平成5953日目

2005/04/26

【民主党・菅直人前代表】JR福知山線脱線事故現場を緊急視察

「JR福知山線事故対策本部」の本部長である菅直人『次の内閣』ネクスト国土交通大臣ら26日午後、兵庫県尼崎市内でのJR福知山線脱線事故の発生現場を視察し、関係者との意見交換などを行った。

菅本部長らは事故現場入りし、なお救助作業が続けられている大破した車両を実際に見て回ったほか、事故原因について現場で調査中の、国土交通省の航空・鉄道事故調査委員会の委員とも若干の意見交換を行った。

菅本部長は今回の視察を受けて、翌27日の対策本部会議や『次の内閣』閣議で報告を行うほか、党としても「JR福知山線事故対策本部」を中心に、今後の対応を更に議論していく予定。

なお、今回の現地視察には、地元選出の室井邦彦・市村浩一郎両衆議院議員、水岡俊一参議院議員らも同行した。また事故発生当日(25日)も、辻泰弘・水岡俊一・林久美子各参院議員、室井邦彦・土肥隆一・三日月大造各衆院議員が、事故現場視察を行っている。《民主党ニュース》



【常磐線羽鳥駅列車衝突脱線事故】

26日午後零時50分ごろ、茨城県美野里町のJR常磐線羽鳥駅付近の踏切にトレーラーが立ち入り、上野発いわき行き特急スーパーひたち23号(11両編成)と衝突した。特急の先頭車両が脱線した。JR東日本によると、乗客にはけが人はいない。茨城県警によると、トレーラーの運転手が軽傷。同県警が事故原因を詳しく調べている。《共同通信》

【JR福知山線脱線事故】死者81人に

兵庫県尼崎市のJR福知山線で25日に起きた快速電車脱線事故は26日夜までに、81人の死亡が確認された。県警などは同日、大破した先頭車両から新たに近畿大生のAさん(18)と兵庫県伊丹市の同志社大生Bさん(19)を救出したが、ともに重傷。人命探査装置で1、2両目に閉じ込められたとみられる14ー15人の安否を確認したが、生存者反応はなかった。

また尼崎東署捜査本部の調べで、電車は現場のカーブに時速100キロを超える速度で進入したことが判明。現場の制限速度は70キロで、M車掌(42)も「普段より速度を出していた」と供述したことから、捜査本部は速度超過が事故の主要因とみて同日、業務上過失致死傷容疑でJR西日本の施設から資料を押収。運行記録や勤務日誌などの任意提出を受けた。《共同通信》

【小泉純一郎首相】新公邸に引っ越し

小泉純一郎首相は26日、旧首相官邸の面影を残して大改修した新首相公邸に、政権5年目を迎える同日夜に引っ越した。小泉首相は旧公邸の取り壊しに伴い、2002年8月下旬から東京・品川区の「五反田共用会議所」を公邸として使用。官邸から車で15分前後だった通勤時間は、徒歩役1分に短縮され、「職住接近」に戻る。

首相は26日夜、記者団に「いいねえ、時間も早くて歩いて帰れるというのは。仕事もしやすくて時間もとらないから」と述べた。《共同通信》

【この日の民主党】

首相就任4年でも、小泉政権は問題先送り 岡田代表会見で

岡田克也代表は26日、党本部で定例の記者会見を行った。

冒頭、岡田代表は、尼崎でのJR福知山線の事故について、「多くの皆さまがお亡くなりになり、あるいは傷を負われたことについて、心からお悔やみ、そしてお見舞いを申し上げたい」と語り、現地に入り視察を行った菅直人『次の内閣』ネクスト国土交通大臣(党JR福知山線事故対策本部長)と電話で連絡を取り、話をしたことも明らかにした。更に岡田代表は、事故調査委員会による事故原因の分析を踏まえた上で、「再発防止に向けてしっかりとした対応が必要だと思う」と述べ、遺族やけがをされた皆さんへ、国としてのきちんとした対応も求めておきたいと語った。

26日で首相就任から4年を迎える小泉首相について岡田代表は、日本にとって重要な4年間に「多くの改革が先送りされ、外交面では八方ふさがり」となったことを指摘し、「次の政権が極めて大きな責任を持つことになる」との見解を示した。その上で岡田代表は、政権交代をして、その先送りした重荷を背負い、解決への方向性をしっかりつけることが、民主党の責任になるとした。

このほか岡田代表は、自らの中東諸国及びスーダン訪問(4月29日~5月6日)について、「責任者としっかり意見交換をして、日本として何ができるか見極めてきたい」などと抱負を語った。

常任幹事会開催 JR事故対策本部設置、統一補選当面の総括行う

26日、国会内において第333回常任幹事会が開催され、JR福知山線事故対策本部の設置や統一国政補欠選挙の当面の総括が行われた。

冒頭、岡田克也代表が挨拶に立ち、JR福知山線の事故に触れ、亡くなられた方々へのお悔やみを述べるとともに、すでに対策本部を設置し菅本部長が現地視察に向かうなど、党としてもしっかり取り組んでいく旨を述べた。また、福岡2区と宮城2区での衆議院補欠選挙に触れ、結果は残念であるが、両県連をはじめとして一丸となってたたかったと語り、敗因については今後選対本部において分析し、その結論について議論すると語った。そして、連休明けには都議選が待っているので全力で取り組みたいとの決意を述べた。

