平成5366日目

2003/09/17

この日のできごと(何の日)

【自民党総裁選】公開討論会

自民党総裁選の4候補と若手議員や地方代表との公開討論会が17日、自民党本部で行われた。党青年局が主催し、候補が個別に1時間、政策課題や党運営について見解を示す方式で、総裁選史上初の試み。

小泉純一郎首相は総裁選後の党役員人事や内閣改造について「敵、味方を峻別する気はない。挙党態勢が大事だ」と述べ、対立陣営からも起用する考えを強調した。

景気対策を求める意見には、業績好調な中小企業などの例を挙げ「困っている時に知恵は出てくる。やる気を出していただきたい」と訴え、「国債を増発して『これが景気対策』ということはあり得ない」と述べた。

藤井孝男元運輸相は、衆院比例代表候補への73歳定年制導入について「例外を認めると形がい化する」と、首相経験者を含め完全実施すべきだと主張。年金財源に関連し「消費税問題から逃げてはいけない」と述べた。

亀井静香前政調会長は、消費税を社会福祉目的税化して年金、医療、介護の財源とすべきだと指摘、3年以内に改革プランをまとめ、実施に移すとした。党改革に関しては、党で一括して受け取っている立法事務費を議員個人に渡すなど、党財政の透明化に努める考えを示した。

高村正彦元外相は国連常任理事国入り問題について「敵国条項の撤廃と常任理事国入りを同時に進めるべきだ。場合によっては国連分担金を滞納するというところまでカードを切る必要はある」と主張。年金問題に関し「首相は国民が嫌がる消費税の導入(増税)もやむを得ないということをはっきり打ち出すべきだ」と指摘した。《共同通信》

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【大相撲】

大相撲秋場所11日目(17日・両国国技館)単独トップを走る横綱朝青龍は、関脇雅山を寄り切って土つかずの11連勝を飾った。大関陣は、千代大海が朝赤龍を寄り切って2敗を堅持。栃東は時津海を寄り切って8勝目を挙げて勝ち越しを決め、かど番を脱出した。だが魁皇は関脇若の里に押し出され4連敗で6勝5敗となった。若の里は7勝目。小結は闘牙が6勝目を挙げ、土佐ノ海は高見盛を寄り切って5勝6敗。高見盛は7勝4敗。全勝の朝青龍を千代大海が2敗で追い、3敗は栃東と平幕琴光喜の2人。《共同通信》

【プロ野球】

プロ野球パ・リーグは17日、首位ダイエーが12−4で近鉄を下し、優勝へのマジックナンバーを一つ減らして「8」とした。2位西武は13−9でオリックスに勝ち、ダイエーを3ゲーム差で追っている。ダイエーの優勝決定は最短で24日。《共同通信》

【拉致被害者家族会】会見

北朝鮮による拉致被害者家族会のメンバーは日朝首脳会談から一年たった17日、東京都内で記者会見。被害者5人の子供たちの帰国や不明者の安否情報提供に応じない北朝鮮の対応を批判するとともに、進展が見えない日朝交渉へのいら立ちを表明した。

また次期総選挙では、拉致問題をめぐり北朝鮮への経済制裁の是非などを問う立候補者アンケートを実施することを明らかにした。

会見には家族会のメンバー10家族18人らが出席。代表の横田滋さん(70)は「被害者5人が帰国してから11カ月たつが、5人の家族の帰国は、実現せず、10人についても照会に応じない」と北朝鮮側を非難した。

事務局長の蓮池透さん(48)は「小泉首相から『日本人を帰さなければ経済制裁を科す』とはっきり言うべきだ」と注文を付けた。《共同通信》

【野口聡一宇宙飛行士】会見

2月の空中分解事故後、最初の米スペースシャトルの飛行となる「アトランティス」に搭乗する日本人飛行士の野口聡一さん(38)が17日、米航空宇宙局(NASA)のジョンソン宇宙センターで記者会見し「再開第一号の乗員となるのは名誉なことで、やりがいのある仕事ができると思う」と抱負を語った。

NASAが事故調査委員会の勧告を受けて進めている、シャトルの安全性を向上する技術開発と実証が飛行の主目的。当初の国際宇宙ステーション組み立てから、任務は大きく変更された。

野口さんは「シャトルの耐熱タイルを、軌道上で修理する技術開発のための船外活動を行うことになるだろう」と話し、既に訓練を始めていることを明らかにした。《共同通信》

【民主党】政治主導へ官邸改革

民主党が次期衆院選後の政権獲得を前提にまとめた政権運営の基本方針案が17日、明らかになった。

中央省庁に大きな影響力を持つとされる事務官房副長官ポストを廃止する代わりに、国会議員による「霞が関・行政統括担当副長官」(仮称)を新設。さらに党役員が閣僚を兼任するなど、官僚依存からの脱却と首相のリーダーシップ強化に向けた官邸、内閣機構の抜本的改革が柱となっている。

