平成4821日目

2002/03/21

この日のできごと(何の日)

【三宅島】避難先で卒業式

いつの日か島で会える日まで、お別れ−。火山活動による避難から1年半たつ三宅島の3つの村立小学校の卒業式が21日、避難先の旧都立秋川高校(東京都あきる野市)であり、16人が卒業した。このうち同高校にある三宅村立の中学校に進むのは4人。大半は親元に近い中学校に進学する。

六年生の卒業後、残る三年と五年の児童2人も転出し来年度には児童がいなくなるため、小学校は事実上休校になる。

この日の式には転校した三宅の子供たちや保護者、来賓ら約150人が駆けつけた。

三宅小の斎藤裕校長が「寮生活の中で下級生の世話もし、よく頑張った」と卒業生をたたえ、「ふるさと三宅島を愛する心を忘れずに」と呼び掛けた。卒業生は島への思いなどを込め、自分たちで作った歌「夢に翼を」を大きな声で歌った。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

情報量が少ない日は随時加筆中です。

引用記事は名前、住所など一部修正の上、抜粋してあります。

外国の方のお名前、地名などは現時点で一般的に通じるものに書き換えています。(例・ロシアのプーチン氏はかつてプチン氏と表記されていました)

古い記事の多くは「書き写し」のため、誤字脱字が多数あります。見つけ次第修正しています。

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【大相撲春場所】12日目

大相撲春場所12日目(21日・大阪府立体育会館)単独トップの横綱武蔵丸が関脇琴光喜を難なく押し出して1敗を守った。琴光喜は6勝6敗。2敗で追う大関魁皇は大関千代大海を寄り切り、10勝目を挙げた。千代大海は5敗目。平幕隆乃岩も皇司を力強く押し倒して2敗を守った。綱とりを目指していた大関栃東は大関武双山に押し出されて4敗目。武双山は勝ち越しを決めた。関脇朝青龍も土佐ノ海を押し出して勝ち越し。小結若の里は7勝目を挙げた。1敗の武蔵丸を2敗で追うのは魁皇、隆乃若の2人。3敗は平幕の安美錦だけとなった。十両は2敗で琴龍と北勝力が並走。《共同通信》

【サッカー・キリンチャレンジカップ】日本1−0ウクライナ

サッカーの国際試合、キリンチャレンジカップ2002は21日、大阪・長居陸上競技場で日本ーウクライナを行い、日本が戸田(清水)の代表初ゴールで1−0と競り勝ち、ワールドカップ(W杯)に向けた強化試合の初戦を飾った。

Jリーグ所属の国内選手だけで臨んだ日本は前半24分、代表初出場の三都主(清水)の右CKをつないで相手ゴール前へ。最後は柳沢(鹿島)のリターンパスを戸田がけり込んだ。しかしウクライナの素早い寄せと速攻に苦しみ、追加点は奪えなかった。

W杯で1次リーグのチュニジア−日本のほか、注目のイングランドも試合をする同競技場は観衆4万5214人でほぼ満員となった。大阪府警などは本番の予行演習として多数の警察官や警備員を動員し厳戒態勢を敷いた。《共同通信》

【フィギュア世界選手権】本田武史選手、銅メダル獲得

フィギュアスケートの世界選手権第4日は21日、長野市のエムウェーブで行われ、男子シングルで4位につけていた本田武史(法大)は自由3位となり、順位点6.0で銅メダルを獲得した。日本男子のメダル獲得は1977年東京大会3位の佐野稔以来。

優勝はソルトレイクシティー五輪金メダリストのアレクセイ・ヤグディン(ロシア)で五輪との2冠を獲得した。《共同通信》

【共産党・志位和夫委員長】鈴木氏の再喚問求める

共産党の志位和夫委員長は21日午後、札幌市で記者会見し、鈴木宗男衆院議員がロシア側に北方四島の二島先行返還を打診したとされる問題で「新しい事実が出てきたので、鈴木氏の証人喚問と辞職要求は切実かつ、緊急にならざるを得ない」と述べ、鈴木氏の再喚問を求めていくと強調した。《共同通信》

