平成5365日目
2003/09/16
この日のできごと(何の日)
【名古屋立てこもり放火事件】
16日午前10時ごろ、名古屋市東区東大曽根町本通の名古屋大曽根第一生命ビル4階の運送業「軽急便」名古屋支店名古屋営業所事務センターに出刃包丁やポリ容器を持った男が押し入った。男は男性社員ともみ合いになり、軽いけがを負わせた後、周辺にガソリンのような液体をまき、B支店長(41)ら8人を人質に取って室内に立てこもった。B支店長を除く7人を解放した直後の午後1時10分ごろ、室内が突然、爆発。名古屋市消防局によると2人の死亡が確認された。男とB支店長とみられる。一人が心肺蘇生措置を受けている。ガラスが吹き飛び警察官や通行人、報道陣ら計21人が負傷した。
東署によると、男は同社と委託契約を結んでいる同市中川区、同社の会員ドライバーA容疑者(52)。同社の作業着姿で出刃包丁、ボーガン、サバイバルナイフ、発煙筒を持ち、18リットルのガソリンが入っているとみられるポリタンク2個を台車に積んでいた。A容疑者は室内に入るとふたの開いているタンク一つを蹴り倒してガソリンとみられる液体が床にこぼれた。A容疑者は「警官の姿を一人でも見たら火をつけるぞ」と脅迫。県警は午後1時過ぎ、警察官を突入しようとしていた。
同容疑者が押し入った際、室内には男女31人の社員がおり、同容疑者は女性社員22人一と、もみ合いになって負傷したDさん(26)の計23人を解放。B支店長ら8人が人質に残された。A容疑者は午後1時ごろにも残るポリタンクを倒し、前後してB支店長以外の7人の男性社員を解放した。
同市中区錦の軽急便本社によると、A容疑者は同社と委託契約してい会員ドライバー。「7月から9月までの給料を振り込め」と要求。B支店長に同社本社に電話をかけさせ、7月から9月分までの現金25万円を指定した口座に振り込むよう指示した。同社は男の要求に従って午後0時10分ごろ、要求金額通り振り込んだ約1時間後に、爆発が起きた。
男は女性社員を解放した後、1カ所しかない出入り口を机などでバリケードを築いた。県警はドアの外から男の説得に当たり、県警がA容疑者の親族を呼び説得していたとの情報もある。室内からはガソリンのにおいがするため、引火を防ごうと4階の電源を切っていた。爆発はA容疑者が引火させたとみられる。
市消防局は現場周辺にはしご車を含む9台の消防車を配置していた。
同社は「正社員ではないため給料ではなく運送代金のことか。支払われないということはあり得ない」としている。A容疑者が要求した7月分から9月分までの代金は毎月月末に締めて翌々月の20日に支払われるシステムで7月分も9月20日が支払い日だった。
同社の話では、名古屋支店には、B支店長ら約30人が勤務。男性約10人、女性約20人がいるという。下請け配達業者への手配業務を専門に行っている。
ビルは8階建てのテナントビルで、6階以上を第一生命が占めているほか、コンビニやパソコン教室など十数のテナントが入居している。
民間信用調査会社によると、軽急便(本社名古屋市中区)は1983年創業。資本金約2億1000万円、2002年3月期の売上高は約57億8000万円。東京、大阪、静岡などに支店があり、グループ加盟事業者は約1800人に上る。
◇
軽急便本社には、午前10時55分、名古屋支店から逃げ出してきた女性事務員から事件の第一報が入った。
犯人から同社への連絡が入ったのは午前11時15分ごろ。B支店長を通じての電話で、「犯人から依頼を受けて電話している。運送料金の残っている分を振り込んでほしい」と要求があった。会社側はB支店長を通じて振込先を犯人に問い合わせ、Aという振込口座名を確認。ただちに会社側は支払うべき金額の確認に入った。B支店長は「非常に危ない状態だ」と話していた。
次の電話は午前11時40分。B支店長が「どうなっているか」と作業の進ちょく状況を尋ねてきた。この間、会社側は警察に犯人の要求を伝えており、警察側から「少し待ってくれ」と依頼を受けていたため、会社側はB支店長に対し「今調べている」と答えた。午後0時10分、警察との協議で25万円を要求通り振り込んだ。
午後0時15分、B支店長から3回目の電話があり、会社側は要求通り振り込んだことを伝えた。犯人側から金額を振り込まれたことをどう確認すればいいのか問い合わせがあったため、会社側で口座番号を銀行に教えれば、電話で振り込みが確認できると伝えた。
電話はすべて支店長を通じてのやりとりで、会社側は犯人とは直接話をしたことはなかった。