続いて川端達夫幹事長が報告を行い、統一国政補選への協力に感謝するとともに、自公の固い組織票を越えることが出来なかったことについて、反省すべきは反省して都議選に向かっていくと語った。

鉢呂吉雄国会対策委員長は、本日の本会議での代表質問の中でJR事故についての哀悼の意と質疑を行うこと、小泉首相の対中外交についての質疑を要求すること、本国会における郵政民営化法案の審議はすでに時間切れであるので法案提出そのものをすべきでないこと、政治とカネの問題は検察審査会の議決を受けて追及を続けること、竹中郵政担当相の総務委員会欠席問題および無断外遊疑惑についても今後追及を続けること、などを報告した。

輿石東参議院幹事長は、参議院においてもJR事故問題を国土交通委員会で審議することを報告した。
小川敏夫政策調査会筆頭副会長からは、昨日の党憲法調査会において国民投票法については他党の動きに惑わされずに議論を進めていくこととなったこと、今週は年金合同会議は行われないこと、臓器移植法案についてはまず勉強会を開くことなどや、サマータイム法制の検討状況について報告が行われた。

続いて報告・承認事項に移り、川端幹事長から、JR福知山線事故対策本部及び商店街活性化対策本部の設置が報告され、承認された。

玄葉光一郎選挙対策委員長は、補欠選挙の特殊な構造から投票率の向上対策が必要である語った後、参議院議員候補者1名を含む国政選挙候補者の公認内定および千葉市長選挙における奥野候補者への推薦を報告し、承認された。

平野博文幹事長代理は、岡田代表の中東・スーダン訪問団を含む海外派遣および総支部・行政区支部の設立および代表者の変更を報告し、承認された。

また本日の常任幹事会においては、統一国政補選の結果などをめぐって建設的な意見が出され、鹿野道彦常任幹事会議長が、次の選挙に向かって全力で頑張ろうと締めくくった。

[衆院本会議]中根議員、障害者自立支援法案の問題点を鋭く指摘

26日午後、衆議院本会議が開かれ、「障害者自立支援法案」について民主党・無所属クラブを代表して中根康浩衆院議員が質問を行った。

中根議員はまず、昨日、兵庫県尼崎市内で発生したJR福知山線の脱線事故に関し、「亡くなられた方々のご冥福をお祈りし、ご遺族に哀悼の意を表すとともに、けがを負われた方々の1日も早いご回復を心よりお祈り申し上げる」と述べ、北側国交相に対し事故原因の徹底糾明と抜本的安全対策の確立について見解を質した。

続いて中根議員は、「障害者自立支援法案」について質問。制度導入以来、大きな財源不足が続いている支援費制度について、「成功と見ているのか、失敗と見ているのか」を含め、その総括を尾辻厚労相に求めつつ、利用するサービス量に応じて原則1割を負担する「応益負担」の導入について言及。中根議員は、「厚生労働省の障害者施策の怠慢を障害者に責任転嫁するもの」とし、「障害程度の重い人ほど働く機会は少なく、収入も少ない」のに、「サービスを多く必要とする障害の重い人ほど負担が重くなる」制度であることを厳しく批判するとともに、「応益負担化は障害者施策に不適切」だとして、尾辻厚労相の見解を求めた。これに対して尾辻厚労相は、「利用者を含めて、皆で支え合うといった観点から行うもの」などとした。

中根議員は更に、この法案に対して「新制度で大幅に負担増が強いられるのなら、サービス利用を減らすしかない」という諦めの声が上がっていることを紹介し、「自立阻害」法ではないかと厳しく指摘。「自立」の概念についても、「施設を出て、地域でその人らしく、人間らしく生きるということ」だとして、「介助を必要とせず、1人でできるようになる」という姿勢が見え隠れする政府の姿勢を批判し、「応益という考え方、自立という概念について、障害当事者とかけ離れた考え方をもつ政府に、障害者の生活を白紙委任することなどできない」と断じた。

また中根議員は、扶養義務負担の撤回と「勘案する」家族範囲の見直し、移動介護の位置づけ、グループホームの利用、精神障害者の公費負担制度見直し、障害者虐待対策などの問題についても、それぞれ鋭く尾辻厚労相の見解を質した。

質問の最後に中根議員は、「この法案には、負担増による財政的抑制論ばかりが目立ち、めざすべき社会像がまるで見えてこない」と述べ、「私たちのことを、私たち抜きで決めないで下さい、という当事者の声をどのように受け止めているのか」を質すとともに、「小泉政権では、ごまかし、骨抜き、看板倒ればかりで、冷たい弱肉強食的競争社会が助長されている」と批判。「障害者が暮らしやすいまちは、誰にとっても、優しく温かいものになる、との思いで障害者政策を推進していく」との、党としての決意を披露し、「真心や温かさが大切にされる社会づくり」のためにも、政権交代の必要性を改めて訴えて質問を締めくくった。《民主党ニュース》



4月26日のできごと