さらに政権樹立直後に「霞が関解体100日プラン」を発表。官房長官直属の「行政評価会議」を発足させ、メンバーとなる有識者らが100日の間に、国民の意見を踏まえながら各省庁の不要な事業、組織見直しを提言し、政府はその方針に基づき、順次閣議決定することとした。

政権運営方針は、同党の政権準備委員会(仙谷由人委員長)が策定、マニフェスト(政権公約)にも盛り込まれる見通しで、近く菅直人代表に報告される。《共同通信》

【政界談話室】

○・・・上野公成官房副長官は17日の講演で自民党総裁選を戦う小泉純一郎首相の様子を「禁酒を固く守り、総裁選が終わるまで一滴も飲まないそうだ」と紹介。これに先立つ小泉陣営議員との昼食会でも「我慢しないで、ちょっとくらい飲んだら」と酒を勧められた首相が「飲まないと決めている」ときっぱり固辞したと強調。「楽勝」ムードに緩みがちな陣営に「前祝いなんかとんでもない」とはかりに引き締めにかかった形。《共同通信》

【小泉純一郎首相】青木氏とは「あうん」

小泉純一郎首相は17日昼、自民党総裁選で首相を支持する青木幹雄参院幹事長ら橋本派参院議員三十数人と都内のホテルで会食し「改革を進めるため挙党態勢は大事だ。青木さんとはあうんの呼吸で、細かいことを言わないでも信頼関係がある」とあいさつ、蜜月ぶりをアピールした。

これに先立ち、青木氏は「小さいことで注文したことはない。何か言っても聞く人ではないと分かっているので、挙党態勢で改革をやっていこうということだけを言ってきた。最後まで頑張ってほしい」と、首相にエールを送り、総裁選後の大幅な内閣改造に期待をにじませた。

内閣改造をめぐっては、民間閣僚の交代を求める青木氏の意見を、首相がどこまで受け入れるかが焦点だが、首相が「こういう場を設定していただいて何とお礼を申し上げていいか分からないくらいうれしい」と青木氏への配慮を見せるなど、両者とも終始、和やかムードを演出していた。

小泉純一郎首相は17日夜、自民党総裁選後の内閣改造に関して青木幹雄参院幹事長の意向を尊重するかとの記者団の質問に対し「そうですね。細かいことを言わなくても大局的な立場に立って判断できる方ですから。そういう点では信頼している」と述べ、青木氏の意向を尊重したいとの考えを示唆した。

青木氏が求める「挙党態勢」については「改革路線を進めていく上において全議員からの支持を得ることが大事だということだと理解している。その通りだと思う。できるだけ多くの方の協力を得て、改革を進めていく」と述べた。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は17日、ボルティモアのオリオールズ戦で3試合連続適時打を放つなど4打数2安打1打点だった。松井は二回に左翼線へ安打し、四回は投手強襲の適時打を放った。打率は2割8分7厘。チームは3−5で敗れた。

マリナーズのイチロー外野手はレンジャーズ戦で5打数1安打。打率は3割9厘に下がった。長谷川投手は九回から登板し、1回を無失点。チームは5−1で快勝し、連敗は3でストップ。

カージナルスの田口外野手はブルワーズ戦に途中出場したが、八回の打席で代打を送られた。《共同通信》

【この日の民主党】

合併準備委、24日の調印・届出など確認

民主党と自由党は17日、第6回合併準備委員会を開き、国会開会を26日と仮定した上で合併へ向けて以下の日程を確認した。

両党代表・党首間での合併協議書の調印・合併届出…24日、衆参両院への会派届け、合併後初の民主党両院議員総会…25日、全国選対実務者会議・ブロック会議…27日。新人候補者会議を10月5日の党大会に先立ち開催。国会開会がずれこんだ場合も、両党首は国会議員の宣誓書・承諾書の集約を19日に終了させる。

また、25日を期限に、合併準備委員会の下に国会対策、政策調査会両ワーキングチーム(WT)を設置することを確認。国会対策WTのメンバーは、座長の野田佳彦民主党国対委員長以下、民主党側は樽床伸二衆院議員、直嶋正行、輿石東両参院議員、自由党側は山岡賢次衆院議員、平野達男参院議員。政策調査会WTのメンバーは、枝野幸男民主党政調会長が座長に就き、民主党側は中川正春衆院議員、朝日俊弘参院議員、自由党側が藤井裕久政調会長、中塚一宏衆院議員。《民主党ニュース》



9月17日 その日のできごと(何の日)