◇
A容疑者(52)が軽急便名古屋支店に押し入ってから、爆発までは約3時間。B支店長(41)ら人質になった社員らの様子がなかなか分からないまま、関係者はじりじりとした時間を過ごしたが、最悪の結末を迎えてしまった。110番通報があったのは午前10時9分。警察官が現場に急行し、ビルの周りを取り囲んだ。警察官は説得のため事務所に向かったが、A容疑者は事務所の出入り口に机などでバリケードをつくり、交渉はドア越しを余儀なくされた。
同容疑者は事務所の周辺に揮発油をまいていたため、現場は爆発をおそれて緊迫した状況。当初は同容疑者の要求もはっきりせず、説得にてこずった。
ビル前の路上にはエアマットが置かれ、周辺を立ち入り禁止にして警察官らが待機。
軽急便名古屋支店の窓はブラインドも下がり、中の様子はうかがい知れず、報道陣や近所の人たちが心配した様子で見守り続けた。
A容疑者が事務所にまいた揮発油のにおいが漂う中、午後1時すぎになって人質7人が解放された。県警が突入を検討し始め、事務所の外にクッションを置いたり、たんかを準備するなど動きがあわただしくなり始めたところで、突然、爆発が起こった。
◇
「ドーン」というごう音とともに、ビルから黒煙が上がり、真っ赤な炎が吹き上げた−。16日起きた名古屋市東区の大曽根駅近くのオフィスビルで起きた立てこもり事件。犯人と警察との緊迫のやり取りが約3時間続いた後、現場のビル4階が突然爆発する大惨事となった。周辺にはガラスの破片が降り注ぎ、次々とけが人が運ばれ、窓から脱出する人も。「危ないぞ。下がれ」「人質は大丈夫か」。現場は大混乱に陥った。
午後1時10分、大勢の警察官や消防車が取り囲んでいたビルの4階から、突然、大きな爆発音が響き渡った。爆風とともに粉々に砕けたガラスの破片が飛び散る。「危険だ。下がって。下がって」と警察官の叫び声。
4階からは大きな炎が上がり、待機していたはしご車が4階に向けて必死に放水。もうもうとした黒煙がビルを包む。ビルからは、上半身裸で酸素吸入器をつけた男性が担架で運ばれ、爆発とともに走って逃げた報道関係者や住民らもガラスで手などを切り、血を流している。4階からは軽急便の大量の伝票も降り、事務所の窓のブラインドも30メートル離れた路上に飛んだ。
事件のあったビルの警備員は「午後1時10分に警察が突入するということで、3階で待機するよう言われて向かっている途中、いきなり爆発音がした。突入すると同時に、内側で爆発したらしい」と話していた。
現場ではひっきりなしに救急車のサイレンが鳴り響く。事件を心配して自ビルを見上げていたという男性は「ピカッと光ったと思ったら一気に爆発した。すぐに次々とガラスの粉が雨のように降ってきた」と青ざめた表情。慌てて走ってビルから遠ざかったが、「周りには血を流している人がいっぱいいた」と唇を震わせていた。
◇
A容疑者(52)が押し入った際、包丁で切り付けられてけがをした軽急便名古屋支店配車係のDさん(26)は、搬送先の病院で「出入り口の方を見たら、男がポリタンクからガソリンのようなものをまいていた。右手に包丁、左手に発煙筒を持っていた」と侵入時の事務所の様子を語った。
Dさんが「そんなことをしてはだめだ」と歩み寄って話しかけたら、A容疑者は「あっち行け」と右手の包丁を振り回し、首の左側を切られた。同容疑者は「火を付けるぞ」などとわめいていたという。
その後、B支店長が中から出てきて、女性とけが人を出すように犯人と交渉した。犯人が、「分かった」と言って、了承したので逃げたという。《中日新聞・16日付夕刊》
名古屋市東区東大曽根町本通の名古屋大曽根第一生命ビル4階の運送業「軽急便」名古屋支店名古屋営業所事務センターに立てこもった同社の委託契約運転手、A容疑者(52)=同市中川区=が16日午後、ガソリンのような揮発油に火を放ち爆発炎上させた事件で、死亡者はA容疑者とB支店長(41)に加え、室外にいた県警機動捜査隊のC巡査長(31)の計3人に上った。負傷者は41人で、重傷は警察官3人、軽傷は警察官や消防士、報道陣、通行人ら38人。
県警は16日午後10時45分からA宅を家宅捜索、17日に東署に特別捜査本部を置き、現場検証をする。
調べによるとA容疑者は出入り口から入った場所で、B支店長は事務所南東近くで、それぞれあおむけで倒れ、焼死とみられる。C巡査長は階段付近で一酸化炭素中毒で死亡していた。
重傷の警察官は爆発当時、ビル3階におり、熱風などで火傷を負った。ビル周囲にいた負傷者は降り注いだガラス片で切り傷を負った。警察官の死傷は15人。