【保守党・二階俊博幹事長】「辻元氏は喚問に応じるべき」

保守党の二階俊博幹事長は21日午後、和歌山市で記者会見し、辻元清美社民党政審会長の秘書給与不正受給疑惑の調査を急ぐ考えを示したうえで、「国会であれだけ元気良くやってきたのだから、自分の証人喚問という時に言を左右にすることはないと思う」と述べ、疑惑が深まった場合、辻元氏が積極的に証人喚問に応じるよう求めた。《共同通信》

【田中真紀子前外相】李鵬氏と会談

田中真紀子前外相は21日午後、日航機で夫の直紀参院議員とともに北京に到着、李鵬・全国人民代表大会常務委員長との会談に臨んだ。

今回の訪中は中国側の招待で、北京空港で記者団に囲まれた真紀子氏は、日中国交回復を成し遂げた故田中角栄元首相の娘を早速アピール。「もう外相ではない」としながらも、李鵬委員長との会談後は「率直に話し合うのはいいことだ。こういう人間関係があり、外交が成立することは一朝にはできない」と意地をみせ、後任の川口順子外相への対抗意識もにじませた。

外相時代は外相会談などでの発言が物議を醸し、更迭後は小泉政権批判を繰り返す真紀子氏だが、会談の具体的な内容は「守秘義務にかかわること」として触れず、歯にきぬ着せぬ「真紀子節」をぶつけたのか、明かさなかった。

真紀子氏は北京空港で「父(故田中元首相)が多大な思いを持って、中国の毛沢東主席、周恩来首相と(一緒に)新しい国交を開くという、戦後の外交史上、大きな決断をして30年になる。両国は近くもなったし、いろいろな問題も抱えている」と強調。「一議員として中国側の思いや私の思いと、現実を踏まえ、忌憚のない意見交換をしたい」と日中のパイプ役に意欲を示した。《共同通信》

【小泉純一郎】訪韓

小泉純一郎首相は21日午後、政府専用機で韓国のソウル空港に到着した。首相の訪韓は昨年10月以来、2回目だが、公式訪問は初めて。首相は到着後、国立墓地を訪れ、朝鮮戦争の戦死者らをまつった顕忠塔に献花した。

22日午前には青瓦台(大統領官邸)で金大中大統領と首脳会談を行い、日韓共催のサッカー・ワールドカップ(W杯)の成功に向けた協力など日韓関係の一層の改善への努力を確認する。《共同通信》

韓国公式訪問中の小泉純一郎首相は21日夜、ソウル市内のホテルで同行記者団と懇談し、内閣改造について「極めて安定した政権であり国会運営も不安ではない」と述べ、当面、改造は考えない意向を示した。同時に「今、求心力は一番強い。与党の結束お小泉政権で今、一番安定している。内閣改造はやる必要がない」と強調した。《共同通信》

【MLB】

米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は21日、アスレチックス戦の三回の第2打席で左翼線二塁打し、13打席ぶりの安打を放った。続く第3打席にも中前適時打。

エクスポズの吉井投手はデビルレイズ戦に先発し、5回を5安打2失点に抑え3勝目を挙げた。

吉井は二回に先頭打者のボーン、三回にも先頭のアバナンシーにソロ本塁打されて2点を失ったが、連打での得点は許さず、四、五回は3者凡退に抑えた。奪三振3、四球0だった。

カージナルスの田口外野手はレッドソックス戦に途中出場し、1打数無安打だった。14打席連続ノーヒット。

メッツの小宮山投手はドジャース戦に2番手で登板。1回1/3を打者4人で抑え、初勝利を挙げた。《共同通信》



3月21日 その日のできごと(何の日)