平成5364日目
2003/09/15
この日のできごと(何の日)
【プロ野球・阪神】18年ぶり4度目のリーグ優勝
プロ野球セ・リーグは15日、阪神が18年ぶり4度目のリーグ優勝を決めた。優勝へのマジックナンバーを「2」としていた阪神はこの日、甲子園球場で広島に3-2でサヨナラ勝ち。ヤクルトも横浜に敗れ、優勝の可能性を残していたヤクルト、広島両チームが残り試合に全勝しても、勝率で阪神を上回れなくなった。
長く低迷が続いた阪神は、星野仙一監督(56)が強力なリーダーシップを発揮し、就任2年目でリーグの頂点に導いた。リーグ史上最も早い7月8日(76試合目)にマジックナンバー「49」を点灯させてから、69日目で胴上げとなった。阪神は1985年以来2度目の日本一を懸け、10月18日に開幕する日本シリーズでパ・リーグ優勝チームと対戦する。《時事通信》
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阪神・星野仙一監督「あー、しんどかった。やはりこの縦じまで、この甲子園で、みんなの前で胴上げされたかった。本当に選手がファンの夢をかなえてくれた。ありがとう。選手を信じて、どこが相手だろうと、みなさんの期待に応えられる素晴らしい日本シリーズにしたい」《共同通信》
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阪神が九回にサヨナラ勝ちし、1分けを挟んだ連敗を5で止め一た。八回に片岡のソロ本塁打で2−2とし、九回は一死から連打と敬遠四球でつかんだ満塁の好機で、赤星が右翼頭上を越す殊勲の一打を放った。
伊良部は七回途中で降板も2点で抑え、リガンと安藤も無失点。投手の踏ん張りが打線の奮起につながった。
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背番号77が身長170センチの小さなヒーローを強く抱きしめた。「よくやった」。詰まって、これ以上の言葉が出てこない。選手には何度も驚かされてきたが、泣かされたのは初めてのことだ。
九回の一死満塁。星野監督がベンチからゆったりと歩み出た。打席へ向かう赤星に声を掛ける。「普通に打てばええ」。今さら気張ることはない。うなずく赤星の表情から力みが消えた。鶴田の初球はカーブ。狙いは直球だったが「冷静に甘い球に反応できた」。前進している守備陣をあざ笑うかのように、打球は右翼手の頭を越えた。
ロードの悪夢を振り払うサヨナラ勝ち。やはり、甲子園だった。「主役は選一手。あいつらの力を引き出すのがおれの仕事や」|と星野監督。選手に厳しい言葉をかけ続けたのも、期待の裏返しだ。「選手の笑顔を見るのが、おれの楽しみなんや」。勝利の瞬間、クラウンドに選手の笑顔があふれた。《共同通信》
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【米国】軽水炉中止求める声明
米ホワイトハウスは15日、北朝鮮の軽水炉建設を進める朝鮮半島エネルギー開発機構(KEDO)事業に関し、KEDO理事会が近く開催され、軽水炉建設計画の中止を正式決定すべきだとする声明を発表した。
米政府交渉筋によると、KEDOは今月中にも理事会を開き、軽水炉事業の凍結について最終的な結論を出す。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、ヤンキースの松井秀喜外野手は15日、ボルティモアのオリオールズ戦の六回に左前適時打を放ち、ヤンキースの新人では67年ぶり、史上3人目のシーズン100打点をマークした。松井は4打数1安打で打率2割8分6厘。ヤンキースは13−1で圧勝した。
マリナーズのイチロー外野手はレンジャーズ戦で4打数2安打。打率は一3割1分。佐々木主浩投手は2点をリードされた。八回に登板、1回を無失点。マリナーズが4−6で敗れた。
カージナルスの田口外野手はブルワーズ戦に途中出場し、1打数無安打。カージナルスが11−2で大勝した。《共同通信》
【この日の民主党】
菅代表、黒姫でC.W.ニコル氏と環境政策を語る
民主党の菅直人代表は14日、15日の両日、長野県黒姫山麓の信濃町を訪問、作家のC.W.ニコルさんや、森林保全と経済活動の両立に取り組む人々と対話集会をもった。集会には、地元でエコ・ツーリズム、漢方薬研究、ペンション経営、近自然工法による建設業などを営む人々が参加、衆議院長野2区の下条みつ公認予定候補も顔を見せた。
信濃町では、町の財産である自然の恩恵を生かし、町の人口減少に歯止めをかけることや、活性化に結びつける活動に取り組んでいる。町民のこうした自然保護・環境と経済の両立の取り組みを、民主党の政策にも採り入れようと今回の代表訪問となった。菅代表は、15日には、ニコルさんが保全育成に努める「アファンの森」をニコルさんとともに散策。改めて森林のもつ多様な恵みを実感した。《民主党ニュース》