平成4345日目

2000/11/30

この日のできごと(何の日)

【イチロー外野手】マリナーズ入団会見

米大リーグの「ICHIRO」が30日正式に誕生した。日米間選手契約に基づくポスティングシステム(入札制度)を活用した日本人選手第一号となったイチロー外野手(27)がシアトルで身体検査を終え、マリナーズと選手契約を結んだ。

背番号はオリックス時代と同じ「51」。念願の大リーグ入りにイチロー選手は「自分にも、家族にとっても最も素晴らしい一日になった」と興奮を抑え気味に話した。

日本人の野手では、初の大リーガーとなる。それだけに注目度は高く、記者会見には日米合わせて200人以上が集まった。イチロー選手はいつも通り、身長に言葉を選びながら「今のこの興奮と喜びをエネルギーにして、チームに貢献していきたい」と力強く語った。

会見に先立って本拠地セーフコ・フィールドで、歓迎のセレモニーが行われた。自らの“フィールド・オブ・ドリームス”に立った気持ちを問われ「本当に映画の世界にいるようです」と答えた。《共同通信》

昭和64年1月1日〜このサイトをご覧頂いている日の一週間前まで、すべての日の「何らかの」できごとを記しています。

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【秋篠宮文仁親王殿下】35歳に

秋篠宮さまは30日、35歳の誕生日を迎えられ、これに先立ちご夫妻で宮内記者会と会見された。

この一年で印象深かったこととして、秋篠宮さまは北海道・有珠山の噴火活動や伊豆諸島・三宅島での火山活動、東海豪雨水害などを挙げ、避難している人などについて「不自由な生活をされている方々のことが大変気になっております」と話した。

さらに今年1月の沖縄県の南大東島訪問時に、すぐ近くで住民と対話する機会に恵まれたとして「今後もできるだけそういう機会を取れるように努力してみたい」と抱負を述べた。

6月に逝去した香淳皇后については、栃木県の那須御用邸で一緒に散歩したことや、当時の吹上御所で昭和天皇とともに五目並べなどで遊んだ思い出を挙げた。《共同通信》

【サッカー・三浦知良選手】京都から移籍へ

サッカー元日本代表でJリーグ京都サンガのFW三浦知良(33)が30日、チームから戦力外通告を受けた。三浦はコンの、移籍先を探す。京都が1部(J1)から2部(J2)に降格することが決まり、去就が注目されていた。

三浦は、この日の練習後、京都府城陽市内のクラブハウスで、チームと最初の契約交渉に臨み、来季の契約をしないことを通告された。約1時間の話し合いの後、三浦は「(チームに)契約する意思がないということなので、どうしようもない。1年半、精いっぱいやったけど、こういう形になった。非常に残念な結果」と話した。三浦は昨年、第2ステージ途中から加入し、今季は得点ランキング3位の17得点をマークしていた。《共同通信》

【琉球王国のグスク及び関連遺産群】世界遺産登録決定

文化庁に30日入った連絡によると、オーストラリアのケアンズで開かれていた国連教育科学文化機関(ユネスコ)の第24回世界遺産委員会は、日本が推薦していた沖縄県の「琉球王国のグスク及び関連遺産群」を世界遺産に登録することを決めた。

委員会最終日の2日に「世界遺産一覧表」に記載される。日本国内の登録は昨年の「日光の社寺」(栃木県日光市)に次いで11件目。《共同通信》

【ヒトクローン規制法】成立

クローン人間づくりを禁止し、違反者には最高10年の懲役刑を科す、政府提出の「ヒトに関するクローン技術等の規制に関する法律」が30日、衆院本会議で可決、成立した。近く公布され、来年6月に施行される。

特定の研究を罰則付きで禁止する法律は国内で初めて。幅広い生命操作を可能にする生命科学研究が今後さらに加速するのは確実なため、今回の法律は、国による生命操作の法的な歯止めの先駆けとなりそうだ。

11月16日に衆院を通過。30日は参院本会議に先立ち文教・科学委員会で可決、先に規定された指針を早急に策定することなどの付帯決議が行われた。《共同通信》

【自民党加藤派・加藤紘一会長】派内の融和と結束図りたい

自民党加藤派の加藤紘一会長は30日の派閥総会であいさつし、森内閣への不信任決議案への対応をめぐって派内が分裂状態になったことに関して「皆さんに心労をかけ個人的に辛い思いをさせた。おわび申し上げる。派内に不協和音を生じたことも私の不徳の至りだ」と陳謝した。

その上で「今後、一人ひとりのメンバーの意見をよく聞いて、派内の結束と融和を図りながら派をもり立てていきたい。皆さんの力を貸してください」と派内融和を図っていく考えを強調した。《共同通信》

【南北離散家族】相互訪問

朝鮮戦争前後の混乱の中で生き別れになった韓国と朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)の離散家族100人ずつが30日午後、平壌とソウルをそれぞれ訪れ、半世紀ぶりに親や兄弟と涙と感激の再会を果たした。

南北首脳会談で合意された離散家族の相互訪問は8月に続いて2回目。

韓国の同行記者団によると、平壌の高麗ホテルでの集団対面は午後5時前に開始。今回の訪問団で最高齢である100歳の柳斗熙さんが車いすで現れると、息子の申東吉さん(75)が「オモニ(お母さん)」と叫びながら抱きしめ、柳さんは息子の手を握って「アイゴー(ああ!)」と泣くばかり。