A容疑者は、16日午後0時30分から同40分にかけての捜査員の説得に応じて午後1時ごろ、残っていた人質8人のうち7人は解放した。しかしB支店長には「お前だけ残れ」と、とどめたため犠牲になった。
A容疑者は7月から9月分までの賃金合わせて25万円を銀行口座に振り込むよう要求。翌々月の振り込み分の先払い要求だったが、同社は同日午後これに応じた。要求が通った後もA容疑者は人質を残し、さらに火を放ってB支店長を道連れにして死んだ。当初からの計画だったかなど容疑者の死亡で解明は難しくなった。
また、関係者によると、A容疑者は会社からの振り込みがある前に、人質8人から現金数万円を集めたとの情報もある。
同社は全国に4支店あり、その下に営業所を抱えている。A容疑者は今年1月から配送運転手として同社と運送委託業務契約を結んだ。A容疑者は南営業所の所属で、名古屋営業所では「顔を見たことがある」(所員)程度だった。同社によると、A容疑者の営業成績は振るわず、取引先からの苦情もあった。
これまでの調べで、A容疑者は2つのポリ容器を積んだ台車を押して侵入。店内中央で一つの容器をけってガソリンのような液体をまき、「火を付けるぞ」と叫び、持っていたサバイバルナイフを振り回した。
33人の社員がおり、制止しようとした男性社員(26)の左首を切った後、「女は貴重品を持って出ていけ」などと怒鳴り、女性23人とけがを負った社員を含む男性2人が脱出した。A容疑者は1カ所しかない出入り口にバリケードをつくり、出刃包丁や洋弓銃を持ち「警官の姿を一人でも見たら火を付けるぞ」などと脅した。
県警は説得、突入の2班などをつくり、ドアの外から説得に当たっていた。殉職したC巡査長は突入の配備につく前段階だったという。《中日新聞・17日付朝刊》
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【大相撲】
大相撲秋場所10日目(16日・両国国技館)単独首位を走る横綱朝青龍は琴光喜をつり出し、初日からの連勝を10に伸ばした。大関陣は千代大海が貴ノ浪を押し出し、勝ち越しを決めると同時に2敗をキープ。しかし魁皇は朝赤龍の寄りに屈し、3連敗で6勝4敗。かど番脱出をかけた栃東も関脇若の里に押し出され、3敗となった。若の里は6勝4敗。関脇雅山は小結土佐ノ海に押し出しで敗れ、5連敗で7敗目。土佐ノ海は4勝目。全勝の朝青龍を2敗の千代大海が追い、3敗で栃東ら5人が続く。十両は隆乃若と豪風が1敗で並んでいる。《共同通信》
【蓮池薫さん、地村保志さん】会見
北朝鮮が日本人拉致を認めた日朝首脳会談から1年となる17日を前に、帰国被害者の蓮池薫さん(45)=新潟県柏崎市=と地村保志さん(48)=福井県小浜市=が16日夕、それぞれ記者会見し、北朝鮮に残る子供たちの帰国問題が進展しないことに不満を表すとともに、解決へ寄せる思いを切々と訴えた。
蓮池さんは政府の取り組みについて「原則的な対応はいいが、物足りない。絶対に結果を出してほしい」と注文。日朝交渉について「北朝鮮の態度はよく変わるので、一喜一憂するつもりはない。最近、動きがあるのかなという感じがある、この機会を絶対の逃さないで」と力を込めた。
地村さんは「日本の政局が重要な時期になっており、拉致問題がおろそかにならないか懸念している」と不安をのぞかせ「(8月末の)6カ国協議以降、具体的進展がないことに強い不満を持っている」と語った。
自分たちが日本に残ったことを「約束違反」としている北朝鮮に対しては「人道上の見地から理知に合わない」と批判した。
◇
新潟県真野町(佐渡島)の曽我ひとみさん(44)もこの日午前、会見。「今私は1人で、家族はまだ向こう(北朝鮮)にいる。2、3カ月で一緒に暮らせると思いながら、もう一年がたってしまった」と振り返り、「これからも頑張って待ちたい」と心情を語った。《共同通信》
【万景峰92】新潟入港
北朝鮮の貨客船「万景峰92」が16日、新潟港に入港した。ふ頭では17日の日朝首脳会談1周年を前に、拉致被害者家族を支援している「新潟救う会」が抗議集会を開催。海上保安庁と東京税関、東京入国管理局は、ファイバースコープや麻薬犬を使って合同で立ち入り検査を実施。新潟県警は約1000人態勢で警戒に当たった。
船舶代理店などによると、北朝鮮・元山港からの乗客は218人。9日の国慶節記念日(建国記念日)の行事に参加した在日本朝鮮人総連合会(朝鮮総連)傘下団体メンバーも含まれている。輸入貨物はにんじん酒約3トン。出港は17日午前10時の予定だ。《共同通信》
