平成5681日目

2004/07/28

【地下鉄サリン事件】オウム3被告の控訴棄却

地下鉄サリン事件でサリンを散布したとして殺人罪などに問われたオウム真理教元幹部の豊田亨(36)、広瀬健一(40)両被告と、散布役を送迎したとして同罪などに問われた元幹部の杉本繁郎被告(45)の控訴審判決が28日、東京高裁であった。

高橋省吾裁判長は「犯罪史上類のない凶悪かつ重大極まりない犯行で、一般予防の見地からも極刑はやむを得ない」と述べ、豊田、広瀬両被告を死刑、杉本被告を無期懲役とした1審・東京地裁判決を支持、3被告の控訴をいずれも棄却した。

2審で死刑判決を受けたのは、一連のオウム真理教事件では計8人となった。豊田、広瀬両被告の弁護人は、即日、上告した。

豊田、広瀬両被告の弁護人は、両被告が犯行時、麻原彰晃こと松本智津夫被告(49)(1審・死刑、控訴中)のマインドコントロール下にあり、「松本被告の指示・命令を完遂することしか考えられない心理状態だった」と主張、死刑回避を求めた。しかし、高橋裁判長は「両被告は物事を弁識する能力があり、自らの意思で犯行を実行している」と退けた。その上で、地下鉄事件については、「殺人さえも正当化する教義を背景にした犯行動機は極めて独善的で偏狭」と指摘。被害者や遺族に謝罪し、事件の解明に協力した両被告の態度など有利な情状をしんしゃくしても、「最高度の厳しい非難を免れない」と極刑を選択した。

1995年3月の地下鉄事件では計12人が犠牲となった。豊田被告は日比谷線、広瀬被告は丸ノ内線の車両内でサリンをまき、それぞれ1人が死亡した。《読売新聞》




昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

このサイトについて

【小泉純一郎首相】洪水被害への生活再建支援法活用を指示

政府は28日午前、中央防災会議(会長・小泉純一郎首相)を首相官邸で開き、新潟、福井などの集中豪雨を受けた関係省庁などの対応策などを承認した。首相は洪水被害を受けた住宅に対する被災者生活再建支援法の積極的な活用を指示した。《共同通信》

【総理の一日】

平成16年7月28日、小泉総理は総理大臣官邸で、沖縄の豆記者51人の表敬を受けました。「沖縄豆記者」は、沖縄県下の小・中学生より選ばれ、本土各地における取材活動を通じて、沖縄と本土を結ぶ青少年親善交流を推進しています。

那覇市立小禄小学校6年の親泊由理さん、那覇市立小禄中学校2年の伊禮梢さんが琉球舞踊「かぎやで風節」を披露した後、豆記者代表の沖縄市立宮里中学校1年、村田紘樹さんが「豆記者の体験を通して、これからの学校生活や社会生活に生かし、自分自身を高め立派な社会に役立つ人間になりたい。小泉総理におかれては沖縄県のために、新しい日本国づくり、人づくりのために、そして世界のためにご活躍してくださるようお願いいたします。」と挨拶しました。

これを受け小泉総理は、「沖縄は基地をたくさん抱え苦労が多いと思うが、本土とは違ったいいところがたくさんある」と述べ、計画中の沖縄大学院大学など政府の沖縄振興施策を説明しました。 《首相官邸》

平成16年7月28日、小泉総理は総理大臣官邸で、イラクのアテネオリンピック柔道代表選手のハディール・ラーゼムさんの表敬を受けました。

小泉総理は、ラーゼム選手を含むイラク代表のオリンピック出場に祝意を表明し、「復興に励むイラク国民をスポーツを通じて力づけてほしい。」と激励するとともに、わが国が提供するオリンピック・イラク代表団の制服をラーゼム選手に進呈しました。

これを受けてラーゼム選手は、「自分はイラク国民を代表して総理にお目にかかっている。」と述べるとともに、「もし今回のオリンピックでメダルを取ることができれば、それを日本国民にささげたい。」と述べました。



7月28日 その日のできごと(何の日)