ソウル市内のイベントホールでも、北朝鮮側訪問団のシン・ヨンデさん(81)が息子(50)に「家族には苦労をかけて大変申し訳ないことをした」と涙を流し、息子は父の手をしっかり握りしめた。

床に手をついて母親にあいさつする中年の娘や、おえつしながら互いの名前を呼び合う兄弟など、会場のあちこちで喜びを確かめる姿が見られた。《共同通信》

【勝田清孝死刑囚】刑執行

昭和47年から55年にかけて、京都、大阪、名古屋などで計8人を殺害するなどして、死刑が確定した元消防士勝田清孝死刑囚(52)=現在は藤原と改姓=ら3人の死刑が30日、名古屋、福岡両拘置所で執行された。死刑執行は昨年12月17日以来。森内閣では初めて。平成5年に死刑が再開されて以降、計39人となった。

死刑廃止を求める市民グループによると、国会開会中の死刑執行は5年3月の再開時以来、7年ぶり。この時は国会で質問が集中したという。「死刑廃止を推進する議員連盟」(竹村泰子会長代行)は直ちに衆院法務委員会などを開くように要求する方針。《共同通信》

【米大統領選】ブッシュ候補、パウエル氏と会談

米大統領選の共和党ブッシュ候補は30日午後、テキサス州にあるブッシュ家所有の牧場に、コリン・パウエル元統合参謀本部議長(63)とチェイニー副大統領候補を呼び、会談した。

ブッシュ氏はパウエル氏を出迎えた際、「政権移行、特に安全保障、外交問題で協議する」と述べており、次期国務長官の最有力候補とされるパウエル氏に正式に就任要請し、安全保障チームの骨格を固める狙いがあるとみられる。

パウエル氏は会談前、記者団に「まだ何も要請されていない。知事(ブッシュ氏)に直接こたえるべき問題だ」と、事前の就任要請については否定した。《共同通信》

【この日の民主党】

民主・自由・社民3党が参議院選挙協力で合意~自民政権倒すため1人区中心に

民主党の鳩山由紀夫代表は29日、国会内で自由党の小沢一郎党首と会談し、来年夏の参議院議員選挙で与党3党を過半数割れに追い込むため、野党間の選挙協力を進めることで合意した。民主党と自由党は28日夜にも民主党の熊谷弘幹事長代理ら選対幹部と小沢党首らが会談し、選挙協力について話し合っている。

鳩山代表は、会談後の定例記者会見で、「国民は自公保政権が続くことを望んではいない。一刻も早く私たちの手に政権を取り戻すことは至上命題。可能な限りの選挙協力のあり方を模索したい」と協力を申し入れたことを説明。小沢党首も「全く同じ思い」と応じ、協力を確認した。両党首はさらに、民主、自由に加え社民党も含めた協力関係を目指していくことでも一致した。

ただ、比例代表の統一名簿構想については、鳩山代表は会見で「小沢党首が覚悟をもって臨むという、決意の現れではないか」としながらも、「将来、政党同士が統一することが前提でないと不可能だ」と否定的な見方を示した。

鳩山代表は30日午後には社民党の土井たか子党首とも会談し、選挙協力の方向について合意した。

これらの会談を受けて、同日夕には民主党の菅直人幹事長が自由党、社民党との幹事長会談に臨んだ。この席では、自民党政権を打倒するために1人区を中心に選挙協力を行うことを確認し、12月1日にも各党の選挙対策委員長を中心とする実務者協議をスタートさせることを申し合わせた。

選挙協力は肝要、忍耐の姿勢で~熊谷幹事長代理が姿勢示す

民主党の熊谷弘幹事長代理は、30日の定例記者会見で、来年夏の参議院選挙に向けた野党協力について、「選挙区で(定数)1人区での協力がポイント」だとした上で、「できるだけ早く、できれば年内に合意を取り付けたい」と意欲を示した。

熊谷幹事長代理は、「真の敵は現政権だということを最優先に結束できるよう、野党第1党であるわが党が肝要、忍耐の精神でやっていきたい」と交渉にあたる姿勢を示した。

北朝鮮に訪問団派遣~伊藤英成団長ら議員6名で

民主党は12月9日から12日までの日程で、伊藤英成外交安保ネクスト大臣を団長とする朝鮮民主主義人民共和国(北朝鮮)訪問団を派遣する。30日午後、在日本朝鮮人総連合会から正式に招請があり、派遣が決まった。団員は伊藤ネクスト大臣の他、大畠章宏(事務局長)、海江田万里、近藤昭一、生方幸夫各衆院議員、齋藤つよし参院議員と随行スタッフ2名の計8名。

訪朝団は9日に北京経由で平壌に入り、朝鮮労働党の金容淳書記らと会談する予定。日朝の関係改善や北東アジアの平和について意見交換するほか、平壌以外の地域や農村部の視察などを検討している。大畠事務局長は会見で、「農業技術支援について、実際に農家の方たちに話を聞く機会を設けていただければ」と話している。《民主党ニュース》



11月30日 その日のできごと(何の日)