平成5308日目
2003/07/21
この日のできごと(何の日)
【競泳・北島康介選手】世界新「金」
世界水泳選手権は21日、バルセロナのサンジョルディ体育館特設プールで行われ、競泳の男子100メートル平泳ぎ決勝で日本のエース、北島康介(20)=東京SC、日体大三年=が59秒78の世界新記録をマークし、金メダルを獲得した。第10回を迎えた世界選手権で、競泳の日本選手の優勝は史上初めて。
北島は前回2001年福岡大会の200メートル平泳ぎ(3位)に続いて2個目のメダル獲得となった。従来の世界記録はロマン・スロードノフ(ロシア)の59秒94。
北島は昨年10月、釜山アジア大会の200メートル平泳ぎで2分9秒97の世界記録(当時)を樹立したのに続く快挙となった。《共同通信》
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【プロ野球】
ヤクルト3−5阪神◇21日◇甲子園
阪神の井川が4試合連続完投勝利で10連勝。球にばらつきがあり2本塁打を含む7安打されて3失点したが、要所では切れのある球をコーナーに集めた。打線は2回に藤本の右前適時打と今岡の2点左前打で先制し、4回はアリアスの22号ソロと藤本の左犠打で加点した。《共同通信》
【九州豪雨】死者14人に
熊本県水俣市や鹿児島、長崎両県の豪雨による土砂災害で、21日の捜索の結果、死者は計14人、行方不明者は計8人となった。水俣市では土砂の中から一家4人を遺体で発見したほか、水俣川で相次いで遺体が見つかった。鹿児島県菱刈町でも同日午前、夫婦2人の遺体が確認された。
10軒が土石流に押し流された水俣市宝川内地区を現地調査した国土交通省の専門官は、直径1、2メートルの岩石を含む5万−10万立方メートルが流出したとの見方を示した。
集落まで約350メートルの標高差を一気に流れ落ちており、専門家は軟弱地盤が崩れた「斜面崩壊型」と推定。小さな河川に大量の土石が流れ込んだため、被害が大きくなったとみられる。
熊本県の試算では農林水産関係の被害は約7億2600万円。県は国と費用を折半して被災者の生活援助をする災害救助法の適用を決めた。《共同通信》
【北朝鮮・金正日総書記】「米と最後の決戦」
北朝鮮の朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党機関紙「労働新聞」は21日、金正日総書記が「いずれは米国と最後の決死戦をするだろう」と決戦の覚悟を語っていた、と伝えた。27日の朝鮮戦争休戦協定締結50周年に際し、作家がつくった叙事詩で紹介された。
詩の中で金総書記は「敵の銃には大砲で、強硬には超強硬で立ち向かうのが私の戦争観」「米帝の好戦勢力に懲罰を教えてやれ」などと述べた。
発言の時期は不明だが、金総書記が今年2月16日の自身の誕生日に、祝賀行事が行われていた首都平壌を離れて最前線の部隊を視察したくだりで紹介されており、2月半ばごろとみられる。
「強硬には超強硬で立ち向かう」との発言は、今年初めにも労働新聞で紹介されており、金総書記の「戦争観」は軍視察などで繰り返し語られている可能性がある。《共同通信》
【英中首脳会談】
中国を訪問中のブレア英首相は21日、北京で温家宝首相、胡錦濤国家主席ら中国指導部と会談し、北朝鮮の核開発問題や二国間関係などについて協議した。中国外務省の孔泉報道局長によると、核開発問題で双方は「外交的手段で平和的に解決する」ことで一致した。
ブレア首相の訪中は1998年以来2度目。首相は、核開発問題の関係国である米、日本、韓国を歴訪した後、最後に中国を訪問。一連の会談では焦点の多国間協議に向け、仲介役として鍵を握る中国に対し、日韓の参加など各国の要望を伝達したとみられる。
報道局長によると、ブレア首相は核開発問題での中国側の努力を評価。中国側は多国間協議の再開に向けて北朝鮮とロシアに外務次官を特使として派遣した経過を報告。また問題解決に向けた「中国の原則的立場を説明した」としており、協議の再開を最優先し、参加国数にはこだわらない考えを表明したとみられる。
温首相は会談で中英関係の現状を高く評価。両国の戦略的な対話の枠組みの確立や、3−5年以内に、両国間の貿易総額を150億ドル(2002年は114億ドル)まで増やすよう提案した。
ブレア首相には石油大手BPなどの財界幹部約10人が同行。首相自ら山東省青島のコンテナふ頭建設に関する中英共同事業の契約調印式に出席するなど、対中ビジネスを重視する姿勢を示した。《共同通信》
【MLB】
米大リーグ、マリナーズのイチロー外野手は21日、ミネアポリスのツインズ戦に「1番・右翼」で出場し5打数1安打1打点だった。打率を3割4分6厘に下げたが、2位とは3厘差で首位打者をキープ。マリナーズは4−5で敗れ、今季2度目の3連敗を喫した。
ヤンキースの松井外野手はブルージェイズ戦に「5番・左翼」で先発し、3打数1安打で連続試合安打を8に伸ばした。ヤンキースは八回表終了降雨コールドゲームで0−8と敗れ、連勝は5で止まった。《共同通信》