平成5307日目
2003/07/20
この日のできごと(何の日)
【九州豪雨】3人死亡、19人不明
20日未明から九州各地は豪雨に見舞われ、熊本県水俣市の山間部数カ所で土石流や土砂崩れが発生、3人が死亡、16人が行方不明となった。鹿児島県菱刈町でもがけ崩れで夫婦2人が行方不明となったほか、長崎県琴海町では鉄砲水に流された女性1人が行方不明となった。
九州では、水俣市で20日午前1時からの1時間で72ミリなど各地で激しい雨を記録。21日にかけても局地的な大雨が予想され、気象台は、警戒を呼び掛けている。
水俣市災害対策本部によると、被害が最も激しいのは同市宝川内地区で、20日午前5時前、宝川内川の支流に沿って土石流が発生、山の斜面が最大幅約300メートルにわたって崩壊、10軒が押し流され4軒が半壊した。現場付近から2人が遺体で発見。1人は現場から約30キロ離れた同県河浦町の八代海の沖合約2キロで見つかった。同地区の5世帯12人と、親類の乳児1人の行方が分からなくなっている。
深川地区でも午前5時前に土砂災害が発生、一家4人が行方不明となった。両地区で7人が負傷し、うち1人が重体、小学生2人を含む3人が重傷を負った。
水俣市は熊本県を通じて自衛隊に災害派遣を要請。市内全域の約1万2000世帯、3万人に避難勧告を出したが、午後4時40分に解除した。
現場では陸上自衛隊第8師団(熊本)や、地元消防団など最大で計700人が救助活動を行っていたが、20日深夜、水俣市宝川内地区の捜索をいったん打ち切った。
一方、鹿児島県菱刈町では午前8時15分ごろ、山が崩れて1軒が全壊。夫婦が行方不明。長崎県琴海町では午前8時半ごろ、車に乗っていた親子が川の鉄砲水に流され、息子は脱出したが、母親が行方不明となった。《共同通信》
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【大相撲】
大相撲名古屋場所千秋楽(20日・愛知県体育館)大関魁皇が12勝3敗で12場所ぶり4度目の優勝をした。魁皇は3敗同士の大関決戦で千代大海を押し出して、横綱不在、混戦の場所を制した。
大関武双山は平幕土佐ノ海を右すくい投げで退けて10勝目。土佐ノ海も10勝5敗。大関栃東は関脇若の里に押し出されて7勝8敗と負け越した。若の里は10勝目。関脇旭天鵬は6勝目を挙げ、小結栃乃洋は負け越した。
三賞は、殊勲賞を高見盛が、技能賞を時津海がそれぞれ獲得。敢闘賞は一昨年夏場所以来、5場所ぶりに該当者なしだった。十両は垣添が11勝4敗で初優勝した。《共同通信》
【J1】
Jリーグ1部第1ステージ第13節最終日(20日・ヤマハスタジアムほか=2試合)優勝の行方を大きく左右する首位攻防戦の磐田−市原は、2−2で引き分け、市原は首位をキープして勝ち点を27とし、勝ち点25の磐田は横浜Mに抜かれて3位に後退した。市原は1−1の後半30分、サンドロが頭で押し込み勝ち越したが、その1分後に磐田の前田がゴールを決めた。柏と浦和は1−1で引き分けた。《共同通信》
【英・ブレア首相】「和」を満喫
神奈川県箱根町のホテルに一泊して首脳会談を行った小泉純一郎首相と英国のブレア首相は20日午前、滞在しているホテルのレストランで、緑茶を飲みながら約30分間懇談した。
お互いノーネクタイで、小泉首相はジャケット姿、ブレア首相は青色のシャツのラフな格好。「グッドモーニング」と笑顔であいさつを交わして握手すると、小泉首相が「レッツ・ゴー・アウトサイド」と芦ノ湖が見わたせるテラスにブレア首相を誘い、霧がかかった湖畔を眺めながら通訳を交えずに英語で談笑。途中からシェリー夫人も加わり、ブレア首相は「非常に静かできれいなところで布団でぐっすりと休めた。霧が濃いけれどロンドンも霧が濃い」などとくつろいだ様子。箱根の景色や夏休みの過ごし方などにも話が及んだ。
両首脳は同日朝、ホテル周辺を一緒に散策する予定だったが、雨のために中止。ブレア首相夫妻はホテル内でそれぞれマッサージやエステを受けるなどして過ごした。《共同通信》
【ゴルフ】
ゴルフの第132回全英オープン選手権最終日は20日、英国南東部のロイヤル・セントジョージズGC(7106ヤード、パー71)で行われ、2打差の3位で出たベン・カーティス(米国)が69をマークし、通算1アンダーの283でメジャー初出場で優勝を飾り、優勝賞金70万ポンド(約1億3600万円)を獲得した。
全英オープンでの初出場優勝は1975年のトム・ワトソン(米国)以来。26歳のカーティスは11番までに3連続を含む6バーティーを奪い、通算5アンダーまで伸ばした。その後、4ボギーで、後退したが、トーマス・ビヨン(デンマーク)が崩れて勝利が転がり込んだ。
前日首位のビヨンとビジェイ・シン(フィジー)が1打差の2位。逆転優勝を狙ったタイガー・ウッズ(米国)は71とスコアを伸ばせず、2打差の4位に終わった。片山晋呉は通算9オーバーの293で34位、友利勝良は通算16オーバーの69位だった。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、ヤンキースの松井外野手は20日、ニューヨークのインデイアンス戦に「5番・左翼」で先発し、3打数1安打1打点だった。7試合連続安打で、打率は3割1厘。松井は第1打席から左飛、四球、四球で、六回二死一、二塁の第4打席で右前適時打した。八回は二ゴロ併殺打。ヤンキースは7−4で勝ち、5連勝。
マリナーズのイチロー外野手はロイヤルズ戦に途中出場し、1打数無安打、打率は3割4分7厘に下がったが、2位とは4厘差でリーグ1位を守った。試合は延長十回、ロイヤルズが7−5でサヨナラ勝ちした。《共同通信》