とし、改革が全て看板倒れに終わる中、「国民の生活はどんどん厳しくなっている」などと指摘。増税路線へ加速する一方の小泉政権に、改めて厳しい批判を加えた岡田代表は、「本当にこの国の土台をしっかりさせる改革の話が置き去りにされている」と述べ、国会に出てきて議論をたたかわせることを避ける小泉首相の姿勢に苦言を呈した。そして、こうしたこと一つをとっても、「いかに馬鹿げた政治が行われているか」となど批判した。

郵政民営化法案に関しても岡田代表は、「大きな課題の中の、一つの小さな課題」に過ぎないとし、「もう一度、改革論議のやり直し」が必要だと強調。そうした欠陥法案に政権の命運がかかっているとするなら、否決されれば政権への不信任になるとの見方を示した。そして、「もっときちんと議論を尽くすべきだ、というのが国民の声だ」とし、それでも小泉首相が解散すると言うのであれば、「大いに受けて立つ」と強調。「政権交代が早まるチャンスだ」と述べて、「小泉NO!、自民党NO!」の声を上げようと、力強く呼びかけた。

外交問題についても、完全に「八方ふさがり」に陥っている現状に、岡田代表は強い危機感を示し、内政についても、「今の制度を守りきること」に固執する与党の姿勢を批判。年金制度の抜本改革・一元化の必要性を分かりやすく説き、地方分権でも本末転倒の議論を行う政府・与党に苦言を呈した。財政再建の問題に関しても、「物事には順序がある」として、まずは歳出の構造改革・ムダ遣いを無くすことが先だとし、「政治は納得」であり、負担増については、こうした取り組みを徹底的に行った上で、国民の納得を得られる形でなければならないとした。

また、道路公団による官製談合の問題についても岡田代表は触れ、「国民無視の犯罪行為だ」と厳しく批判。「そういう政治に徹底的にメスを入れ」、「国民の立場、納税者の立場で」政治を行っていく、しがらみのない民主党への一層の支持を呼びかけた。

そして岡田代表は、「この国に残された時間はそう長くあるわけではない」として、「民主党を信じ、私たちにやらせていただきたい」と呼びかけ、、次回の総選挙は、「この国を立て直す最後のチャンス」であり、「小手先・見せかけの改革」を続けて時間だけが過ぎていく自民党か、「民主党政権の下でメスを入れて、この国を思い切って立て直していくのか、二つに一つだ」と訴えかけ、詰めかけた聴衆からは拍手とともに歓声がわき上がった。《民主党ニュース》




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2敗で並んでいた小結琴欧州がぎこちない動きで若の里の引き落としに敗れ3敗となり、朝青龍は大関栃東を力強く寄り倒し2敗を守って優勝を決めた。《共同通信》

【マリナーズ・長谷川滋利投手】大リーグ通算500試合登板

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【民主党・輿石東参院幹事長】小泉首相らの問責視野

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【自民党・安倍晋三幹事長代理】「核は進展あろうが、拉致問題は厳しい」

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