【政界談話室】
自民党の山崎拓幹事長は16日の記者会見で、プロ野球の阪神タイガースが18年ぶりにセ・リーグで優勝したことについて「関西方面の活気、活力の回復に一石を投じているのではないか。全国にも波及すると考えるし、景気回復の一助となる」と歓迎した。山崎氏は先日、景気に上向きの傾向がみられるとして、「(総裁選の経済論争は)小泉純一郎首相の勝ちだと明確に言っていい」と「勝利宣言」したばかり。首相再選の好材料になるのでは、と記者団に問われ「(首相にとって)悪い話ではない」と余裕しゃくしゃく。《共同通信》
【小泉純一郎首相】メダリストらを激励
小泉純一郎首相は16日午後、柔道や陸上、水泳など6競技の世界選手権のメダリストらを首相官邸に招き「皆さんの健闘ぶりに多くの国民が勇気づけられた。来年のアテネ五輪でも活躍してほしい」と激励した。
出席したのは、大阪市で開催された柔道の世界選手権で6連覇を達成した田村亮子、3連覇の井上康生両選手のほか、水泳の北島康介、体操の鹿島丈博、陸上の末續慎吾各選手ら約50人。
田村選手には「勝って当然と言われる中で、6連覇しておめでとう」と祝福、水泳の北島選手にも「テレビで見たよ。おめでとう」と声を掛けた。シンクロナイズドスイミングチームには「素晴らしい演技だった。(私なら)がつっちゃうよ」と笑いを誘った。《共同通信》
【韓国】日本大衆文化を開放
韓国政府は16日、日本の大衆文化の第四次開放惜置として、日本語歌詞を収録したCDや日本製ゲームソフト、日本で18歳未満の観賞が禁じられている映画を来年1月から解禁すると発表した。
テレビドラマや劇場用アニメなどは、家庭や関連業界に与える影響が大きいことを考慮、年内に開放範囲を検討し、一部は同時解禁することとした。これで、放送やアニメの一部などを除き映画、音楽、ゲーム部門は全面開放になる。
李滄東・文化観光相は同日午後、ソウルで記者会見し「両国国民間の理解増進につながる」と述ベ「未来志向的」な観点で開放に踏み切ったことを強調。日本の歴史教科書問題に反発した韓国が開放実施を中断していたこともあり、李文化観光相は「(今後は)歴史的、政治的関係で(韓国人の)感情が損なわれることがないことを願う」と述べた。《共同通信》
【中国】国境警備を軍に移管
中国外務省の孔泉報道局長は16日の記者会見で「北朝鮮、ミャンマーと接する国境の管理を警察から中国人民解放軍へ移管するため、9月上旬から国境警備隊の移動を行った」と発表した。
中国が北朝鮮との国境に大量の軍隊を増派しているとの一部報道については否定。また、国境警備に就いている人民解放軍の人数には触れなかった。局長は「この2地域は、警察の国境警備隊が管理してきたが、中国の関連する法律に基づいて、陸上の国境管理を統一するため、長い年月をかけて準備し、人民軍部隊に交代させた」と説明、国境警備再編の一環であることを強調した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、ヤンキーースの松井秀喜外野手は16日、ボルティモアのオリオールズ戦に「7番・左翼」で、先発し、七回に2タイムリーを放つなど5打数1安打3打点と活躍した。打点は通算103でチームトップ。ヤンキースは6−3で勝った。
マリナーズのイチロー外野手はレンジャーズ戦に「1番・右翼」で出場したが、5打数1安打で場戦1打率は3割1分。マリナーズは5−0で敗れ、元気なく3連敗。
ドジャースの石井一久投手はダイヤモンドバックス戦に先発。5回2失点で降板し、6敗目(9勝)を喫した。チームは2−3で惜敗。
エクスポズの大家友和投手はブレーブス戦で7回2失点と力投したが、勝ち負けはつかなかった。エクスポズは延長十回、5−4でサヨナラ勝ち。
カージナルスの田口壮外野手はブルワーズ戦で出場機会がなかった。《共同通信》
【この日の民主党】
「今秋解散に向け、最終的準備を急ぐ」菅代表
民主党の菅直人代表は16日、定例の記者会見で、自民党から「9月26日臨時国会召集、10月10日解散、11月9日総選挙」といったスケジュール案が流されていることについて触れ、「テロ特措法に基づく活動の効果など実態を把握した上で、代表質問や予算委員会でしっかり議論したい」として臨時国会の「短期決着」論にクギを刺した。また同時に、首相の専権事項に属する衆議院の解散がこの時期に強行されることも予想されるとし、「自由党との合併の仕上げと選挙の最終的準備を急ぐ」と述べた。《民主党ニュース》